マーク金井blog

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2018年06月24日超私的な試打インプレッション テーラーメイドM3 440ドライバー 

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マーク金井の打たずにいられない

新しい動画配信開始!今回はミズノGXドライバーです


6月21日に夏至を迎え、これからは少しづつ日照時間が短くなっていきます。とわいえ、これから8月ぐらいまでは日照時間が長く、早朝ゴルフ、薄暮ゴルフをするのにはぴったりな季節。今日もこのブログがアップされる前、サクッと千葉市民ゴルフ場で9ホールプレーをしてきました。

 

いつものようにバッグにはクラブ7本だけしか入ってませんが、ドライバーはおニューです。今週月曜日に衝動買いしたテーラーメイドの、、、

 

M3 440(ロフト9度)

 

調整機能がてんこ盛りされているのが特徴ですが、正直、調整機能はあまり興味ありません。ヘッドは基本性能が大事だと思っているからです。今回、購入に至ったのは、小ぶりなヘッドが欲しかったからです。加えて、装着されているウエートを軽くするパーツをAmazonで手に入れられるのも購入動機です。デフォルトでは10gのウエートが2ついてますが、これを8gのウエート2つに交換します。これでヘッド重量が200gちょうどぐらいにできます。超私的なことを言わせてもらうならば、テーラーメイドが純正で重量違いを売り出して欲しいです。かつてのrシリーズでは、重量調整ネジが1g~14gぐらいまでのバリエーションがテーラーメイドから売り出されてました、、、。

 

シャフトは純正のクロカゲのSです。ヘッドスペックをざっと紹介すると、、、

 

ヘッド重量(204.2g スリーブ込み)
総重量 310.1g
長さ 45インチ(ヒールエンド計測、60度法計測だと45.5インチ)
振動数 254cpm
センターフレックス値 4.26
ライ角 59.25度(アップライトポジション)
(アナライズ計測)

重心距離  40.2mm
重心深度  36.3mm
重心角  22.6mm
重心高  29.1mm
リアルロフト9.1度(表示ロフト9度)
(ゴルフクラシック8月号より引用)

 

純正シャフトであるクロカゲ(テーラーメイドオリジナル)が装着されたモデルは、アスリートモデルにしては総重量が軽めです。ただし、ヘッド重量が200gを越えた「重ヘッド」なので、ワッグルすると手にヘッドの重みが伝わってきます。

シャフトに関しては振動数に対してセンターフレックス値がやや高め。手元側にしなりのポイントがあり、シャフト中間部分がやや硬め。アスリート向けだけあって、シャフトは今流行の「軽硬」系に仕上がっています。

 

重心位置がコントロールできるヘッドですが、デフォルトの状態では重心距離に対して、重心深度が浅いのが特徴。重心を浅くすることで低重心化を図り、低スピン弾道がオートマチックに打てるタイプです。加えて、重心深度を浅くすることで操作性を高め、ドロー、フェードの打ち分けがしやすくチューニングされています。

 

すでに所有しているM4 TYPE-Dと比較すると、明らかに異なるのがスイートスポット位置。M4 TYPE-Dはフェース中央よりもややヒール寄りにスイートスポットが位置するのに対して、M3 440はフェース中央よりもややトウよりにスイートスポットが位置します。その差は2~3ミリほどですが、スイートスポット位置がトウ寄りにあると、ドローよりもフェードが打ちやすくなると思われます。

M4Dタイプの重心位置

 

ゴルフの竪琴、そしてフレループを使って練習するようになってから、持ち球がドローからフェードに変ってきました。チーピンのミスよりも、右にスッポ抜けるミスを減らしたくなって、今回、久しぶりにヘッドが小ぶりなM3 440を衝動買いしました。

ちなみにフレループはアナライズのwebショップで購入いただけます↓

いつものことですが、購入したドライバーを最初に使うのは神田のスタジオではなく、コースです。

 

では、1発目にはどんな球が出たのか?

 

 

千葉市民のスタートホールは左サイドがOBで、右サイドはどこまでもセーフ。右のラフ狙いで打ったら、軽いドロー弾道でフェアウェイ右サイド。雨でフェアウェイが濡れているのでランが出ませんでしたが、弾道はやや低めで、スピン量はM4よりも明らかに少ない低スピン弾道。

 

続く、2番、4番、5番、6番もシャフトの挙動を探りながらサクッと打つとストレート弾道。重心の浅いのでヘッドの挙動がコントロールしやすく、ストレートから軽いドロー弾道。7番でガッツリ振ったら、軽いドロー弾道でガッツリ飛距離が出ました。9番ではフェードを狙って打ったら、こちらはイメージ通り15ヤードぐらい右に曲がってくれました。

 

 

ヘッド体積は440ccになってますが、アドレスするとそれほど小さく感じません。それもそのはず、実測では444.2cc。M3 460の実測は454.7ccですから、その差は10CCしかないのです。

 

ウエートポジションを中央に寄せたスペックだと、ドローよりもフェード弾道が打ちやすく、そして、インサイドからあおった時でも左のミスが出づらいです。ヘッドが小ぶりな割には慣性モーメントの大きさを感じるドライバーです。次回はヘッドを4g軽くし、シャフトをツアーAD iz-5に交換して、じっくりテストしてみたいと思います~。

 

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週末 6月30日、7月1日

とマーク金井が福岡でセミナーを行います

6月30日

そして7月1日に福岡の大野城でセミナーやります

お問い合わせは、アナライズではなく、各会場にてお願いします


2018年06月21日超私的な提案 ドライバーで見落としてはいけないスペックとは!?

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マーク金井の打たずにいられない

新しい動画配信開始!今回はキャロウェイ ローグドライバーです

 


火曜日と水曜日、1泊2日で北海道に行ってきました。火曜日は7時発のANA便で千歳に向かい、そこから車で小樽に移動。向かった先は小樽カントリー旧コース。わざわざ旧コースと書いたのは、小樽には新コースと旧コースがあるからです。小樽の旧コースは北海道で最初に作られたコースで、銭函海岸に隣接して9ホールが配されています。旧コースが開場したのは1928年(昭和3年)。今年で90周年を迎えますが、その記念行事のひとつとして、今回、MMT9小樽で開催することになったのです。

コースはこれぞリンクスで、例えるならば「日本のセント・アンドリュース」という趣があります。マーク金井は18ホールよりも9ホールのコースを偏愛してますが、超私的な9ホールランキングでは、小樽の旧コースががナンバーワンです。今回の予選ではリンクス特有の強い風が吹き、硬く締まったグリーンと相まって難易度が高かったです。フォローの風だと100ヤードでもグリーンにキャリーしたら「パーン」と跳ね上がって、グリーンを大オーバー。手前の花道にツークッションさせないと乗らないのですが、手前の花道が狭いのです。

 

 

MMT9の予選が終わった後、向かったのは帯広。帯広は毎年セミナーを実施させていただき、北海道で一番馴染があるエリア。今回も、モール温泉を堪能できる北海道ホテルを予約したのですが、ラッキーなことに温泉露天風呂が付いたプレミアムルームに体験宿泊することができました。帯広はコンパクトな町ですが、近隣に数多くゴルフ場があり、かつ街中のホテルにも天然モール温泉が併設されている所が多いです。

 

 

札内川ゴルフ場で早朝プレーしてきたのですが、平日の早朝だと18ホールでプレー料金が2100円(担ぎセルフの場合)。河川敷コースですがフェアウェイもグリーンもベント。林間コースのようなレイアウトのホールもあって、何度もプレーしたくなるコースでした。3サムでのプレーで3時間ほどで18ホールを回り、8時30分にはホールアウト。街中から15分ぐらいで行ける場所に2100円でプレー出来るゴルフ場があるなんて、羨ましすぎます。

北海道ではゴルフ三昧してきましたが、北海道に行く前日はドライバー購入三昧しました。購入したのは3本。

 

 テーラーメイド R1
 テーラーメイド グローレF2
 テーラーメイド M3 440

 

R1はかなり古いクラブで2013年発売。ソールには独特な機能が付いているので資料用に購入。グローレF2はマークダウンが入りシャフト目当てで衝動買い。グラファイトデザインのツアーAD iz-5が装着されているにも関わらず、シャフトの値段ぐらいでヘッドも付いているのです。M3 440は小ぶりなヘッドを使いたくての衝動買いです。

 

この3本。いずでもメーカーはテーラーメイドですが、ヘッド重量を計測してみると、

R1  208g


グローレF2  197.2g


M3 440  204.2g
(いずれもスリーブ込みの重量)

 

グローレF2とR1との重量差は10g以上もありました。ここまで異なると振り心地はガラッと変ります。そしてテーラーメイドだけには限りませんが、多くのメーカーがヘッド重量をおおっぴらにアナウンスしていません。

 

さて、このヘッド重量。

 

ドライバーを選ぶ上では、非常に重要なスペックです。重いヘッドは反発力が上がりますが、振り切りづらく(ヘッドスピードが遅く)なります。対して、軽いヘッドは反発力が落ちますが、振り切りやすく(ヘッドスピードが上がりやすく)なります。言い換えると、ゴルファーには適したヘッド重量があるのです。マーク金井の場合、ドライバーのヘッド重量は198~200gがちょうどいい感じ。198g以上軽いとインパクトが頼りなく感じ、200gを超えてくると、重さに負けてヘッドスピードが上がりづらくなるのです。

 

 

アマチュアゴルファーの多くは「D0」とかのスイングウエート(バランス)を「ヘッドの効き具合」(ヘッドの重さ)を指針にしていますが、バランスとヘッド重量は必ずしも一致しません。バランスはグリップ重量やシャフト重量でも少なからず変ってくるからです。例えば、軽いヘッドでも軽いグリップを装着すると、バランスが出る(バランスが軽くならない)からです。

 

 

テーラーメイドの場合、日本市場をターゲットにしたグローレF2についてはヘッド重量が軽め(テーラーメイドの中では)です。軽めのヘッドは鉛を貼れば、重く調整できます。
今回も鉛を貼って、198~200gに仕上げて使うつもりです。

 

 

R1については重量調整ネジを軽いタイプに変えられるので、ヘッドを軽い方向に調整できます。デフォルトでは2gと8gのネジが付いてたので、それを1gと1gのネジに変更。これでヘッド重量は200gぴったりになりました。

 

 

M3 440に関しては2つのウエートが付いてますが、メーカーからは軽いウエートのパーツは販売してません。しかしながら、社外品で軽いウエートが販売されているのを
T島から聞いて、購入することにしました。M3 440についても、ヘッド重量は200g前後に調整するつもりです。ヘッド重量を揃えることで、スイングしやすくなるだけでなく、3つのドライバーの性能比較がちゃんとできると思っているからです。

 

 

クラブフッティングを行なうメーカー、ゴルフショップが増えてきてますが、ゴルファーに見合った(合った)ヘッド重量を提案している所はいったいどれぐらいあるのでしょうか? 大いに気になるところです、、、。

 

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フレループはアナライズのwebショップで購入いただけます↓

 

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新しい動画配信開始!今回はミズノGXドライバーです



2018年06月19日超私的な考察 ゴルフが上手い人と下手な人を正しく見極めるポイントとは!?

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新しい動画配信開始!今回はミズノGXドライバーです

 


コースセッティングで色々と物議を醸した今年の全米オープン。通算1オーバーのスコアで優勝したのは昨年の全米オープン覇者であるブルックス・ケプカ。ケプカは世界ランク9位(パワーランクも9位)での優勝ですが、過去、シネコックヒルズで全米OPを制した、コーリー・ペイビン(1994年の覇者)、レティーフ・グーセン(2005年の覇者)も大会出場時は世界ランクは9位だったそうです。2度あることは3度あると言いますが、ケプカは過去の優勝者と自分の世界ランクが同じだったことを知っていたのかどうか、質問してみたいところです。

 

 

今年の全米オープンの優勝スコアは1オーバー。4日間通してアンダーパーを出した選手は1人もいません。シネコックヒルズが難しさは距離の長さ、深いラフもさることながら「ボールが止まらないグリーン」が選手を悩ませました。3日目にはフィル・ミケルソンがグリーン上でボールが止らない状態(動いた状態)でパットを打つシーンもあったりしましが、超一流のツアープロがこんなことをするのは前代未聞でした。

 

 

そんな全米オープンが開催されている週末、癒やし系コースの千葉市民で早朝9ホールプレーしてきました。同伴者はアナライズのセミナーに参加して下さっているアマチュア方々とです。キャディバッグにクラブは7本だけ、担げる人は担ぎセルフでのプレー。今回はラウンドセミナーなので、セミナー受講生がどんな風にプレーするのか、どこでスコアを浪費しているのかをじっくりと観察しました。

 

 

8名のアマチュアゴルファーのプレーぶりを観て、スコアが良くならない(スコアを浪費)人に共通しているのは、、、、

 

ティショットが完璧なのに、セカンドでグリーンに乗らない。
ナイスショットを打った次のショットでチョロやザックリを打っている
アプローチの距離感が悪い
ナイスショットを打ってグリーンオーバー
バーディチャンスにつけてもパットが決まらない
難しい状況からいいショットが打てるのに、やさしい状況で凡ミスをしている
プレーの流れ(リズム)が悪い

 

象徴的だったのが7番ホールでのプレー。距離は約300ヤード。マーク金井はティショットをミスして右のラフ。アマチュア3名は右のラフ、左のラフ、そしてフェアウェイ真ん中の絶好のポジションです。4人ともパーオンしましたが、一番ピンから遠かったのは、ティショットが一番良かった人です。4名ともセカンドショットの残り距離は100ヤード前後でした。

 

4名ともバーディパットを打ちましたが、一番ピンに近かった人は約3m、一番遠かった日とは約6m。マーク金井は約4mで、ピン奥からのバーディパットはカップの手前のフチにとまり、タップインしてパー。全員パーでホールアウトしました。

 

このホールのプレーで分ったことは、、、

 

 ティショットが良くてアドバンテージがあってもそれを生かせるとは限らない。
 セカンドが良くてバーディチャンスにつけてもそれが入るとは限らない。

 

いいショットを打つと気分が良くなりますが、そのアドバンテージを生かさないとプレーのリズムは悪くなることはあっても良くなることはありません。そして、ティショットをナイスショットした直後のショットで凡ミス(ザックリ、チョロ)したり、バーディチャンスを決めきれないでパーでホールアウトすると、スコアが良くならない(悪くなる)だけでなく、プレーのリズムが悪くなるのを避けられないのです。

 

今回の全米オープンでも勝負の分かれ目となったのが、11番ホール。優勝したケプカはパー3のホールで3オン。3m以上のボギーパットを1発で決めて絶対絶命のピンチをしのぎ、プレーのリズムが悪くなるのを防ぎました。対して、優勝争いをしていたダスティン・ジョンソンはワンオンしながらも3パットでボギー。スコアカードに書かれた数字はどちらも4(ボギー)でしたが、ケプカは「かなり得した感じ」で次のホールに臨め、ジョンソンは「かなり損した感じ」で次のホールに臨むことになりました。この違いが、その後のプレー(ショット)にも少なからず影響が及び、終わってみれば、ケプカとジョンソンのスコア差は2つに広がったのです。

 

ゴルフはスイングのリズムも大事ですが、それと同じぐらいプレーのリズム(流れ)も大事です。ゴルフが上手い人ほどやさしい場所で凡ミスをしません。やさしい場所で凡ミスをしないからプレーのリズム(流れ)が悪くなりづらく、それが良いスコアを出ことにつながっています。

 

対して、ゴルフが上手くない人、特に、そこそこスイングが良くて良いショットが打てるのにいいスコアが出づらい人ほど、ナイスショットの後にミスをしたり、やさしい場所から凡ミスをしがち。やさしいショットをミスするとプレーのリズム(流れ)が悪くなるという自覚がなく、プレーのリズム(流れ)が悪いと負のスパイラル発生するという自覚も、困った事にないのです~。

 

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2018年06月17日超私的な考察 難易度が高いコースと難易度が低いコース、アマチュアはどちらでプレーした方がゴルフが上手くなるのか!?

マーク金井も大忙しです。

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来週月曜日に21時から話題はもちろん全米オープンでしょ!!!


今週はゴルフは全米オープンが開催され、サッカーはワールドカップがいよいよ始まりました。金曜日、土曜日と5時間近くテレビを見続けています。ウトウトしながらも、クリスチャーノ・ロナウドのハットトリック、イランの粘り勝ち、タイガーマキロイスピースの予選落ち、そして、そして2日目を終えてトップに立っているダスティン・ジョンソン(DJ)の快進撃、、、、。

ほとんどの選手が難コース「シネコックヒルズ」に手を焼いているのにもかかわらず、DJは予選ラウンドを終えて4アンダーで首位。予選通過スコアが8オーバー、最下位選手のスコアが27オーバー。2日間通して、もっとも悪いスコアは92でした。厳しい予選を勝ち抜いて出場した選手が90以上叩くことを考えると、想像もつかないほど難しいセッティングであることが窺い知れます。

世界の一流どころがスコアメイクに四苦八苦しているのを見た直後、このブログがアップされる前に「千葉市民ゴルフ場」で早朝プレーしてきました。千葉市民は神田からも近く、いつの時間帯でもサクッと9ホールプレーできます。加えて、9ホールだけのコースということもあって、週末でも予約が比較的取りやすいからです。

 

 

千葉市民のコース難易度はシネコックヒルズの真逆です。スキー場に例えるならば、初心者ゲレンデのようなコース。アップダウンがまったくなくて、OBゾーンはコースの外周だけ。もちろん、深いラフもありませんし、花道も広く設定されています。隣のホールに曲がっても2打目でグリーンを狙うことができます。もちろん、随所にバンカーや池も配されていますが、ハザードを避ける攻略ルートがちゃんとありますし、ナイスショットを打たなくてもパープレーできるレイアウトになっています。

 

 

では、シネッコックヒルズとまではいかないけれど、難易度が高いコースと難易度が低いコースとでは、どちらでプレーした方がアマチュアは上達できるのか?

 

賛否両論あると思いますが、超私的なことを言わせてもらうと、多くのアマチュアは難易度が低いコースでプレーした方が上達が早いと思います。難易度が高いコースに行くのは、難易度が低いコースでいいスコアを出した後の方がいい思います。

 

 

難易度が低いコースの特徴は、、、

 視覚的ななハザードが少ない
 フェアウェイ、花道が広くミスに対する許容範囲が広い
 難易度が高いショットに遭遇する機会が少ない
 結果オーライが出やすい
 いいスコアが出やすい

対して、難易度が高いコースの特徴は、、、、

 視覚的なハザードが多い
 フェアウェイが狭い、花道が狭くミスに対する許容範囲が狭い
 難易度が高いショットに遭遇する機会が多い
 結果オーライが出づらい
 いいスコアが出づらい

100を切れない人、90を切れない人ならば、迷わずやさしいコースに出て100を切り、90を切って下さい。ゴルフは自然との闘いと言われてますが、実際は自分との闘い、数字(スコア)との闘いです。ゴルファーは今まで出したことないスコアが出そうになると、自分で自分にプレッシャーをかけて自滅するパターンが実に多いのです。この自滅パターンを抜け出さないことにはレベルアップは図れませんが、難易度が低いコースならばこの自滅パターンを回避しやすいからです。

 

加えて、やさしいコースは視覚的なプレッシャーが減ります。ゴルフにはミスショットがつきものですが、やさしい場所からミスをするのと、難しい場所からミスをするのとでは大違い。やさしいコースに出れば、やさしい場所からのミスをどれぐらいしているのかが、可視化できます。ゴルフはミスのゲームですが、やさしい場所からミスする回数を減らすことが、実は、スコアメイクの近道なんです。

 

例えば、180ヤードのパー3と100ヤードのパー3があったとしましょう。どちらもグリーンを外したらミスショットとなりますが、180ヤードを外すのと100ヤードを外すのとではショットクオリティは大違い。100ヤードがちゃんと乗らない人が、難易度の高いコースに出るというのは、スキーに例えるならば初心者が上級者コースに行って転びまくって痛い目に合うのと同じです。

 

 

ハーフ50を切れない人ならば、やさしいコースでハーフ45切りを目指して下さい。シングルになりたい人ならば、やさしいコースでパープレーを目指して下さい。やさしいコースならば、途中まではいいスコアが出ます。そして、いいスコアが続くと上がり3ホールぐらいから息苦しくなってくることも体感できます。

 

 

プレー中、いいスコアが続いた時の息苦しさを経験し、この息苦しさを乗り越えることこそが真のスコアアップ(レベルアップ)につながるのです。もちろん時には難しいコースで痛い目にあう経験もありです。コースに年間12回プレーするならば、9回はやさしいコース、3回は難しいコースという配分がちょうどいいでしょう~。

 

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2018年06月14日超私的な考察 今年の全米オープン優勝候補プレーヤーの共通点とは!?

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来週月曜日やります!話題はもちろん全米オープンでしょ!!!


梅雨の合間をぬって昨日は薄暮プレーに行ってきました。3時30分にクラブハウスに到着し、着替えをすませて3時50分にスタート。担ぎセルフのツーサムでホールアウトしたのが5時10分過ぎ。デジカメでスイングを自撮りしながら、素振りと実際のスイングのギャップがどこにあるのかチェックしてきした。

ゴルフは自然との闘いと言われてますが、本当のところは自分との闘い。自分が景色にいかに翻弄されているのかが、コースに出ると嫌と言うほど思い知らされます(笑)

さて、今週はメジャー第2戦「全米オープン」が開催されます。舞台となるのはニューヨーク州のシネコック・ヒルズGC。2004年以来、5度目の開催となり、前回は南アフリカのレティーフ・グーセンが優勝。日本勢では今回解説を務める丸山茂樹選手が4位に食い込んでいます。

全米オープンは4つのメジャー大会の中でも最もコースコンディションが厳しく、ラフが深い。我慢大会のようなプレーがしいられます。それでいて、今回は7440ヤードでパー70とかなりタフなセッティング。前回大会の優勝スコアは4アンダーだったので、今回も恐らく、優勝スコアは3~6アンダーぐらいではないかと予想されます。

 

では、誰が優勝争いに食い込むのか?

 

米国PGAの公式サイトでのパワーランキング(優勝候補リスト)は、

1.ジョン・ラーム
2.ダスティン・ジョンソン
3.リッキー・ファウラー
4.ジェイソン・デイ
5.ジャスティン・トーマス
6.ジャスティン・ローズ
7.ローリー・マキロイ
8.フィル・ミケルソン
9.ブルックス・ケプカ
10.パトリック・リード
11.松山 英樹
12.ウェブ・シンプソン
13.ヘンリック・ステンソン
14.ブライソン・デシャンボー
15.トミー・フリートウッド
16.ルイ・ウーストハイゼン
17.マット・クーチャー
18.ジミー・ウォーカー
19.マーク・リーシュマン
20.ジョーダン・スピース

 

 

となっています。ほぼほぼ現在の世界ランク順位と、全米オープンのパワーランクの順位は同じですが、トップ5を見るといずれもロングヒッター。かつてと違って、最近の全米オープンはラフが深いもののフェアウェイが広くなり、かつ距離が長い。飛ばないことには話にならないことが、このパワーランクでも証明されています。

 

そして、このパワーランクを見て感じるのがスイングの傾向です。パワーランク3位までの選手に共通しているのが、

 

シャットフェースのトップ!!!!!

 

シャットフェースとはトップの位置でフェースが真上(空)を向いた状態のことで、フェスが閉じた状態になっていることからシャット(閉じた)フェースと言います。

 

 

かつてはシャットフェースは「引っかかる」とか「チーピンが出やすい」ということから、良くない形と評価されていました。しかしながら、今どきの世界の一流所はシャットフェースのトップを作っている選手が増えてきたのです。もちろん、スクエアフェース(トップでフェースが斜め45度の状態)の選手も多いですが、トップでフェースが開いた状態、いわゆるオープンフェースの選手はまずいません。

 

では、シャットフェースにはどんなメリットがあるのか?

 

 

トップでフェースを閉じていると言うことは、ダウンスイング、そしてインパクトでもフェースが開きづらくなります。今どきの大型ヘッドドライバーは重心距離が40ミリ以上と長いですが、シャットフェースだと重心距離が長くてもインパクトでフェースが開きづらくなり、右へのミスを減らせます。加えて、フェースをシャットに使うと、ハンドファーストの状態でインパクトを迎えやすくなるのです。ジョン・ラームダスティン・ジョンソンはドライバーでもかなりハンドファーストな状態でインパクトを迎えてますが、これでもフェースがスクエアに戻るのは、フェースをシャットに使ってからなせる技なのです。

 

超私的なことを言わせてもらえば、ダスティン・ジョンソンはツアー屈指の飛距離にもかかわらず「飛んで曲がらない」のは、シャットフェースのトップを作っていることが少なからず影響していると思います。フェースをシャットに使うことで、テークバック、そしてダウンスイングでフェースが開く度合いが軽減され、それが大型ヘッドの挙動を上手くコントロールしていることにつながっているのです。ちなみに、ジョンソンはフェースをシャットに使いながらも持ち球はフェード。ドローではなくフェードでしっかり飛距離を稼ぎ、そしてフェアウェイキープ率も上げているのです。

 

 ゴルフは重心距離をいかにコントロールするかが鍵を握っています。

 

ジョンソンに限らず、今どきの大型ヘッドはシャットフェースのトップを作った方が、上手く使いこなせますし、飛んで曲がらないショットが打ちやすくなるのです~。

 

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