カテゴリー: 超私的なゴルフ場調査
2013年07月11日超私的なゴルフ場調査~六甲国際パブリックコース(兵庫県)
マーク金井は9ホールのゴルフ場をこよなく愛し、日本ハーフコース振興協会の会長も務めている。ハーフ協会の会員数は500名を超えており、その中にはツアーで活躍する塚田好宣、佐藤信人らも会員となっています。
そんなマーク金井が5回目に調査したのは、六甲国際パブリックコース。ここは関西の名門、六甲国際ゴルフ倶楽部に隣接しているパブリックで9ホールのゴルフ場。9ホールですが前半と後半で使用ティを変えることで18ホール 6048yds Par72。コースレートは68.2です。
コースは1975年に開場。コース設計は加藤福一。コースレイアウトはワイドでフラットなホールが多く、どのホールも林できちっとセパレートされています。グリーンはベント。グリーンの形状はオーソドックスで、ポテトチップのような凸凹な傾斜はほとんどありません。交通の便は非常に良くて、三宮市内からだと車で30分弱でコースに着けます。電車よりも車の方が地の利が非常に良いコースです。
6月28日プレー。
スタート時間、
7時28分
天候は晴れ時々くもり。微風
概要
1975年11月開場
設計 加藤福一
9ホール、3059ヤード、パー36
コースレート 68.2(18ホールの場合)
丘陵コース
ベントのワングリーン
モノレール式のリモコンカートを使用しての歩きプレー。
全組セルフプレーのみ
練習場 48打席
芝から打てるアプローチ&バンカー
アクセス
山陽自動車道/神戸西ICより4㎞(10分)
阪神高速7号北神戸線/箕谷ICより6㎞(15分)
電車利用の場合
神戸電鉄有馬線・箕谷駅
北神急行電鉄・谷上駅
駅からタクシーで2500~3000円
クラブバス 無し
三宮市内からだと六甲トンネルを使うとコースまで約30分。渋滞箇所もないので非常に地の利が良いゴルフ場です。電車利用だと最寄り駅は箕谷駅もしくは谷上駅。そこからタクシーで約15~20分ほどでクラブハウスに着けます。電車よりも車の方が便利でしょう。
クラブハウス
ゴルフ場のクラブハウスとしては質素でシンプル。平屋で入って右側にロッカーと風呂場、奥の右側に受付、左側にレストランとトイレがあります。入り口と反対側の出入り口からコースへ向えるようになっています。キャディバッグは自分で積み下ろしし、そしてモノレールカートへの積み下ろしもプレーヤー自身で行います。駐車場はクラブハウスの真正面。クラブハウスと反対側に立派な練習場があります。
レストラン
ハーフプレーなので食事はしてません。ドリンク、料理とも自動販売機で購入するシステム。高速道路のドライブインのような雰囲気~。
コース概要
クラブハウスを出た左側に1番ティ。真正面には練習グリーンが2面、その右側にはショートコースちっくなアプローチ&バンカー練習場が完備してます。
ホールは木々で完全にセパレートされていて落ち着いた雰囲気があります。乗用カートはなくて歩きのプレーのみ。フェアウェイ、ラフ、そしてグリーンは入念に手入れされてました。9ホールですが各ホール、2つのティグラウンドがあって2週目は違うティからプレーするシステム。プレーした日はバックティはありませんでした。
グリーンはスティンプメーターで9.5フィート前後(6月28日時点)。ものすごい高速グリーンではありませんが転がりはスムーズです。受けグリーンお所が多く、手前は上り、奥からは下りという感じになっています。
フェアウェイ 短く刈り込まれているのでフライヤーが出づらい。
ディポット跡は少なめでコンディション非常に良好
ラフ やや脱出に苦労するほど深くはない。。
フライヤーが出やすい感じ
グリーン スピードは普通だが、グリーン面はやや硬め。
バンカー アゴはそれほど高くないが、ホールの要所要所にバンカーが ちゃんと配されている。
ティはRT(白ティ)使用。
モノレールカートはスピードが出るので、
前が空いていればスイスイ回れます。
印象に残ったホール
1番 352y パー4
ティからグリーンまで真っ直ぐで軽い打ち下ろし。右サイドは狭いが、左サイドもノリ面になっていてそれほど広くない。左右はびっしり木々があって林間コースのような雰囲気。グリーン奥は崖のような感じになっているのでオーバーするとスコアメイクが非常に難しい。
3番 263y パー4
軽い打ち下ろしの短いミドル。距離的にはワンオンも可能だがフェアウェイ中央にはティショットを遮るような大木。グリーン手前もバンカーががっちりガードしているのでグリーンに直接キャリーさせないとワンオンできない。大木の右サイドからドロー、もしくは大木の左サイドからフェードを上手く打つとワンオンのご褒美が。マーク金井は左サイドからワンオンを狙ってグリーン奥のエッジに運ぶ。9mのパットを1発で沈めてイーグルパットを奪取!!!!
4番 469y パー4
右ドッグレッグでセカンドから強い打ち下ろしのロング。左サイドはOBが迫っているのでドライバーで打つ場合は右の山すそ狙い。ティショットが飛んで下り斜面まで飛ぶと2オンを狙える。グリーンを取り囲むように3つのバンカーが配置されている。そしてティからグリーンまで左サイドはずっとOB。バーディも出やすい反面。引っかけやすい人は大叩きも出やすいホール。
5番 358y パー4
打ち下ろして打ち上げるミドル。ティグラウンドに上がるとダイナミックな景色を楽しめるが、ドライバーが苦手な人には左右のOBがすごく気になる。セカンドは強い打ち上げでグリーン面はまったく見えない。2打目はショートしやすいので「あっ、オーバーかな」というぐらいで距離がピッタリ合うホール。
7番 455y パー5
左の谷が妙に気になる打ち上げのロング。左の谷を嫌がって右に打ちすぎてもOBになってしまう。ティショットを上手く運べると2オン可能。ここもセカンド以降は打ち上げでグリーン面が見えない。フェアウェイの両サイドにバンカー、グリーン回りは左サイドにバンカー。距離感が合えばイーグルも狙える。マーク金井はティショットを左ラフに運び、残り170ヤードを7番で打って2オン。4メートルのパットはカップ手前で右に切れて2パットのバーディー。
9番 350y パー4
ここも左サイドの谷が気になるミドル。ティショットは右サイドに運ぶのがセーフティ。グリーン手前には小さい池があり、小さいながらもコスリ球を打つと池ポチャになりやすい。グリーンの回りには3つのバンカーが配され、花道がやや狭い。2打目は距離感と方向性が求められる。このコースの中で最も難易度が高いホール。
総評
コースレートからも分かるようにそれほどレイアウトはそれほどタフではありません。特にロングは短めなのでティショットが上手く飛べばバーディが狙えます。反面、どのホールも左右がOBなのでドライバーが左右に曲がるとスコアメイクが難しくなります。9ホールだけサクッと回るのもよいし、2周する時は1周目のラウンドを元にコース攻略を考えるとスキルアップが狙えます。
(▼▼)b
PS.ナチュラル ハンドファースト パターですが、ファーストロットは即日完売。次回は7月下旬に入荷予定です。次回も完売が予想されますので、ご予約はお早めに~。
2013年07月07日超私的なゴルフ場調査~ムーンレイクGC 市原コース(千葉県)後編
千葉県には現在160近くのゴルフ場がありますが、そんな中から今回マーク金井がプレーしたのはムーンレイクGC 市原コース。ムーンレイクという名前のゴルフ場は茂原にもあって、場所を間違えるゴルファーがたまにいるそうです。どちらもPGMの系列コースですが、この2つのゴルフ場はかなり離れています。クルマで30分以上かかりますので、間違えてしまうと遅刻は免れません(笑)
後編はじっくりコース紹介していきましょう。オープン当初はTPCという名前がついていました。その名前の通りコースはUSPGA TOURが設計。フルバックからだとコースレートは73.3とかなりタフです。
5番135yパー3
やや打ち下ろしのショートホール。ティグランドのすぐ前から左は谷のようにえぐれていてOB。右サイドは手前が林で、奥は広くなってセーフティゾーンがちゃんとある。グリーンの右サイドは凹んでいてグラスバンカーみたいな感じだ。グリーンは巨大でアンジュレ-ションも強い。10メートル以上のロングパットを残すと難しいラインが残る。
7番352yパー4
S字にうねったミドル。ティショットは右ドッグレッグで、セカンドからは軽い左ドッグレッグ。フェアウェイがタイトでプレッシャーが強くかかるホール。白ティからだと220ヤード以上飛ぶクラブを使うと狙い所が非常に狭くなる。ちょっとでも左に打つと突き抜けてOBになるからだ。グリーン回りも左サイドはOBが迫っている。ティショット、セカンドとも正確な方向性が求められ、アウトで一番難しいホール。
8番346yパー4
7番同様、ここもホールの幅が狭く感じるホール。軽く左にドッグレッグしているのでショートカットを狙いたくなるが、少しでも左に曲げると即、OB。グリーン回りもセーフティゾーンが狭く、なおかつグリーンは縦長。距離は短いがティショット、セカンドともかなり正確なショットが求められるホール。グリーン奥もOBなので、ティショットをミスした時は手前に刻むぐらいの方が確実にスコアメイクできる。
9番452yパー5
左ドッグレッグで打ち上げのロング。ティショットはコースなりにドローが打てると2オンが狙えるサービスロング。ただしティショットを引っかけてしまうと即OB。8番で2メートルのバーディパットを外したマーク金井。ティショットでドローを目論むも力んで引っかけてOB。打ち直しでフェアウェイをキープして何とかボギーでホールアウト。グリーン右手前のバンカー群に打ち込むと3オンが難しい。3打目は打ち上げでグリーンは砲台。セカンド以降はフェアウェイ左サイドから攻めるとパー、バーディを狙いやすい。
11番134yパー3
軽い打ち下ろしのパー3。左サイドに巨大な貯水池があるが、これは気にならないハザード。左右が吹き抜けているホールなので風の計算が難しい。グリーンは縦長で巨大。アンジュレ-ションも強い。ピンが奥の場合、気合いをが入ってパンチが入ると奥のバンカーに入りやすいホール。
13番383yパー4
打ち下ろしで池越えのミドル。ムーンレイク市原の名物ホール。ティからはホール全体が見渡せ、その奥にはクラブハウス。フェアウェイの左サイドにはクリークが流れ、セカンドは池越え、そしてバンカー越え。グリーンは縦長でピンが奥にあると距離的にもタフなホールだ。ティショット、セカンドともいい球を打たないとパーオンが難しい。白ティからだとドライバーよりも3Wや5Wで刻んだ方がフェアウェイキープしやすい。ティショットを右のラフに打ち込んだマーク金井。残り175ヤード、フライヤーを計算に入れて7番でピン横3メートルに2オン。1パットでバーディを奪取。
14番511yパー5
13番から折り返す右ドッグレッグのロング。ティショットは左サイドが広めだが、大きく曲げるとOB。右サイドは1ペナ。マーク金井は安全に左サイドを狙ったにもかかわらず引っかけてOB。セカンドからは真っ直ぐだが右サイドはずっと谷になっていて1ペナ。グリーンは縦長だが斜めに配されている。ピンが手前だと奥行きがないので距離感が合わせづらい。OB後、5打目を1メートルにつけたマーク金井、なんとか1パットで沈めてボギーでホールアウト。
16番337yパー4
緩やかに左ドッグレッグしているミドル。左サイドはネットが張ってあって、それを越えるとOB。加えてフェアウェイバンカーも左サイドに配されている。右サイドは広くてノリ面もあるのだが、なぜか左サイドをショートカットしたくホール。グリーンは縦長で巨大。段もあるのでロングパットは距離感がつかみづらい。
18番407yパー4
ティーショットが池越えのミドル。白ティからでも407ヤードあってタフだ。左右が1ペナで、白ティからだと右を狙うと突き抜ける怖さがある。ビビらないで左バンカー超えを狙うとフェアウェイキープできる。セカンドは軽い打ち下ろし。右サイドには池とバンカーが配され、レイアウトが美しいホール。グリーンは強い受けグリーン。奥からのアプローチとパットはボールが止まらないので距離感がつかみづらく、寄せワンが取りづらくなる。
コースの総評
TPCという名前の割には和風なレイアウト。コースはアウトは距離が短めでタイトなホールが多い。ドライバーが曲がる人には大叩きしやすいホールが多いが、反面、ティショットを上手くフェアウェイキープできるといいスコアを出しやすい。インはアウトに比べると距離が長めでホールの幅も広め。インはロングヒッターに有利なホールが多く、ティショットで飛距離を稼げるいいスコアを出せる。乗用カートにはGPS機能が付いていて便利。初めてプレーする人でも「どこに打てばいいの?」って迷わずにプレーできる。乗用カートは自走式でスピードが出るのでスイスイ回れる。隣ホールと隣接しているところが多く、隣のホールに打ち込んだ場合、黄色と黒の縞杭のところはワンペナで自分のホールにドロップ(最後にボールが横切ったところから2クラブレングスにドロップ)。杭がないところは、そのまま隣のホールから打てる。
練習場にはバンカーと芝から打てるアプローチ練習場があって、スタート前にいいウオーミングアップができる。レストラン、ロッカーはカジュアルな雰囲気で、接待よりもプレーを純粋に楽しみたい人向けか。コースのメンテナンスについては全組セルフなこともあって、フェアウェイはディボット跡が多めなのがちょっと気になった。プレー料金は平日はかなりリーズナブル。7月だと曜日によっては7000円台でプレーできる。夏場のこの時期、ナイターの最終スタートは19時。19時スタートで18ホールプレーできるのはgood~。
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PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。
2013年07月06日超私的なゴルフ場調査~ムーンレイクGC 市原コース(千葉県)前編
マーク金井の独断と偏見に満ちあふれた超私的なゴルフ場調査、第4回目はPGM系列のムーンレイクゴルフクラブ 市原コース。ここは名前が何回か変っており、オープン当初はTPC市原後楽園ゴルフ&スポーツ、その次がセントレジャーGC、そして現在はムーンレイクGC市原となっている。オープン当初にゴルフ&スポーツとなっていたのは、クラブハウスの左手前の敷地に天然芝のサッカー場とフットサルコートがあり、ほかにもテニスコートも完備されているあからです。
コースは2000年に開場。コース設計はUSPGA Tour。アメリカンスタイルなホールが多く、グリーンはポテトチップのように凸凹しています。自家発電の照明施設もあってナイタープレーも楽しめます。館山自動車道/市原ICより5㎞(10分)と交通の便が良く、神田から車で1時間ほどでコースに着けます。
6月22日プレー。
スタート時間、
9時28分アウトスタート
天候は晴れ時々くもり。やや強風~。
概要
2000年6月開場
設計 USPGA Tour・Chris Gray
18ホール、7031ヤード、パー72
コースレート 73.3
丘陵コース
ベントのワングリーン 651~800平米
乗用カート リモコン式乗用カート GPS機能付き
全組セルフプレーのみ
練習場 250Y 14打席
アプローチ&バンカー
アクセス
車利用の場合
館山自動車道/市原ICより5㎞(10分)
電車利用の場合
JR内房線・五井駅(東口)
五井駅からタクシーで約15分
クラブバス 無し
館山道・市原ICから約5キロ。渋滞箇所もないのでインター下りて10分弱でクラブハウスに着けます。アナライズ神田スタジオからだとアクアラインよりも首都高湾岸線で千葉に向かい、そこから館山道を利用した方が少し早く付けます。電車利用だと最寄り駅は五井駅。タクシーで約15分ほどで付けるので電車族にも便利です。
クラブハウス
ゴルフ場のクラブハウスとしては質素でシンプル。外観はクラブハウスらしくなくて、体育館とかにも見えたりします。正面玄関が2階で、2階に受付があって、すぐ横にレストラン、コンペルーム。正面の階段を下りてロッカールームと風呂場があります。コースには1階から迎え、出入り口付近にトイレがあります。駐車場はクラブハウスの真正面。駐車場と練習グリーンが近いので、忘れ物してもあわてなくて済みます。
レストラン
我々がプレーした日はランチバイキング。お昼の定番のカレーにはじまり、サラダ、中華、洋食、お蕎麦、そしてデザート。プチトマトをはじめ新鮮なサラダが豊富なのがgoodです。カジュアルな感じなので接待には向きませんが、プレーを楽しむゴルファーには満足度が高いでしょう。
コース概要
かつてはTPCの冠がついてましたが、今は契約切れでTPCのTの字もありません。前回のきみさらずに比べるとアメリカンスタイルの雰囲気は少し薄いめですが、ホールによっては池とバンカーがダイナミックに配されていたり、「なんだこりゃ」っていうグリーンの起伏があったりします。13番パー4は名物ホールで、ティショットでは左サイドにクリーク。セカンドからは右サイドに巨大な池が配されて、グリーン手前左側にはバンカーが待ち構えています。
そして絶妙なのがティグラウンドの配置。チャンピオンティ、ブルー、ホワイト、レッドの4つのティがありますが、ティ位置でコースの難易度がガラッと変ります。ティグラウンドの位置でベテランからビギナー、レディスなど全ての方が気軽に楽しめるコースです。
グリーンはスティンプメーターで9~9.5フィート(6月22日時点)。何だこりゃってほどの高速グリーンではありませんが、転がりはスムーズ。グリーンはホールごとに形状が異なり、アンジュレーションも非常に強い。10メートル以上のロングパットを残すと、傾斜を読むのが難しくなってきます。
フェアウェイ 短く刈り込まれているのでフライヤーが出づらい。
ディポット跡は少なめでコンディション良好
ラフ やや脱出に苦労するほど深くはない。。
ハードヒッターならばフライヤーがしやすいが、
普通のアマチュアだと芝の抵抗で距離が落ちるかも
グリーン スピードは普通だが、グリーン面はやや硬め。
バンカー アゴはそれほど高くないは、ホールの要所要所にバンカーがちゃんと配されている。
ティはRT(白ティ)使用。
自走式乗用カートなのでスピードがちゃんと出ます。
前が空いていればスイスイ回れます。
印象に残ったホール
2番、310y パー4
ティからグリーンまで打ち上げ。フェアウェイは途中で谷になっているので白ティからだと200ヤードぐらいに止めた方がセーフティだし、セカンドが打ちやすくなります。手前、そして左サイドはずっとOB。グリーンはアンジュレーションが強く、奥に外すとアプローチが非常に難しい。ティグラウンドからは非常にトリッキーに感じます。距離は短いがセカンドの距離感が悪いと簡単にボギーが出てしまうホールです。
この続きは明日レポートしましょう~。
(▼▼)b
PS.ナチュラル ハンドファースト パターですが、ファーストロットは即日完売。次回は7月下旬に入荷予定です。次回も完売が予想されますので、ご予約はお早めに~。
2013年06月30日超私的なゴルフ場調査~きみさらずGL(千葉県)後編
今でこそアメリカンスタイルのコースが多いですが、その草分け的なコースといえば今回調査したきみさらずゴルフリンクス(千葉県)。池とバンカー配置、そしてポテトチップよりもうねったグリーン。1番から18番まで、ひとつとして同じホールがありません。超私的なゴルフ場調査の後編はコースインプレッションです。
3番511yパー5
左ドックのロングホール。左サイドはずっとOBが続くのでフッカーにはプレッシャーが強くかかるホール。セカンドからは軽い打ち上げ。グリーンは奥行き40ヤードの縦長。3段グリーンになっているので、ピンと違う段に乗せてしまうとシビアな距離感が求められる。
4番311yパー4
距離が短く真っ直ぐなミドル。池越えだがこの池はほとんどプレッシャーがかからない。フェアウェイ右サイドのラフに打ち込みむセカンドでグリーン面が見えづらくなる。ピン位置が右奥だと難易度が増してくる。
5番354yパー4
直角右ドッグレッグのミドル。セカンドからグリーンまで右サイドには深い谷底。グリーンは横長で手前は砲台。ティショットはフェアウェイ左サイドをキープしておかないとセカンドが非常に難しい。前後の距離感がシビアなホールなので、ラフに打ち込むと厄介。グリーンオーバーすると急激な下り斜面に向かうアプローチを打つことになる。マーク金井は3打目をグリーンオーバーしてトリプルの7を叩いた。ハンデ1で、アウトの最難関ホール。
6番135yパー3
2番と折り返すショートホール。左に巨大な池があり、アイアンが引っかかりやすい人にはプレッシャーが強くかかる。池を嫌がって右に打つとポットバンカーが待ち受けている。
7番486yパー5
直角右ドッグレッグのロングホール。左サイドはグリーンまでずっとOB。右サイドのバンカー越えを狙うと2オンも可能だが、ショートカットしそこねると大トラブルを避けられない。2打目落下地点からフェアウェイ左サイドには100ヤードぐらいある巨大なバンカーが配されている。グリーンのアンジュレーションは強く、ロングパットはジェットコースターのようなラインが残ることも珍しくない。
8番383yパー4
ゆるやかな右ドッグレッグのミドルホール。ティショット落下地点には巨大な池。左サイドはずっとOBが続く。セカンドは池越えでかるい打ち上げ。グリーン右サイドのチョコレートドロップがセカンドの難易度を高めている。
10番471yパー5
ゆるやかな打ち下ろし、ゆるやかな左ドッグレッグのロング。距離的には2オン可能だが、左サイドは崖でなおかつOB。グリーンは極端なぐらい奥行きがなく、オーバーすると急な崖になっている。グリーンは中央が極端に低く、左右が高いユニークな形状。距離は短いが前後の距離感がシビアなホール。花道もないので結果オーライは期待できない難ホール。
12番317yパー4
距離は短くフェアウェイは途中でなくなっている。ティから見える左右のバンカーの間がベストポジション。グリーン左サイドはグリーンを取り囲むようなバンカー。どのバンカーもアゴが非常に高いので、入れてしまうとリカバリーショットを打つのが非常に難しい。
14番489yパー5
ティショットは広々しているがグリーン手前100ヤードぐらいから打ち下ろして左ドッグレッグ。セカンドを左ラフに打ち込むとグリーンを狙いづらくなる。グリーンは奥に向かって下り傾斜というユニークな形状。グリー回りには深くて小さいポットバンカーが待ち受けている。
15番428yパー4
真っ直ぐで打ち上げのミドル。フェアウェイ左サイドには全長200ヤードのバンカー。このバンカーに入れてグリーンを狙うのは禁物。ダフるといつまでたってもバンカーから出られなくなる。グリーン回りには珍しくバンカーがひとつもない。
17番136yパー3
米国TPC同様、グリーン回りはずべて池。浮島グリーンに向かって打つ名物ショートホール。グリーン手前にはポットバンカー。風が吹くとグリーンに乗っただけで嬉しくなってしまう難ホールだ。マーク金井は8メートルにワンオンしてバーディ奪取~。
18番335yパー4
軽い打ち上げのミドル。フェアウェイ右サイドにはグリーン近くまで続く巨大なバンカー。フェアウェイ左サイドにちゃんと運べると2オンしやすいが、右サイドのバンカーに打ち込むとパーオンが難しい。グリーンオーバーするとグラスバンカーや左下がりの傾斜地からアプローチを打つことになる。グリーンは奥から非常に速い。
コースの総評
ピート・ダイのコースは国内にもいくつかあるが、最初に作っただけあってレイアウトはかなりタフ。距離はそれほど長くはないが、グリーンの形状が独特なので正確な距離感と方向性が求められる。バンカーもアゴが高いので寄せるには高い技術が求められる。乗用カートには詳しいコースガイドが完備されているので初めてでもセルフで問題なくプレーできる。電磁誘導式の乗用カートは動きがスローなのがもったいない。場所によっては歩くぐらいのスピードしか出なかった(笑)
高級接待コースを意識しているだけあってクラブハウスは立派でコースのメンテナンスもしっかりしている。レストランも高級感があって素晴らしいが、ゴルフを純粋に楽しみたい人には豪華過ぎるかも。スルッとゴルフを楽しみたい人向けに早朝スルーとかのプランがあるとゴルファーにもっと喜ばれるゴルフ場になると思う。プレー料金も平日はリーズナブル。セルフだと11000円でプレーできる日もある。GDO等のネットからも予約できる。
PS.自然にハンドファーストに打てるパター、ショートパットがスコンと入るパターが発売間近に迫りました。6月中にご予約いただけますと、マーク金井オリジナルマーカー他、先行予約特典が付きます~。ご予約はお早めに~。
2013年06月29日超私的なゴルフ場調査~きみさらずGL(千葉県)前編
マーク金井の独断と偏見に満ちあふれた超私的なゴルフ場調査、第3回目はOGM系列コースである、きみらさらずゴルフリンクス。
コース設計の奇才ピート・ダイが日本で最初に作ったコース。大きな池、大きなバンカー、そして幾重にも連なる大小のマウンド。計算ができない程のアンジュレーションを持つグリーンと戦略性の豊かなコース。オープン当初は「難しすぎる!!」という声が上がってました。神田から車で1時間弱と非常に地の利が良いのでチョイスしました~(笑)
6月27日プレー。
スタート時間、
7時28分アウトスタート
天候は曇りのち晴れ。やや強風~。
概要
1992年12月開場
設計 ピート・ダイ
18ホール、6833ヤード、パー72
乗用カート リモコン式乗用カート
キャディ付かセルフを選択
アクセス
車利用の場合
圏央自動車道/木更津東ICより5㎞(5分)
館山自動車道/姉崎袖ヶ浦ICより10㎞(15分)
電車利用の場合
JR内房線・木更津駅
木更津駅からタクシーで約330分 約5000円
クラブバス 無し
圏央道の開通によりアクセスが非常に良くなっています。木更津東ICから約5キロ。渋滞箇所もないのでインター下りて5~10分でクラブハウスに着けます。アナライズ神田スタジオからだとアクアライン利用で1時間弱(渋滞無しの場合)でクラブハウスに着きました。
電車利用だと最寄り駅は木更津駅。地道を走るので結構時間がかかります。クラブバスがないので電車ゴルファーにはやや不便かも。
クラブハウス
ゴルフ場のクラブハウスとしては珍しく平屋。モダンな作りで室内は開放感に溢れています。クラブハウスの真正面に駐車場があるので、車に忘れ物してもそれほど歩かなくて済みます。玄関入って左に受付、右側にロッカールームと風呂場。そしてスタートホールへの通路。奥手の左側にショップとレストラン。
ロッカールームは広々してて、一番奥の右側に風呂場。サウナも完備。トイレの洗面台には歯ブラシがあって、ウオシュレットも完備されています。
レストラン
ハーフ終了が朝の9時過ぎでしたが、レストランはすでにお昼のメニューに変ってました。カレーとか冷やし中華で1580円。とゴルフ場としては普通、しかし鰻やステーキは3000円以上。高級レストランのような値段設定に驚かされましたが、接待に使いたい人にとってはお客様をもてなしやすいレストランでしょう。
コース概要
TPCを設計して名前を上げたピート・ダイが日本で最初に作ったコース。典型的なアメリカンスタイルのレイアウトなのに加え、リンクスのテイストを出すために至る処にチョコレートドロップと呼ばれるマウンド群がハイされています。名物17番パー3はグリーンの回りがすべて池。米国のメジャー、プレーヤーズ選手権の17番同様のエキサイティングなレイアウトを楽しめます。グリーンはポテトチップのような形状で、オーソドックスな受けグリーンは皆無。どのホールも「なんだこりゃ」っていうぐらいグリーンの起伏が強くなっています。バンカーが非常に多いので、バンカーショットが苦手な人にはかなり手強いコースです。
グリーンはスティンプメーターで9フィート(6月26日時点)。何だこりゃってほどの高速グリーンではありませんが、転がりはスムーズ。グリーンはホールごとに形状が異なり、アンジュレーションも非常に強い。10メートル以上のロングパットを残すと、傾斜を読むのが難しくなってきます。
フェアウェイ 短く刈り込まれているのでフライヤーが出づらい。
ディポット跡は少なめでコンディション良好
ラフ やや脱出に苦労するぐらい深い。。
ハードヒッターならばフライヤーがしやすいが、
普通のアマチュアだと芝の抵抗で距離が落ちる
グリーン スピードは普通だが、グリーンはやや硬め。
バンカー 壁のようにアゴが切り立った形状のバンカーが多く、リンクスのようなポットバンカーもある。15番には全長200ヤードのバンカーがある
ティは白ティ使用。
リモコン式の電磁誘導式なので乗用カートはフェアウェイ乗り入れ不可。
印象に残ったホール
2番、155y パー3
ティからグリーンまで左サイドには池が続く風光明媚なパー3。グリーン手前半分は池の方に傾斜しているので右を狙いたくなるが、右にはポットバンカーが絶妙な位置に配置されている。グリーンは2段グリーンでピン位置が左奥だと難易度が一気に増す。マーク金井はティショットを左に引っかけて池ポチャ。3オン2パットのダボでホールアウト。アイアンで引っかけやすい人には2オン狙いでグリーン手前のエッジにボールを運び、アプローチを1メートルに寄せてバーディー。セカンドからはバンカーがズラッと見えるので、視覚的なプレッシャーが強くかかるホール。
おーっと、原稿締切りの催促が入りました。この続きは明日レポートしましょう~(▼▼)b
PS.自然にハンドファーストに打てるパター、ショートパットがスコンと入るパターが発売間近に迫りました。6月中にご予約いただけますと、マーク金井オリジナルマーカー他、先行予約特典が付きます~。ご予約はお早めに~。