カテゴリー: 超私的なゴルフ場調査
2013年10月27日超私的なゴルフ場調査~東千葉CC(千葉県)後編
マーク金井の独断と偏見に満ちあふれた超私的なゴルフ場調査、今回は東千葉です。経営は現在OGM(オリックス・ゴルフ・マネジメント)です。千葉東金道路・東金ICから約2キロと地の利が非常に良く、神田からだと1時間かかりません。コースレイアウト、メンテナンスにも定評があるコース。後編はじっくりとコースインプレッションしてきましょう~。
東4番、380y パー4
左ドッグレッグでティからグリーンまで打ち上げのホール。白ティからだと、ドライバーで真っ直ぐ打つとフェアウェイを突き抜ける。マーク金井はドローを狙って打つも、コースの罠にまんまとはまり引っかけて左にOB。セカンドからも打ち上げでグリーン面は見えない。見た目よりも打ち上げが強く、ワンクラブ大きめで打つぐらいで、ちょうど距離が合ってくる。グリーン奥に外すとグリーンは強い下り傾斜。上手く打ってもオーバーしやすく寄せづらい。
東5番、521y パー5
東アウトの名物ホール。ティから200y先に池があり、フェアウェイ中央には大きな杉の木が立ちはだかる。ハンデキャップ1が示す通り、ティショットではかなり正確な方向性が求められる。セカンドからは軽い打ち上げで、グリーンは縦に2つ並ぶ。ティショットで池越えに成功すれば2オンも可能だが、グリーン手前には大きなバンカーが待ち受けている。
東6番、446y パー4
白ティからでも450y近くある長いミドル。ティショットは打ち下ろしだが、ここもフェアウェイに大きな杉の木が立ちはだかる。左サイドにはバンカーと池。ティショットで距離を稼がないと2オンが難しいにもかかわらず、ティショットの落としどころが非常に狭くなっている。ハンデキャップは7だが、東アウトでもっとも難易度が高く、パーで上がれるとすごく嬉しいホールだ。
東7番、414y パー4
ティからフェアウェイにかけて両サイドはびっしり林。林間ならではのレイアウト。アウトは左ドッグレッグが多いが、ここは右ドッグレッグ。ティショットではフェード系の球筋が打ちたくなるホールだ。グリーン回の左サイドにはバンカー。その左はOB。セカンドを左に引っかけてしまうとパーセーブが難しくなる。
東8番、166y パー3
打ち下ろしのショート。左グリーンは落し所が狭く、奥と左サイドがOB。風の影響を受けやすいので距離感、方向性がつかみづらい。グリーンとグリーンとの間に打つのが安全策だが、少しでもショートするとバンカーが待ち構えている。
東9番、537y パー5
緩やかな打ち上げのロング。軽く右ドッグしており、ティからグリーンまで右サイドは崖になっている。グリーン手前100y付近に大きな木があるので、セカンドの狙い方がスコアメイクの鍵を握っている。マーク金井はセカンドを7番アイアンで刻み、残り120ヤード地点からPWで3オン。3メートルを外してパーでホールアウト。
東10番、377y パー4
フェアウェイの右側に大きな杉の木が配されているミドル。左サイドにはフェアウェイバンカーが2つ。ティショットはややプレッシャーがかかるが、セカンドは広々している。ティショットが上手く打てるとパーが取りやすい。
東12番、518y パー5
軽く左ドッグレッグしているロング。ティショットで左サイドのコーナーを狙うと距離を稼げるが、左サイドはずっとOBが続く。セカンドからは打ち下ろし。グリーン手前には大きなバンカーが待ち受けている。グリー回りの左サイドは崖になっていてすぐOB。3打目が上手く打てるかどうかでスコアがガラッと変わりそうなホールだ。
東15番、491y パー5
ティショットは打ち下ろし、セカンドからは軽い打ち上げのロング。ティショットはフェアウェイが絞られているが、セカンドからは広々。ドライバーで260ヤード以上飛ばせると、2オン可能。ティショット次第ではバーディー、イーグルも狙える。マーク金井はセカンドをグリーン手前花道まで運び、1メートルにつけてバーディー。
東17番、401y パー4
フェアウェイに大木が縦に2本連なるミドル。フェアウェイは右傾斜しているので左サイドに打った方がセカンドが狙いやすい。距離もタップリあるにも関わらず、ティショットでは正確な方向性が求められる。セカンドからグリーンにかけては軽い打ち下ろし。グリーン回りはバンカーがひとつだけなので、セカンド以降はプレッシャーが強くかからない。
東18番、181y パー3
池越えのショート。グリーン左サイドの奥にクラブハウスを見渡せるホームホール。グリーン回りにはバンカーが配されているが、グリーンが大きいのでワンオンさせるのはそれほど難しくない。
総評
アウトは左ドッグレッグが多く、そして左サイドがOBなホールが多い。距離を欲張ってショートカットを狙うと大叩きしやすい。マーク金井も4番でティショットを引っかけてOBを打ってトリプルを叩いた。対してインは比較的真っ直ぐなホールが多く、ティショットが安定しているとスコアメイクしやすい。今どきのアメリカンスタイルなコースと比べると、東千葉は和風なレイアウト。グリーンも受けグリーンが多く、手前から攻めた方がアプローチ、パットとも打ちやすい。ティショットで球筋を求めるホールが多いので、ドライバー調子次第でスコアがガラッと変わるコースだと思います。
アナライズからのお知らせです 1年半にわたってお世話になった アナライズ楽天市場店は10月末を持って閉店致します。今後は11月1日にリニューアルして新しくなったアナライズショップが物販していきます。オープニングに合せてゴルファーをワクワクドキドキするようなアイテムを多数ご用意致します~。
楽天から本サイトへ移行してお買い上げ頂いた方、乗り換えキャンペーンやります! 購入の際備考欄に「楽天からの乗り換え!」とご記入いただければもれなく↑の野村タケオさんデザインのステッカー差し上げます!!(ステッカー無くなり次第終了します)
このステッカー貼ってると、ホールインワン出まっせ~ (▼▼)b
PS.マーク金井が設計したリンクスのSSアイアン。ゴルフクラシック10月号(只今発売中)、ではアマチュアのお助けクラブと高い評価をいただきました。見た目はかなり独特ですが、打てばやさしさが実感できます。ナイスショットが3発続けば、見た目の違和感は吹っ飛びます~。ユーティリティよりもやさしい4番、5番は1本売りもしてます~。
マーク金井の作ったSSアイアン↑写真をクリック
2013年10月26日超私的なゴルフ場調査~東千葉CC(千葉県)前編
マーク金井の独断と偏見に満ちあふれた超私的なゴルフ場調査、今回は今年の関東ミッドアマ、スポニチ社会人を制した豊島豊さんがメンバーになっている東千葉です。コースは東と西とありますが、戦略的でタフなレイアウトの東コースをチョイスしました~。
10月3日プレー。
スタート時間 7時28分
天候は晴時々曇り。微風~。
概要
1977年(昭和52年)開場
設計 鈴木利夫
7181y パー72
コースレート 73.0(バック) 70.8(白ティ)
JGA KGA加盟
ベント、2グリーン
乗用カート 電磁誘導式 GPS機能付
キャディ付かセルフを選択
アクセス
車利用の場合
千葉東金道路/東金ICより約2km(5分)
電車利用の場合
JR外房線・大網駅下車
大網駅からタクシーで約20分 約3000円
クラブバス 無し
最寄りの東金ICを下りてすぐの所にゴルフ場があります。朝は信号待ち渋滞がありますが、かなり交通アクセスが良いです。アナライズの神田スタジオからだと、55分ぐらいクラブハウスに着けました。電車利用だと最寄り駅は大網駅。クラブバスがないので電車ゴルファーにはコスパが低いかも。
クラブハウス
36ホールのコースだけあって2階建てのクラブハウスはかなり大きく、中もゆったり。クラブハウスの真正面に駐車場があります。1階が受付、ショップ、ロッカールーム、風呂場。ショップ内はウエアが豊富に揃ってました。クラブ対抗戦直後に訪れたこともあって、レストランの入り口に関東倶楽部対抗「優勝」の写真が大きく飾られてました。2階のレストランからは東の18番と西コースのスタートホールを存分に見渡せます。
ロッカールームは広々してて、一番奥に風呂場。トイレの洗面台には歯ブラシがあって、ウオシュレットもちゃんと完備されています。
コース
林間・丘陵コース。全体的にはゆるやかな起伏があり、適度なアップダウンがあります。東のアウトは左ドッグレッグが多く、ドローヒッターに有利なレイアウトです。対して、東のインは真っ直ぐなホールが比較的多いです。フェアウェイに大きな木が立ちはだかるホールも多く、ティショットは球筋も求められます。バックティからだと距離もタップリあって、思い切りのよいプレーを楽しめます。グリーンは2グリーンで受けグリーンになっている所が多く、奥に外すとアプローチの難易度が増してきます。
グリーンはスティンプメーターで9~9.5フィート(10月3日時点)。何だこりゃってほどの高速グリーンではありませんが、転がりは非常にスムーズ。グリーンは平均500平米前後、アンジュレーションは程良くありますが、ポテトチップのようなうねったグリーンはほとんどありません。
フェアウェイ 短く刈り込まれているのでフライヤーが出づらい。
地面は少し固め。ディポット跡が少ない
ラフ 脱出に苦労するほど深くはない。
フライヤーで飛距離が出るので距離感が出しづらくなるが、
アイアンが飛ぶのでアマチュアには喜ばれそう。
グリーン スピードは普通だが、グリーンはやや硬め。
バンカー 和風なレイアウトなので、形状もオーソドックス。
マーク金井は東コースをプレー。ティは白ティ使用。
ホール紹介
東1番、358y パー4
左ドッグレッグで左サイドはずっとOBが続くミドル。ドライバーで真っ直ぐ打つと突き抜ける。フェアウェイキープにはドローが求められる。ティショットはFWやユーティリティで刻んだ方がスコアメイクしやすい。メンバーの豊島豊さんは競技の時、ティショットは刻んでいるとのこと。
東2番、164y パー3
このホールだけは唯一ワングリーン。手前が谷、左サイドは崖になっていてOB。グリーンは巨大でアンジュレーションも強い。右手前を狙うのがセオリーだが、ピンが左奥だと厄介なロングパットが残ってしまう。ピン位置次第で難易度がガラッと変わる。マーク金井はグリーン左のバンカーにキャリーで打ち込む。バンカーショットを2mに付けるも、パーパットを外してボギーを叩く。
東3番、400y パー4
直角以上に左に折れ曲がったユニークなミドル。ティからグリーンまで左サイドはOB。白ティからでも260ヤードぐらいまでならば、真っ直ぐ打っても突き抜けない。左サイドを狙いたくなるが、安全に真っ直ぐ打った方がパーオンを狙いやすい。セカンドは谷越えなので距離感が非常に掴みづらい。グリーンは強い受けグリーンなので左右のパットは予想以上に切れる。
この続きは明日アップします~。
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2013年10月11日超私的なゴルフ場調査 赤羽ゴルフ倶楽部
マーク金井は昼ビールが大好きな人間ですが、それと同じぐらい大好きなのが9ホールだけのゴルフ場。勝手にホームコースと決めつけているが9ホールの千葉市民で、暇を見つけては早朝ハーフプレーしています。ガッツリゴルフをしたい人には9ホールは物足りないかも知れませんが、慣れてくると9ホールは9ホールで味があります。ハーフだけのプレーならばゴルフで費やす時間は2時間ちょっと。1日を有効に使えます。
加えて、国内には9ホールで素晴らしいコースも沢山あります。マーク金井がプレーした中で好きなのは
小樽カントリー倶楽部 旧コース(北海道)
函館ゴルフ倶楽部 (北海道)
25那須ゴルフガーデン(栃木県)
戸田パブリックゴルフコース(埼玉県)
熱海ゴルフ倶楽部(静岡県)
六甲国際パブリックコース(兵庫県)
そして、まだ一度もプレーしたことがないですが、今年開場100周年を迎える‥‥
雲仙ゴルフ場(長崎県)
も素晴らしいコースです。今年中になんとかプレーしたいと思っています。
そんなマーク金井なので普段のゴルフは9ホールがメインです。昨日も電車でサクッと行ける赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮ハーフしてきました。
マーク金井の独断と偏見に満ちあふれた超私的なゴルフ場調査、今回はその赤羽ゴルフ倶楽部(東京都)です。荒川の河川敷に18ホールが配されていますが、パブリックではなくメンバーシップのゴルフ場です。開場は昭和32年と歴史のあるコース。クラブハウスは数年前に建て替えられて、現在はモダンな洋館です。
コース概要
クラブハウスを背にして右側にアウト、左側にインがレイアウトされています。アウトはパー5が3つあってパー37。インはパー5がひとつだけでパー35。
6199ヤード
パー72
コースレート 69
グリーン 高麗の2グリーン
設計者 平山孝
フェアウェイ 高麗と野芝の混合
ラフ 野芝とティフトンの混合
グリーン 砲台形状で転がりは遅めだが、硬いので止りにくい
ティは白ティを使用。原則、手引きカートを利用しての歩きプレーだが
担ぎで回ってもOK。プレーした日はAグリーン。
ホール紹介
10番 354y パー4
荒川に向かって打つ真っ直ぐなミドル。左サイドにクリークが流れているが赤羽の中ではフェアウェイが広い。グリーンは砲台で縦長。Aグリーンは左なので右サイドから攻めるとパーが取りやすい。
11番 151y パー3
10番の折り返しでクラブハウスに向かって打つショート。グリーン手前は大きなバンカー。グリーンは砲台でなおかつ起伏も大きい。Aグリーンは右だが、右に外した方がアプローチがやさしい。
12番 484y パー5
左ドッグレッグのパー5。左サイドは安全対策のネットが張ってあり、右サイドは林。ドライバーだと強いドローを打たないとフェアウェイキープが難しい。ティからの景色はマスターズのオーガスタナショナルの13番とちょっと似ている。
グリーン手前には大きな柳の木があって難易度を高めている。
13番 317y パー4
荒川に向かって打つパー4。距離が短いがフェアウェイが狭く、左右に曲げるとワンペナが待ち受ける。Aグリーンの場合、手前にバンカーがあってセカンドの距離感を合せづらい。グリーンはお椀を伏せた形状なので、奥に外すとアプローチが厄介。
14番 382y パー4
フェアウェイの左サイドは荒川。左サイドはOBで右サイドはワンペナ。フッカーには構えづらく打ちづらいホール。グリーン手前にはグラスバンカーが待ち受ける。ここもグリーンは砲台。Aグリーンはアンジュレーションが強く、アプローチ、パットとも決してやさしくない。
15番 326y パー4
14番の折り返しのミドル。ここも距離は短いが左右はワンペナ。バンカーがひとつもないが、グリーンは砲台でアンジュレーションが強い。易しそうに見えるが、ショットの距離感、方向性が良くないとパーが取りづらい。
16番 367y パー4
15番の折り返しのミドル。280ヤード地点にクリークが流れている。フォローの風が吹くとティショットは刻みを求められる。フェアウェイキープできるとセカンドは易しい。
17番 126y パー3
荒川に向かって打つ池越えのショート。距離は短いがグリーンのアンジュレーションが強く、ロングパットを残すとライン取りが難しい。ここも砲台なので、
右側と奥に外すとアプローチが難しい。
18番 400y パー4
荒川を背にしてクラブハウスに向かって打つミドル。左右に木々が立ち並ぶので、ティショットは林間風の雰囲気を味わえる。ここもグリーンは砲台で外すとアプローチが難しい。
バンカーが少ないのでやさしそうに感じますが、河川敷は風が吹くと英国リンクスのようなタフなコースになります。高麗グリーンを攻略するのも案外、面白いですよ~。
(▼▼)b
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このステッカー貼ってると、ホールインワン出まっせ~ (▼▼)b
PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。
興味ある方写真をクリック!!
2013年08月04日超私的なゴルフ場調査~小金井CC(東京都)後編
日本で一番会員権が高いゴルフ場として有名な小金井カントリークラブ(東京都)。メンバー数も500名前後400人前後と少なく、ビジターに対しても敷居が非常に高いゴルフ場です。男性は35歳以上、女性は20歳以上でなければプレーできません。その昔、宮里藍プロがプレーしようとしたら年齢制限に引っかかってプレーできなかったなんていう事が、あったとか何てことがまことしやかに囁かれています。
正確には宮里優作プロが年齢制限で引っかかってプレーできなかったそうです。超私的なゴルフ場調査の後編はコースインプレッションです。
4番334yパー4
軽く右ドッグレッグしており、セカンドからは打ち上げのパー4。フェアウェイ左サイドには池、右サイドはバンカーと林が連なる。セカンドは打ち上げでピンフラッグは見えるがグリーン面はまったく見えない。強い受けグリーンなのでピンが奥だと難易度が一気にます。マーク金井はピンそばにキャリーするも、バックスピンでボールはグリーンエッジまで逆戻り。ロングパットを80センチに寄せてパーでホールアウト。
5番487yパー5
高低差がゼロのフラットで真っ直ぐなロング。フェアウェイの随所にはバンカーが配され、グリーン回りもバンカーだらけ。バンカー数は12個あって、小金井で一番バンカーが多いホールです。グリーンは強い砲台。距離的には2オン可能でバーディも取りやすいが、左右の林、そしてバンカーが効いているのでダボも叩きやすいホール。左の林の中には神社が祭られている。
6番330yパー4
軽く打ち下ろす短いミドル。ティショット落下地点右サイドにバンカーが連なるので、落とし所が非常に狭い。メイングリーンに比べるとサブグリーンは非常に小さく、グリーンのアンジュレーションも強い。距離は短いが正確な距離感が求められる美しいホール。マーク金井はティショットを右の林に打ち込み、素ダボを叩く。
7番130yパー3
メイングリーン、サブグリーンともグリーン回りはバンカーだらけのショートホール。どのバンカーもアゴが高く、女性や非力なゴルファーは脱出が難しい。風の通り道みたいになっているので慢性的にアゲンストの風を感じるホールで、実際に打ってみても「ちょっと大きいかな」というぐらいで距離がピッタリ合ってくる。
8番333yパー4
フェアウェイの途中から打ち下ろしになっていて、ティショットの落下地点が見えないパー4。グリーン方向がまったく見えないので、初めてのプレーだと「どこに打てばいいのか分からない」。フェアウェイ左サイドのバンカー越えに打つとセカンドが狙いやすい。メイングリーンとサブグリーンは縦に2つ並び、その奥に1番ロングのグリーンが見える。セカンド地点に立つと、グリーンが3つ 4つ並んで見えるユニークなホール。メイン、サブとも強い受けグリーンなので、グリーンオーバーすると寄せるのが非常に難しい。
9番388yパー4
打ち上げで左ドッグレッグのミドル。右サイドの林を越えてしまうと練習場なのでOB。セカンドはクラブハウスに向かって打っていく。左がメインで右がサブグリーン。グリーン右サイドにはバンカーがあり、それを越えるとOB。ここもサブグリーンは小さく、正確な距離感と方向性が求められる。
10番340yパー4
距離は短いが左右はびっしり林。林を突き抜けると右サイドはOB、左サイドは崖になっていてその下はクリーク。グリーン左サイドには深いバンカーが待ち受け、ここに入れると脱出が非常に難しい。サブグリーンは非常に小さいので、ティショットを左右に曲げてラフや林に打ち込むと簡単に2オンできない。
11番433yパー4
小金井で最も長いミドル。フェアウェイは広いが左サイドからはサブグリーンが狙いづらいなる。グリーン手前左側に背の高い松が数本あってそれがスタイミーになるからだ。グリーンは砲台形状で手前からは寄せやすいが左右や奥に外すとアプローチが難しくなる。
12番158yパー3
軽い打ち下ろしのショート。砲台グリーンで、グリーンを囲むようにバンカーが配置されている。グリーンの右サイドのバンカーはアゴが高い。グリーンが硬いので、アプローチ、バンカーショットともスピンが効いたショットが求められる。
13番384yパー4
軽く右ドッグレッドしたミドル。右サイドはOB。セカンドは軽い打ち上げ。見た目はそれほど難しく感じないが、グリーン手前のバンカーがゴルファーに罠をしかけている。手前のバンカーはグリーンから少し離れた位置にあるため、セカンドの距離感を間違えやすいのだ。また、バンカーに打ち込むとピンまで30ヤード以上残る。グリーンに届かせようとするとホームランのミスや、力んでザッククリのミスが出やすくなる。
15番475yパー5
ストレートで距離の短いロング。ティショット落下地点は右下がり傾斜。左サイドを狙いたくなるが、左のラフに打ち込むとセカンドで林がスタイミーになってくる。セカンド以降は打ち下ろし。ティショットをフェアウェイキープできると2オンが狙えるが、グリーンオーバーは禁物。グリーンは受けグリーンなので奥からは下り傾斜が残る。また、オーバーし過ぎると崖になっている。
17番197yパー3
軽い打ち下ろしのショート。グリーン回りはバンカーだらけ。サブグリーンの右手前には松が配され、コスリ球を打つとこの松が効いてくる。手前は砲台、左右はバンカー。グリーンに乗せないとパーが取りづらい難ホール。
18番489yパー5
セカンドから右ドッグレッグするロング。フェアウェイは広いので伸び伸びティショットが打てるが、左サイドの林の中にはクリークが流れている。残り100ヤードぐらいから軽い打ち上げ。ここもメイングリーンよりもサブグリーンの方が狙いづらい。サブグリーンは左にあって縦長形状。2オンを成功させるにはフックボールが求められる。マーク金井はフックをかけそこねメイングリーンの右手前バンカーに打ち込み、そこからバンカーショットをホームランさせてボギーを叩いた。
コースの総評
距離は総じて短いが、とにかくバンカーの配置が絶妙。バンカーショットが上手くない人がバンカーに入れると1ホールで大叩きが出やすい。メイングリーンに比べるとサブグリーンは非常に小さく、350平米ぐらいしかない。フラットな地形だが、打ち上げ、打ち下ろしも適度にあって変化に富んだレイアウトを楽しむことができる。ドライバーは飛距離よりもフェアウェイキープが求められ、セカンドは正確な距離感が求められる。そしてなぜかレディスティと白ティの距離がほとんど変らない。ほとんどのホールで白ティよりも5~10ヤード先にレディスティが設定されている。
女性会員がいないのでレディスティ(赤ティ)はコースに設置されてません。白ティの少し前にシニアティがあって、女性はシニアティから打つ場合が多いです。
高級接待コースというイメージがあり、実際、クラブハウスとかは重々しい雰囲気があり、コースメンテナンスも非常にしっかりしています。コースのスタッフは高級ホテルのような感じで接して下さる。カジュアル雰囲気のゴルフ場とは正反対で堅苦しさがある反面、コースはレイアウトが巧みで、何度もプレーしたくなります。実際、メンバーの稼働率は高く、毎週のようにプレーするメンバーが多いそうです。ビジターがプレーするにはプレーはメンバーの同伴、もしくは紹介が義務付けられているが、平日はクレジットカードのコンペ、ゴルフ雑誌のコンペ等も開かれています。
最後にこのブログに関して適切な指摘を下さったIさん、ありがとうございました。修正箇所が分かるように訂正しました~。
(▼▼)b
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2013年08月03日超私的なゴルフ場調査~小金井CC(東京都)前編
マーク金井の独断と偏見に満ちあふれた超私的なゴルフ場調査、今回はビジターに敷居が非常に高いと噂される小金井カントリークラブ(東京都)。会員権値段は日本一。そしてプレーヤーには年齢制限があって、男性は35歳以上でないとプレーできません(女性は20歳以上)。JR中央線の武蔵小金井駅からタクシーでワンメーターの距離にあるにもかかわらず、普通のアマチュアにはかなり縁遠く、ベールに包まれたゴルフ場です。コース設計はウォルター・ヘーゲン。もちろん、マーク金井はメンバーでもありませんし、親しい友人がメンバーでもありません。メンバーさんが主催するコンペに参加しました。
8月2日プレー。
スタート時間、
8時28分インスタート
天候は曇りのち晴れ。微風~。
概要
1937年(昭和12年)10月開場
設計 ウォルター・ヘーゲン
6760Y パー72
コースレート 72.2
林間コース
ベントの2グリーン
キャディ付のみ
歩行でのラウンドのみ
アクセス
車利用の場合
中央自動車道/調布ICより9㎞
調布ICから約20分
電車利用の場合
JR中央線・武蔵小金井駅
武蔵小金井駅からタクシーで約5分
クラブバス 無し
調布インターからコースまでは交通量の多い道路を利用します。JR武蔵小金井駅付近は慢性的に渋滞しているので、調布ICからは近いわりには時間がかかります。アナライズ神田スタジオからだと首都高・中央道利用で1時間(渋滞無しの場合)でクラブハウスに着きました。電車利用だと最寄り駅は武蔵小金井駅。タクシーでワンメーターでコースに着けるので、電車ゴルファーには便利なゴルフ場です。
クラブハウス
立て替えられてたクラブハウスはクラシックな雰囲気を醸し出した木造建築。二階建で一階に受付、売店、ロッカールームと風呂場。正面左手で受付を済ませ、右手側にロッカールームと風呂場。ロッカールームはビジター用よりもメンバー用の方がはるかに広い作られています。二階にレストランとコンペルール。レストランからは1番と9番ホールを見渡せます。
レストラン
カレーはチキン、ビーフ、ポークの3種類がラインアップ。老舗名門だけあって食事は極端に高くありません。ポークカレーはまかない風で735円とリーズナブル。カレーには福新漬けとらっきょうがちゃんと付いていました。名物のハムサラダはボリューム満点。メニューにはありませんが、頼べばハーフサイズ(小盛り)もオーダー可能です。
コース概要
名手、ウォルター・ヘーゲンが日本で最初に作ったコース。武蔵野の面影を随所に残すコースは自然の地形そのままで変化に富んでおり、各ホールともそれぞれ趣があるため飽きがこない。グリーンは小さく砲台でバンカーにガードされている。特にサブグリーン(Bグリーン)は非常に小さく、正確なショットが打てないとパーオンが非常に難しい。アウトはフェアウェイが比較的広くティショットが打ち易いが、緩やかな起伏がある。インは両サイドから林が迫り、ティショットの精度が求められるホールが多い。そしてアウト、インともバンカーが非常に多く、そしてアゴが高い。ドライバーが左右に曲がる人、バンカーショットが苦手な人には手強いコースです。
グリーンはスティンプメーターで9フィート弱(8月2日時点)。夏の真っ盛りということもあって、それほど速くありませんでした。グリーンは見た目よりも硬め。ラフから打つとランが多くでます。マーク金井がプレーした日はBグリーン(サブグリーン)。メイングリーンの半分ぐらいしかないので、パーオンさせるには方向性、距離感の両方が求められます。
フェアウェイ 短く刈り込まれているのでフライヤーが出づらい。
ディポット跡は少なめでコンディション非常に良好
ラフ やや脱出に苦労するぐらい深い
ハードヒッターならばフライヤーがしてくれるが
普通のアマチュアだと芝の抵抗が強く、距離が確実に落ちる
グリーン 暑さ対策でグリーンの芝がやや長め。小金井はグリーンが速 いことで定評あるが、8月はさすがに速くはない
バンカー アゴは総じて高め。グリーンにピッタリ張り付くバンカーも あれば、グリーンから少し離れた場所に配置されるバンカー も数多い。リンクスのコース同様、刻んでもいいからバンカ ーに入れないようした方がスコアメイクしやすい
ティは白ティ使用。
キャディさんが電動リモコンカートを押して歩く。
プレーヤーも原則歩きのプレーのみ。
ドレスコード(服装規定)
当然のことながら夏場でもジャケット着用。ことしから服装規定が変り、半ズボン着用時はハイソックスが義務付けられる。機能下着はプレー中はOKだが、レストランではNG。機能下着を脱がないとレストランに入れない。髪型も規定があって、例えばモヒカン頭だとレストランで食事ができない。
印象に残ったホール
2番、356y パー4
軽く打ち下ろし、右にドッグレッグしているミドルホール。ティショットは右サイドを狙いたくなるが、右サイドには大きな松の木、そしてフェアウェイ、ラフとも右下がりの傾斜となっている。右サイドに打つと傾斜が強いのでナイスショットしてもボールはラフに転がっていく。メイングリーンは左右にバンカーがあるが大きいので比較的狙いやすい。サブグリーンは左サイドにあって非常に小さい。距離は短いが2オンが非常に難しい。そしてグリーンは小さいにも関わらず傾斜が強い。グリーン奥から手前にかけては強い下りのフックラインが残る。右サイドからは強い上り傾斜で距離感を合わせづらい。
おーっと、原稿締切りの催促が入りました。この続きは明日レポートしましょう~(▼▼)b
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