このインプレッションは、2011年6月に書かれたものです。
白い恋人・・これだけ買ったら”白い恋人たち”はホントに調子がいい。あまり褒めるとテーラメイドから貰っているのではないか?と勘ぐる人も居るだろうが、残念ながら全部自分で購入している。
しかし調子がいいからといって、僕は何かそれを上回るものを常に探している。それはまあ仕事という部分もあるけど、他のも良いクラブがあるはず。僕自身も非常にゴルフの調子がいい。そしてクラブも非常に良い感じ。実はそのクラブが調子がいいと、調子がよければ良いほど、そのクラブに縛られてしまう。そしてクラブを変えることが怖くなってしまう。僕は常に新しい可能性を探っている
。しかし結果的に同じクラブを長うという状態になっている。ある意味理想かもしれない。
今回タイトリストの910Hを買ったのは、白い恋人に対抗出来る、唯一のモデル。僕らはブラックスワンと呼んでいる。白い恋人レスキューの、僕にとって不満点はライ角。カチャカチャして、アップライトボジションにしても、僕にとって若干フラットに感じる。一方910Hはスタンダートポジションのライ角でも、アップライトでさらに、ライ角の調整が可能な点がいい。
そして僕のクラブセッティングで最も気になっている、このレスキューだけが、NS950という問題。アイアンもカーボンにしている僕にとって、重量フローはかろうじて取れている。とはいえ、UTだけ(正確に言えばUTとMSウエッジ)だけ、スチールというのはなんとも落ち着かない。910Hは並行の純正シャフトで、よさげなカーボンシャフトが選べる。レスキュー11はこの選択肢が無い。重さが不足してる。910Hのシャフトは、ディアマナイリマ90ハイブリッドとディアマナカイリ80ハイブリッドというシャフトが選べる。僕のヘッドスピード的にはUTで90g台のシャフトは少し厳しく感じる。ということでディアマナカイリ80ハイブリッドというシャフトが入っているのをチョイス。重量的に心地良い。ご存知の方も多いと思うが、タイトリストとテーラメイドのカチャカチャ用のレンチは、同じ規格。しかし、共通なのはここまでで、カートリッジは共用とならない。コレが同じなら、レスキューにこのディアマナを簡単に入れれるのに。マツダのユーノスロードスターに、ホンダのVTECを載せたいと思う僕は、ゴルフではこういう妄想によく驅られる。
このディアマナカイリ80ハイブリッドというシャフトだが、ウッド用のカイリと比較すると、反応が敏感すぎず中調子のシャフト。悪くないのだが、僕はもう少し手元がしなるほうが好み。90gのイリマのが手元調子と思うので、試してみたいが、重量の問題がある。
さてコースで2回ほど試したがタイトリストのユーティリティでは代々言えることだけど、スタンダードのセッティングでフェイス角がマイナス2度。フェイス角が調整できるとは言え、ちょっと球が捕まらない。そして視覚的にすごく気になるのはネックの太さ。1Wは400CC以上あるので、気にならなかったが、ヘッドの小さいUTはさすがに気になる。つるやゴルフ神田駅前店で日本仕様は特
注でMOTOREの80gのシャフトもあると聞いて、こちらもオーダーしてしまった。白い恋人とブラックスワンの戦いは、今のところ白い恋人の勝ち、ブラックスワンの巻き返しに期待したい
タイトリスト910H 19°+ディアマナカイリ80ハイブリッド S
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長さ40.25inch、重さ365.7g、バランスD2.5、振動数290cpm、センターフレックス値5.66 フェイス角-2.0° リアルロフト17.75度 ライ角61.5°
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アップライトポジションにすると ライ角61.5°→62.5°
2011年7月追記
さて白い恋人VSブラックスワンだけど、なかなかのよい戦いになってきた。当初は白い恋人圧倒的優位だったが、ここへ来てブラックスワンの巻き返しが目立つ。さてタイトリスト910Hだが、先週のタイトリスト910H 19°+ディアマナカイリ80ハイブリッド Sだけど、シャフトが惜しい感じ。
つるやゴルフ神田駅前店をチェックしに行くと店長が、タイトはうちで買ってくださいよ!プッシュしてくる。でも純正のMOTORE7.5では軽い。といってNS950は意味が無いのだ。というと実は特注でMOTOREの9.0というがあり、重いカーボンが欲しいという人に勧めているという情報を入手。取り寄せてもらうことにした。
今回は21度で、シャフトは特注のFUJIKURA MOTORE9.0。振動数は280cpmで、先週のUSのディアマナカイリ80ハイブリッド S は振動数が290cpm、じつは長さが0.5インチ短くなっているので、同じ長さにすると差が更に広がるはず。打ってみると僕には重さも硬さもちょうどいい。このシャフトをUT用で市販すればいいのにと思った。FUJIKURAはFW,UT専用シャフトをよく発売する。なぜかそれは非常に硬いシャフトになってしまうのは何故だろう。しかしこれは、硬すぎないので打ちやすい。カーボンシャフトは重くするほどフィーリングが鈍感になり、軽いとシャープな感じになる。この鈍感な感じを嫌がるために、硬くしてくれることが多い。しかしMOTORE9.0は、いい意味で鈍感な感じを残していて、鈍感というと言葉の響きが悪いけど、しなやかな感じともいえる。UT用の重いカーボンシャフトとしてはかなりお勧めだ。
カチャカチャの調整だが、前回の書いたけど、タイトリストは標
準位置ではかなりフェイスが開いている。それをアップライト、フェイス角クローズ、ロフトアップというD3のポジションに変更。これで非常に構えやすくなった。アップライトは、僕の身長によるものが多いけど、フェイス角はあまりにオープンだと、逆に右にも左にもミスが出る原因となるので、フッカーといえども注意が必要だ。
ラウンドした感想だけど、ブラックスワンは、白い恋人とくらべると弾道がウッド的。スピンがかかるのでボールを止めていける。白い恋人が飛ばすUTだとすると、ブラックスワンUTは、止めるUT。適量のスピンが入るので、ぶっ飛び系ではないけど扱いやすいUT。白と黒、色も違えば特徴も違う。弾道もちがうので、組み合わせると面白いセッティングになりそうだ。
この白黒コンビでしばらく以降と思う。問題はブラックスワンのロフトピッチが2度刻みであるとこ、次に何度を買おうか迷ってしまう。そしてブラックスワンの利点はウエイト調整が出来ること。このシリーズはすべて共通のウエイトで、1W、FW、UTとウエイト調整が出来る。しかも重心位置にあまり影響がない点がいい。コレが影響する部分だと、見た目の芯と実際の芯がずれてくる。これ
は感覚とずれるクラブになり実は使いづらい。位置はいいのだけどUTのウエイトを外してみるとウエイト調整用のグルー(ヘッドの中に入れる重さ調整用の樹脂)がネバネバしていたりした。まあ構造上しかたないかもしれないが、ちょっとビックリする。このウエイトは別売りで売られていて、簡単なのでついに、ブラックスワンの1Wまで行ってしまいそうな予感がする。白黒コンビの戦いは今後も続きそうだ。ウエイトのネジといえばテーラーの先駆者。そのテーラーのUTがウエイト調整が出来なくて、910Hができるというのも皮肉なものである。
タイトリスト910H 21°+FUJIKURA MOTORE9.0 S (D3ポジション)
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長さ39.75inch、重さ378.8g、バランスD1、振動数281cpm、センターフレックス値5.14 フェイス角-2.0° リアルロフト21.00度 ライ角62.75°
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タイトリスト910H 21°+FUJIKURA MOTORE9.0 S (A1標準ポジション)
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長さ39.75inch、重さ378.8g、バランスD1、振動数281cpm、センターフレックス値5.14 フェイス角-3.75° リアルロフト19..50度 ライ角62.75°
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