前回、「シャフトの硬さ、調子を自分で調べる方法」についてカキコしましたが、今回はトルクの計測法について。
トルクって、クルマの場合は数字が多い方が「馬力あるな~」「追い越し加速いいぞ~」ってことになりますが、シャフトの場合は、この数字が大きいほどスイング中にシャフトのねじれを感じやすくなります。また、シャフトの硬さのフィーリングにも影響が出て、例えば、同じ硬さのシャフトがあった場合、トルクが少ない方が硬く感じ、トルクが多い方が軟らかく感じます。
さて、このトルク。フジクラはシャフトに数値が表記されてますし、他社もネットで調べればモデルことの数値が必ず表記されていますが‥‥ ボクの場合はこれっ!!
やり方は簡単。
ヘッドとグリップをガッチリつかんだら、クラブをできる動かさないで両手を同時にグイッと反対方向に動かす(ぞうきんを絞るように力を使ってシャフトをねじる)
こ・れ・だ・け!!
原始的な方法ですが、これをやるとトルクの多いシャフトは「何だこりゃ~」というぐらいシャフトがねじれるのが手に伝わります。他方、グラファイトデザインのツアーAD I-65のようにトルクを絞りまくったシャフトはまったくもってシャフトがねじれません。無理にねじろうとしたら‥‥手を痛めちゃいます。
どれだけねじれたら、どれだけの数値なのかは言葉で上手く説明できませんが、毎日ようにやっていると「おおっ、これは4度ぐらいかなぁ~」なんていうのが分かってきます。まあ、そこまでいかなくても、低トルクと高トルクのシャフトを同時に2本やり比べれば、シャフトのトルクがどんなものか身体感覚として分かってくるはずです。
また、スルーボアはブラインドボアよりも先端側が硬く仕上がりますが、これをやるとスルーボアの方が硬いだけでなく、先端側がねじれにくいのも手に伝わります。
今のところ、こんな方法でシャフトをチェックしているのはボクぐらいですが(汗)、
やってみると、数値では分かりづらいシャフトの中味が皆さんも分かってくるんじゃないでしょうか‥‥ちなみに、中古クラブの場合、これをやると接着不良もチェックできまっせ~。
トルクとスイングの相性については、次回カキコします。
んじゃ。