このインプレッションは、2012年5月に書かれたものです
今巷で話題といえばRBZのFWとUT、突然出てきたRBZというブランド、そういえばバーナーシリーズはどうなったか?という疑問を持っている人も多いだろう。某大手海外ブランドのプロダクトマネージャーの話によると、アメリカのゴルフクラブ販売大手チェーン店が、テーラメイドの社長(USA)と仲がよく、そのバーナーブランドを買い取ったという話。だからテーラメイドのバーナーは一般
用として使えなくなったのだ。そのかわりがRBZということらしい。真意の程は不明だがそういう噂(笑)
さてそのRBZ、T島は1Wも買ったけど、話題は断然FWとUT。JYPERSでようやく並行がならんでるという情報をTwitterで聞きつけ、速攻買いに行った。もちろん日本では売られていない TOURをゲット。なぜTOURにしたかというと、それは純正シャフトの重量。85gとうまくいけばそのまま使えそうな重さで、吊しのUTを買ってもなかなか無い重量帯だからだ。
RBZのUTは弾道調整のカチャカチャになっていない分価格も手頃。しかし日本未発売のTOURは、アメリカの売価が同じなのに、価格は高めに設定してある。テーラーメイドは、そもそもFW,やUTを作るのが非常に上手い。このRBZもウッドのような形状、洋梨を極端に細長くした感じ。UTはロフトがあるクラブ。
すると必然的に歯が出てきてしまうもの、しかし出っ歯じゃないけど、グースでもないというフェースの見せ方が非常に構えやすい。この辺がテーラーのUTの真骨頂と言える。あとRBZのFWにもいえるのだが、表示ロフトよりリアルロフトが多め。表示が18.5度だけど、計測してみると20.25度もある。もちろん個体差はあるが、ロフトが多めの傾向であることは間違いないようだ。購入する時はしっかりチェックして欲しい。
最近弾道計測機能のついたクラブが多く。調整できる分、我々のアナライズ(計測)する機能が今からの時代不要になるのでは?と思うこともあるが、むしろ基準となる数値が必要とも言える気がして我々の意義もまだ必要だと感じた。
僕は地面から打つクラブは全てライ角を気にしている。RBZはアップライトに見えた点も購入したポイントなのだが、測ってみると58.5度とみためよりフラット。図ろうと思ったらスリットがあって、ライチェックシートが上手く貼れない(笑)。
実際コースで打ってみる。Facebookでも書いたけど千葉市民ゴルフ場の最終ロングの2打目このクラブで2オンに成功、今年最初のイーグルをゲット。スタート前に練習場で打ってみたら、スピンが結構多め。
テーラーのUTは低スピンが多いのだけど、このモデルはスピンが入る。ソールの溝の分ウエイトが上に行って重心は高くなるのでは?と考えてしまう。そしてみんなが騒いでいるようにビックリするほどは飛ばない。しかし並行のこういうモデルは、シャフト重量もしっかりあって、アスリートゴルファーでもリシャフトなしで使えるUTといえる。
スピンが多い分、風の影響を受けて少しめくれる球だけど、200yキッチリ打ててイーグルも取れたし、ヘッドも構えやすく気に入ったので、USTMamiyaのプロフォースVTSの75H(UT用)にリシャフトしてみようと思う
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テーラーメイド RBZ-TOUR 3UT(18.5度)+純正シャフト長さ40.75inch/重さ366.5g/バランスD3.5/振動数301cpm/センターフレックス値6.18/表示ロフト18.5度/リアルロフト20.25度/フェイス角+0.25度
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