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ヤマハ インプレスX V440ドライバー(2011)

このインプレッションは2011年4月に書かれたものです

僕が良く行く中古ショップ ゴルフパラダイスに、発売されたばかりのヤマハインプレスX V440パワーレングスがあった。僕の衝動買い、実は欲しくてたまらないモノばかりではなくて、計測買いというのがある。このゴルフパラダイスは、中古のチェーン店だけど、素晴らしいのは当日は100%で買取保証してくれる。買って当日なら、買った値段で買い取ってくれるというシステムだ。(いろいろ注意事項があるので、お店で確認して下さい)

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このV440は、雑誌のインプレッションで試打した。しかし一気に30本とか打つと、自分自身インプレッションを覚えていないことがある。実際しっかり打って、計測しておきたい場合、購入して試打して、計測する。こういう目的で買うことがあるのだけど、そのまま気に入ってしまうことは何度もある。そんなことで買取保証のある中古ショップで新製品が出ると、衝動買いしてしまう事が多い。

まず計測して、そして構えてみるのだけど、構えて違和感を感じるのは、アドレスしてみたら、どう見てもフックフェイスなのだけど、データは-2度とオープンフェイス。じつはフェイス角というのは、ライ角でかなり変わってしまう。アナライズでは、オープン当初計測の基準を決める場合、店長とかなり議論した。このライ角でフェイスアングルが変わってしまうこともその一つ。アナライズでは、1Wのフェイスアングルはライ角58度と決めて測っている。1Wはティアップして打つクラブなので、地面で打つアイアンなどに比べ、ライ角は製品によってかなりの差がある。最近の大型ヘッドのクラブは、捕まりを良くする為に、かなりアップライトなモノが増えている。62度とか、5番アイアンか!というぐらいのものも珍しくない。しかし実際インパクトライ角が62度になることなど有り得ない。基準をおく必要があるので、インパクトライ角に近いと思う ライ角58度とアナライズではしている。

さてフェイス角というのは、アップライトに構えれば構えるほどオープンに見える場合が多い。その誤差が見た目と、計測値との違い。実際長さが46インチなので、アドレス時はもう少しライ角はフラットになる。その差がズレだと推測する。さてV440というか歴代のインプレスXのVシリーズで、注意しなければならないのは、なんと言ってもリアルロフトだ。数あるクラブの中でも表示ロフトより、リアルロフトが少ない数少ないモデル。V440になってかなりマシになった(10度表示で9.75度)が、まだまだ少ない。9度のモデルはくれぐれも手を出さないように。実際契約プロも10度を使っている。

そしてこのクラブには、グラファイトデザインから単品で市販されるTOUR-AD LV6というシャフトが入っている。このシャフトは、長尺用に開発されているシャフトで、名前でお分かりになる方も多いと思うけど、EVというシャフトの長尺版という感じ。EVと同じく手元が硬くて、センターフレックス値がやわらかめ。手元が硬いので、僕的には、いささかタイミングが取りにくい感じのシャフト。

そしてヘッドの軽さが気になる。長さとこの感じでは190g台の前半と思われる。こういう軽いヘッドは、合う合わないがハッキリ出るので、買取保証がある中古ショップもしくはキッチリ試打して決めたいクラブ。打ってみて感じるのは、アスリート向きで、つかまりを抑えているけど、無理に捕まえに行くと大きくチーピンがでたりする。あくまでフェードイメージで打つと、綺麗なフェードになる。アスリート向きというと、左に行かないというクラブが多いのだけど、V440は、谷口、藤田プロが好む。風に強いパワーフェードが打ちやすく、それでいてランも出ると言うのを狙っている気がする。残念ながらこれは、速攻買い取りしてもらった。中古ショップのこの仕組みを有効に活用して、クラブ選びの幅を広げてみるのは良いと思う。

ヤマハ インプレスX V440+TOUR AD LV6

———————————DATA——————————–

長さ45.75inch/重さ311.2g/バランスD2/振動数261cpm/センターフレックス値
4.33/ロフト9.75度/フエイス角-2度

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