カテゴリー: 計測器、分析法
2014年08月03日初めてプレーするコースでスコアメイクするコツとは!?
一昨日は久しぶりに千葉県のゴルフ場で18ホールプレーを楽しみ、昨日は久しぶりにゴルフショップの店頭に立って販売のお手伝いをしてきました。一昨日プレーしたのは姉ヶ崎CCの西コース。昨日、店頭販売のお手伝いをしたのはアメ横の二木ゴルフ本店です。
どちらもガッツリ汗をかいたおかげで、神田に戻って生ビールを大変おいしくいただくことができました~(笑)
そして、一昨日の夜は久しぶりの志の輔らくご。ネタは三遊亭円朝の「怪談牡丹灯籠」。怪談話ですが、元々のネタは30時間にも及ぶ壮大なネタです。それを志の輔師匠はギュッと2時間半にまとめて聴かせて下さいました。牡丹灯籠と言えば、幽霊なのに「カランコロン」と下駄の音が鳴るので有名な怪談ですが、実際のストーリーはいろんな伏線が絡み合った数奇な親の仇討ち話です。怪談ですが、実際は壮大な人間ドラマ。幽霊よりも人間が一番怖いことを綴った落語です。
そして、怖いと改めて思ったのがゴルフにおけるロストボールです。一昨日のラウンドは初めてプレーしたコースということもあって、18ホールで3回もロストボールをしでかしました。ロストボールはすべてティショットです。この影響もあってスコアメイクに苦しみ、バーディーを3個も取ったにも関わらず、42、39で81を叩きました。ゴルフにミスはつきものですが、ロストボールをするとミスを取り返すことはできません。ロストボールしたホールはすべてダブルボギーを叩きました。
そんなわけで、今日のエントリーは初めてプレーするコースでスコアメイクするコツについてです。
今どきはセルフプレーが当たり前ですが、セルフの場合、ゴルファーが入手できるコースの情報は目に見える景色と、乗用カートに用意されているコースガイドです。そして改めて説明するまでもありませんが、ティからグリーンまで見渡せるホールばかりではありません。ティショットの落下地点が見えないホールやグリーンがブラインドになっているホールも多々あります。そういうホールでは、限られた情報でプレーすることになります。
では、どんな風にプレーすれば、初めてのコースでも上手くスコアメイクできるのか?
自分が失敗したから言うわけではありませんが、まず避けたいのがロストボール。そしてOB、池ポチャです。これらを避けるだけでも確実にスコアの浪費を減らせます。そのためにゴルファーがやるべきことは、見えている場所に狙い所を定め、見えている場所に飛ばせるクラブを選択することです。例えば、380yのパー4があったとしましょう。ティから200y地点まではボールの落下点が確認できますが、その先はドッグレッグしていて落下地点が確認できません。こういう場合は、200y以上飛ばないクラブを持ってティショットを打って下さい。残りが180yもあると2打目が厳しくなりますが、見えない場所を狙ってボールを打つと、ミスショットだけでなく、ナイスショットがロストボールになるリスクが高くなるからです。昨日のマーク金井はミスショットしてボールを曲げてロストボールになりましたが、これもドライバーではなくUTで打てば、かなりの確率でロストボールを回避できたかと思います。
OBや池ポチャ回避もしかり。見えない所に打つと、OBや池が思わぬ所にあったりします。一度でもプレーして、セーフティーゾーンが分かっていればいいのですが、そうじゃない時は、とにかく見えない所に飛んでしまうクラブを手にしない。これだけで確実に大叩きを防げます。
2つめのポイントは、レーザー式距離測定機、もしくはGPS距離測定機を使ってプレーすること。ゴルフ場には残り距離の表示版、表示杭がありますが、これがあてになるとは限りません。なので、自分で距離を計測しながらプレーすることが大事です。マーク金井はレーザー式距離測定機「ブッシュネル」を使い、
ティから落下地点までの距離
ボールからピンまでの距離
ボールからグリーンエッジまでの距離
ボールからバンカーを土手を越すまでの距離
を測って、自分が何ヤードを打つかを決めてプレーします。100yはどこのゴルフ場でも100yだからです。距離をジャッジミスすると、ナイスショットがグリーンオーバーしたり、ナイスショットがグリーン手前のバンカーに入るリスクが高まります。風の計算は必要ですが、それ以前に、自分が何ヤード打てばいいのか知ることは非常に大事です。レーザー式距離測定機はドライバー1本分ぐらいの値段がしますが、長く使えるので持っていると便利だし、初めてのコースでは欠かせないアイテムです。
3つめのポイントは、プレー中に、迷いながらショット、パットを打たないこと。初めてのコースだと、どうしても情報不足になるので、「これでいいのか?」「ショートもしたくないし、オーバーもしたくない」「芝目があるのか、芝目はないのか」等々、迷いたくなる要素がたくさんあります。でも、迷って打って上手くいくことはまずありません。特にグリーン上で迷うと、1メートルのパットも入る確率がガクンと下がります。迷わないようにするためには、同伴者のプレーを観察するのもいいでしょう。グリーンでどんな風にボールが転がるのかを見れば、芝目や傾斜、グリーンのスピードを確認できます。そして、自分が打つ時はファーストインプレッションを大事にしましょう。最初に「こう打つ」と決めたら、それを実行しましょう。すべてではありませんが、大抵はその方が上手くいきます。ちなみに、距離についてはレーザー式距離測定機を使うと、距離感の迷いがなくなりますし、初めてのコースでもナイスショットすれば距離感がピタッと合います。
初めてのコースはプロでもいいスコアが出るとは限りません。ましてアマチュアがプレーする場合、思わぬ落とし穴に入ってしまうと1ホールで大叩きすることになります。それを避けるのに必要なのは、自分の都合の良い予測をしないこと。自分に都合の良い期待をしないでプレーすることです。狙い場所は謙虚な場所を選び、そしてショット、パットを打つ時は謙虚な場所に向かって迷わず大胆に打ってく。これを心がけていれば、初めてのコースでもそこそこのスコアが出せるようになるでしょう~。
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アナライズからのお知らせ!
マーク金井がブログで紹介してきた、アナライズの練習器具を使ったドリル集のDVDが完成しました
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お値段は2000円です。(スイマセン発送はメール便(送料160円)をつかうので 代引きでは販売できません(ショッピングカートでは選択できるようになっていますが、メール便は代引き対応してくれないのです)クレジット決済or銀行振込みのみとなります。
8月24日(日曜日)
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10時、13時開催
飛ばしのプロ、吉田一尊さんがその飛ばしの秘密を伝授します。皆さんのスイングを分析して、どうして飛ばないか?!その秘密を検証します!!料金は8000円 yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
開催場所
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-8-7光起ビル地下二階
アナライズ 神田スタジオ
- アナライズはお待ちいただけるスペースがございません。開催時間の5分前ぐらいにお越しください。
- 日曜祝日ですが、ビル入口のドアが防犯上の都合オートロックで閉まってしまいます。
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2014年05月23日レーザー式距離測定器はどれが一番使い勝手がいいのか?
マーク金井はハーフコース振興協会なるものを主宰していますが、実際のプレーでもコンペとかでなければ、9ホールしかプレーしません。1回あたりのプレー時間は短くしたいからですが、同時に、ゴルフに行く機会を増やしたいからです。月に1度のゴルフよりも、月に2度9ホールを楽しんだ方がゴルフライフが充実すると思っています。
さて、この9ホールゴルフ。最近はメディアでも取り上げられることが増えてきましたが、楽しみ方は色々。早朝でもいいし、薄暮でもいい。クラブ本数だって14本にこだわる必要はありません。マーク金井は大体7~9本でプレーし、それでパープレーを目標にプレーしています。本数が少ないからスコアが悪くなると思っている人が少なくないですが、そんなことはありません。100以上叩く人や、何年やっても100が切れない、90前後でプレーできない人の場合、クラブの本数を減らすだけでスコアは確実に良くなります。
ミスショットが多いクラブ、難しいクラブをバッグから抜けば、それだけで打たなくていいミスショットを減らせませす。また、最初からボギーオン狙いでプレーしやすくなるので、コース攻略も上手くなります。
そして、9ホールを楽しむ上で欠かせないのが距離測定器です。ゴルフはクラブ選択も大事ですが、それ以上に大事なことは「打つ距離をちゃんと決めること」。グリーンを狙うにしろ、手前に刻むにしろ、「何ヤード打つ」のかが決まっていないと、目標が決まりません。飛ばしたい距離をミスジャッジすると、ナイスショットがミスショットになってしまうからです。
そこで今日のエントリーは距離測定器について。現在、距離測定器はGPSタイプとレーザー式とがありますが、マーク金井が欠かさず使っているのはレーザー式。ここ数年はブッシュネルを愛用しています。GPSタイプに比べるとサイズが大きくて重いですが、ピンの位置までの距離や、自分が打ちたいまでの距離を任意に計測できるからです。それに、担ぎのセルフプレーだと、キャディバッグのポケットに入れておけば出し入れに手間がかからないです。
もちろん、レーザー式距離測定器にも得手不得手があって、100y以内の短い距離に比べると、150y以上の長い距離になると、ピンにレーザーを当てるのが難しくなってきます。慣れの問題もありますが、遠くになるほどピンが小さくなってくるからです。ちょっとアナログですが、遠くの距離をジャッジするにはコツがあって、先に、目検討で距離を推測します。例えば180y位だなと思ったら、それに近い数字が出るまでレーザーを当て、自分のイメージに近い距離が正しい距離だとジャッジします。もしくは、わざと奥の林や手前のバンカーのアゴにレーザーを当てて距離を測り、そこからピンまでの距離を推察しながらレーザーを当て、正確な距離を測っています。
これまでのレーザー式距離計の場合、ピンにちゃんと当たっているかどうか分かりづらかったのですが、ここにきて劇的にバージョンアップがなされました。ブッシュネルから新しく出た、
この2モデルにはジョルト(バイブレーション)機能が搭載され、ピンとかにレーザーが当たると携帯のバイブ機能のように、本体がブルブルッと振動し、測定完了していることをゴルファーに伝えてくれるのです。このおかげで、グリーンの奥を計測しているのか、ピンを計測しているのかの勘違いがほとんど出なくなっています。
新しいモノが大好きなマーク金井のことですから、もちろん、2台あれば2台とも試してみます。今回は阪神交易さんからモニターで2台お借りしているので、じっくりと使い比べたいと思います。
サイズはV3ジョルトの方が少し大きいですが、
・ツアーV3ジョルト 209.2g
・ツアーZ6ジョルト 233.0g
(どちらも電池込み)
重量はZ6ジョルトの方が少し重いです。
どちらもがんばればお尻のポケットに入るぐらいのでサイズです。
遠くの距離を測る時は、レンズの望遠倍率が高い方が有利です。
・ツアーV3ジョルトは望遠倍率が5倍
・ツアーZ6ジョルトは望遠倍率が6倍
たかが1倍の違いと思うかも知れませんが、200yぐらい先になってくるとこの1倍の差はそれなりに差が出ます。なので、恐らくマーク金井はツアーZ6の方が次の距離測定器のエース候補になりそうです~。
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お知らせ
10時、13時とも1名ずつキャンセルが出ました!
まだまだ募集中!
参加ご希望の方
詳しくは↑をクリックして下さい
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2014年04月20日クラブはバランスをキチッと合わせても振り心地は同じにはならない!!
国内ツアーは男子が開幕戦、女子はすでに7戦目を迎えています。どちらも今日が最終日、このブログがアップされる3時間後には優勝者が決まっているかと思います。
レギュラーツアーで102というスコアを叩いてしまった大津将史プロの2日目のスコアは83。2日目もブービーメーカーでしたが、ブービーのスコアは77。これぐらいの差はゴルフには珍しくありません。大津プロは推薦出場でしたが、QT予選会の1次を通過しています。レギュラーツアー出場規定をクリアしていることを考えると、初日はアンラッキーなことが重なったのかも知れません。実はマーク金井もツアー競技に一度だけ出ましたが(チャレンジツアー)、前半は38でホールアウト。出場アマチュア10人の中で上位につけましたが、後半はパー5で12の大叩き(OB3発)をしでかし、50オーバーでホールアウト。前半と後半で別人のようなプレーをしでかしたまめに、トーナメントではぶっちぎりのブービーメーカー。もちろん予選カットで翌日に進めませんでした(笑)
さて、今日のエントリーはクラブのバランス(スイングウエート)についてです。
バランスとは、スイングウエートのことですが、昔も今も、この数値にこだわるゴルファーが必ずいます。アイアンセットだけでなく、ドライバーからウエッジまでバランスが同じであることがベストだと思っている人が少なくありません。
例えば、ドライバーのバランスがD1で振りやすいとすれば‥‥、すべてのクラブがD1になっていれば、どのクラブも同じ感覚で振れると思っています。
しかし、答えは「NO」です!!
スイングバランスというのは、シャフト重量、グリップ重量、そしてヘッドの重心距離が変わったらなにも意味がなくなるからです。スイングバランスというのは、昔のように同じシャフト重量、同じグリップ重量、そしてヘッドの重心距離がほぼ同じだった時だけ、「振り心地を揃える」ために役に立つ数値なのです。そして、バランスというのはシャフト重量の影響が大きいのです。
ヘッド重量が同じ200gでも‥‥
シャフトが50gでバランスがD1出た場合、シャフトを70gにするとバランスはD2
以上になります。スイングバランスはシャフトが重くなるほど数値が大きくなり、シャフトが軽くなるほど数値が小さくなるのです。このため、バランスだけを揃えてクラブを作ると、振り心地は同じにはなりません。
例えば、ドライバーで比較してみましょう。
クラブ重量が‥‥
280g
380g
480g
これらも調整すれば、すべてバランスをD1に揃えることは可能です。具体的なモデルで言えば、総重量が軽いゼクシオと、総重量が重いスリクソンのドライバーのバランスをD1に揃えることも可能です。
では、D1に揃えたならば、すべて振り心地が同じになるかというと、そんなことはありません。280gのD1と320gのD1を振り比べれば320gの方が重く感じます。ゼクシオとスリクソンを振り比べてみても、スリクソンの方が重く感じます。何故かというと、バランスが同じでも総重量が変わってしまうと、手に伝わる重さが変わるから。物理的な数値で言えば、クラブ慣性モーメント(クラブMOI)の数値が異なるからです。現在のように、クラブによってシャフト重量、グリップ重量が大幅に変わる場合、振り心地を揃えたい(どのクラブも同じ感覚で振りたい)ならば、スイングバランスではなくて、クラブMOIを揃えることを意識した方がいいと思います。
ただし、クラブMOIマッチングでも完全にすべてのクラブ完全に同じ振り心地にすることは難しいです。
何故かというと、MOIマッチングは重量については揃えることができますが、クラブの重心距離、重心深度という数値には細かく数値合わせができないからです。
クラブ選びはバランスを基準にしてしまうと迷路に入ります。アイアンセットのようにシャフト重量が同じものの場合を除けば、バランスはあまり気にしない方がいいです。振っていて重く感じるならばヘッド側を少し軽くする。もしくはクラブを少し短くする。振っていて軽く感じるならば鉛を貼るなどしてヘッド側を少し重くする。もしくはクラブを少し長くする。アナログな感じがするかも知れませんが、この方が、無理にバランスを揃えるよりも、振り心地が揃ってくるでしょう。
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2014年04月11日クラブの長さを統一基準で計測するとっておきの方法とは!?
今日からいよいよ2014マスターズが開幕しました。日本からただ一人の出場選手、松山英樹は8オーバーと大きく出遅れてしまいましたが、勿体なかったのは8番パー5でのダブルボギー。マーク金井は一度だけマスターズを取材しましたが、このホールはティからグリーンまで強い打ち上げのパー5。ティショット、セカンドショットともドローボールが求められるホールですが、グリーン手前の左側は林。2オンも可能なホールでイーグル、バーディーが狙える反面、引っかけて左に曲げてしまうと、ボギーやダボが簡単に出てしまいます。オーガスタはバーディが取れるホールも多い反面、少し歯車が狂うと世界の一流どころでもボギー列車から降りれなくなったり、ダボが簡単に出てしまいます。
ちなみに松山プロは出場選手でただ一人、フェアウェイキープ率が100%でした。
ティショットが良くてもスコアメイクが難しいのもオーガスタならではです。オーガスタは他のメジャーに比べるとフェアウェイが広く、ラフも浅めです(昔はラフがありませんでした)。ただし、グリーンを狙うショットについては1ヤード刻みの距離感が求められ、グリーンのアンジュレーションも過激です。アイアン、アプローチ、パッティングにおいては通常の試合よりも、はるかに精密な距離感が求められ、わずかな距離感の狂いで、バーディーがボギーになってしまいます。
そんな精密さが求められるマスターズに比べると、今日のエントリーは精密さとは無縁の話がテーマです。昨日、マーク金井は長尺シャフトの試作セカンドバージョンを試打し、いきなりボール初速の最高記録、74.4m/sを記録しました。ユピテルの計測機は3年以上使ってますが、今までは最高で72m/sぐらいまで。試作中の長尺シャフトで一気に2m/s以上、記録更新できたのです。
市販品ではなくて試作品なので詳しいスペックをもう上げることはできませんが、長さについては、
ヒールエンドで47インチ
60度測定法で47.5インチ
です。いろんなモノが街中に溢れてますが、長さを測っているプロダクト(製品)で、同じ長さが同じメジャーで2つ以上の表記がなされているのは‥‥
ゴルフクラブとシューズ(靴)です。シューズは昔から表記がダブルスタンダードでマーク金井の場合、日本だと29センチなんですが、欧米だと
11インチ(US)
10インチ(UK)
という風になります。理由は分かりませんが、アメリカと英国ではシューズの表記がワンサイズほどズレているのです。どちらもインチ表記にもかかわらずです(笑)
いつ頃からサイズ表記にズレが生じているのか分かりませんが、シューズの世界ではこれが常識です。
では、ゴルフクラブはどうなのか?
靴に比べると、ゴルフクラブは長さを測りづらい形状をしています。長さを測るためには端と端(両端)を決める必要があるのですが、靴に比べるとゴルフクラブは両端をどこに定めるのかが非常に難しいからです。シャフトならば両端は簡単に見つけることができますが、シャフトにヘッドがついてしまうと両端が見つけづらくなってしまいます。このため、昔からの慣習ではヒールエンド法と呼ばれる方法で長さを計測してました。クラブのヒール側のある地点と、グリップエンドの少し手前側の長さを測り、それで45インチとか46インチとか表記しています。今でも、国内メーカーのクラブのほとんどはヒールエンド法計測です。アナライズもヒールエンド法計測でクラブの長さを表記しています。
対して、60度法はというと、ゴルフクラブのソールを角度60度の面に当てて、ひとつの端を決め、もうひとつの端はグリップエンドの上端。この2つの距離を測って長さを決めています。この方式が生まれたのはルールによって長さが規制されたからです。現在、ルールでは長さは48インチ以内となっていますが、ルールで言う長さとは60度法での測定によるものです。
ちなみに、60度法の場合も正確に言うと、クラブのライ角やヘッド形状によって長さが変わってきます。理由は単純、クラブの両端を計測していないからです。
靴に2つの表記があるなら、ゴルフクラブに2つの表記があってもええじゃないか〜。
と思っている人もいるでしょうが、反面、長さを統一して欲しい人も少なからずいると思います。長さが2つもあると混乱してしまうゴルファーも少なくないことを考ると、統一した方がいいと思います。
そこで提案したいのが、箱(ボックス)での長さ計測
ドラコン競技ではすでに実施されているそうで、ドラコンの場合、クラブの長さは定められた箱に入るかどうかでジャッジします。ドラコンでは50インチ以内がルール適合で、それを箱でチェックしています。定められた箱に入ればルール適合(50インチ以内)、箱に入らなければルール不適合。非常にシンプルな方法ですが、誰しもが納得できる方法です。
いいモノはどんどん採用すればいいと思います。通常のゴルフクラブも
45インチの箱
46インチの箱
47インチの箱
ってな感じで計測箱を作り、その中に入るかどうかで長さを決めるというのは合理的ではないでしょうか? そして何より、長さを計測するための計測機を作るよりも箱を作った方が簡単だし、コストもかかりません。箱なら折りたたみ式にも作れるのでかさばりません。
ゴルフ用品協会さんが箱を作るのが理想ですが、それが難しいならば大手量販店さんが作るのもいいかと思います。どなたか一緒に長さを決められる計測箱を作りませんか?
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マーク金井がリンクスと共同開発した靴がついに出来上がりました!!デザインも素材もこだわりました。靴紐もキャタピランを標準装備!!! インソールも2種類入っていて、徹底的に履き心地にこだわりました!!よろしく!!
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2014年02月20日スイング解析システムを上手に使いこなすコツとは!?
先週のゴルフフェアではゴルフクラブだけでなく、様々なゴルフ関連ギアが展示されていました。今年、目立ったのはピンの隣のブースのアストンマーチン。イギリスの高級車メーカーがゴルフグッズをラインアップ。ゴルフグッズもさることながら、新車で2000万円以上するクルマが展示されていたのに驚かされました。ゴルフギアに関してマーク金井が注目したのは、ブッシュネルとスイング解析システム。レーザー式距離測定器のブッシュネルは新しいモデルが登場したのですが、ピンにレーザーがちゃんと当たると、本体が「ブルブルッ」と振動します。視覚ではなく体感で距離測定が瞬時に行えるようになりました。
スイング解析システムについては、昨年登場したフルミエル、ユピテルのゴルフスイングトレーナー、そしてEPSONのMトレーサー。この3つの解析システムがゴルフフェアで出展され、それぞれのブースでは実機展示、プロによるデモンストレーションがなされてました。いずれもゴルフクラブのシャフト部分に小型センサーを取り付け、Bluetoothでデータを転送。フルミエルとEPSONはスマホやタブレット単発でスイングデータを見ることができ、ユピテルはコンパクトな弾道計測器でスイングデータを見ることができるようになっています。10年前ならば1000万円くらいかかる高度なシステムが、簡易的になったとはいえドライバー1本くらいの値段で買えるようになっているのです。
さて、このスイング解析システム。医療機器に例えるならばCTスキャンとかMRIのようなモノ。スイング中のヘッドの軌道、インパクトゾーンのフェースの向きをかなり細かく分析できます。モーションセンサーはクラブに取り付けるので、体の動きをチェックすることはできませんが、クラブの動きはかなり正確に解析してくれます。
例えば、ダウンでタメがどれくらいできているのかどうか
例えば、クラブの軌道がアウトサイド・インなのかどうか
例えば、ダウンスイングでシャフトが寝ているのかどうか
ゴルフスイングを動画に撮るよりも、より正確にクラブの動きやフェースの動きをビビジュアルだけでなく数値でも測定できたります。
では、どんな風に使えばスイング解析システムを有効活用できるのか?
いくつかポイントはありますが、まず試して欲しいのが素振りの軌道と実際にボールを打った時の軌道の比較です。「素振りシングル」なんて言葉がありますが、まさにそうなっているかどうかチェックして下さい。ちなみにマーク金井の場合は素振りの時と、実際に打つ時とではトップの高さが異なります。素振りはほぼ理想的な高さにトップが収まりますが、実際にボールを打つとなると素振りの時よりも握りコブシ1個分くらいトップが高くなります。言い換えると、普段の練習では素振りと実際にボールを打つ時のスイングが「同じ」になるように練習しています。
素振りでできたことが、実際にボールを打つときにはできない。このギャップを如何に埋めるかが練習ですし、ボールを打つ時のスイングが素振りに近づくほどに、スイングの完成度がアップしてくるからです。
素振りはいいのに、実際にボールを打つとイメージ通りスイングできない。イメージとは全然違う打ち方になってしまっている。練習してもスコアがなかなか良くならない人ほど、この悪循環に陥っています。そして、そういう人ほどボールを前にした時も素振りの時のようにスイングしていると思っています。
多くのアマチュアは素振りと実際のスイングとの間に大きなギャップがあることを自覚してません。そして、コースに出た時はスイングにギャップがあるためにミスショットを打っているにもかかわらず、「メンタルが弱い」だとか、自分に都合のいい言い訳を考えていたりしています。気持ちは分からなくもありませんが、こんな風にミスの原因を分析してしまうと上達しづらくなってしまいます。
アマチュアの場合、素振りと実際のスイングとの間でギャップが多いのは、
ダウンでタメ(手首のコック)が早くほどけてしまう
トップからダウンの切り返しで上半身が先に動いてしまう
インパクトゾーンでアーリーリリースになってしまう
インパクトで左手首が甲側に折れてしまっている
これらの悪い動きが目立ちます。素振りと同じイメージを持っていても、実際にボールを打つ時は別人のようなスイングになっているのです。だから、練習場でもナイスショットが出る確率が低く、そして実際にコースに出た時は信じられないような致命的なミスショットを打つべくして打ってしまうのです。
おーっと、連載原稿の締切時間が迫ってきました。次回は、素振りと実際のスイングとの間のギャップを埋める方法について書きましょう〜。
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