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2017年10月05日超私的な考察 風が強い日にアイアンで低い球を打つ一番簡単な方法とは!?

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昨日は東北エリアを代表するゴルフコース、夏泊ゴルフリンクスでプレーしてきました。青森県でプレーするのは八甲田ビューカントリークラブに続いて2度目。夏泊は本州最北端の地にあるシーサイドコース。海が間近なこともありますが、昨日は風速10m/s前後の風と通り雨。スコットランドのリンクスでプレーしているかのような天気の中、18ホールプレーしてきました

前半は風の計算が上手くできなくて、3連続ボギーからの、4番ではティショットを引っ掛けてOBを打ってトリプルボギー。4ホール終わった時点で6オーバー。5番から乱れたショットを立て直してなんとか9番までパーを重ねて42ストローク。お昼を挟んでの午後は出だしかから15番まではスコアカード通りで、名物16番でアプローチを寄せきれずにボギー。17番はティショットがバンカーの目玉でダボで、最終18番もセカンドをバンカーに入れて、4mのパーパットがカップにケラれてボギー。上がってみれば40ストローク。風が強かったので81を目標スコアにしてましたが、1打及ばすでした。

△△△+3ーーーーー  42
222222222  18

ーーーーーー△⬜︎△  40
222222222  18

 

 

風が強い中でのプレーは距離を合わせるのが難しくなります。まして初めてプレーするコースになると「見た目と実際の距離」の間にギャップがあったりするので、余計に距離感が合わせづらくなります。今回、夏泊で感じたのは、身体で感じた時よりも、飛んでいくボールは風の影響を強く受けることでした。最初の数ホールは風を見越して大きめの番手を手にしましたが、それでもいい感じで打ったショットが10ヤード以上ショートすることがありました。途中からは、自分が感じるよりもボールは前に行かないのが分かったので、アゲンストの風では普段よりもさらに大きめ番手でグリーンを狙いました。

 

さて、この強風下でのプレー。フォローの風よりもアゲンスト風の方が難易度が高いですし、なによりも風の影響でボールが飛びません。昨日は普段9番で打つ距離の時も、7番や6番アイアンを手にすることもしょっちゅうでした。

 

大きい番手を手にするのは、風の影響でボールが飛ばないこともありますが、実はもうひとつ大きな理由があります。それは、、、、、

 

 大きな番手を手にしてクラブを短く持って打つと、オートマチックに低い球が打てるからです!!

 

低い球を打つ一番簡単で確実なのはクラブをチョークダウン(短く)してアドレスすること。やることはこれだけで、後は何も変える必要はありません。クラブを普段よりも3センチ以上持つだけで弾道が低くなり、風の影響を受けづらい球が打てます。

 

ボールを右足側に寄せる必要ありませんし、スイングの仕方やヘッドの入れ方を変える必要もありません。普段よりもクラブを3センチ以上短く持てば、それだけでスイングの円弧が小さくなり弾道は低くなるのです。弾道の高さというのは、クラブのロフトだけでなく、クラブ長さによっても決まるからです。例えば、5番アイアンを9番の長さにして持ってみるといいです。こうすれば、5番を持って5番の高さの球を打つことはできません。弾道の高さは3番アイアンくらいになるのです。7番を9番の長さに持って打っても、7番の弾道は普段の7番よりも弾道は低くなります。

 

ゴルフは物理です。

 

アドレスや打ち方を変えなくても、クラブの長さを3センチ以上短く持つだけで低い球が打てます。ぜひ一度、試してみてください。

 

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2017年10月03日超私的な記者発表インプレッション 10代目ゼクシオはどこがどう進化したのか!?

昨日は品川駅から京浜急行に乗って、生まれて初めて北品川駅で下車しました。向かった先は東京マリオットホテル。ダンロップの主力ブランド、ゼクシオの10代目の記者発表に参加してきました。

 

 

ゼクシオはモデルチェンジのサイクルが2年に1度。10代目ということは、18年以上続いているブランドです。そして、初代から9代目に至るまでずっと大ヒットを続けています。この18年間でゼクシオブランドのクラブは累計で1900万本を超え、単純計算すればゼクシオは年間100万本以上売れています。ゴルフクラブ業界では、「年間10万本売れたら大ヒット商品」ということを考えると、ゼクシオがいかに突出したお化けブランドなのかが分ります。

 

 

 

売れることが必然、大ヒットして当たり前という宿命を背負っているゼクシオですが、今回の10代目はどんな風に進化を遂げたのか?

 

 

10代目となるゼクシオのコンセプトは、、、

 

 

21世紀は、美しく飛ばそう。

 

なんとも壮大でムード満点のコピーです。美しいという形容詞を使っていることを裏読みしたくなりますが、そこはあえてやめておきます。続いて、クラブのコンセプトは、

 

 

「打ちやすさ」
「飛距離性能」
「爽快感」

 

ここでは少し具体的になってきました。形容詞だけではなくて、飛距離とやさしさをアピールしています。続いて、キャッチフレーズが、、、

 

 

飛びの”芯食い”体験

 芯を”高める”
 芯を”集める”

 

具体的に言うと、ヘッドの方では従来モデルよりもスイートエリアを広げたことをアピールし、シャフトの方では芯に当たりやすいシャフト(スイングの再現性が高くなるシャフト)を新たに開発したとメーカー側は謳っています。前作、9代目のゼクシオでもそうでしたが、ここにきてゼクシオはスイングに言及するようになっています。アマチュアの多くはミート率が悪い。そのミート率の悪さを解消できるシャフトを作ったそうです。

 

 

ちなみにヘッドの方は、今回のモデルチェンジで前作よりもスイートエリアを34%も拡大したとアナウンスしています。

 

記者発表の場では、10代目のゼクシオは終始、「芯」で捕らえることの重要性を説いています。時間が限られていることもあると思いますが、他の点についてはほとんど振れられていませんでした。

 

 では、実際の10代目のゼクシオはどんな風に進化したのか!?

 

まだ1発も打ってませんが、10代目のゼクシオは「芯」にこだわっただけでなく、ドライバーに関しては、もうひとつの点にもかなりこだわっていることをクラブが教えてくれました。

 

 それは捕まりです!!!!!!!!!!!!!!

 

従来モデルと比べると、以下の点が変わっています。

 

・ライ角がアップライトになっている
・フックフェースの度合いが強くなっている
・フェースのラウンドが減っている

 

 そして、そして転写マーク(クラウンマーク)の位置がフェースセンターではなくて、フェースのトウよりにわざとズラして配置されている!!!!!

 

5ミリくらいズレています!!!!!!

 

 

今発売中の月刊ゴルフダイジェスト11月号でもコメントしてますが、ドライバーで飛距離を伸ばすのに欠かせないのは、フェースが開かない状態でインパクトを迎えることです。いくら芯に当たっても、インパクトでフェースが開いていると(正確に言うと、ヘッド軌道に対してフェースが開くと)、インパクトでエネルギーロスが発生します。アマチュアの多くはプロに比べるとヘッドスピードの割には飛距離が出ないのは、芯に当たっていないことに加え、フェースが開いた状態で当たっているのが原因になっているのです。

 

これまでのゼクシオは捕まりが良いクラブでしたが、10代目になってさらに捕まりをアップするように作っているのが、クラブを見ただけで窺い知ることができました。

 

 では、なぜ転写マーク(クラウンマーク)はわざとトウ側にズラして配置しているのか?

 

これはアップライトになったライ角が影響しています。記者発表後、ダンロップのスタッフに「わざと転写マークをズラしていますよね?」と尋ねた所、あっさりと「その通りです」と。転写マークをトウ寄りにズラせた理由は、「少しトウ寄りで打ってもらいたい」という意図の表れです。ライ角がアップライトになると、どうしても打点がヒールに偏ります。それを防ぐ意味で、転写マークをわざとトウよりに少しズラし、ヒール打点になるのを防いでいるのです。

 

ゴルファーはクラブの見た目に少なからず影響を受けます。その影響を意図的に利用するために、10代目のゼクシオは転写マークの位置がわざとセンターではなくて、少しトウよりにズラすという裏技を用いているのです。

 

では、実際のつかまりはどうなのか?

 

来週火曜日、コースで10代目のゼクシオを試打します。コースで打って見てから試打インプレをアップ致します~。

 

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2017年10月01日超私的な提案 アマチュアがスコアアップを本気で目指すならば、FWキープ率やパーオン率を上げる必用はない!

 

今日からいよいよ10月。プロ野球は優勝チームが早々と決まりましたが、クライマックスシリーズの出場チームの順位はまだまだ混沌としています。昨日、セリーグは阪神が巨人に勝って2位に付けてますが、3位の横浜と4位の巨人とのゲーム差はわずか0.5ゲームしかありません。クライマックスシリーズに出場できるチームが決まるのは最終戦までもつれ込みそうです。

そしてゴルフも今週の国内男子ツアー「トップ杯東海クラシック2017」も優勝争いが混沌としています。3日目を終えてトップと5打差に11名の選手が名を連ねています。優勝スコアは14~15アンダーぐらいで、プレーオフの可能性も大いにあるでしょう。

 

トーナメントのスコア情報はJGTOのホームページでチェックしていますが、ここにはスコア速報だけでなく部門別データも見ることができます。例えば、ショットに関するデータだと、

・平均パット
・平均ストローク
・パーキープ率
・パーオン率
・フェアウェイキープ率
・サンドセーブ率
・トータルドライビング
・ドライビングディスタンス
・バーディー率
・イーグル率

 

を知ることができます。これらのデータを見ることで、その選手の長所短所を窺い知ることができたり、選手の持ち味が数字から読み取ることができます。

 

さて、これらのショットデータ分析。最近はいろんなスコア管理アプリがあり、そこには様々なデータを入力できるようになっています。スマホを使って自分のゴルフを分析している人も多いかと思いますが、ほとんどのデータ分析アプリはプロを同じことをやっています。このため、パープレーを狙っているアマチュアも、100切りを狙っているアマチュアも同じデータを入力しています。超私的なことを言わせてもらうと、これはちょっと首を傾げたくなります。なぜなら、プレーヤーのレベルが大きくことなるのに、同じ分析をしてしまうと上達の指標としては役に立ちづらいからです。

 

 

では、アマチュアゴルファーの場合、どのようなデータを収集すれば上達の指標となるのか?

 

もしも本気でデータ分析で上達を狙っているならば、以下のデータを集めて下さい。

 

フェアウェイキープ率ではなくてティショット生存率
パーオン率ではなくてボギーオン率
パーオン率ではなくて寄せワンエリア率
バーディー率ではなくてパーキープ率
OB、池ポチャ打ち込み率
大叩き(トリプル以上)率

 

100を切りたい、90を切りたいのであれば、ボギーペース以下でプレーできることが目標です。ボギー以下で確実にプレーできれば、100を切るのも、90を切るのも難しくありません。なので、フェアウェイキープ率とかパーオン率というのは指標としてはあまり役に立たないのです。それよりも大事なことは、

 

・ティショットではラフでもいいから、2打目が普通に打てる場所に打つこと。すなわち、ティショット生存率を上げることがスコアアップにつながります。

 

・セカンドショットに関しては、確実にボギーオンすることができればボギー率が高まります。そして、セカンドでグリーンを外した時には、乗ったか乗らないかよりも大事なことは「グリーンからどれぐらいの場所に外したかを知ること」。100切り、90切り目標ならば、グリーンエッジから歩測で10歩以内、10歩以内ならば「寄せワンエリア」にボールを運んだとジャッジするのです。グリーンエッジから歩測で10歩以内なのと、それよりも遠いのでは、おのずとアプローチショットの難易度が変わるからです。100切り、90切りが目標ならば、グリーンを外したショットがエッジから10歩以内にボールが止まる回数が増えば、おのずとボギーオン率は高まりますし、寄せワン率も高くなります。

 

ゴルフは物理でありロジック(論理)です。

 

100切り、90切りを目指すならば、パーオン率を上げるよりも、ボギーオン率を上げること、そして「寄せワンエリア率」を上げることを目指してプレーして下さい。この2つを意識してプレーするだけでも、確実にスコアは良くなります~。

 

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2017年09月28日超私的な提案 アプローチで寄せワンの確率を上げる意外なコツとは!?

 

一昨日の火曜日、PRGRが主催するRSカップに出場してきました。RSカップは年間4回開催されており、今回が最終戦でした。場所は老舗名門、大利根カントリークラブ西コース(茨城県、1960年開場)。西コースのコースレートはなんと、74.2。2014年、2015年には国内男子ツアーダイヤモンドカップも開催されています。

競技はシングルス部門とダブルス部門があって、シングルスは男子プロ2名と、アマチュア2名が同組でプレー。こちらはフルバックから打ちます。ダブルス部門の方はアマチュア2チームが同組で、スクランブル方式でプレー。こちらは競技の敷居を下げる意味もあって白ティからのプレーです。

 

マーク金井はもちろんシングルスで出場。毎回、上位10名が決勝大会に出られますので、目標は10位以内です。今回は44名の出場でしたが、なんとかトップと1打差の2位タイ(カウントバックで3位)に入れました。第2回大会はギリギリ10位だったので、4戦中、2戦で予選通過。プロと一緒にガチンコでプレーするのは心地良い緊張感が得られますし、なによりプロのショットを間近で観ることができるのはすごく勉強になります。

 

今回シングルスの結果ですが、アマチュア部門はトップが80ストローク、最下位が102ストローク。予選通過の10位のスコアは83ストロークでした。トップと10位との差はわずか3ストロークというは、まさに接戦です。マーク金井にも優勝のチャンスがあったと言えばありましたが、実は、かなり危なっかしいプレーでした。と言うのも、最終ホールの9番では、3メートルの下りのパーパットを残してました。下りでスライスライン、もっとも苦手なパットです。これが1発で決まってパーで終わって「81」が出たのですが、もしも外して3パットをしてたら、あっけなく予選落ちでした。勝負は下駄を履くまで分らないといいますが、まさにそんな感じだったのです。

 

今回、改めて自分のプレー内容を分析してみると、普段とかなり様子が異なることに気づきました。

△◎△◎○○△+4△ 42(16)
213111232

○△○○○○○□○ 39(13)
121221121

 

前半のインは2バーディー、4ボギー、2パー、1ダブルパーの42(パット数16)
後半のアウトは1ボギー、1ダボ、7パーの39(パット数は13)

 

3パットが1回あったにも関わらず18ホールのパット数は29。これは普段よりも6ストロークぐらい少ないです。そして何と後半のインではパーオンしてのパーは2つだけで、残りの5ホールはボギーオンしてワンパットしてのパー。こう書いてしまうと、アプローチが冴えていた感じになりますが、実情はまったく逆。18ホールで寄せワンパーを7つ、バーディーを2つ取ってますが、「OK」の距離につけたのは1ホールだけ。残りの8ホールのパーパットは2m前後ばかり。寄り切らない距離がスコンスコンと入りました。ちなみに、3パットした時は、ファーストパットを50センチに付け、お先を外して3パットしてます(笑)。

まったくもって偶然ですが、アプローチを打って、ナイスアプローチで1m前後のパーパットを残すことが1度もありませんでした。超私的なことを言わせてもらうとマーク金井は80センチ~1.2mの距離が一番苦手ですし、一番良く外します。何故かと言うと、、、

 

80センチ前後は入って当たり前。外せない距離!!!!!

だからです。なまじゴルフ歴が40年以上と長いこともあって、外せない距離になればなるほど自分で自分にプレッシャーをかけて余計なことが頭をよぎり、ストロークが怪しくなるのです。対して、ワンピン前後の距離(2m)だと、外せない距離という感じになりません。入ったら嬉しいし、外れてももそれほど腹が立たないのです。なのでストロークが怪しくならないし、「外せない」なんて余計なことを考えない分だけ気楽にパットが打てるのです。

 

アプローチで寄せてパーを取ることを「寄せワン」と言いますが、ことショートパットが苦手な人間に関して言えば、寄せすぎないことの方がパーで上がれる確率が上がりますし、外してもそれが後を引きません。後を引かない方が次のホールのティショットで余計な力みも抜けて、すんなりと打っていけます。

 

バーディチャンスもしかりで、外せない距離に乗せて外すとボクシングのボディーブローのようにダメージが残り、何度もバーディチャンスを外すと、必ずと言っていいほど、チャンスを逃した次のティショットで何かやらかしていまいます。

 

ゴルフは確率のゲームですが、ショートパットに難を抱えている人の場合、ピンの近くに乗せたことと、パットが入る確率というのは必ずも一致しません。ショートパットに難を抱えている人の場合、アプローチを寄せすぎない(OKの距離は除く)方が、寄せワンの確率が上がることが少なからずあるのです~。

 

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2017年09月26日超私的な考察 50歳過ぎてもドライバーの飛距離を効率良く稼ぐコツとは!?

昨日はYouTube生放送「マーク金井の喋らずにいられない」をオンエア。この番組はYouTubeにも関わらずアーカイブは残してません。演劇と同じく、リアルタイムで聞くことによってライブ感が出てくると勝手に思っているからです。そして、立川談志家元の言葉を借りるならば、

 聞けななかった人が悔しがるような番組を作りたい!!!!

 

と自分で自分にプレッシャーを掛けたいからです。

 

さて、ライブと言えば、先週の金曜日、国内男子ツアー「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ2017」を取材してきました。場所は千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブ。取材でしょっちゅうお世話になっているゴルフ場です。現在、ヤマハの新製品RMXの動画がアップされてますが、この動画もカレドニアンで撮影しています。

 

この大会はアジアンツアーと共同開催ということもあって、出場選手もアジア各国のみならず、ヨーロッパの選手もいます。そんな中、練習場でひときわ目立つ存在だったのが、タイのブラヤド・マークセン選手。身長は163センチと大柄ではありませんが、なんとも言えない存在と風格が漂ってました。50歳を超えてもシニアツアーとレギュラーツアーの両方で活躍してますし、今年の日本シニアオープンでは大会最小スコアを更新する18アンダーで優勝。昨年に続き、2連覇を果たしているのです。

マークセン選手のスイングを間近で観るべく練習場に向かい、そして動画を撮影。今回のダイヤモンドカップでは、練習場に限り、ギャラリーも動画撮影できます。その中にまじってデジカメで動画を収録。アイアンからドライバーまでじっくり観察しましたが、見れば見るほど、「達者なスイング」です。50歳を過ぎてもドライバーの飛距離は270ヤードを軽く超えてます。それでいて力に頼ったスイングではありません。最小限の力で、最大限のエネルギーが出るスイングでボールを効率良く飛ばしていました。

 

では、マークセン選手のスイングはどこがどう効率が良いのか?

 

・トップからダウンの切り返しでタメが作れている
・シャフトのしなり戻りがタイミング良く発生している
・インパクトではハンドファースト

 

そして、そして、そして、

・ダウンスイングからフォローにかけて腕の回旋(腕のねじり戻り)が鋭い!!!!

 

米ツアーで活躍している松山英樹のスイングが「剛」だとすれば、マークセン選手のスイングは「柔」です。関節の使い方、そして手首と腕をしなやかに使っているので、体力、筋力まかせのスイングに見えません。50歳を過ぎても体に強い負担がかからないので、50歳を過ぎても飛距離が落ちない(飛距離が出る)スイングに見えました。対して、松山英樹選手のように体幹や大きな筋肉を積極的に使ったスイングというのは、50歳以上のシニアゴルファーには到底真似できるものではありません。

 

 ダウンでタメを作るというのは簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。
 ハンドファーストなインパクトも簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。
 シャフトを上手くしならせるのも簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。
 腕の回旋(腕のねじり)も簡単ではありませんが、パワーがなくてもできます。

 

大人になって歳を重ねていくと否応なしに体力、筋力が落ちてきますが、ゴルフの場合、道具の依存度が高い競技です。ゴルフクラブを上手く使いこなすことができれば、50歳を越えても、60歳を越えても飛距離をダウンを防げるだけでなく、飛距離アップも十分可能です。特に、スイングに問題を抱えている人の場合ならば、その問題を解消すれば、ドライバーの飛距離を20ヤード以上伸ばすことも可能です。

 

マークセン選手のスイングをじっくり観たことで、改めて、ゴルフはスキル(技術)でボールを遠くに飛ばせることを実感しました。大事なことなので繰り返しますが、「タメを作る」「シャフトを上手く使う」「ハンドファーストなインパクト」そして、「腕の回旋」。手打ちを推奨していると勘違していただいても構いません。50歳を過ぎた人の場合、体幹や筋力頼みでスイングするよりも、手と腕と、そしてシャフトを上手く使ってスイングした方が、体への負担が減り、なおかつ効率良くボールを遠くに飛ばせるのです~。

 

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