マーク金井blog

カテゴリー: ゴルフクラブ分析

2017年03月02日超私的な試打のコツ、ドライバーの特性、性能を見極めるコツとは!?

2日間で200本近くのクラブをガッツリ試打したこともあって、昨日は久しぶりの筋肉通デーでした(笑)。GDOホットリストは毎年お手伝いさせていただいてますが、今年はスケジュールの関係で、マーク金井は3日間ではなく2日間ですべてのクラブを打ち、すべてのクラブを評価しました。

 

 

今回、ホットリストの試打はフェニックスゴルフアカデミー(宮崎)で行われましたが、
関東エリアに比べると、気温は3~4度ぐらい高かったです。宮崎の温暖な気候のおかげで日中は半袖になれるぐらいでしたし、何よりも、洋芝から直接ボールが打てるのでクラブの性能をよりシビアにチェックすることができました。ドライバーに関しても、練習場にはネットがないので球筋は落ち際までチェックできて良かったです。

 

 

さて、今回もマーク金井的「超私的なクラブ試打の仕方」について。今回はドライバーで試打する方法についてです。

 

ドライバーの試打の仕事はかれこれ25年ぐらいやってますが、アナライズを設立したくらいからフォーマットに乗っ取ってボールを打つようになりました。同じ方法、同じ基準で試打した方が、クラブの違いを客観的に評価できると思ったからです。

 

では、どんな方法でドライバーを試打&評価しているのか?

 

  •  見た目(どんな弾道がイメージできるのか)
  •  素振り(クラブ全体の振り心地、ヘッドの利き具合、シャフトのしなり具合)
  •  実打(インパクトゾーンでのヘッド挙動、捕まり具合、打点位置)
  •  球筋チェック
  •  シャフトの挙動チェック

 

パターの試打と同じく、ホットリストのように多くのクラブを同時に打ち比べる時は、
1本1本の性能チェックだけでなく、比較チェックも行います。比較することで、クラブの特性がより浮き彫りになってくるからです。

 

実打に関しては、平均すると3~5球です。少ないと思うかも知れませんが、実は、ボールを打つ数が少ないクラブほど、特性、性能をジャッジしやすくなるのです。誤解を恐れずに言えば、例えば、ドライバーならば、高性能なクラブなのかどうかは、

 

 

1発打てばほぼ分ります!!

 

かつてメーカー担当者が立会いでドライバーを試打している時、担当者に「1発だけじゃなくて、もっと沢山ボールを打って下さい」と言われたことがありました。担当者にしてみれば「精魂込めて作ったクラブなんだから、もっとじっくり打って評価してほしい」と思っているのでしょう。その気持ちは痛いほど分りますが、じつはいいクラブなほど、1発目からいい結果が出ます。逆に言うと、何発もボールを打たないとクラブの性能が分らないクラブというのは、95%以上の確率で高い評価にはなりません。人は見た目が9割ならば、クラブの性能の善し悪しは1発で9割決まるのです。

 

では、マーク金井はどんなクラブに高い評価を下すのか?

 

 

ドライバーに関して言えば、

  •  飛距離
  •  方向性
  •  見た目と弾道が一致しているのかどうか?
  •  フェースセンター(芯)で捕らえやすいのかどうか? 
  •  打点位置のコントロールのしやすさ
  •  インパクト時のフェース向き

 

これらを総合的に判断して、クラブの特性、性能を評価しています。すべての項目はどれも重要ですが、中でももっともこだわっているのは、クラブの顔つき(見た目)と、弾道が一致しているかどうか。ボールが上がりやすそうに見えて上がるクラブは高評価となり、ボールが上がりやすそうに見えて上がらないクラブは評価が低くなります。捕まりが良さそうに見えて、捕まった球が打ちやすいクラブは高評価で、捕まりが良さそうに見えて、捕まりづらいクラブは評価が下がります。

 

ボールがどんな風に飛ぶのはか、すべてインパクトの瞬間に決まります。しかしながらゴルファーはインパクトの瞬間を見ることが出来ません。ゴルファーが正確に見ることができるのは、アドレス時のクラブの顔つきだけです。クラブの顔と弾道が一致しているクラブの方が安心感がありますし、使い勝手も良くなります。なので、使い勝手が良いクラブに対して高い評価を下すのです~。

 

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2017年02月09日超私的な考察、 2020年を見据えて考える国内ゴルフクラブメーカーの難点とは!?

月曜日に引き続き、昨日(水曜日)もスノボを滑ってきました。今シーズン12回目も行き先はガーラ湯沢です。衝動買いしたヘルメットはゴーグル一体型で、予想通りに大変便利。フルフェイスのヘルメットと同じで、シールドを上げる感じでゴーグルをパカッと上げられます。そしてなによりデザインがお洒落。スノボのヘルメットは無骨なモノが多いのですが、このイタルデザインのヘルメットは流線型で、かつ立体的。スーパージェッタ-みたいな感じがすごく気に入ってます。

 

 

気になるお値段はそれなりで、普通のヘルメットの2倍以上です。新品のドライバーを1本分買えるぐらいでしたが、デザインに一目惚れして衝動買いしました。最近のスノボーダーはヘルメットを被っている人が増えてますが、それでもこのタイプはほとんどいません。滑りでは目立てませんが、ヘルメットでは大いに目立つことができました(笑)。

 

 

スノボも本格的にやり始めるといい道具が欲しくなります。板、ビンディング、ブーツに始まり、手袋、ウエア、ヘルメットにも食指が動きます。性能もさることながら、所有感を満たしてくれる道具を集めたくなります。加えて、スノボが下手な時にはモノの善し悪しがまったく分りませんでしたが、上手くなるにつれてモノの善し悪しが分るようになりますし、それが分ると良いモノがどんどん欲しくなります。

 

 

ちなみに、帯広では「なんだこりゃ~」ってぐらい、高級感、高品質感、そして所有欲がそそられるスキーの板に出会いました。BLOSSOMと言うイタリア製のスキーです。デザインはそれほど派手ではありませんが、例えるならキャメロンのハンドメイドのパターのようなオーラが出てます。調べてみると、北イタリアのスキー工房で作られるハンドメイドのスキー。量産品のスキーでは作れない板です。もちろんお値段もそれなりですが、欲しい人にとっては喉から手が出るスキーです。ちなみに、所有者にBLOSSOMで滑りを聞いてみたら、「他のスキーでは味わえない滑りが楽しめる」とのこと。これぞ高品質というスキーで、このBLOSSOMを履いたら他のスキーには戻れないそうです。

このBLOSSOMのスキーを間近で見て、強く感じたのが日本製ゴルフクラブの行く末についてです。米国メーカーのゴルフクラブは一部のメーカーを除いて、

 

ゴルフクラブ=道具

というスタンスを貫いています。例えば、ドライバーならば399ドルが主力商品で、他に499ドルと299ドルがラインアップされています。30年前も現在も、この価格設定は変わっていません。対して、国内メーカーはと言うと、昔は低価格帯、中価格帯、高価格帯というラインアップがありましたが、現在は低価格帯、中価格帯のゴルフクラブはほとんどラインアップされてません。多くの国内メーカーは高価格帯の商品に注力し、高価格帯のゴルフクラブを積極的に作っています。高価格帯しか作らない理由はいつかあると思いますが、最大の理由は低価格帯、中価格帯のクラブが売れないからでしょう。また、低価格帯、中価格帯のクラブは、中古ショップで売られる高価格帯のクラブと価格が逆転してしまうのも、作りづらさにつながっていると思います。

 

国内メーカーの主力クラブは高額商品です。そして主力商品のほとんどは、

多機能と飛びとアピールしています!!!!

 

例えば、国内メーカーのドライバーの多くは定価8万円以上。量販店で割引販売がなされているとはいえ、米国で売られる米国メーカのドライバーの1.5~2倍です。買い換えユーザーを意識した値段設定で、これから始めるゴルファーや、若い人にとってはかなりハードルが高い値段設定です。8万円以上が当たり前になった理由はいくつかありますが、一番大きな理由は、

 

飛距離はお金で買える!!!!

 

ということを日本のゴルフ業界が浸透させてしまったことにあります。確かに、昔に比べればクラブは進化していますので、これ自体は間違いではないと思います。しかしながら、いつまでも「飛距離はお金で買える」というのを実現させるのは困難です。なぜなら、ゴルフクラブはルールで「飛びすぎる」クラブを規制しているからです。規制の中で、モデルチェンジ毎に「飛距離アップ」を謳うとなると、これは困難を極めます。また、多機能にクラブを作ろうとするほど開発コスト、生産コストがアップし、それは価格にも反映されてしまいます。現状のルール、現状の素材を考えると、これから先、「飛距離はお金で買える」というクラブを作るのはかなり厳しいでしょう。

 

言い換えると、国内クラブメーカーが「飛距離はお金で買える」というスタンスを取り続けていくと、これからもゴルフクラブは高くなることはあっても安くなることはありません。と言うことは、これからゴルフを始める人、趣味にお金をかられない人、そして若い人が手を出せるゴルフクラブはますます減ってしまう恐れがあります。ゴルフ人口は毎年減少していますが、国内メーカーのゴルフクラブの供給の仕方を見ている限り、ゴルフ人口減少を食い止めるのは難しいです。

 

ゴルフクラブは「飛距離でお金で買える」という側面もありますが、その一方で、金槌やドライバー(ねじ回し)のような道具の側面もあります。米国メーカーのクラブ作りを見ていると、彼らの方が「ゴルフクラブ=道具」という考え方があるような気がします。実際、昔も今も、高額商品だけでなく手頃な価格の商品もラインアップされています。例えば、テーラーメイドのM2はM1に比べると、道具っぽく作られています。ちなみにスキー板のブロッサムは超高額商品ですが、「道具」であるスタンスでモノ作りがなされています。ゴルフクラブのように「飛距離はお金で買える」というスタンスではありません。

 

超私的なことを言わせてもらうと、ゴルフクラブは「道具」に戻った方がいいと思います。「道具」として割り切り。「道具」としてリーズナブルな価格の商品を作る。飛距離性能は少し劣ったとしても、スコアが出しやすい「道具」を作る。腕前に関係なく、ゴルフが楽しくなる「道具」を作る。もしも、本気でゴルフ人口減少を考えているならば、ゴルフクラブを「道具」に戻すことを最優先した方がいいと思います~。

 

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2017年02月03日超私的な提案、スライスを矯正するためのとっておきの練習とは!?

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昨日は今シーズン10度目の早朝スノボ。東京は前日から強風。太平洋側が晴れて風邪が強くて寒い時、日本海側は得てして天気が良くありません。昨日もまさにそんな感じで、
新幹線で関越トンネルの手前までは晴天。関越トンネルを抜けた途端、猛吹雪でした。

 

 

ガーラ湯沢駅からゴンドラに乗ってゲレンデに到着しても、猛吹雪。おかげで、最初の数本はパウダースノーを堪能できました。吹雪で視界が非常に狭いこともあって途中からはビンディングを調整し、グーフィースタンスの滑りをコーチに教わりました。普段よりも軟らかめの板でレッスンを受けたのですが、軟らかい方がターンの切り替えのタイミングがつかみやすいことが再確認できました。ゴルフに例えるならば、グーフィーでの滑りは右打ちの人が左打ちするようなもの。頭の中は滑りを理解しているはずなんですが、いざ滑ると、よちよち歩きの子供のような感じ。自分のイメージと実際の動きのギャップの大きさを嫌と言うほど思い知らされます。

 

スノボを終えて神田には午後1時に戻り、夕方からはクラブ買い換えのお客様が神田のスタジオにご来店。偶然にもスノボをやっている方で、なんと準指導員の資格をお持ちの方です。ゴルフに例えるならば、準指導員というのは5下シングルの実力者です。では、ゴルフの腕前はというと、キャリアが3年と短いこともあって、スノボに例えるなら3級ぐらいでした。野球経験者ということもあって典型的なスライサーです。

 

そんなスノボ名人に、マーク金井がまずレクチャーしたのはスイングとシャフトの関係です。スライサーの場合、振り遅れてインパクトでフェースが開くためにスライスが出ます。振り遅れる理由はいくつかありますが、スライサーに共通しているのはインパクトでフェースが開いていることです。そしてスライサーの場合、スライスを嫌がってスイングすると、今度は左に引っかけが出ます。ドライバーを10発打ったら、、、、

 

 右に7発、左に2発、真っ直ぐが1発ぐらいじゃないですか

 

と言ったら、「まさにそんな感じです」と。コースに出た時、10発打って1発しか狙った方向に行かないわけですから、スコアメイクは非常に難しくなります。スライサーの場合、厄介なのは右へのミスだけでなく、たまに出る左へのミスです。

 

この典型的なスライサーに、まず試打してもらったのは釣り竿のように細くて軟らかいシャフトが装着されたドライバー(テンポマスター)。ワッグルしただけでグニャグニャしなります。シャフトセミナーでも使っていますが、ほとんどのゴルファーは手にした瞬間、、、

 

 

  • 気持ち悪い
  • 当たるかどうか不安
  • 打てる気がしない
  • 当たる気がしない

 

とおっしゃいます。昨日のスノボ名人も、手にした直後に「気持ち悪い」とおっしゃいました。しかしながら、実際に打ってもらうと、本人の意識とは裏腹にスライスが出ません。スライスが出ないどころか真っ直ぐなショットを何発も続けて打ってます。理由は単純で、フニャフニャシャフトだと振り遅れないでインパクトを迎え、インパクトでフェースが開いていないからナイスショットを続けて打てるのです。

 

 

察しのいい人ならば、もうお分かりでしょう。超軟らかシャフトでスイングすると、「振り遅れたら打てない」というのが分かり、インパクトゾーンではヘッドが戻ってくる感じになるのです。スライサーにはフォローで左ひじが引ける、いわゆる「チキンウイング(手羽先)」になっている人が少なくありませんが、そんな人も超軟らかシャフトでスイングすれば、フォローでチキンウイングにならないのです。そんなことをしたらヘッドがちゃんと戻ってこないのが分るからです。

 

超軟らかシャフトは練習クラブですが、シャフトを正しく使う感じを会得できるだけでなく、ヘッドが戻るのを待つことも会得できます。スライサーの場合、実はこのヘッドが戻るという感覚を会得することが大事で、これが会得できれば振り遅れません。インパクトでヘッドを正しいタイミングで戻すという感覚を養えます。

 

 

アナライズでは女性用よりも軟らかいシャフトが装着されたイージーフレックスという練習クラブ(アイアン)を販売してますが、これは、シャフトのしなりを使う感覚を養うための練習器具であり、同時に、スライスに悩む人(振り遅れてインパクトが開いてしまう人)向けの練習器具です。普通のシャフト(特に硬いシャフト)というのは、振り遅れているかどうかを自覚するのが難しく、また、スライサーの場合、硬いシャフトを使うほどに振り遅れやすくなるのです。

 

 

スライサーの場合、まずは振り遅れない感覚を養うことが先決です。そしてクラブ選びでは、スイングを良くしたいのであれば、自分が振りやすいと感じているシャフトよりも少し軟らかめのシャフトを選ぶことをお勧めします。軟らかいとボールが右に飛びそうな感じがしますが、右に飛びそうな感じがすれば、インパクトでヘッドが戻る感覚を養えるからです。

 

スライサーだけではありません。フッカーの場合も、硬いシャフトを使うとスイングが悪くなることはあっても良い方向に変化しづらくなります。スライサー、フッカーとも球筋が不安定な人の多くはシャフトのしなり(正確にはしなり戻り)を上手く使えてません。逆に言うと、シャフトのしなり(正確にはしなり戻り)を上手く使えるようになれば、スイングが良くなります。そしてスイングが良くなってくれば、硬いシャフトを使うことを推奨しています~。

 

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2017年02月01日超私的な試打インプレ、テーラーメイドM2ドライバー(2017) USバージョン

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今回リクエストいただいた

初めての平日開催!!!します

2月17日(金)19時から オンプレーンセミナーもありますのでよろしくお願いします


2017年も早1ヶ月が過ぎ、今日から2月です。1月はスノボ三昧でガーラ湯沢に7回滑りに行ってきました。対してゴルフは18ホールプレーしたのは、なんと昨日が初めて。片山晋呉プロの誕生日コンペに参加させていただき、イーグルポイント(茨城県)でプレーしてきました。風は少し吹いてたものの、雲ひとつ無い晴天。スティンプメーターで10フィートを超える高速グリーンに手こずりながらも、なんとか5位入賞と、ニアピン賞をゲットしました。

 

もちろん、マーク金井のことですからコンペでもテスト用クラブを持参しています。今月発売のmmウエッジと、先週手に入れたテーラーメイドのM2ドライバー(2017年モデル)をバッグに入れてプレーに臨みました。

 

 

イーグルポイントはアプローチ&バンカー練習場が広く、芝の上から、そして砂の上から存分に練習できます。加えて、アプローチ&バンカー練習場用のグリーンは本番さながらに仕上がっているので、スピン性能もじっくりテストできます。様々なシチュエーションで30分ほど練習しましたが、冬の枯れ芝でもハイバンスの効果は絶大。ヘッドをきっちり入れなくても(手前からソールを滑らせても)、スピンが効いたショットが打てます。ダフりのミスにも強く、バンカーも脱出も簡単。フェースを開かなくても使えるように設計してますが、フェースを開いてもソールが気持ち良く滑ってくれます。

 

 

mmウエッジはヘッドはやや大ぶりで、グースネック。ピンのアイアンやゼクシオなどのアイアンとマッチングを考えて作ってます。mmウエッジはかつてのピンアイ2ウエッジと同じく、セット物のウエッジという流れで設計しつつ、それでいて単品ウエッジとしても扱いやすいく作りました。ロフトは50度、52度、56度、58度の4種類。シャフトはスチールだけで4種類。もちろん重めのカーボンシャフトもラインアップしています。

 

 

 そして、昨日は新旧M2ドライバーをじっくりと打ち比べました。初代M2にはUSTマミヤのアッタスパンチ5S。2代目のM2は米国仕様の純正シャフト(フジクラ製)。

 

 

最初は初代M2で打ち、身体がほぐれた頃から2代目M2でティショットを打ちました。

ビジュアル的には2代目M2の方が、クラウンの白い部分の面積が少ない分だでシャープな感じがします。それでいて2代目はフェース面が7%大きくなっているので、見た目の安心感も増しています。

 

実際に打ってみて強く感じたのは、、、、

 

初代よりも2代目の方が「やや捕まらない」。

 

ニュートラルポジションでの比較においては、2代目M2の方がボールがやや右に出ます。自分では捕まった感じがしたショットの時でも、ボールはイメージよりも5~10ヤードほど右に飛び出し、そこから軽いフェード弾道。ニュートラルポジションだとオープンフェースです。フェースの向きが影響しているのか、それともフェース面積が大きくなったことによるものなのか。いずれにしてもボールの捕まりが今ひとつでした。もちろん、M2もシャフト脱着式で、シャフトの装着角度を変えることでフェース向きを左に調整できます。

 

 

ここからは超私的な感想ですが、2代目M2は一番捕まるポジションをニュートラルだという風にした方がいいかも知れません。一番捕まるポジションで打ってみて、それで捕まり過ぎるならば、少しニュートラルに戻す。この方がM2本来のヘッドの特性を引き出せそうな感じがします。

 

 

シャフトは予想通り、米国仕様の純正Rはかなりハードでした。アッタスパンチ5Sよりも振動数が10cpmほど高く、実際に振ってもしっかり感満点。2代目M2の日本仕様の純正Sよりも2ランク以上硬いです。アフターマーケット用のSシャフトと同等か、それよりも少し硬いです。ちなみに初代のM2の米国仕様の純正Rもかなり硬く仕上がってました。

 

 

日本仕様のM2が正式発売されるのは3月9日。まだ1ヶ月ほど先になります。米国仕様はすでにデリバリーが始まってますので、インターネット通販でも手に入りますし、恐らく新橋ジーパーズでも近々販売が始まると思います。ヘッドスピードが速くて、硬いシャフトを使いたい人には、日本仕様よりも米国仕様の方が相性がいいでしょう。対して、ヘッドスピードがそれほど速くない人や、軟らかめのシャフトが好きな人は、米国仕様のM2よりも日本仕様のM2の方が相性が良いと思います。

 

 

2代目M2の場合、カートリッジの形状が異なってますが、初代M2のカートリッジも問題なく装着できるみたいです。今回はオリジナルの状態のままでのテストですが、次回のラウンドでは米国仕様のM2アッタスパンチ5Sフジクラスピーダーエボ3を装着してテストしてみたいと思います~。

 

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2017年01月30日超私的な買い物インプレ、2代目テーラーメイドM2 USバージョン

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昨日はアナライズセミナーデー。前半はインパクトゾーンでのヘッド軌道をレクチャーする「オンプレーンセミナー」、30分の休憩を挟んだ後半はスイング練習器具「ゴルフの竪琴セミナー」を実施しました。セミナーではスイングのしくみを説明するだけでなく、受講者には正しい振り方を実際に体験してもらってます。体験されると、受講者の皆さんは口を揃えて「こんな感覚でクラブを振ったことがない」と。クラブを何千回、何万回と振っているにも関わらず、ドリルを体験していただくと「これが本当のゴルフスイングなんですね」と嬉しいリアクションを下さいます。

 

さて、今日のエントリーは超私的な買い物インプレッションです。先週、PGAマーチャンダイジングショーがオーランド(フロリダ州)で開催されましたが、そのタイミングに合わせて、米国メーカーは新製品を市場投入しています。それに合わせてマーク金井がインターネット通販で衝動買いしたのがこれっ!!

 

テーラーメイド M2ドライバー(2017年モデル)

 

 

昨年のエースドライバーが初代M2ということもあって、2代目もM2をチョイスしました。M2の方がヘッドの構造がシンプル(重心調整機能が付いていない)ことと、M1に比べるとM2の方が、少し捕まりが良いからです。日本向けではなく米国製をチョイスしたのは、値段よりも納期。日本向けの正式発売日は3月9日です。米国製の方が1ヶ月以上早く手に入ります。ちなみに、今回購入したフェアウェイゴルフは、ドライバーを1本購入した場合、送料無料。これもかなり買い物心をくすぐります。

 

 

お値段は399.99ドル。

 

今は円安なので、日本仕様の実売価格と大きな差はありません。プライス的には大きな差はありませんんが、届いたクラブを計測してみたら、これでもかってぐらい大きな差がありました。

 

 それはシャフトの硬さです。

 

テーラーメイドは米国メーカーですが、日本仕様は日本人ゴルファーに合わせたシャフトが装着されています。今回の2代目M2にしてもそうで、

 

  • 日本向け純正Sシャフトの振動数は238cpm

 

  • 米国仕様の純正Rシャフトの振動数は262cpm!!!!!!!!!!!!

 

米国製の方はSではなくてRです。米国製のドライバーはシャフトが硬いことを考慮して、わざとRを購入したにも関わらず、日本向けM2のSよりも振動数が24cpmも高いのです。一般的に振動数が10~15cpmで1フレックス変わることを考えると、米国仕様のM2のRは日本仕様のSよりも、さらに2フレックスぐらい硬い感じです。

 

 

実際にスイングしてみてもその差は歴然。日本仕様のSを直後に米国仕様のRを振ったら、「これってSよりも硬い」というのが手に伝わってきます。個人差もあるかと思いますが、この米国仕様のRをちゃんと使いこなすには、

 

 ヘッドスピードは最低でも43m/s以上は必要でしょう。

 

ここまで硬さが違うと、同じヘッドが装着されていても、違うドライバーを打っている錯覚に陥ってしまいました。ちなみに振動数262cpmというのは、アフターマーケット用のSシャフトとほぼ同じぐらいの硬さです。グラファイトデザインのツアーAD、マミヤのアッタス、そしてフジクラのスピーダー等のSシャフトと同じぐらいしっかり感がありますし、使いこなすにはそれなりのパワーが求められます。

 

 

テーラーメイドだけではありません。ここ数年、米国メーカーの米国仕様のドライバーに装着されているシャフトと、日本仕様のドライバーに装着されるシャフトとでは、硬さのセッティングが大きく異なっています。米国仕様の硬さは10年前も今もほとんど変わってませんが、日本仕様のシャフトは年々軟らかくなっています。

 

シャフトが軟らかくなる理由、それは日本のアマチュアゴルファーの高齢化が少なからず影響しています。国内のゴルフ人口は年々減少していますが、かつ、ゴルファーの平均年齢は年々上がっています。国内ゴルファーの核となっているのは30年前も現在も団塊世代だからです。

 

ゴルフクラブは進化し続けていますが、こと国内マーケット向けのゴルフクラブは高齢者向けにシフトされつつあるのです~。

 

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