関東エリアは厳しい暑さが続き、それを言い訳にしてマーク金井は毎日のように昼からビールを飲んでいます。ギリシャの哲学者ソクラテスは「空腹は最高のソースである」と言ったそうですが、クラクラするような暑い最中に飲む1杯の昼ビールは格別です。昼間にビールを飲めない方々には申し訳ありませんが、「昼飲むビールは、夜飲むビールよりも10倍美味しい～」です。

そして、このクラクラする暑さでお勧めなのが早朝、薄暮プレー。今週は月曜日の早朝9ホールプレーしてきましたが、スタート時間が６時ぐらいだと８時にはホールアウトできます。9時までにホールアウトできると暑さもそれほど気になりません。薄暮だと午後3時過ぎてスタートすれば、暑いのは最初の3ホールくらい。それ以降はクラクラするような暑さを回避できます。8月22日に世界最小トーナメントであるMMTツアーが赤羽ゴルフ倶楽部で開催しますが、これも時間帯は薄暮。トップスタートが2時半で、最終スタートが3時半。荒川の土手で、夕涼みしながらプロの技とパワーを観戦できます。

赤羽ゴルフ倶楽部の12番の左の土手から、プロのプレーがタダで見れますよ！！

さて、今日のエントリーもシャフトがゴルファーに及ぼす影響について。ゴルフのシャフトは以下の要素でフィーリング（振り心地）がガラッと変わってきます。

・重量（重さ）
・フレックス（硬さ）
・トルク（ねじれ）
・調子（キックポイント）

いずれの要素もスイングに影響

を及ぼしますが、ゴルファーの間で勘違しやすいのが重さと硬さです。一般的には、

重いシャフト＝パワーがある人向け
軽いシャフト＝非力な人向け

というのが定説です。これはまったくその通りで、シャフトの重さとパワーは比例関係にあります。パワーがある人が軽すぎるシャフトを使うと手打ちになるリスクが高くなりますし、パワーがない人が重すぎるシャフトを使うと重さに負けて振り切れなくなります。

抽象的ですが「振り切れる範囲で重いシャフト」というのが重さの目安です。

そして重さに関しては、ゴルファーにこんな影響を与えます。

重いほどヘッドスピードが上がりづらく、軽いほどヘッドスピードが上がりやすい。
重いほど軌道が安定しやすく、軽いほど軌道が安定しづらい。
重いほどトップが大きくなりやすく、軽いほどトップが小さくなりやすい

重さと言うと、スピードに影響し、そしてテークバックやトップの大きさにも影響が出ます。年を取るとパワーが落ちてくるために軽いシャフトにシフトするゴルファーが少なくありませんが、

高齢化＝軽量化

はちょっと危険な部分もあります。年を取ると身体が硬くなってトップが浅くなりがちですが、そんな場合、シャフトを軽くし過ぎると余計にトップが浅くなる危険性があるのです。なので、トップが浅くなるのを防ぎたい、打ち急ぎを防止したい人の場合、体力低下してもシャフトはあまり軽くしない方がいいです。トップが浅い人、打ち急ぐ人は、無理のない範囲で重めのシャフトを使った方が、スイングに好影響が出ますし、打ち損じのミスも減らせます。

そして、これからゴルフを始める人や、スイングが不安定な初中級者も安易にシャフトを軽くしない方がいいです。重いシャフトはヘッドスピードが上がりませんが、軌道を安定させやすいメリットがあります。振り切れる範囲で重いシャフトを使った方が身体をしっかり使ってスイングしやすいし、クラブの軌道も安定してくるからです。先日、ゴルマジ20というプロジェクトが立ち上がりましたが、レンタルクラブを提供する場合、ぜひとも重めのシャフトをラインアップしてもらいたいです。せっかくゴルフを始める人には、適正重量のシャフトを使ってもらいたいです。20歳の若者ならば、

ウッドシャフトは70g前後
アイアンシャフトは100～120ｇ

これぐらいの重さのシャフトがいいでしょう。無料だからシャフトは何でもいいというのは本末転倒。これからゴルフを始める若者には、若者に見合ったシャフトが装着されたレンタルクラブを提供してもらいたいです。

そしてここからは応用編ですが、スイングがしっかりしている上級者に関しては、飛距離を求めるならば軽いシャフトをお勧めします。軽いシャフトを使っても身体をしっかり使ってスイングができるならば、軽いシャフトを使ってもクラブの軌道が乱れないならば、軽さはヘッドスピードアップにつながり、飛距離アップにつながるからです。言い換えると、上手くなるほど軽いシャフトを使った方が、道具（クラブ）で飛距離アップを狙っていけます。実際、米ツアーのプロの中にはドライバーのシャフトが50g台とかの選手がいたりして、それで300y以上をぶっ飛ばしています。

スイングロボットが打つ場合、シャフトが軽いほどヘッドスピードが上がって飛距離が伸びてきます。ヘッドの重さはボール初速に影響が出ますが、シャフトの重さはヘッドに比べると重さがボール初速に影響が出ないからです。安定性を求めるならば重めのシャフト、飛距離を求めるならば軽めのシャフト。シャフトを選ぶ場合は、重さとスイングの関係を理解しておくことも大事です～。

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