マーク金井blog

カテゴリー: 超私的なゴルフ場調査

2019年06月04日超私的なゴルフ場調査 鳴尾ゴルフ倶楽部 前編

Youtube動画【おしえてマークさん】今回から、マーク金井が皆さんの質問にお答えします。

マークさんの質問箱#1


あっという間に6月に入りました。気温がグングンと上がり、湿度もグングンと増してきました。今週末ぐらいから関東エリアは梅雨入りしそうな感じですが、皆様いかがお過ごしでしょか。プロ野球は今週から交流戦に突入、阪神タイガースの初戦は千葉ロッテマリーンズとです。マーク金井は阪神が延長12回劇的な満塁サヨナラホームランを甲子園球場で観戦した翌日、45年ぶりに鳴尾ゴルフ倶楽部で18ホールプレーしてきました。

 

阪神戦を観戦した後、江坂(吹田市)のビジネスホテルに宿泊。翌朝、江坂駅から北大阪急行で千里中央まで向い、クルマでコースに移動。新名神ができたことで、なんと千里中央から鳴尾までの所要時間は15分ほど。新幹線が止まる新大阪駅からでも30分弱でクラブハウスに到着できます。

 

 

 

今回、プレーした鳴尾ゴルフ倶楽部は日本で6番目に古いゴルフ場。ホール数は18ホールで、開場は1920年。来年は100周年を迎える社団法人のゴルフ場です。クラブハウスは建て替えられていますが、中は当時からの雰囲気が上手く踏襲されており、いったん入るやいなや50年以上前にタイムスリップしたような感覚を味わえます。

 

 

スタート時間よりも1時間以上早くついたので、まずはレストランで朝食。和定食と洋定食を選べたので、迷わず和定食。海苔、焼き魚、目玉焼きに加えて、なんと納豆も付いてました。関西人は納豆を食べないとか言われてますが、ここ鳴尾に関してはその常識は当てはまらないのでしょう。

 

 

 

天気は快晴。気温は朝8時の時点ですでに25度。真夏のような日差しが降り注ぎ、風は微風。リーンは高麗の1グリーンです(一部2グリーン)。スタート前に練習グリーンでボールを転がしてみると、エアレーションをしたばかりでしたが、転がりは比較的スムーズ。砂が多く入ってますがスティンプメーターで9フィート前後ぐらい。そして、グリーンはかなり硬いことが、パット練習をしただけでも伝わってきます。

 

 

 

今回はクラブ本数が9本。ドライバーは島田の軽量スチール装着が装着されたエピックフォージド。アイアンはmmアイアンでシャフトはコンポジットテクノと共同開発中のディセンディング仕様のカーボン(約85g)というセッティング。普段よりも2本多いですが、増やしたのは24度のUT58度のロブウエッジです。

 

 

 

8時37分にインコースからスタートです。いつものごとくスタート前にボールは打ちません。パッティンググリーンでボールを転がしてからティグラウンドに向かいました。ティは迷わずレギュラー(白ティ)をチョイスしました。

 

 

10番 422ヤード パー4

 

距離のある打ち下ろしのパー4。ほんのわずかに右ドッグレッグしており、フェアウェイは途中で大きな段差があって、「飛ばすか刻むか」を問われます。白ティから段差の手前のフェアウェイまでは約240ヤード。軽いフェードでフェアウェイ左サイドを狙ったら、イメージ通りの弾道でフェアウェイ中央に着弾。ピンまでの残りは約180ヤード。グリーンの左サイドは縦にバンカーが3つ並んでいるので、セカンドはUTでグリーンのやや右サイドを狙い。イメージよりもスライス回転が強くかかり、ボールはグリーン右サイドのラフに。

 

 

グリーンは縦長で強い受けグリーン。アプローチの距離はピンまで約15ヤード。いい感じかなと思ったのですが、予想よりもグリーンがかたくファーストバウンドが大きく跳ねて、ピン奥5mに3オン。ファーストパットは下りなので距離を合わせて打ち、カップ左フチに。タップインしてボギーでホールアウト。

 

 

11番 312ヤード パー4

左にドッグレッグしており、セカンドからは打ち上げのパー4。右サイドにバンカーが待ち構えており、左サイドはフェアウェイまで松の枝が張りだしている。ティショットは距離よりも方向性が求められるのは重々承知しているにも関わらず、ティショットはフェアウェイに張り出した松の枝に触れてしまう。ティグラウンドではボールが落下したのを確認出来なかったのでロフトボールを覚悟してセカンド地点へ。案の定、ボールは見つからず、鳴尾のルールでティショット落下付近にボールをドロップ。

 

セカンドはピンまで約90ヤード。かなりの打ち上げでグリーン面はまったく見えず、その代わりに左右のバンカーがこれでもかってぐらい視野に入る。自分では距離がピッタリだと思ったショットは、わずかにグリーンをはみ出し、奥のエッジ。下りの13メートルほどのパットは距離がぴったりと合い、カップのフチに。ロストをしつつも、なんとかダブルボギーでホールアウト。

 

 

12番 148ヤード パー3

鳴尾を代表するかのように、グリーンの周囲はすべてバンカーに囲まれ、浮島グリーンを狙って打つパー3。グリーンの手前と左のバンカーは非常に深く、かつアゴが高いアリソンバンカー。8番アイアンでティショットを打ち、ピン左手前8メートルにワンオン。バーディパットはカップ10センチ手前に止まり、タップインしてパー。

3ホールプレーした時点でバンカーには1発も入れてませんが、鳴尾は本当にバンカーが多いホールがまだまだ続きます~。

 

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2019年05月07日超私的なゴルフ場調査 仙塩ゴルフ倶楽部 浦霞コース 後編

 

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10連休も終わってみればあっという間でした。マーク金井神田でセミナー、仙台と茅ヶ崎で9ホールプレー。そして山口ではカッパーワークスでセミナーと、アイランドゴルフガーデン宇部でゴルフコンペを主催してきました。

仙台でプレーした仙塩ゴルフ倶楽部、そして茅ヶ崎ゴルフクラブはいずれも9ホールのゴルフ場。ゴルフ場というと18ホール以上と思っているゴルファーも多いかと思いますが、9ホールのゴルフ場には9ホールならではの良さもあるんです。

 

さて、今回は前回の続きです。仙塩ゴルフ倶楽部(浦霞コース)は東北最古のゴルフ場で、昭和10年に開場。最初は6ホール、その後、9ホールになっています。前回は3番ホールまで案内したので、今回は4番ホールからです。

 

 

4番 465ヤード パー5

ティグラウンドの後方に松島湾が望めるパー5。ホールはセカンド地点からほぼ直角に右ドッグレッグしており、なおかつ3打目地点からグリーンにかけては打ち上げ。自然の地形を活かしたダイナミックなホールです。風は右から左へのサイドアゲンスト。

 

 

ティグラウンドに上がると右サイドが広く感じるのですが、皮膚感覚で右サイドは危険な感じがしました。その感覚に従って正直に左ラフを狙ってティショット。イメージよりも左に飛び隣接するホールとの境目に着弾。セカンド地点に行ってみると予想的中。右サイドだと林がスタイミーになりますが、左サイドは大きく開けていてなんら障害物はありません。7番アイアンで確実にフェアウェイにレイアップ。3打目は残り135ヤード。打ち上げが強いので7番アイアンで打ったらイメージ通りのフェードで、ピン横2.5mに3オン。バーディーチャンスに付けるものの、ラインを読み切れずボールはカップ手前10センチショート。タップインしてパーでホールアウト。

 

 

5番 299ヤード パー4

 

打ち下ろしの短いパー4。左サイドに松林、フェアウェイは左から右に傾斜しており、風は左から右へ強く吹いてます。フェアウェイを狙って打っても風に乗ってしまうと、右OBに吸い込まれるような恐怖感があるスリリングなホールです。

 

ティショットで左サイドの林ギリギリを狙ったらイメージよりもボールが少し捕まって左サイドの林ギリギリに着弾。残りは95ヤードほどでしたが、松の枝がスタイミーなので7番アイアンを選択。7番でハーフショットしたら予想よりもインパクトが強くなったもののグリーン奥に2オン。13mのバーディパットは下り傾斜を気に過ぎて、1.5mショート。セカンドパットも下り傾斜を気にし過ぎてインパクトが緩んでカップ手前でラインから外れました。3パットのボギーでホールアウト。

 

 

6番 459ヤード パー5

 

ティからグリーンまで軽い打ち上げのパー5。仙塩の中ではもっともホールが広々としています。加えて、風は右から左への強いフォローなので右サイドのOBを気にせず気持ちよくティショットを打たせてもらえます。ちなみに左サイドは5番ホールで100ヤード曲げてもOBまでいきません。

 

ティショットは狙い通りフェアウェイ中央に着弾。セカンド地点に行ってみると、
「なんだこりゃ~」って感じの左足上がり。フェアウェイには自然のうねりがあり、そのうねりの途中に止まってました。残り220からのセカンドショットはUTで打ち、グリーン右手前の花道。ピンまで20ヤードほどのアプローチを50センチに付けて、バーディーでホールアウトできました。

 

 

7番 105ヤード パー3

グリーン手前に大きなバンカー、奥にもバンカーが待ち構えているパー3。距離だけ考えればサービスホールという感じですが、この日は強いフォロー風。風に乗ってしまうと簡単にグリーンオーバーする危険性があるので油断できません。ちなみに、グリーンの奥にはOBもあります。

 

かなり強いフォローだったので90ヤードぐらい打つつもりでPWでティショット。ダフり気味に入ったので手前バンカーと思ったら、風にちょうど乗ってくれ、ピン手前6メートルにワンオン。バーディーパットは打ちきれず、カップ左手前15センチにショート。これをタップインしてパーでホールアウト。

 

 

8番 318ヤード パー4

 

ティショットは打ち下ろし、セカンドからはグリーン面が見えないほどの打ち上げのパー4。ここも自然の地形を生かし、フェアウェイは段々畑のような大きなうねりがある。ティショットを200ヤードぐらに刻むとフラットな地形から、グリーン面を見渡せながらセカンドを打てる。ドライバーを打つと一番下の段まで落ちてしまい、グリーン面がまったく見えない状態でセカンドを打つ事になります。

 

 

 

ドライバーでティショットを打って一番下の段に着弾。残り75ヤードのセカンドを54のSWで打ったものの軽くダフって、手前の花道にショート。ピンまで15ヤードのアプローチショットをパターで打ち、ピン左1.2mにつける。スライスラインをなんとか読み切ってパーでホールアウト。

 

 

9番 362ヤード パー4

 

ティグラウンド後方に松島湾を望むホームホール。ティショットは軽い打ち下ろしで、セカンドは軽く打ち上げるパー4。左サイドに民家があるために60歳未満のゴルファーは4番アイアン以下のクラブで打つ縛りがあります(60歳以上はドライバーOK)。ティショットは打ち下ろしですが、風は右から左への強いアゲンスト風。体感的には400ヤード近く感じるホールです。

 

左のOBを避けるべく。右サイドを狙って打ったら風影響をまったく受けなくて右サイドのラフに。残り150ヤードほどでしたが、テークバックで木の枝にクラブがかかるため7番アイアンでグリーン花道にレイアップ。ピンまで残り30ヤードを54のSWでアプローチ。インパクトが少し強く入ってピン奥1.2mにボギーオン。下りの1.2m、ここもオーバーを恐れてインパクトが緩み、ボールはカップ右フチを通過。2パットでボギーでホールアウトしました。

 

スタッツ

ーーーー△○ーー△ 37
222231112 18

 

 

今どきのアメリカンスタイルのコースに比べると、距離は決して長くなりません。しかしながらティショット、そしてセカンドショットをコントロールする技術が求められるホールが多いですし、なによりも強い風が難易度を高めています。1番ホールから9番ホールまで自然を上手く活かしたレイアウトは景観が美しいだけでなく、ゴルファーにいろいろなスキル(技術)を求めてきます。ゴルフはただ真っ直ぐ飛ばすことよりも、ボールコントロールすることであることを教えてくれるコースです。

 

今回はショートパットを打ち切れないミスが3回ありましたが、強い風が吹く中、距離感のミス、方向性のミスがありませんでした。これが好スコアにつながったと思います。

 

 

9ホールのゴルフ場でプレーしてみたい所はまだまだあります。北海道の根室ゴルフクラブ、岡山の岡山霞橋ゴルフ倶楽部熱海ゴルフ倶楽部、そして鳥取砂丘と日本海を見下ろせる鳥取ゴルフ倶楽部にも行ってみたくてウズウズしています。ゴルフ9ホールの旅はまだまだ続けていきます~。

 

 

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2019年05月04日超私的なゴルフ場調査 仙塩ゴルフ倶楽部 浦霞コース 前編

アナライズからお知らせ

アナライズでは、4月27日(土) 〜 5/6日(月) まで休業とさせていただきます。

ご注文は随時承っておりますが、ご対応(メール返信)・発送等は休み明け、5月7日からとさせていただきます。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。


GWも残すところ3日となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。ゴルフに行かれている方も多いと思いますが、マーク金井も5月2日に新幹線を利用して仙台で9ホールプレーをしてきました。

 

仙台駅から仙石線線に乗り換えて、本塩釜駅下車。仙台駅からは約30分ほどなので、神田から赤羽駅に向かうのと同じくらいの所要時間。本塩釜駅からはタクシーで10分弱でクラブハウスに着きました。駅からはグイグイと坂を上っていき、登り切った所にひっそりと駐車場、その奥にクラブハウスが建っています。ハウスは昭和27年に建てられてものです。

 

 

 

 

今回、プレーした仙塩ゴルフ倶楽部(浦霞コース)は東北最古のゴルフ場。ホール数は9ホールです。昭和10年に開場し最初は6ホール、その後、9ホールになっています。ちなみに、9ホールで古いコースと言えば、小樽の旧コースは北海道最古のゴルフ場、雲仙は九州最古であり、かつ日本国内で2番目に古いゴルフ場(現存しているコースの中で)です。

 

 

 

バブル時代に作られたゴルフ場のクラブハウスに比べると、仙塩のクラブハウスはこぢんまりとしてますが必要にして十分。無駄や虚飾を省いた作りで、神戸ゴルフ倶楽部京都ゴルフ倶楽部と同じくなんともいえない佇まい。ゴルフの原点を感じさせてくれる風情があります。

 

 

午後からのスタートいうこともあって、プレー前にお昼をいただきました。階段を上って2階がレストラン。初めてプレーするゴルフ場ですから、もちろん迷わずカレーを注文しました。欧風のトロッとしたルー、付け合わせはらっきょうと福神漬け。昭和な感じの雰囲気の食堂で、昭和な感じのお味のカレーをいただきました。

 

天気は快晴。気温は18~20度と絶好のゴルフ日和。海沿いということもありますが、この日は風かなり強く、風速10m越え。ピンフラッグの竿がしなるほどの風の中、スタート。グリーンはベントの2グリーンで、この日はメイングリーンでした。

 

 

 

今回もクラブ本数は7本。ドライバーは島田ゴルフの軽量スチール装着が装着されたエピックフォージド。アイアンはmmアイアンでシャフトはコンポジットテクノと共同開発中のディセンディング仕様のカーボン(約85g)というセッティングです。

1番 323ヤード パー4

 

 

 

軽く右ドッグレッグしており、ティグラウンドからはグリーンがまったく見えません。ティグラウンドとセカンド地点はほぼ同じ高さですが、その間はこれでもかってぐらい凹んでいます。風は左から右に強く吹いており、なおかつアゲンスト風。左右は林なので、出だしとしてはティショットにプレッシャーがかかります。

 

風を計算して左の林スレスレを狙ってドライバーを打ったら、ちょうどいい感じで飛んでフェアウェイ右サイドに着弾。セカンドの残りは約120ヤード。グリーンの左サイドはバンカーが待ち受けているので7番アイアンで右サイド狙い。狙い通りに右サイドのカラーまで運び、そこから2パットでホールアウトできました。グリーンの速さはスティンプメーターで9~9.5フィートほどです。

 

 

2番 284ヤード パー4

広々としており松島湾に向かって打てるストレートなパー4。風はフォロー。左右に林がありますが、視覚的なプレッシャーはありません。グリーン手前右側に小さな木があり、左右にはバンカー。右サイドの小さな木を狙ったたら、狙い通りに着弾。

 

 

 

残り30ヤード弱をピン右に4mに2オン。グリーンは左から右に大きく傾斜しており、右からは強い上りのパットになります。バーディーパットはラインを読み違えて、カップ左側を通過。2パットのパーでホールアウト。

 

 

3番 146ヤード パー3

打ち上げでおり、メイングリーンは右サイドでグリーン右側は崖。狙い所が非常に狭く感じるパー3。ティグラウンドからグリーン面はまったく見えません。風は左から右に強く吹いてます。このホールはただでさえ視覚的なプレッシャーがかかりますが、左からの風が吹くとさらに難易度が上がります。

 

グリーンを直接狙うと風に持って行かれて右の崖下まで行きそうなので、セーフティーに左サイドのバンカー越えを狙ってティショット。クラブは7番アイアン。風に上手く乗ってくれグリーン左サイドに着弾。着弾後、ピンの方向にスルスルッと転がって1.5mにワンオン。距離的にはバーディーチャンスですが、グリーンは左から右に強い傾斜。触っただけでどこまでも転がってしまいそうな感じに見えてしまい、ファーストパットをバントしました(笑)。バント成功でボールはカップのフチに止り、2パットで確実にパーを取りました。

 

1番、2番、そして3番とも自然の地形を活かしたレイアウトはゴルフの原点を味わえます。距離は短いですがグリーンは小さく、そして強風。リンクスでプレーするかの緊張感を味わいながら、プレーはまだまだ続きます~。

 

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2018年10月30日超私的なゴルフ場調査~京都ゴルフ俱楽部 上賀茂コース その3

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マーク金井の独断と偏見に満ち溢れた超私的なゴルフ場調査、今回は京都市内北部に位置する京都ゴルフ倶楽部上賀茂コース(京都市北区)。1948年(昭和23年)7月に6ホール、10月に9ホール、翌年3月には18ホールが造られ、日本で戦後最初にできたのが、この京都ゴルフ倶楽部 上賀茂コースです。今回は10番ホールからご紹介致します~。

 

10番324ヤード パー4

ティからグリーンまで軽い打ち下ろしで、左にドッグレッグ。ティショットは右サイドがベストだと思い、ドライバーで強めのスライスを打ちました。予想通り、右サイドからだとグリーンが狙いやすいホール。奥に外すと厄介に感じたので、ピンまで95ヤードをPWでスリークオーターショット。右手前8mのバーディパットは打ちきれず30センチショート。タップインしてパーでホールアウト。グリーンが小さいので正確な距離感が求められますが、とりあえずオンすればロングパットは残りません。ショートカットを狙いたくなりますが、安全に右に220ヤードぐらい打った方がスコアメイクしやすい感じがします。

 

11番354ヤード パー4

ほんの少しだけ打ち上げで左サイドにフェアウェイバンカー。右サイドが広く感じましたが、これが大間違いでした。ドライバーでやや強めのフェードを打ったら、右サイドのOBゾーンに、、、、。打ち直しは左フェアウェイバンカーの右に運び、手前12mにオン。ファーストパットを打ちすぎて2mオーバー、返しのパットを外し、OBと3パットでトリプルボギーを叩きました。左サイドは危険に感じましたが、実際は左サイドは13番ホールなので、隣に打ち込んでもセーフです。目の錯覚と言ってしまえばそれまでですが、コースの罠にまんまとハマりました。

 

12番131ヤード パー3

ほんの少し打ち下ろしで、グリーン左サイドには池が待ち構えるパー3。グリーンが小さいので池が必要以上に大きく見え、かつ右サイドにも外したくないレイアウト。正確な方向性が求められるホールです。9番アイアンでティショットしたボールはピン横5mにワンオン。ここでもラインを読み切れずバーディパットはカップをかすりもせず、タップインしてパーでホールアウト。

 

13番464ヤード パー5

サブグリーンだと382ヤードのパー4ですが、今日はメイングリーンなのでインコース唯一のパー5です。ほぼストレートなホールでティショットでそこそこ距離を稼げると2オン可能。ただし、セカンドからグリーンにかけての右サイドには池が待ち構えているので、油断できません。ティショットはやや左に飛び、フェアウェイからほんの少しだけ外れたラフ。グリーンまでの距離は約220ヤードだったのでUTで打ったところ、やや当たりが悪くてグリーン左手前バンカーのふちに。そこからのアプローチは上手く打ったつもりですが、グリーンが手前から見た目以上に速くてグリーン奥のエッジまで転がりました。
約11mのパットはカップを80センチほどオーバー。パーパットは慎重かつしっかりヒットしてパーでホールアウト。

 

14番327ヤード パー4

左サイドにクリークが流れ、メイングリーンは浮島のように池がぐるりと取り囲む名物ホール。フェアウェイ左サイドにはバンカーがあり、フェアウェイの落としどころが狭く感じます。ティショットはドライバーをコントロールしてフェアウェイキープ。残り110ヤードをPWで打ちましたが、インパクトでフェースが開き右手前12mにオン。ファーストパットの距離感を間違えてしまい2.5mオーバー。返しのパットも決まらず、このハーフ2度目の3パットでボギー。

 

15番104ヤード パー3

プロゴルファー猿の漫画に出てきそうな谷越えのパー3。距離は短いですが、打ち下ろしが強く風の計算が難しいホールです。PWで打つか54度のSWで打つか迷いましたが、PWでコントロールショット。ピン横2mにオンし、これを1発で沈めて初バーディーが取れました。

 

16番348ヤード パー4

打ち上げで、フェアウェイが右から左に傾斜しています。フェードを打つことを求めてくるホールでフッカーには打ちづらいレイアウト。得意のフェードでティショットを打つつもりが、フェードがかからず左のラフに。セカンドは打ち上げでピンは見えますが、グリーン面はまったく見えません。残り118ヤードを9番アイアンで打ったら何とか手前ギリギリに2オン。17mのファーストパットは2mショート。パーパットはラインを読み切れず、ハーフ3度目の3パットでボギー。

 

17番170ヤード パー3

元々はパー4でしたが、左サイドに民家が迫っているのでパー3に変更されています。ティグラウンドに上がるとパー3というよりはパー4という感じの景色が広がるホール。
グリーン左サイドには池があり、池に覆い被さるような松が京都らしさを感じさせてくれます。その松にだけは打ち込まないようにと思ったら、7番で打ったティショットはものの見事に引っかけて左の池に。ドロップして打った3打目は2.5mにオン。このパットを何とか沈めてボギーでホールアウト。

 

18番380ヤード パー4

フェアウェイの両サイドに林が続き、かつ右サイドにはクリークが続きます。ティグラウンドに立つと左サイドが狭く感じてしまい、それを嫌がって打ったティショットは右のラフに。セカンドは木がスタイミーになっているので7番アイアンでフェアウェイにレイアップ。残り40ヤードほどのアプローチは距離感を間違えてピン奥8mに3オン。ファーストパットは30センチショートし、これをタップインしてボギー。

 

インの印象

アウト同様、日本庭園を思わせるような美しいホールが多いです。コース外周には民家が迫っているホールも多く、関東だと茅ヶ崎ゴルフ俱楽部に似た雰囲気があります。後から知りましたが、茅ヶ崎は京都ゴルフ俱楽部の系列コースです。インもティショットは飛距離よりも方向性。パー3が3つあるので、とにかくアイアンショットの精度がスコアメイクの鍵を握ります。個人的には16番のセカンドショットは非常に難しく感じました。打ち上げで強く打ちたいのですが、奥が狭い。強めに打ちたくても打たせてくれない恐怖感を感じました。アウトに比べるとインはショットがばらけ、かつロングパットの距離が乱れてしまいバーディーを取ったにも関わらず6オーバーも叩いてしまいました。

 

プレーを終えて

総ヤーデージは白ティからだと5527ヤード。パーは69。この数字だけ見ると物足りなさを感じるゴルファーもいるかと思いますが、個人的には一目惚れしました。レイアウト、そして難易度を高める砲台グリーン、バンカー、池の配置も絶妙で、ゴルファーの腕が試されるホールが多いからです。そして何よりも景観が美しい。日本庭園と称されるゴルフ場は数ありますが、その中でもこの京都ゴルフ俱楽部のホールの数々は、日本を代表する日本庭園らしさがあるからです。もう一度ではなく、何度でもプレーしたくなるコースとして、これかもお世話になりたいと思っています。


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2018年10月28日超私的なゴルフ場調査~京都ゴルフ俱楽部 上賀茂コース その2

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マーク金井の独断と偏見に満ち溢れた超私的なゴルフ場調査、今回は京都市内北部に位置する京都ゴルフ倶楽部上賀茂コース(京都市北区)。

 

 

 

 

1948年(昭和23年)7月に6ホール、10月に9ホール、翌年3月には18ホールが造られ、日本で戦後最初にできたのが、この京都ゴルフ倶楽部 上賀茂コースです。前回に引き続き、今回は5番ホールからご紹介致します~。

 

 

5番171ヤード パー3

 

やや強めの打ち下ろしで手前には盆栽のような松が彩られ、グリーンを取り囲むように5つのバンカーが配される風光明媚なホール。加えて、グリーン奥には大きな池もある。手前も嫌な感じがしますが、奥の池は絶対避けたいので7番アイアンでグリーン手前を狙い、狙い通り手前にワンオン。12mのバーティパットはラインを読み間違え、1.5mカップの右に、パーパットもラインを読み切れず3パットのボギーでホールアウト。

 

6番402ヤード パー4

S字のドッグレッグで2打目からグリーンまでは軽い打ち上げ。ホールの右サイドにはクリークが続くハンデキャップ1の難関ホール。ティショットは左の林ギリギリからフェードを打とうとしたら、狙いよりも左に飛び出し林の中に。OBかと思って暫定球を打ったのですが、1球目がセーフで左のラフに。2打目は7番アイアンでレイアップし、左手前バンカーの手前に。アプローチを2.5mに寄せ、これをなんとか1パットで沈めてからくもパーセーブできました。

 

7番373ヤード パー4

真っ直ぐなホールでフェアウェイ左サイドにガードバンカー。メイングリーンとサブグリーンで距離が100ヤード違うユニークなレイアウト。ティグランド右にあるクリークはら250ヤード地点でフェアウェイを横切り、セカンドからはやや強めの打ち上げ。ティショットは左バンカー横がベストポジションなので、そこを狙うも引っかけて左のバンカー。バンカーのアゴが思いの他高く、PWでレイアップ。残り40ヤードのアプローチは距離感を間違え、グリーンに届かず。4打目のアプローチをなんとか1.5mに付け、必死のパッチで打ったパットは何とかカップに沈んでくれてボギーでホールアウト。レイアウトを知らなかったので池には入らなかったのがラッキーでした。

 

 

8番503ヤード パー5

ティショットは左ドッグレッグ。セカンドからはストレートなパー5。このホールは6番の折り返しで、ホールの右サイドはグリーンに至るまでクリークが流れています。加えてグリーンの傾斜は複雑で入り組んでいます。ティショットはストレートボールでフェアウェイ真ん中をキープ。セカンドは19度のユーティリティでフェアウェイキープ。残り80ヤードほどの3打目でピン横5mに3オン。またもラインを読み違え、バーディパットはカップにかすりもせず。30センチのパーパットをタップインしてパーでした。

 

 

9番148ヤード パー3

池越えで軽い打ち上げのパー3。風がアゲンスト気味だったので7番でしっかり打ってピン手前10メートルほどにワンオン。風の影響か打ち上げの影響か定かではありませんが、見た目よりも実際の距離の方が遠く感じるホールです。ここもグリーンの傾斜をまったく読み切れずファーストパットはカップ横1メートルにつけただけ。1mのパットを何とか沈めてパーでホールアウト。

アウトの印象

どのホールも日本庭園を思わせるような美しさと落ち着き、そして歴史を感じさせるホールが続きます。特に松と池の配置は絶妙で、どのホールも一枚の画になりそうな美しさがあります。距離的は総じて短めですが、ロングヒッターが有利なホールはほとんどありません。ティショット、セカンドショットもかなりの精度が求められます。

 

加えて、グリーン周りはバンカーが多く配され、かつグリーンは砲台形状。グリーンは小さめですが傾斜が複雑なので、乗せても簡単にパットを打たせてくれません。クラブ選手権の直前(直後?)だったこともあり、グリーンは硬く締まっており、かつ11フィートの速さ。この速さにビビりまくり、ファーストパットを1.5mオーバーに打つ根性がないまま前半を終了しました~。

 

お昼はレストランではなく食堂にて、人気メニューNO.1の生姜焼きをチョイス。

 

 

マヨネーズをリクエストさせていただいた所、快くOKを頂きました。お味は京都らしく上品かつやや薄味でGOOD。生ビールとの相性も抜群でした~。

 

バックナインについては、次回じっくりレポート致します~。


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ということでまた明日