マーク金井blog

2014年08月01日スコアアップにつながる本当のコースラウンドとは その2

あっという間に7月が過ぎ、今日から8月です。今日は千葉県のゴルフ場にて久しぶりの18ホールプレー。このブログがアップされる頃には、ハーフ休憩に入っているかと思います。暑い日差しを避けるべく、サングラスとアームカバー、銀傘、そして氷嚢とコンビニのロックアイスを持ち込んでプレーしています。

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photo by 北川外志廣さん

さて、今日のエントリーもスコアアップにつながる練習ラウンドについてです。多くのゴルファーは毎回いいスコアを出そうとしてプレーしていると思いますが、いいスコアを出そうと思っていいスコアが出る人はそう多くありません。今日こそベストスコアを更新するぞとスタートしても、それが達成できる人は全体の1割にも満たないでしょう。9割以上のアマチュアゴルファーは、一生懸命、真面目に、脇目もふらずプレーしているにも関わらず、スコアメイクに苦労しています。ゴルフは運不運な要素が多いとはいえ、スコアが出ない辛いことです。ましたこの暑い中でワーストスコアを更新しようものなら、自分の才能のなさを嘆いたり、ゴルフをやめたくなるかも知れません。

 

でも、こんな暑い時期からこそ、思い切ってコースで練習ラウンドしてみることを提案したいです。9月以降にベストスコアを出すために、わざと8月はコースで練習してみて下さい。意外と思うかも知れませんが、遊び心を持ちながらコースで練習ラウンドするといろんな発見があります。100がなかなか切れない人や、90前後で足踏みしている人の場合、練習ラウンドをすることでスコアメイクのヒントをつかます。

 

では、コースでどんな風に練習ラウンドをすればいいのか?

 

前回のブログではわざとグリーンに乗せない狙い方、わざとティショットで飛ばないクラブを持つことを紹介しましたが、今回はわざとミスショットを打つのです。

 

例えば、ティショット。スライサーならばわざとスライスを打ってみる。フッカーならばわざとフックを打ってみて下さい。そしてフェアウェイをキープするのではなく、ラフまでボールを曲げる。スライサーならば左のラフを狙って構え、右のラフまでボールを曲げてみる。フッカーならば右のラフを狙って左のラフまでボールを曲げてみましょう。

球を真っ直ぐ打つとかフェアウェイキープをすることに比べれば、わざと球を曲げるのはやさしいと思うでしょう。しかし試していただくと分かりますが、球を曲げようとすると、意外な発見があります。ここで答えを言ってしまうと勿体ないので、まずはわざとラフに飛び込むぐらいのミスショットを打って下さい。

セカンドショット、アプローチに関しては、わざとハーフトップを打つことと、わざとダフり気味の打つことをやってみましょう。

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例えば、残り150y。7番アイアンでナイスショットを打つのではなく、わざとハーフトップさせてグリーン方向を狙って下さい。ハーフトップが出来たら、今度はわざとダフり気味のグリーンを狙う。芯できっちり捕らえようとするのではなく、わざと芯を外すように心がけてショットを打ちましょう。

アプローチでも同じです。わざとハーフトップさせたり、わざとダフり気味の打つ。わざとミスショットを打つのです。練習ラウンドですから、スコアがどんなに悪くてもかまいませんん。スコアが気になるならばスコアを付けない方がいいでしょう。

ハーフトップとダフりをわざと打つと次のことが見えてきます。

・ハーフトップはボールが飛ぶけど、飛びすぎるミスが出る。
・ダフるとボールは飛ばないけど、飛びすぎるミスは出ない。

・ハーフトップは低い球、転がる球が打ちやすい
・ダフると高い球、転がりづらい球が打ちやすい

察しのいい人は、この練習の意図が見えてきたはずです。そうです。セカンドショットでダフるよりもハーフトップの方が安定して距離を稼げます。ただし100y以内になってくるとハーフトップはグリーンオーバーするリスクが高まります。グリーンを狙うショットに関しては、ある程度の距離まではハーフトップの方がスコアメイクしやすく、距離が短くなった時はダフり気味の方がスコアメイクしやすいことが分かってきます。

アプローチに関しては、転がしで寄せたい時はハーフトップ気味の方がイメージ通りの球が打てますし、距離感も合わせやすくなります。対して、ボールを上げて止めたい時は、ダフり気味の方がイメージ通りの球が打てますし、距離感も合わせやすくなります。

いいスコアを出すには、いいショットを打たないといけないと思っている人が少なくありませんが、そんなことはありません。結果オーライが出やすいミスショットが打てるようになると、ナイスショットが1発もなくてもパーやバーディーは取れるのです。わざとミスショットを打つ練習ラウンドをすると、この感覚が徐々に分かってきます。

ゴルフはミスのゲームです。ミスした時にスコアが響くミスをするのと、スコアに響かないミスをするのかでハーフで5打以上違ってきます。どんなミスショットがいいミスショットなのかは状況によって変わりますが、コースで練習ラウンドを行うと、それを肌で感じ取れるようになるのです~。

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