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2018年05月31日超私的な考察 水平素振りをするとスイングが劇的に良くなる理由とは!?
YOUTUBE アナライズチャンネルに新しい動画が公開されました
20分辺りから凄く本質的な話をします。
皆さんチャンネル登録お願いします
毎週火曜日はゴルフ週刊誌の発売日。今週も週刊ゴルフダイジェストと週刊パーゴルフが発売されています。マーク金井がゴルフを始めた頃(45年くらい前)は、この2誌に加え、週刊アサヒゴルフというのも発売されていましたが、今は廃刊となっています。中学生の頃はなぜかこのアサヒゴルフを読んでて、アサヒゴルフを通じて「ダウンザ・フェアウェイ」も読みました。定期的に本のたぐいは断捨離してますが、この本だけは本棚にちゃんと残しています。
週刊ゴルフダイジェスト、週刊パーゴルフとも発売日に入手し、くまなく目を通してますが、今週気になったのがこの記事。
Dr.クォンの反力打法
第49講 腕を振ってもヘッドは走らない?
テキサス女子大学教授クォン享受と、吉田洋一郎プロとの掛け合いの連載レッスン記事です。今回のテーマは「手の力の向きとクラブの動く向き」についてで、ゴルフのスイングのタネと仕掛けについて物理的な説明がなされてます。詳しくは記事を読んでいただきたいのですが、ポイントとなるのが、、、、
手の力の向きとクラブの動く向きは必ずも一致しない!!!!!
ピンとくる人はピンとくると思いますが、ピンとこない人はちょっとわかりづらいフレーズです。なので、超私的に翻訳すると、
ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる!!!!
これでかなりイメージできたと思いますが、もっと超私的に超翻訳すると、
ダウンスイングでは手とクラブが同じ方向に動くとクラブを正しく振れない!!!!
アマチュアゴルファーのスイングを観察すると、これを正しく理解、正しく実戦している人は半分もいません。胸の高さにボールがある水平打ちでボールの下を叩いてしまう人、ひざ立ち打ちでボールのかなり手前をダフってしまう人に関して言えば、95%以上の確率で、「ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる!!!!」ということを理解してません。このゴルフのタネと仕掛けを理解していないから、自分のイメージ通りにクラブが振れないのです。
クオン教授は、手の力の方向(ハンドフォース)を計測できる装置を持っているそうで、それで、スイング中、手の力の方向を計測しているそうです。
ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる。
これはできてしまうと「確かにそうだ」と思えるのですが、できていない人には「そんなことをしたらボールに当たらないんじゃないか」という感覚に襲われ、なかなか実践することができない動作です。ちなみに、ゴルフスイングの中でもパターだけでは異質な動きとなり、パターに関しては、「スイング中、手の運動方向とクラブの運動方向は同じ」正しい動作となります。なので、パターに関しては、大筋において打ち方をとんでもなく間違う人は少ないのです(入る、入らないは別です)。
では、どんな練習をすれば「ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる」という感覚を養えるのか?
一番のお勧めは水平素振り!!!!!
胸の高さにヘッドを持ち上げ、クラブを地面と水平(背骨と垂直)にスイングして下さい。最初は、トップとフィニッシュの間を何度も往復する連続素振りがいいです。速く振る必要はありません。ゆっくりでいいから動きを止めないで連続で水平素振りして下さい。
クラブでもいいですが、フレループで行なうとより効果が高まります。
パターのように両腕を突っ張ったままの連続素振りではなく、テークバックでは右ひじをたたみシャフト時計回りに回転。フレループだと90度ぐらいシャフトを寝かせます。トップの位置では、グリップエンドは自分と反対方向になっているのを確認して下さい。
トップからインパクトにかけては、シャフトを反時計回りに回転させながら(フレループだとシャフトを起こしながら)インパクトを迎えます。インパクトではグリップエンドが自分を向いているようします。
水平素振りでのポイントはシャフトの回転(左腕の回旋)に加え、グリップエンドの向きです。アドレスではグリップエンドは自分を向き、トップではグリップエンドは自分の反対側を向く。そしてインパクトでは再びグリップエンドは自分の方向を向く。
スイング中に、グリップエンドの向きを変えるということは、、、、、
スイング中(特にダウンスイング)では、手の力を使う方向と、クラブが動く方向が違っていてこそ成せる動作なんです。
プロゴルファーの人で、「ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる」をレッスンする人が少ないですが、これはゴルフスイングをちゃんとできている人には無意識な動作だからだと思います。ちなみに、今流行っている「シャフトを寝かせる」という動作に置いても、シャフトを寝かせた後、「ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる」ということを理解していないと、オンプレーンにスイングすることは到底できません。
ゴルフは物理です。
ゴルフは手打ちが良くないと言われてますが、手の運動を方向が間違っている人に関しては、手の運動方向を正しく理解し、正しく実践することが求められるのです。ここをちゃんと理解して練習しないと、ボールを打てば打つほど、悪い癖が付くのを避けれません。加えて、ここ一番でボールが曲がりやすいスイングになってしまいやすくなるのです~。
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フレループはアナライズのwebショップで購入いただけます↓
2018年05月29日超私的な考察 ダウンスイングではどれぐらいシャフトを寝かせればいいのか!?
アナライズからお詫びとお知らせ
昨日からアナライズのショッピングカートのサーバーが不調となっておりましたが、先程修復しました。
皆様にはご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ありません
安心、安全な買い物ができるよう修復させていただきました。
ご利用いただけますと幸いです
昨日はYouTube生放送「マーク金井のここだけの話」をオンエア。ピン芸人よろしく、ひとりで1時間ぶっ通しで喋り、喋るだけでは飽き足らず実際にスイングしたりしました。ネタとか台本のたぐいは一切ありません。すべてアドリブです。YouTubeなので視聴者からの質問に対しても、できるだけその場で答えるようにしています。
オンエアは21時から22時。オンエアが終わって片付けが済んだら、恒例の深夜コソ連時間。いつものようにフレループを使って素振りし、素振りをiPhoneでじっくりチェック。ある程度イメージ通りの動作ができたら、次はクラブに持ち替えて、素振りと実打を繰り返します。この時も1球打ったら、その直後にiPhoneで動作をチェックします。今のテーマは素振りと実打のギャップをできるだけ近づけることにしています。
素振りをする時、真っ先にやるのがフレループを使っての水平素振り。
水平素振りにはゴルフスイングに必要不可欠なエッセンスが詰まっていますし、何よりもプレーンを確認しやすいメリットがあります。
水平素振りは、誰がやっても「地面と水平に振る」ことを意識すれば、
・フラットでもアップライトでもない、オンプレーンにヘッドが動きます。
・アウトサイドインでもインサイドアウトでもない、オンプレーンにヘッドが動きます。
先週土曜日、広島でのセミナーでも説明しましたが、水平素振りがちゃんとできていれば、クラブがトップの位置がアップライトに上がったり、フラットに下がることはありません。水平素振りだと、シャフトはほぼ地面(背骨)に対して、垂直状態をキープしたまま動くからです。言い換えると、水平素振りでは、シャフトの角度を変えないという感覚を養うこともできるのです。最近、「ダウンでシャフトを寝かせる」というのがキーワードとして注目を浴びてますが、どれぐらいシャフトを寝かせるのが好ましいのかについて言及されてない場合が多いです。
超私的なことを言わせていただくと、シャフトが寝るというのは、水平素振りだと、
背骨に対して水平まで、加えて、手元とヘッドは同じ高さ!!!!!
これが好ましい「シャフトが寝た状態」です。言葉を換えると、アドレスしたシャフトの角度とスイング中のシャフトが同じ角度になっているのが、好ましい「シャフトが寝た」状態です。
では、通常のスイングでも感覚的には前傾した背骨に対して、垂直な状態が好ましい「シャフトが寝た状態」、もしくはアドレス時に出来たシャフトと同じ角度が好ましい「シャフトが寝た状態」です。そして、付け加えるならば、通常のスイング(前傾した状態)では、クラブの軌道は斜めなので、手元よりもヘッドが少し高い状態になっているのが好ましい「シャフトが寝た状態」なります。
シャフトが立っているのが悪くて、シャフトが寝ているのが良い。
これを鵜呑みにしてシャフトを寝かせ過ぎてしまうと、クラブはプレーンから外れ、クラブを本来の軌道に戻しづらくなります。欧米のツアープロのスイングを見ても、シャフトを寝かせている選手のダウンスイングでは、シャフトプレーンに沿った角度を保っています。シャフトプレーンよりもシャフトを寝かせていたり、手元よりもヘッドが下がった状態になっている選手はいません。
例えば、アドレスの前傾角度が45度で、アドレス時のシャフトの角度が45度だとすれば、ダウンスイングでのシャフトの角度は45度。45度こそが好ましい「シャフトが寝た状態」になります。また、この45度の角度が保たれていると、手元よりはヘッドが高い位置をキープしています。
ゴルフは物理です。
水平素振りと実際のスイングは同じではありませんが、水平素振りシャフトの角度を意識しやすい練習です。加えて、フレループで水平振りをすると、テークバックではシャフトを時計回りに回転させ(シャフトを寝かせ)、ダウンスイングではシャフトを反時計回りに回転させる(寝たシャフトを起こす)感覚を養うことができます。超私的なことを言わせてもらうと、シャフトをタイミング良く回転させることができると、クラブの挙動を上手くコントロールすることができ、飛んで曲がらないショットが打てる確率が上がってきます。
アマチュアゴルファーは切り返しでシャフトが立ち過ぎていたり、トップでシャフトクロスになっている人が多いから、「シャフトを寝かせる」というアドバイスが多いのだと思います。立っているから寝かせるというのは正しいアドバイスだと思いますが、寝かせるにも限度があることを理解していないと、スイングの仕方があらぬ方向に行ってしまうので注意が必要です~。
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YOUTUBE アナライズチャンネルに新しい動画が公開されました
20分辺りから凄く本質的な話をします。
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2018年05月27日超私的な提案 スマホで自撮りしながらゴルフ練習の質を高める方法とは!?
来週月曜日 21時から生配信します
金曜日の昼に新幹線に乗り、広島に向かいました。広島までの移動時間は4時間ちょっと。お昼を食べて昼寝をしたら、名古屋。名古屋からアイスをいただいて、再びウトウトしたら岡山。あっという間というほどではありませんが、飛行機に比べると電車は眠りやすい環境なので、4時間ぐらいの移動は苦になりません。
金曜日は中古ショップ「レプトン」さんでセミナー。土曜日は広島のゴルフショップ「オキコバランス」のコンペにゲスト出演し、プレー後にトークショーを実施させていただきました。芸南CCでプレーするのは初めてですが、フレループ効果もあって、ショットが安定してくれて74ストロークでホールアウトすることができました。
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アウトとインでスコアが2打違いますが、ショットの数はどちらも21。初めてのコースではとにかく「ボールひとつ」で最後までホールアウトできることを心がけてますが、今回は達成できました。ショットの数に関しても9ホールで21ストローク以内を心がけており、これもなんとかクリアできました。
スタート前はいつも練習場でボールを打たないので、昨日もボールは打ちません。スタート前にやるのはパッティングと素振り。最近は片山晋呉プロ、石川遼プロを見習ってフレループを使って入念に素振りしています。手前味噌ですが、フレループの効果は絶大です。クラブを手にした時も、フレループを振った時の感覚を再現するように心がけると、スイングが良くなるだけでなく、スイングに迷いもなくなり、ショットが劇的に安定してくれます。
もちろん、フレループもただ振り回すだけではスイングを良くする効果は薄れます。フレループを効果的に使うには、いくつかの約束事があります。練習方法についてはFACEBOOKでも紹介してますが、一番大事なのはスマホで自撮りをして自分がどんな振っているのかを確認することです。イメージ通りスイングできていればいいのですが、イメージ通りに触れていない時は、どこがズレているのかを自撮りしてチェックすることが大事です。
そして、フレループを振っている時も、クラブを振っている時も、素振りの時もスマホで自撮りすることが大事です。スマホで素振りを自撮りしてください。練習場とかでアマチュアゴルファーを観察すると、ボールを打っている時は自撮りしてますが、素振りを自撮りしている人はほとんどいません。これがなんとももったいないです。
素振りの自撮りにはどんなメリットがあるのか?
素振りでまずチェックしてほしいのは、クラブの軌道や身体の使い方ではなく、ヘッドの軌道です。構えた位置にヘッドが戻る素振りをしているのか? それとも構えた位置にヘッドが戻らない素振りをしているのか? これを入念にチェックしてください。
説明するまでもありませんが、構えた位置にヘッドが戻らない素振りをしても、それは本番には役に立ちません。構えた位置にヘッドが戻らない素振りをいくら繰り返しても、それは本番では再現できないからです。そんな素振りを本番で再現したら空振りやチョロが出ます。
素振りはボールを打つよりも簡単と思っている人が少なからずいますが、構えた位置にヘッドを戻すことにこだわって素振りをしたら、素振りの難易度は上がりますし、何よりも実際のスイングと素振りの間にギャップが生まれません。構えた位置にヘッドが戻る素振りがちゃんとできていれば、実際のスイングでは素振りを再現するだけでちゃんとボールを打てるようになるのです。
ちなみに、素振りでヘッドがちゃんと戻っているかどうかはスマホで自撮りしなくてもチェックする方法があります。練習場でしたら、ボールではなくティを打てばいいんです。ティの後ろにヘッドをセットしたら、ティをボールに見立てて素振りしてください。フェースの中央でティをちゃんと打てる素振りができていれば、それは構えた位置にヘッドがちゃんと戻っていることを証明します。
たかが素振り、されど素振り。
素振りは身体の動きやクラブの挙動を変えやすいですが、動きを変えている時もヘッドは構えた位置に戻っていなければ、元も子もありません。構えた位置にヘッドを戻すという前提をクリアしながら、身体の動きやクラブの挙動を変えることをやっていけば、ボールを打たなくても、スイングの完成度を確実に上げていけるのです〜。
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YOUTUBEアナライズチャンネル 新しい動画を配信開始
マーク金井が、アナライズの有料会員であるプライム会員様限定で行っているマーク塾という、セミナーの動画です。かなりゴルフから脱線しますが、お暇なら
2018年05月24日超私的な考察 テーラーメイドのツイストフェースはどんな人にメリットがあるのか!?
YOUTUBEアナライズチャンネル 新しい動画を配信開始
マーク金井が、アナライズの有料会員であるプライム会員様限定で行っているマーク塾という、セミナーの動画です。かなりゴルフから脱線しますが、お暇なら
ゴルフクラブを試打する仕事を始めて20年近く経ちます。2005年、神田に室内の試打スタジオを構えるようになってからは、同じ場所、同じ条件、同じ計測器を使ってクラブの試打をしています。試打クラブはメーカーからお借りすることが多いですが、自腹で購入しているクラブも少なからずあり、スタジオにはドライバーだけで常時50本前後、ドライバー用のシャフトに至っては100本近くあります。定期的に断捨離してますが、それでもクラブ(シャフト)の数はあんまり減りません。
アナライズではディテクトの高速度カメラを使って弾道計測しています。試打するのはロボットではなく、マーク金井です。かつては人間試打マシーンとかと呼ばれたりしてましたが、昔も今もヒューマンテストにこだわっています。ロボットの試打ではなく、人間の試打にこだわるのは、スイングのロボットのスイングと人間(ゴルファー)のスイングの間には決定的な乖離(かいり)があるからです。
その乖離については、ゴルフメディアでも取り上げられることがたまにありますが、この記事については、超私的に突っ込みをいれたくなりました。
M3M4の打点外し実験、正直どごか違う
ゴルフダイジェストオンラインにアップされていた記事ですが、
要約すると、ロボットでテストすると、メーカー(テーラーメイド)がコメントしているような結果にならなかったと書かれています。
テーラーメイドのM3、M4にはツイストフェースが採用されています。ツイストとはねじれの意味で、ツイストフェースはトウ上側はフェースが右を向く度合いが増して、かつロフトが増える方向にねじれてます。対して、ヒール下側はフェースが左を向く度合いが増して、かつロフトが減る方向にねじれています。メーカー側はこのねじれによって、左右の曲がりを軽減できるようになったとアピールしているのです。
ところがロボットで打つと、メーカーがアピールした結果にならなかったと。
フェースのトウの上側で打つと右に打ち出して、ボールにスライス回転
フェースのヒール側で打つと左に打ち出して、ボールにフック回転
ロボットが打った場合、フェースがねじれていると、ねじれた方向にボールが飛び出しているという結果になってます。加えて、トウ側に当たってスライス、ヒール側に当たってフックになっています。ちなみに、ロボットだけでなく、マーク金井もこのような弾道を打とうと思えば、比較的簡単に打つことができます。何故かと言うと、ロボットがどんな方法で試打しているかを知っているからです。

株式会社ミヤマエのwebサイトから転載
では、ロボットはどんな方法で試打しているのか?
ロボットのヘッド軌道はインサイド・インです。人間のようにインサイド・アウトに振ったり、アウトサイド・インに振るロボットは見たことはありません。ただし、ボールの位置を変えると、ヘッド軌道はインサイド・アウトになったり、アウトサイド・インになったりしますが、通常のテストではインサイド・インの状態でテストしています。この記事でも、ヘッド軌道を意図的に変えていないことが書かれていないことを考えると、インサイド・インで打っていると思われます。
そして、もうひとつのポイントがインパクト時のフェース向き!!!!!!
実は、今回の実験が非常に残念だと思うのはこの点なんです。ロボットで試打する時、基本的にはフェースがスクエアな状態でインパクトを迎えています。なので、この記事でも、フェースのトウ側にわざと打点をズラせても、
インパクトではフェースがスクエア!!!!
この記事にはフェースがどの向きでインパクトを迎えているのかの記述がありませんが、弾道から推察すれば、フェースのトウ上側でヒットした時も、フェースのヒール下側でヒットした時もフェースがスクエアな状態でインパクトを迎えていると思われます。フェースがスクエアな状態でインパクトを迎えたために、ツイストフェースの効果が裏目に出てしまい、トウ上側で打った時もヒール下側で打った時も、大きく曲がってしまったのです。
では、芯を外して打った場合はどうなるのか?
これはテーラーメイドもアナウンスしていますが、多くのアマチュアゴルファーは芯を外して打った時、フェースの向きはスクエアになってません。テーラーメイドの分析によると、、、
トウ上側でヒットしている時、多くのアマチュアはフェースが閉じている
ヒール下側でヒットしている時、多くのアマチュアはフェースを開いている
先っぽ上側で打った時、多くのアマチュアはフェースが閉じているために曲がりが大きい。その曲がりを習性するにはフェースを開いてロフトを増やすのが効果的であると考えたのです。逆もしかりで、ヒール下側打点になっている時、多くのアマチュアはフェースが開いているために曲がりが大きい。その曲がりを習性するにはフェースを閉じてロフトを減らすのが効果的であると考えて作られたのが、ツイストフェースの正体です。
言い換えると、、、、
トウ上側でヒットしている時、フェースが閉じている
ヒール下側でヒットしている時、フェースを開いている
と言うゴルファーにはツイストフェースは効果があって、左右の曲がりを軽減できます。
テーラーメイドを擁護するわけではありませんが、ロボットでの実験は人間が打った時と同じ結果にならないことが多いのが当たり前。ロボットは人間のようなミスショットが打ちづらく設計されているからです。あえて補足するらば、ロボットでツイストフェースの効果を実験するならば、トウ上側でヒットする時はインパクトでフェースが被った状態にすること、ヒール下側でヒットする時はインパクトでフェースが開いた状態にすることが求められます。
ちなみに、人間が打った場合でもツイストフェースの効果が裏目に出る場合があります。どこに当たってもインパクトでフェースが開きやすい人の場合、ツイストフェースでトウ上側で打ってしまうと、通常のクラブよりもボールが大きく右に曲がるでしょう。ヒール打点になりやすい人の場合でも、インパクトでフェースが被って当たりやすい人の場合、ツイストフェースだと、通常のクラブよりもボールが大きく左に曲がります。ツイストフェースに限りません。ミスを補正するように設計したクラブは、その補正が裏目に出る状態でインパクトを迎えると、ミスの度合いが増幅します。
ゴルフは物理ですが、ゴルフは人間がクラブを振り回してボールを打つ競技です。
スイングロボットは人間のように器用ではないのです~。
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三枝こころさん、先日アナライズにおこしいただいて、フレループを体験していた貰った動画です!
はい 欲しくなったでしょ?
2018年05月22日超私的な考察 練習して上手くなる人と、練習しても上手くなりづらい人の違いとは!?
先週末、神田のスタジオでセミナーを4回開催しました。いずれのセミナーも座学だけでなく、実際にボールを打ってもらい、スイングのタネと仕掛けを頭ではなく、身体で感じてもらっています。身体で感じないことには、スイングの修整点がどこにあるのかを具体的に把握できないからです。
加えて、アマチュアに限らずゴルファーのスイングは相当頑固で、「自分では変えているつもりでも、実際は変らない」ということが多々あるからです。セミナーでは毎回、マーク金井が受講者の後ろに回り込み、二人羽織のような感じで動きを体験してもらうようにしています。これをやると、ほとんどの受講者は「ええ~、こんな風に動いていいんですか?」とか、「こんな動き、一度もやったことがありません」と口にされます。今のところ、セミナー受講者で「予想通りな動きですね」とリアクションされた方はひとりもいません。
セミナーは毎月開催してますが、同じ講座であっても毎回同じことは致しません。受講者の反応をフィードバックし、毎回、内容を変えていってます。加えて、デモンストレーションの精度を上げるべく、自分自身の練習時間も増やすようにしています。24時間いつでも練習できる設備があるのは本当にありがたく、最近は夜10時を過ぎてからこっそり自撮りしながら練習してます。1球打っては自撮りしたスイングをじっくり眺めているので、40分の練習でボールを打つのは15球前後。15球打つ合間にフレループで素振りを40~50回ぐらいこなしています。
ゴルフの練習の自撮りで一番チェックしている点、それは、、、、
スイングで変えたい部分(場所)が、ちゃんと変っているかどうか!!!!!
ナイスショットしたとかミスショットしたとかではなく、芯を喰ったとか芯を喰わなかったとかは二の次。自分が目指すスイング、欠点や悪癖を解消するためにトライしていることができているかどうかにフォーカスして自撮りしたスイングをじっくり見るのです。
これを繰り返すと分るのは、、、、
ナイスショットした時、芯を喰った当たりをした時ほど、スイングは変えようとした部分(場所)がほとんど変ってないということ。良い当たりをしている時ほど、スイングの点数自体は低いことがほとんどです。言い換えると、ナイスショットを打とうとした時は、スイング自体は悪いことの方が多いのです。
セミナー受講生を観察していても同じで、ナイスショットを打った時にスイングが良い方向に変っている人はほとんどいません。ナイスショットした時、そのほとんどは昔ながらのスイングのままです。
察しのいい人はもうお分かりでしょう。そうです。練習場でボールを打っている時、ナイスショットを求めるほどに、スイングは昔のままから抜け出すことは困難な作業になるのです。例えば、トップでシャフトが目標よりも右を向くシャフトクロスになっている人の場合、ナイスショットを打っている時ほどシャフトクロスになっています。逆に、シャフトクロスの度合いが減った時は、ミスショットになっていることがほとんど。何故かと言うと、トップの位置が変ればダウンスイングに移るタイミングが合わなくなってしまうからです。超私的なことを言わせてもらうならば、、、
ナイスショットした時=スイングが変っていない可能性大(昔のまま)
ミスショットをした時=スイングが変っている可能性大(新しいスイング)
コースでミスショットを打つのと違い、練習場ではいくらミスショットを打ってもゴルフが下手になることはありません。スイングを本気で変えたい、悪い癖や悪い動きを本気で矯正したいと考えているならば、わざとミスショットを打つぐらいの意識(気持ち)が必要です。ミスショットを打つのを嫌がっていたら、スイングを変えたくても変らないからです。
練習場に行くと、「ナイスショット=いいスイングをしている」と評価しているアマチュアゴルファーを多くみかけます。確かにナイスショットを打つとなんとも言えない心地良い気持ちになりますが、この心地良い気持ち良さというのはスイング改造やゴルフ上達を阻む「禁断の果実」であり、この果実を求めるほど、練習してもその努力が報われなくなるのです~。
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