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ブリヂストン X-DRIVE GR(2010)

このインプレッションは2010年9月に書かれたものです

X-DRIVE GR(2010)

この秋の新製品で高評価なのが、BSのGR!最近テストした中では非常にいいデータが取れた。メルマガの3号でもT島が取り上げていたけど、僕がスタジオでテストした時の第一声が、”これ高反発じゃない?”だった。ボール初速が出る感じで、フェイスセンターで打っても低スピン弾道だったので、これは低重心と確信した。

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実は最近のBSは低重心のヘッドを作るのが実に上手い。ViQや703もかなりの低重心で、低スピンを実現している。データを計測しても、最新モデルではぶちぎりで低重心ViQはなんと重心高27.9mm、703も28.1mmと僕が低重心の基準としている31mm以下を大きく下回っていた。どちらのモデルも残念ながら少しヘッド重量が195gと軽くて、僕の最適ヘッド重量を下回る。(最適ヘッド重量に関しては【2】を参照)

新しいGRは、プロの使用率も高く。宮本、近藤プロが使って絶賛している。つかまりが適度に良く、低重心で、構えやすく、やさしいという。やさしさがプロに人気だと思われる。僕もヘッドは何がいいですか?と聞かれたら GR!と答えている。

さて気になるヘッドデータ
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重量195.0g/重心高28mm/重心距離39.5mm/重心深度38mm

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やはりかなりの低重心。そしてほどよい長さの重心距離で、深度も38mmと深めでやさしいヘッドだ。9.5°表示でリアルロフトは11°でフェイス角は±0ヘッド重量が195gあと5gあれば僕にとってベストなヘッドと言えるのだが・・。ちょっと残念!だけど、 素材としては面白い。やはり僕のファーストインプレッション通りかなりの低重心。音も弾きの良さを感じさせる。

ツアーステージと名前がついているがまあ今のGRは、フックフェイスじゃないViQ、長めで、純正シャフトも柔らかめ(Sで振動数240)でViQのSシャフトより柔らかい。BSは最近不振だったのは、コンセプトがぶれていたせいだと思う。GRを思い切りやさしくして位置づけた。

そして、新しいX-DRIVE705は、僕もテストしたけど、こちらも低スピン弾道で飛びそう。特に415は僕も愛用していた名器405にそっくりで、歯ごたえはあるけど低スピンでぶっ飛びそうだ。こちらは上級者にターゲットを絞る。

こちらはまだ発表があったばかりで、データも取れていない。705についてはじっくり検証したい。415、455ともかなりイイ出来で、僕もBSの復活はホンモノかなと思ってきた。

さて、GRに戻ろう

お客さんにお勧めしたのは、GRにアッタスT2を入れた題してヘッドスピード43スペシャルと、GRにクレイジーのLY-02のLシャフトを入れたヘッドスピード38スペシャル

僕には少しヘッドが軽いGRだが、このぐらいのヘッドスピードだと、気持ち長めに組めば、問題無くヘッド重量の軽さも生かせる。
X-DRIVE GR(9.5°) + ATTAS T2 6-R

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長さ45.25inch/重さ312.3g/バランスD2/振動数255cpm/センターフレックス値/4.30/フェイス角-0.5°/ロフト角10.5°

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X-DRIVE GR(10.5°) + クレイジーLY-02 L

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長さ45.25inch/重さ298.7g/バランスC9/振動数221cpm/センターフレックス値/3.06/フェイス角±0/ロフト角11.5°

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どちらもいい仕上がりとなった


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