中古ショップで何気なく、フェアウェイウッド売り場を見ていると、2代目eggスプーンが15000円であるではないか!今まで中古でも3万弱と高値の花だったeggスプーンだが、この商品はシャフトを差し戻しといって、一度抜いた純正シャフトを戻してるいるいわゆるワケアリ品で、長さも1インチカットしてあって程度が悪い商品扱いとなっている。リシャフト前提でいわゆるヘッド買い目的の僕には願ってもない商品であったので衝動買い。
最近さわがれているRBZのフェアウェイだけど、重心位置を考えると究極に飛ぶフェアウェイウッドはeggスプーン。前作は音がバカーンとハッキリいってイマイチ。飛べばあまりこだわらない僕にとっても、かなりのマイナスイメージだった。
今回素材が変わって、音がかなり良くなった。RBZも飛ぶし僕も使っているが、重心位置的には、eggスプーンほど飛ぶ要素がないが、音がいい音なのでかなり飛距離が出るイメージがする。ここが最大のポイントだと思う。ゴルファーは音に拘りを持つもの。打感の正体も、ゴルフ雑誌の分析によれば音に影響が一番出るという。素材の持つ音が必ずあり、どうもチタンのフェアウエイウッドは音がイマイチ、今回eggスプーンはステンレスにして音を改善してきた。
さて僕が買ったこのeggスプーン早速データを採ってみると、ロフトが14.5度、フェース角が+0.5度なので、少し開いて13.5度ぐらいにすると、フェース角-0.5度と僕にとってちょうどいい感じになりそう。ティショットでもつかえるように、少し立ち気味にしたかったから、まさに奇跡の一本だ。ロフトが立っていてもフェースがシャロー29mmなので、ボールが上がりそうに見える。ちなみにRBZは36mmと結構ディープ。やさしさを売りにしているeggスプーンだが、ロフトは立ち気味が多いので、実は手強い。打ってみると低スピンで球の高さも僕にはちょうどいいが、これぐらいのロフトになるとある程度のヘッドスピードが必要となってくる。
さてシャフトだが今開発中のアナライズのウッド用シャフトを入れるか、ATTASの4Uか参上を入れるか悩むとこ。しかしこのeggスプーン、前作はチタン素材だったから5万超の高価格でも仕方ない感じがしたが、こんかいはステンレス。特に高い素材でもないし、シャフトにお金がかかっている感じでもない。ブランドとして上乗せしている感じはいなめない点が残念。まあLEGACYもゼクシオも同じ客層向けだから高価格。残念ながら少し勉強すればわかること、いつまでもユーザーが黙って払ってくれるとは思わないと言っておこう。
PRGR NEW eggスプーン+純正シャフトM40
———————————DATA——————————
長さ42.75inch/重さ307.3g/バランスC9.5/振動数240cpm/センターフレックス値3.56/表示ロフト15/リアルロフト14.5度/フェイス角+0.5度
——————————————————————-
2012年11月インプレッション