
カテゴリー: ゴルフクラブ分析
2016年08月07日超私的な考察、ゴルフクラブは一体どれぐらいの頻度で買い換えればいいのか!?

リオオリンピックが開幕しました。今回は史上最多となる205の国と地域から選手が出場しています。選手の総勢は1万人を超えています。開会式では日本は104番目に登場、338選手が金メダルを目指します。
マーク金井はテレビで観戦すると同時に、SNSでも観戦。ゴルフで出場している片山晋呉プロが、選手の立ち位置から数多くの写真をTwitterでアップされてました。片山プロの隣には巨漢の専属キャディのラジーフ・ブラサードさん(フィジー)も入場行進してました。
— 片山 晋呉 (@ibaraki45) 2016年8月6日
オリンピックは100年以上続いています。マーク金井は1964年の東京オリンピックから観戦してますが、毎回待ち遠しくてたまりません。理由は単純、オリンピックは4年に1回しか開催されないからです。サッカーのワールドカップも待ち遠しくてたまりませんが、こちらも開催は4年に1回です。
Face Book、Twitterではオリンピックのことで盛り上がっていますが、ゴルフ業界ではもうひとつ大きなニュースが飛び込んで来ました。世界を代表するスポーツメーカー、ナイキがゴルフクラブ、ゴルフボールのビジネスから撤退するということが公式発表されました。また、米国の大手量販店「ゴルフスミス」も倒産の危機に瀕しているというニュースも入っています。
この2つのトピックはまったく関係ないように思われます。ゴルフ業界は競技人口が減っているから景気が悪いと言われてますが、まったく無関係とは言い切れません。ゴルフクラブが売れなくなった理由のひとつに、頻繁なモデルチェンジがあるからです。ナイキがクラブ事業に参入したのが1998年。今から18年前です。実は、この直後ぐらいから、クラブの売り方がかなり変わってきました。それ以前に比べると、モデルチェンジのサイクルが早くなり、多くのメーカーが1年ごとに新しいモデルを出し始めたのです。それまではモデルチェンジのサイクルは2年以上だったことを考えると、次から次に最新モデルが出ています。
モデルチェンジが毎年というのは、、、オリンピックが毎年開催されるようなもの。待ち遠しさとか、ありがたみというのが薄れてきました。
ギアマニアにとっては新製品が次々と登場するのは好ましいことですが、すべてのゴルファーがギアマニアとは限りません。プレーに支障がなければ使い続けるゴルファーも数多くいます。
そこで今回はクラブの耐用年数、買い換えるタイミングについて超私的に書いてみたいと思います。
まず、パターに関しては、耐用年数はかぎりなく長いです。ボールを強く打たないのでヘッドもシャフトもほとんど摩耗しません。グリップが経年変化で劣化するぐらいなので、グリップ交換をすれば50年前のパターも使えます。マーク金井は1960年代のウイルソン、1970年代のピンパターを所有してますが、今でも全然現役です。
ウエッジとアイアンに関しては、使用とともに溝とシャフトが摩耗します。使用頻度によっても異なりますが、アマチュアがプレーするのであれば6年ぐらいは全然大丈夫です。溝がすり減って無ければ8年使えます。グリップについては摩耗に加えて経年変化もあるので、1年に1度ぐらいの頻度で交換するのが望ましいです。
アマチュアの多くはアイアンを4~6年ぐらい使います。もちろんそれ以上長く使っている人も少なからずいます。
UT、FW、ドライバーに関しても、6年ぐらい使っても性能が大きく劣化することはありません。普通に使えます。カーボンシャフトはへたってくるといわれてたりましが、アマチュアゴルファーの使用頻度であれば、6年ぐらいでへたることはありません。ただしグリップは経年変化で劣化します。こちらも1年に1度はグリップ交換することをお勧めします。
松山英樹プロが使っているドライバー、ZR-30は2008年モデルです。世界のトッププロが8年前のドライバーを使ってしまうと、、、、クラブメーカーは痛し痒しです。「最新が最善」をアピールしづらくなるからです。
今どきのゴルフクラブはグリップをまめに交換すること、雨などで濡れた後、きちんと水分を拭き取っておけば、8年ぐらい使えます。ただし注意してほしいのが、車のトランクに入れっぱなしにしておかないこと。夏場のトランク内は高温多湿。高温も湿気もクラブに大きなダメージを与えてしまうからです。
最後にクラブの買い換えですが、買い換え時の目安は、、、、
買い換えたくなったら買いましょう。
合わないと思ったら、買い換えましょう。
新しいから買い換えるというのもありですが、替えたい時が替え時です。ちなみに、マーク金井の場合、アイアンは3~4年使い続けます。毎年、買い換えることはありません。アイアンは使うほどに慣れてきますし、距離感も合ってくるからです。
ウッドに関しては、ドライバーは1~2年、FW、UTは2~3年ぐらいの頻度で買い換えてます。ドライバーはテストの意味もあって毎年数本買います。FWとUTも毎年1~2モデル購入しますが、こちらもテストも兼ねて購入してます。
現在使っているクラブはドライバーとFWが2016年モデル、UTは2年前のモデル、アイアンとウエッジは3年以上使っています。
車は耐久消費財ということもあって、モデルチェンジのサイクルはオリンピックと同じく4年ぐらいです。カメラはそこまで長くありませんが、2~3年でモデルチェンジされています。これらに比べるとゴルフクラブのモデルチェンジのサイクルはあきらかに短いです。新しいモノが次々と出るのは魅力ですが、ゴルファーがクラブを買い換えるサイクルと合致しているとは言いづらいです。
40年前に比べると、ゴルフクラブは劇的な進化を遂げています。40年前のクラブと現在のクラブを比較すれば、明らかに現在のクラブの方が性能が高いです。しかしながら、短いスパンで考えると、ルールの問題もあって劇的な変化を遂げているとは言いづらい。
ゴルフクラブの寿命の長さを考えると、現在はゴルフクラブが売れないというよりは、クラブが供給過多になっていると見た方が打倒でしょう~。
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2016年08月03日超私的な考察、ゴルファーがこだわるアイアンの打感の正体とは!?

毎週火曜日はインターネットラジオ、ソラトニワ、「マーク金井のしゃべらずにいられない!」のオンエア日。ゲストはピンゴルフジャパンの山口さんと、安斎さん。偶然にもラジオのオンエア日と、ピンの新製品記者発表の日が同日。お二人には、記者発表が終えるやいなや、その足で銀座のスタジオに足を運んでいただきました。
今回の記者発表で紹介されたのは、プロ上級者向けのアイアン、i-BLADEと、ステンレスの削り出しで作られたパター、VAULTシリーズ。アイアンはS55の後継モデルとしての位置付けで、ヘッドは小ぶりでソール幅も狭く、ピンの中ではもっともシャープな形状。ミスに対するやさしさよりも操作性の高さ、ラフからの抜けの良さにこだわって作られています。キャッチコピーは、、、
- プロも唸らせる打感とルックス
- 隠された部分に優しさを凝縮
- プレーヤー指向の極上アイアン
性能もさることながら、キャッチフレーズの最初に出てくるのが打感。i-bladeはゴルファーの感性に訴えかけているアイアンです。最後のプレーヤー指向というのは意味が分りづらいですが、恐らく、上級者指向という意味なんでしょう。
さて、この打感。
一般的にはヘッドの素材の影響が大きいと言われ、軟鉄鍛造と呼ばれるヘッドは「打感が良い」とされています。また、打球面(フェース面)が分厚くなっているほど、「打感が良い」と評価されています。
しかし、ピンのi-bladeは、このどちらにも当てはまりません。ヘッド素材は軟鉄鍛造ではなくてステンレス鋳造です。フェース面も見た目は分厚い感じがしますが、実際は中空構造になっているので、従来モデル(S55)よりも肉薄フェースになっています。従来の常識とは違う素材、構造にも関わらず、「打感の良さ」を強くアピールしているのです。
マーク金井も実際に打ってみましたが、確かに打感はソフトで、心地良い手応えが手に伝わりました。軟鉄鍛造のマッスルバックとは少し違った感触ですが、いい感じでボールをヒットすると、インパクトでは心地良い振動が手に伝わります。i-bladeは「打感の良さ」が際立つアイアンです。
では、なぜi-bladeは軟鉄鍛造でもなく、フェース面が肉厚でもないのに、打感が良いと感じるのか?
超私的に言わせていただくと、「振動」の出方が良いのでしょう。ゴルファーがこだわる打感というのは、2つの要素によって構成されています。
- ひとつは音(インパクト音)
- ひとつは振動(インパクト時に手に伝わる感触)
i-bladeは手に伝わる振動が、ゴルファーにとって心地良く感じ、それが「打感の良さ」につながっているのだと思います。i-bladeの場合、ヘッドの下半分は中空構造になっていますが、その中は空洞ではありません。大型エラストマーCTP(樹脂)が貼っています。これにより余分な振動が抑制され、心地良い振動が手に伝わるのです。PXGのアイアンもそうですが、今どきのアイアンはヘッド内部を中空にし、中に樹脂を入れるモデルが増えてきています。
打感の正体は音と振動ですが、アイアンの場合、芯で捕らえると「打感の良さ」を味わうことはできません。本当に芯で捕らえてしまうと(ジャストミートすると)、インパクト時にヘッドがブレないからです。ヘッドがブレないと振動の度合いも当然少なくなります。ティアップして打てば分ります。芯で捕らえると、手応えが希薄なるので何となく頼りなく感じるのです。
アイアンの場合、実は、芯よりも少し下で捕らえた時、多くのゴルファー(プロ、アマチュアを問わず)、手応えが良い(打感が良い)と感じます。ほんの少し芯よりも下で打つと、芯を外した分だけヘッドが上下にブレます。そしてブレが分だけ振動が手に伝わるのですが、それを多くのゴルファーは心地良く感じ、今のショットは「打感が良い」と表現しているのです。
加えて、芯よりも少し下で捕らえると、インパクトでヘッドはロフトが減る方向(縦方向)に回転します。結果、縦のギア効果が働き、スピンも掛かりやすくなるのです。
打感が良いアイアンでナイスショットを打つと、なんとも言えない心地良い感触が手に伝わります。しかし、これはジャストミートではありません。アイアンの場合、芯を少し下に外したショットをナイスショットと感じ、イメージ通りにスピンがしっかり効いたショットになるのです~。
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2016年07月22日超私的な考察、200yを打つのはFWとUT、一体どちらが簡単なのか!?

毎月21日はゴルフ月刊誌、そして写真月刊誌の発売日。ゴルフとカメラの月刊誌が同じに日なのも不思議なことですが、昨日も月刊誌を秋葉原の書泉で5冊ほどまとめ買いしました。月刊誌はボリュームがあって重いのでAmazonの方が楽ちんなのですが、ジャケ買いしたい質(たち)なんです。
月刊誌を読む場合、まずはザクッと斜め読みし、それから気になった記事をじっくり読みます。昨日購入した中では、月刊ゴルフクラシック9月号の、、、、
実測、最新FW&UT 103モデル重心スペック
アナライズでもヘッドデータ(重心スペック)を計測してますが、1個計測するのにかなりの手間がかかります。まずヘッドを購入するか、メーカーからお借りする必要があります。ヘッドを手に入れた後も、いろんな計測器を使って計測するので、1モデルあたり最低でも20分以上必要です。単純計算すれば35時間以上かかります。それを考えると、本の値段が823円というのは、かなりというか相当なバーゲンプライスです。
103モデルの重心スペック(数値)を見ていくと、FWとUTの違いがかなり浮き彫りになります。クラブの見た目通りと言ってしまえばそれまでですが、FWとUTを比較すると、ボールの捕まり具合、そしてスピン量が異なることが分ります。具体的に言うと、、
ボールの上がりやすさは、FW>UT
スピン量の多さは、FW>UT>
捕まりやすさは、FW>UT
ミートのしやすさは、FW<UT
もちろんモデルによって違いはありますが、全体的な傾向はこんな感じです。言い替えると、クラブに何を求めるかによって、200yが打ちやすいクラブが決まります。また、自分がどんな弾道で200yを狙うかによって、簡単なクラブが決まるのです。
- ボールを高く上げたい
- グリーンに止まる球を打ちたい
- 捕まるクラブで打ちたい
ならばUTよりもFWの方がイメージ通りの弾道が打ちやすくなります。また、ヘッドスピードが遅めゴルファーの場合、ボールが上がりやすい方がキャリーが出ます。キャリーで飛ばしたいならば、UTよりもFWの方が簡単です。
また、FWはUTよりも重心距離が短く、そして重心アングルが大きめです。これにより捕まりが良い(UTに比べると)という特性があります。捕まった球を打ちたいならば、UTよりもFWの方が簡単です。
対して、
- ボールをあまり高く上げたくない
- ランも適度に出る球を打ちたい
- 捕まり過ぎないクラブで打ちたい
ならばFWよりもUTの方がイメージ通りの弾道が打ちやすくなります。また、ヘッドスピードが速いゴルファー(ドライバーで45m/s以上)の場合、ロフトが多いFWだと吹き上がってしまう場合があります。風に強い球を打ちたいならば、FWよりもUTの方が簡単です。ちなみに、UTはFWよりもクラブの長さが2インチ前後短いです。UTの方が短い分だけミート率が良くなります。
また、UTはFWよりも重心距離が長く、そして重心アングルが小さめです。これにより、捕まり過ぎない(FWに比べると)という特性があります。左のミスを減らしたいならば、FWよりもUTの方が簡単です。
もちろん、ここのモデルによって捕まり具合、スピン量というのは変わってきます。FWの中でもUTに近いスペックがありますし、UTでもFWに近いスペックがあります。なので、ここの重心スペックは知らないよりは知っていた方が、自分が求めるクラブを見つけやすくなります。
クラブはスペック(数値)で100%弾道が決まってしまうわけではありませんが、スペック(数値)通りに飛ぶクラブの方が圧倒的に多いです。例えば、テーラーメイドのM2のスペックを見ると、なぜボールが上がりやすいのかが、なぜFWなのに低スピンで飛ぶ弾道が打てるのかがスペックに如実に表れています。
ゴルフは物理です。
自分が打ちたい弾道が打ちやすいクラブを使った方が、そうではないクラブを使うよりもゴルフは簡単になるのです~。
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2016年07月21日超私的な考察、2011~2012年はアイアンの当たり年かも~。

145回目となる今年の全英オープン、歴史に残る大激戦の末にクラレットジャグを抱きしめたのがスウェーデンのヘンリック・ステンソン。40歳にて初のメジャータイトルを手に入れ、世界ランクも5位に上昇しています。

写真はGDOより転載、撮影はJJ田辺カメラマン
H・ステンソンは2位P・ミケルソンとともにキャロウェイの契約選手ですが、メーカーがとしては痛し痒しになっています。ステンソンが使うクラブはドライバーを除いて、最新モデルではありません。今は生産終了になっている旧モデルを使っているからです。
ティーショットで多用していたスプーンはDIABLO OATANE TOURの13度。キャロウェイはFWを作るのが上手いメーカーですが、なぜかこのディアブロはヒット商品になりませんでした。マーク金井はステンソンと同じモデルの18度を2011年の6月に新橋の劇安ショップで衝動買い。その時のお値段はなんと、、、
1万3800円(税込み)
この当時、キャロウェイの主力ブランドはレーザーホークでした。ディアブロはセカンドブランドとして発売されていたモデルです。2011年に衝動買いした時は、まさかこのFWが全英オープンで大活躍するクラブになるなんて露とも思いませんでした。
http://www.analyze2005.com/?p=1445
(マーク金井のクラブ指南こちらクリック)
ステンソンはアイアンもかなり古いモデルを使っています。それも日本限定で発売されたという、、、
初代レガシーブラック(2011年モデル)
今から5年前に発売されたモデルです。ゴルフクラシックでスペックを調べてみると、、
5番アイアンのデータ
重量 247.3g
慣性モーメント 2295gcm2
ロフト 26度
ライ角 59.3度
FP 4.5mm
重心距離 36mm
重心深度 4.6mm
重心高 17.7mm
重心角 10.6度
(以上、ゴルフクラシック2012年8月号より引用)
このアイアンの特徴をざっと上げると
- ヘッドは軟鉄鍛造だけどアンダーカット構造のキャビティ
- 重心距離はほどよい長さ
- セミグースネック
- 重心はほどよく深い
- 重心アングルは大きめで捕まりが良い
見た目通り、バリバリのアスリート向けアイアンではありません。ゼクシオほどやさしいはありませんが、マッスルバックやアスリート向けキャビティに比べると、ミスに強く、そして捕まりが良い。軟鉄鍛造でそこそこ見栄が張れて、打てばそこそこやさしい。所有欲とやさしさを両立させたモデルです。今どきのアイアンと比較しても、かなり完成度が高いと言えます。
そして、レガシーブラックのスペックを調べてみると、もうひとつ大きな発見がありました。実は、2011~2012年に発売されたアイアンは、歴史に残る名作が数多くあるのです。ざっと上げると、、、
2代目AP-1(タイトリスト)
ツアーステージV-iQフォージド(ブリヂストン)
SFDフォージド(ロイヤルコレクション)
ドライバーやFWに比べると、アイアンはそれほど頻繁にクラブを衝動買いしません。にも関わらず、2011~2012年にかけて、マーク金井は2代目VG-3、i20、eggフォージド、SFDフォージドを購入。そして、現在も2代目VG-3とi20、そしてSFDフォージドはは所有しています。現在、アイアンは6セット所有していますが、何と、その半分はステンソンが使っているアイアンと同じ世代のモデルです。
クラブは日進月歩で進化していますが、その一方で、アイアンの当たり年というのがあるのかも知れません。超私的ではありますが、1年間でアイアンを1セットも買わない年もあったりすることを考えてみても、2011~2012年はアイアンの当たり年。ステンソンが全英オープンに勝ったたことで、良いことが思い出せました~。
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2016年07月14日超私的な考察、スライサーと相性が良くないドライバーを見つけるポイントとは!?

7月7日に発売しましたバンパードライバーですが、すっげー売れております。↓クリック
よろしくお願いいたします。
一昨日のプロギアRSカップでは、調子が良かったはずのドライバーの弾道がまったく安定しませんでした。いい感じで打つとボールは狙いよりも右に飛び出して右の林、無理に捕まえようとすると、今度は捕まり過ぎての左への林。OBになるほど大きな曲がりはありませんでしたが、自分のイメージ通りの弾道がまったく打てませんでした。
ラウンド後、プロギアの新製品試打会(メディア向け)が開催されていましたが、同時に、高速度カメラを使ってのインパクト解析もやってました。運良く、診断の打席が空いていたので、「ドライバーが安定しない理由」を求めて、インパクト解析をお願いしたところ、、、、、
ヘッドの軌道が自分のイメージよりもアウトサイド・イン
になっていることが判明。
度合いはそれほど大きくありませんが、約2度、ヘッド軌道がアウトサイド・イン。アッパーの度合いも非常に少なくて約1度。自分は典型的なフッカーで、インサイド・アウトの度合いが強いタイプです。ゴルフの竪琴でインサイド・アウトの度合いを減らすべく練習していたらオーバードゥー(やり過ぎ)になっていたのです。結果、フックを打つのにちょうどいいクラブで、フェード(スライス)を打つスイングをしていたため、いい感じで打つと、狙いよりも右に飛び出し、スライス弾道になっていたわけです。フェードを打つ人間になっていたのに、ドローを打つのに適したドライバーを使っていたため、イメージ(スイング)と弾道が一致しづらかったのです。
曲がる理由が分れば、後は軌道修正するのみです。元々がインサイド・アウト軌道だったので、インからヘッドを入れることを意識すると、狙い通りに軌道が変わってきて、、、
インサイド・アウト2度、そして2度アッパー
自分では6度ぐらいインサイドからヘッドを入れるつもりで(極端なインサイド・アウト)で、実際は2度でした。これで打つと、プレーで使っていたドライバーでイメージ通りの弾道が楽に打てます。改めて、どんなにいいクラブであっても、スイング(ヘッド軌道)、クラブには相性があることを強く感じました。
ちなみにインサイド・アウト2度で2度アッパー軌道は、女子プロのイ・ボミと同じ数値。強いドローを打っている女子プロとなると、インサイド・アウトの度合いは4~6度だそうです(プロギア調べ)。
ここ数ヶ月、マーク金井はテーラーメイドのM2ドライバーを使ってますが、実は、このドライバーはフッカーと相性が良いですが、ノーマルポジションだとスライサーとは相性があまりよろしくありません。M2に限りませんが、テーラーメイドのドライバーは一部のモデルを除き、ノーマルポジションだとフェース向きがオープンになっているからです。加えて、M2の場合、ノーマルポジションだとライ角がフラット、重心角もそれほど大きくないからです。M1に比べるとM2の方が捕まりは良いですが、スライサーがドローを打てるほど捕まりは良くないのです。
では、スライサーはどんなドライバーと相性が良くないのか? M2(ノーマルポジション)に限らず、以下の項目はスライサーにとってマイナス要素です。
フェース向きがオープン(構えた時にフェースが右を向く)
重心距離が長い(40mm以上)
重心角(重心アングル)が小さい(20度以下)
ライ角がフラット(56度以下)
これらの要素が多くなるほど、ボールが捕まりづらくなり、スライサーには相性がよろしくありません。スライサーの場合、捕まらないドライバーを使うと、捕まえようとしてアウトサイド・インの度合いが強くなります。結果、右へのコスリ球が出やすいだけでなく、無理に捕まえようとすると、狙いよりも大きく左に飛び出して左に曲がる引っかけ球も出やすくなるのです。ちなみに、上記のスペックはフッカーにとってはすべてプラス要素になります。
スライサーがスライスの度合いを減らしたい(アウトサイド・インの度合いを減らしたい)と思うならば、以下の要素が満たされたクラブがお勧めです。
フェースの向きがフック(構えた時にフェースが左を向く)
重心距離が短い(36mm以下)
重心角(重心アングル)が大きい(24度以上)
ライ角がアップライト(60度以上)
これらの要素が多いほど、ボールが捕まりやすくなり(インパクトでフェースが開きづらくなり)、スライスが出づらくなります。またスライスが出づらいクラブを使うと、ヘッド軌道もアウトサイド・インの度合いが減ってきます。
スイングとクラブは密接な関係があります。スライスに悩んでいる人がフッカー向きのクラブを使うのは、得策ではありません。スライスを本気で直したい、アウトサイド・インのカット打ちを本気で直したいならば、フッカーと相性がいいドライバ-ではな区、スライサーと相性がいいドライバーを使うことを強くお勧めします~。
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