このインプレッションは2010年8月のものです
アナライズには、色んな職業の人がやってくる。最近特に増えてきたのは芸能関係の方だ。ゴルフが大好きなのはどんな職業の方でも共通!とりわけ芸能 人の方はゴルフが大好き。上達も早い。凄い集中力があるのだ。
そんななかでスタジオに熱心にやってくるのは、T川D春師匠だ。スタジオに来るようになって、1年だが、最近100切れるようになり、ゴルフが楽しくて仕方ないようだ。しかし師匠の弱点は、ドライバー!ドライバーが半端無くスライスするのだ。
5Wまでは綺麗なストレート。何故かわからないけど、師匠はドローに強い憧れを持っている。”ドローが打ちたい!!といつも言ってる。ドローとまでは行かないけれど、せめてスライスを止めないと、肝心なところで凄いスライスが隣の隣のコースまで行ってしまい、スコアを崩すのが勿体ない。
前回のメルマガで書いたけど右にしか行かない人は左にしか行かないクラブまずで助けてあげる!そこから、左に行くようになれば、また右に行くクラブを使って、クラブによってスイングが出来ていけばいい。
今回たまたま師匠が、今月誕生日だったのでプレゼントしよう思って、買って きたのは!!!!
キャロウェイの
FT-iQドライバー 10度、SPEED AXIS HT50w(R)
(振動数229cpm、センターフレックス3.04)
ヘッド重量 198.9g
慣性モーメント 5098
表示ロフト 10°
実測ロフト 11.25°
重心距離 30.8mm
重心深度 43.0mm
重心高 29.8mm
重心角 33.0°
このクラブの特色は、なんと言っても捕まりがよい!と言うことにつきる。そは重心距離がとにかく短い!ヘッド体積460ccクラスのヘッドとしては有り 得ないぐらい短い。30.8mmしかない。
この数値はヘッド体積200ccクラスの重心距離で、400ccオーバーだと、同じくキャロウェイのFT-iが30.7mm、FT-5(ドロー)が29.5mm(最少)と並ぶ重心距離の短さだ。オマケにそして重心角33.0°というのは異常なぐらいの重心角!30°以上というのは全メーカーの中でもキャロウェイのFT-i、FT-5ドロー、とFT -iQの3種類ぐらいしか見あたらない!この両方でスライス防止機能がこれ以上のクラブは無いと思う。
ドローが持ち球の僕が打つと真左に行きそう 間違いなく3塁側スタンド行きファールボール!、しかし真剣に悩むスライサーにとっては強力なお助け機能となる。スライスしか打てない師匠が、いきなりストレートボールを打ったのには驚いた。 いつもはプレッシャーがかかると隣の隣のホールへ飛んでいくスライスが、フェアウェイの右のラフでとまる。
そして、注目は深い重心距離と、低い重心高。やさしさと低スピンを両立しているヘッドだ。 低スピンで伸びのある球が打てるので、重心距離が短くも 飛距離には影響が出ない。
やはり重心距離は長い方が飛距離には有利だと僕は思う。この低重心もトップレベルである。まさにスライサーが飛ばすにはコレしかないと言うクラブ。形が独特だがFT-iから比べると形も構えやすくなったし、音も以前のような独特ではなくなった。
カーボンコンポジットは少なくなりつつあるが、その特性を見事に生かしている。日本仕様は55gの軽量のシャフトを入れていて、非力なスライサーでも充分打てるちゃんとコストのかけている純正シャフトを装着しているのもお勧めなポイント。
並行の純正シャフトは重くて硬いので別物と思った方が良い。日本仕様を中古で買ってスライサーにプレゼントすると喜んで貰えると思う。とにかくスライサーにお勧めの1本だ。
しかし間違っても、フッカーが使わないように・・野球はファウルがあるけ ど、ゴルフには・・・