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オデッセイ WHITE ICE D.A.R.T(2011)

このインプレッションは2011年3月に書かれたものです

2011年の新製品記者発表の時に見た、オデッセイの新しいパター D.A.R.T。矢が付いているデザインが、斬新という記憶を持っていたのだけど、 ついに3月に発売になり、いつもの”つるやゴルフ神田駅前店”で衝動買いしてしまった。

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僕の場合、1番パターに求めることはズバリ構えやすさ、とやさしさ。と簡単に言ってしまうのだけど、実はもっと基本的なこと、音と打感が、ボールの弾きとあっているかどうか?という点にこだわっている。今回のWHITE ICEのインサートは、大ヒットした、初代WHITE HOTのインサートに、一番近い気がする。音と打感と弾きというか、ボールの転がりのバランスが非常に良い。

同じく良く衝動買いするテーラーメイドのパターだけど、何度買ってもAGSIフェイスがなじめなくて、手放してしまう。しっかり音がして、打感も硬質なのだけど、音のイメージほど転がらなくてショートしてしまうのだ。構えやすいデザインが気に入ったりして、何本も衝動買いしたけど、エースにならないのは、この音と打感と転がり感とのギャップを感じていたから。

僕はどうしても、2ボールとかでもヒール側に構える癖がある。同じくベントネックもヒール気味に構えてしまいがち。僕がセンターシャフトのパターが好きなのは、シャフトの延長線上で構えやすいから。このD.A.R.Tも矢印のようなラインで、徐々に先が細くなり、ヒールよりでなく打ちたい打点で構えやすくなっている。センターシャフトでなくても、ヒール寄りに構えることなく、スイートスポットにアドレスできる。色もモノクロっぽくてカッコイイ。

つるやゴルフのパターマットで、さんざん悩んだのはD.A.R.Tのバックストライク。この形状でセンターネックなら迷う事もなかったと思う。やはりバックストライクは、ストロークし易い。でも。バックストライクは何故かフラットに見える。カタログ値はベントネックのD.A.R.Tライ角70度とバックストライクのD.A.R.Tカタログ値は69度で、少しバックストライクのが1度フラットなのだけど、視覚的には、もう少しフラットに見えてしまう。物理的なライ角と心理的なら見た目のライ角の違いだろう。

パターは派手な形状、奇抜な色と、目先ばかり新製品が多いと感じることもあるが、インパクトの時の音、振動、などの情報と、ボールの転がりとスピードが、いかにプレイヤーにフィードバックされていくのか、相当のテストをオデッセイは重ねていると感じる。転がりが良い=高性能ではない。

今回WHITE ICEのインサートが前提で、形状に工夫を重ねているD.A.R.T。そしてヘッドカバーが『重いな』と感じてヘッドカバーのポケットを探ると、バックフェイス側にあるるウエイトが2つ出てきた。それを取り替えて重量が調整出来るようになっている。ヘッド重量350g(純正値)、360g、370gと重さをコントロールして、転がりも調整出来る。最初から付いている点も良心的だ。

またまたパターが増えすぎてしまったので、ゴーストを売りに行くことにする。オデッセイは、毎年沢山のモデルを出すけど、心理的な不安を形状でカバーして たくさんモデルがあるけど、それぞれ差別化していく。そして僕の衝動買いは、毎年続いていくのだ。

オデッセイ WHITE ICE D.A.R.T
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長さ35inch/重さ323.3g/ライ角70度/ロフト3度/ヘッド重量350g
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