マーク金井blog

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2006年02月01日パチスロ? パスプロ?

現在発売中の月刊GD3月号を読んでて気になった商品が‥‥
宅配便で今日届きました~

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Path-Proという練習器具。水道管のように折れ曲がったプラスティックの棒に‥‥
こんな‥‥

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黄色い発砲スチールの筒がついてるんですわ~。全部組み立てるとこんな感じ。

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机上の電気スタンドみたいな格好で、棒の角度、長さ、向きが自由に調節できます。黄色いバーが発砲スチールなので、クラブが当たったり、体が当たっても怪我しません。使い方は色々あるのですが、ボクが買った一番の理由はこれっ!!

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テークバックの軌道をはじめ、クラブの軌道が正しいかどうかをかな~り正確にチェックできるし、自分の感覚がどれだけズレているのか確認できます。2週間ほど前に○ルフフィールズさんで試すやいなや‥‥即オーダー入れちゃいました(^^;)

具体的な使い方については‥‥
明日からじっくり説明しまっさ~

んじゃ。


2006年01月30日怒濤の返信 その3

返しても返しても、いただいたコメントはまだまだ沢山。
大きな像も細切れにすれば‥‥1人で食べられるというじゃないですか(ちょっと違うか?)

引き続きコメント返信。じゃんじゃん行きまっせ~!!!

質問1

いつも楽しく拝見しております。ドライバーのシャフトについてどなたか教えていただきたいのですが、メーカー純正44.75インチのものを45.5インチでカスタムオーダーしようと思っているのですが、一般にシャフトを長くするとグリップ側のみ延びると考えてよいのでしょうか?つまりもし失敗した場合グリップ側のシャフトをカットするだけで純正のクラブと同じ仕様になるのかということなんですが・・・(ヘッドの重量も変わるのでしょうか?)
HS43~44 平均スコア95 身長183 体重80 の30代後半のおじさんですが長尺に適したシャフト等もあれば教えてください。

Posted by:ひろぽん

返信その1

一般的には長くオーダーした場合、シャフトの手元側がだけが伸びる場合が多いです。また、基本長さよりも長くなればその分だけバランスアップします。軽いヘッドで調整する場合はレアケースだと思います。逆に、短く作った場合は、ヘッドを重くする材料を入れることでバランス調整する場合が結構見受けられます。

長尺対応に関しては、長くなるほど手元が少ししっかりしてるシャフトの方がクラブの挙動が安定しますし、振りやすいかと思います。具体的には、かつて片山晋呉選手が46インチで使っていた、スピーダー569は長尺向きです。

質問2

こんにちは、雑誌には出ない貴重な内容とても参考になります。
・ディアマナについて
X-18純正のS63を試打してディアマナが欲しくなり、サスクワッチUSモデル(ツアーでない方)のSを買ったのですがS63よりハードに感じます。

国内モデルは軟すぎるし・・・
USモデルは安さは魅力ですが
通販の場合試打出来ないことが多いのが悩みです。

機会があれば国内モデルとUSモデルの比較をしてもらえませんか?
(できればr7-425で)
Posted by:マンモス at 2006年01月20日(金) 19:33

返信その2

いやーっ、今日まさにこの手の打ち合わせをしてました。近々、ボクが雑誌でじっくりやります。編集長の許可が出次第、雑誌名を紹介させていただきまっさ~

質問3

マーク金井さんはじめまして いり と言います
よろしくお願いします。

手元調子と先調子の振動数ですが、振幅の小さくなる箇所から先のの重量差に関係しないでしょうか。
振幅が小さくなる点を支点とするバネと置き換えると、重たいものと軽いものが同じ振動数ならば、重たい方のバネのほうが強くなっている必要があると思います。
したがって、振動数は同じでも硬さは、本当に異なるのではないでしょうか。
手元・先って言うほど位置は違わないそうですので不明ですが・・・・
Posted by:いり at 2006年01月16日(月) 23:40

返信その3

確かに、手元調子と先調子とでは、キックポイントの差はそれほど大きくありません。ただ、その一方でキックポイントよりも大事な要素があって、それはシャフトの剛性分布。前にも書きましたが、振動数計は手元をチャックするので、手元側の硬さが影響出やすいために、手元がしっかりしている先調子シャフトは数字が大きく出やすく(手元調子に比べて)、逆に、
先端がしっかりしていて手元剛性が軟らかい手元調子シャフトは振った時のしっかり感に比べて(先調子シャフトに比べて)、振動数が出ません。バネについては‥‥文系なもんで‥‥コメントは勘弁して下さい。ただ、ある国内メーカーで振動数がまったく同じ、素材もほとんど同じで、調子を変えたシャフトを試打した時、手元調子は先調子に比べると、「何じゃこりゃ~」というぐらいハードで、手に負えませんでした。

んじゃ、

正直


2006年01月30日怒濤の返信‥‥その2

デジカメは無事見つかりましたが‥‥いただいた返信が全然返し切れてません。
今日のテーマもコメント返信。じゃんじゃん、行きまっせ~

質問1

私は非力な女子ですが、今年は200ヤード以上は飛ばしたいです。新製品を色々チェックしてみたら、中には振れるRシャフトもありそうですね
Posted by:みーこ at 2006年01月13日(金) 19:07

返信その1

ヘッドスピードが35m/sぐらいあれば、女性用にこだわる必要はありません。ブログにも書きましたが、今時の男性用のRとかRの軟らかめは、数年前の女性用よりもシャフトが軟らかい。試打してみれば「全然硬くない」のが体感できるはず。

ただ、男性用は女性用に比べると長さがやや長め。長いと感じるならば少し手元側をカットすると使いやすくなります(その場合は、中古査定価格が下がりますが‥‥)

質問2

振動数といえばプレシジョンだと思いますが、代表的なシャフト、ライフル5.0の振動数が43inchで250程度と考えると、45inchで250なら十分硬いことになるのでしょうか?たしかにスチールとグラファイトの違いはありますが・・・。
Posted by:ようじ at 2006年01月14日(土) 07:14

返信その2

うーん、何とも言えません。スチールとグラファイトでは振った時のフィーリング、しなりの特性がまったく異なるからです。例えば、アイアンだとスチールとグラファイトを同じ重量、振動数に揃えてしまうと、グラファイトの方はガチガチで硬くて使えません。振動数いくつをRにすればいいのかの理想値は分かりませんが、ボクの中では45インチだったら、240~250cpmをRシャフトとして考えたいですね。

質問3

私も18年前からフジクラ製の振動数計で 計測しておりますが 十年前ミズノ社の表示のSR表示と 今私の使っております PRG社のM49と同等のかんかくです。 十年前のS表示硬さのシャフトのクラブ使用、今はX表示なので 店頭では、陳列数が少なくいいクラブを探すのに苦労いたします。アイアンのダイナミックゴールドシャフトも 舶来の先端カットのシャフトの方が振りやすいですね?
Posted by:松下高明 at 2006年01月16日(月) 16:58

返信その3

ミズノの場合、今でもアイアンは先端カットしている場合が多いような‥‥JPXを試打した時、シャフトを見たら第1ステップの位置が下がっているし、実際に試打してみてもかなりしっかりしてました。逆に、ゼクシオは初代から番手ずらし(4番に3番のシャフト装着)しているので、普通よりもグニャグニャした感じになっています。今は950がスチールのデフォルトになっていますが、シャフトの装着については統一基準がありません。ですので、購入を考えている時は、シャフトの装着についても注意をはらうべきです。

おーっと、撮影が始まった。
来月から月刊GDでボクの連載が始まるんですわ~。

撮影が終わったら、またアップします。
んじゃ。


2006年01月28日怒濤の返信、返信、また返信!?

ブログを更新しようと思ったら‥‥
デジカメを神田スタジオに忘れてしまいました(>_<)

これはきっと、神様が「おい、ちゃんとコメント返信せよ~」
とお告げしているのかも? ちょっと違うか(^^;)

そんなわけで、今日のテーマはコメント返信。

質問1

マーク様 ランバックスとスピーダーでフレックスが異なるが、振動数が同じシャフトというのは体感的には違うのでしょうか=シャフト種類が違う場合でも振動数が同じ場合体感的には違うのですか。個人的には構造が異なるとフレックスが同じであってもそして振動数が違う場合でも、体感する感じが異なるものと思えてなりません。どうしても解明したいのですが、いかがでしょうか。
Posted by:ミニー at 2006年01月12日(木) 23:53

返信その1

振動数については、あくまで硬さの目安と考えた方がいいと思います。昨年はリシャフトの本を手伝ったこともあって100本以上シャフトをテストしましたが、振動数が同じでも振った時のフィーリングが「全然違うよ~」なんてザラ。一般には使われている材料(プリプレグ)の弾性率、トルク、先端補強の度合い、そして接着寸、ネック長が変わることでも体感する感じが異なります。上記の要素をすべて解明するのは、計測器の問題もあるので客観的な評価は難しいと思います。ワインのテイスティングじゃないけど、シャフトに詳しい人間が体感的に評価した方が、多くの人が「確かにそうだ!!」ということになるような気がします。

2番目の質問

4番ウッドのリシャフトを考えているのですが、
ドライバーとのマッチングを考えて、
42.5インチ、クラブ総重量330g前後、振動数260前後、バランスD2
になるようにしてもらいたいのですが、そんなオーダーは受け付けてもらえるでしょうか?

現在ドライバーは45インチ、シャフト66g、トルク3.6、振動数266、バランスD2.7ぐらい、総重量317gです。(スリクソンW302USのフレックスS)

使用中の4Wは、SR(振動数249)バランスD1。シャフトが60gの総重量325g。

リメイクショップでバランスをD2に、総重量を330gにしてもらったのですが、やはり軟らかくて、振ってしまうと150ヤードぐらいの情けないフックボールしか打てません…

よさそうなシャフトはあるでしょうか?

Posted by:いおり at 2006年01月13日(金) 00:23

返信その2

数値を合わせることはできない相談ではありませんが、上記の質問でも答えたように数値合わせだけでは、振った時のフィーリングは同じにならないでしょう。この場合も、ドライバーのシャフトのフィーリング(硬さ、しなり)をチェックし、それに近いシャフトを探すというアナログ的な手法が一番確実。重量を合わせることはカタログなどでも可能ですが、それ以外はフィーリングが合うシャフトを何種類か選び、それからスペックを合わせた方がいいと思います。

「アナライズ」でも、このような作業をやってますので、もし、ご興味あればHPにアクセスしてみて下さい。

3番目の質問

以前どっかの記事(松尾さんのだったかな?)で「シャフトを軽くした場合その軽さの為、振りやすく感じ一時的にHSが上がり当然距離も伸びる。しかしながら間もなく体とスイングがその重量に慣れてしまい距離は落ちてくる」とありました。
メーカー側としてはNEWモデルは前モデルよりも進化しなければ売れないので意図的にその「一時的な距離」と「振りやすさ」を求めているのではないでしょうか?

Posted by:bunta at 2006年01月13日(金) 09:30

返信その3

ドライバーの場合、「進化=飛距離アップ」。テストの仕方によっても変わりますが、1発の飛距離を求める場合、軽くした方がヘッドスピードが上がって瞬間的に飛距離が伸びる可能性が高まります。そして、松尾さんがおっしゃるようにその重さになれれば、ヘッドスピードが元に戻りやすくなりますね。ボクはこれを新車効果と呼んでおり、クラブ選びではかなりリスキーだと思ってます。

今の所、ニュークラブの賞味期限(売れる時期)は3ヶ月から半年。このタームでクラブを作ろうとすると、新車効果を狙うクラブが増えてくるんじゃないでしょうか?

質問4

マーク金井様 初めてカキコします。教えて下さい。振動数計のセンサーはグリップエンドからどれ位の距離の位置にあるのですか?それと、写真ではフェースが地面と垂直方向にセットされていますが、平行に(フェースを上に向けて)セットした場合と数値に変化はないのですか?
それと、振動数という数値についても疑問があります。アルディラのNV75Sを例に挙げるとメーカーHPは260、ジオテックの表示は273(ダミーヘッド装着)と異なり、また、その計測機器の種類や方法によって、全く異なる数値がでるので、何を基準として良いかわかりません。マークさんのように機器を自分で保有しているなら比較は可能ですが・・・一般ユーザーは無理ですよね?素人な質問でスミマソン、m(_ _)m
Posted by:ビスタ at 2006

返信その4

ボクが使っているフジクラの振動計はセンサー可動式。すごく手元側に接地できませんが、センサー部分はマージンがあるので、測りたい場所で測れます。固定式の振動計については、大体数十センチの所にセンサーがついてます。フジクラの話では、どこで測ってもシャフト固有の振動数は変わらないと伺ってますが‥‥(間違ってたらごめんなさい)。ちなみに、振動数計はメーカーが変わったり、同じ製品でも機械によって多少の誤差(とは言っても1~3cpmほど変わる程度)があります。ですので、振動数を測る場合、ひとつの機械で相対比較するというのが、正しい使い方ではないかと思っています。

質問5

かつては不必要な挙動を抑えるには単純に硬くするしか方法がなかったのに対し、柔らかくても腰があり、暴れないシャフトができるようになった、つまり技術の向上がシャフトが柔らかめになった理由と勝手に考えていたのですが、違うのでしょうか?

Posted by:棒みたい at 2006年01月13日(金) 16:34

返信その5

その通りです。10年前に比べると、軟らかくても暴れにくいシャフトが増えてます。実際、半月前ほどに、このブログで女性用シャフトを3本試打インプレしましたが、40m/Sぐらいで振っても腰砕けになりません。しっかりしなり戻り、ボールを力強く押し出します。ワッグルすると10年前の女性よりもかなり軟らかいにもかかわらず‥‥。ただし、矛盾するようですが、シャフトが軟らかすぎると、しなり戻るスピードが遅くなりやすいので、しっかり振れてくると物足りなくなったり、インパクトのタイミングを合わせづらくなります。重さ同様、硬さも振り切れる範囲で(力まない範囲で)硬めがいいとボクは思います。

この続きは明日カキコしまっさ~

んじゃ。


2006年01月23日長さを測るのは難し~い!!

昨年末に映像デビューしたら‥‥
このところカメラが回る仕事が増えてきたマーク金井です。

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今日は○ャスコのプロモDVD撮りで朝から人間試打マシーン。鼻声が治らないまま収録が始まり、収録が無事「?」終了。夕方はGDOブログ仲間のOJ君が、大阪から神田スタジオに見参~!!

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(実物はもっと格好いいかも?)

「下手くそ打ち」をしっかり練習した後、スリングショットツアーをしっかり試打し「これ買いますわ~」とニコニコ顔で言いながら仕事に復帰。

前置きが長くなりましたが、今回のテーマはクラブの長さについて。ちょっと前のブログで「メーカーによってどうして長さが違うのか?」という書き込みを頂きましたが、市販モデルを計測すると‥‥統一感はまったくありません。例えば、ゼクシオを基準にして長さを比べた場合、テーラー、ナイキはゼクシオよりも0.5インチ短くなりますし、昨日ブログでアップしたロイコレの新しいFWはゼクシオよりも0.25インチ長め。

では、なぜ長さがこんなにも違うのか?

 

結論から先に言うと、長さを「どこからどこまで」測るのかがメーカーによって異なるからです。少し専門的になりますが、ゼクシオはヒールエンド法に近い測り方でした。他方、テーラーの場合(r7 425)、

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60度測定法で測ると、表示が44.75インチに対して計測値も44.75インチ。他方、従来からあるヒールエンド法で測ると(ゼクシオはこれに近い測り方をしているみたい)、

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表示が44.75インチに対して計測値が44.25インチでした。長さがルールで規制されるようになってますが、ルールで採用されるのは60度測定法です。米国メーカーは、すでに60度測定法を採用しているところが増えてますが(長さから逆算すると)、反面、ゼクシオだけでなく国内メーカーの多くは60度測定法でクラブ長を計測しているところはほとんどありません。

60度測定法を採用すると‥‥

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国内メーカーのクラブは、今採用している表示よりもかなり長くなってしまう‥‥それがネックになっているか? それもと他の理由なのか?

メーカーの人もこのブログを見ているはず???
匿名大歓迎。ご意見お待ちしてます。

んじゃ。