今週の週刊ゴルフダイジェスト(7月8日号)の表紙は全米女子オープンを制したミシェル・ウィー。
この号にはマーク金井も少しだけ登場し、巻末カラーで「ウエッジの名器」について少しだけ解説しています。名器の条件とは何か? についてがテーマで、人気の5大ブランドについてあれこれ喋りました。いずれもディドロップ型で、いわゆる出っ歯系ウエッジです。ジャンボさんが大活躍した時のグースネックなSWが選ばれて無かったのがちょっと残念でしたが、ウエッジの歴史あり、カタログありと読み応えある企画に仕上がっていると思います。
さて、今週の週刊GDでマーク金井が注目した企画は、センターのカラー特集。特集のタイトルは‥‥
身に覚えがありませんが?
ドライバーは飛ぶのに、アイアンは飛ばないという人へ
9番アイアンの2倍がドライバーの飛距離と言われてますが、9番がドライバーの半分も飛んでいない人が少なくありません。そんなゴルファーのためのレッスン企画ですが、飛ばない原因はズバリ‥‥
ヘッドが先行するハンドレートなインパクト
解説の伊丹大介プロは、アイアンが飛ばないのはハンドレートなインパクトになっているからだと説明しています。ハンドレートになるとインパクト時にロフトが増えてしまい、。ロフトが増えてしまうから思うように飛ばないと図解で説明してます。そして、アイアンで飛ばすには‥‥
ヘッドが遅れたハンドファーストなインパクト
ヘッドが遅れてハンドファーストなインパクトを迎えることができれば、ロフトが立ってボールに力がしっかり伝わるとアドバイスしています。まったくその通りで、アマチュアがアイアンがきっちり打てない(飛距離が出ない)最大の原因はハンドレートなインパクトです。アイアンを飛ばすにはヘッドスピードが必要ですが、それと同じぐらいインパクトゾーンでのロフトのコントロールが必要不可欠です。
では、どうすればハンドレートなインパクトから、ハンドファーストなインパクトになってくるのか?
伊丹プロは下半身からダウンスイングすることが大事だとアドバイスしています。そして、そのお手本として松山英樹プロのスイング画像が大きく紹介されています。松山プロのスイングを見ると、確かに下半身リードでダウンスイングが始まっており、そしてインパクトゾーンでは手首のコックが保たれ、ハンドファーストな状態が出来ています。
では、下半身からダウンスイングを開始すれば、誰でもすぐにハンドファーストに打てるようになるのか?
打てる人もいるでしょうし、打てない人もいると思います。下半身のリードで腕が振られるようになってくると手首のコックを保ちやすくなるのでハンドファーストを作りやすくなります。ただし、両手の位置関係が悪かったり、左前腕の使い方を正しく理解していないと、ハンドファーストでボールを捕らえるとミスショットが出やすくなります。
両手の位置関係が悪かったり、左前腕の使い方を間違っている人の場合、ハンドファーストな状態でインパクトを迎えようとすると、フェースが開いた状態でボールをヒットしやすくなるのです。具体的に言うと、
・ダウンスイングで「右手が下、左手が上」になっている
・ダウンスイング後半で左手甲が正面を向いている
この状態になっていると、ハンドファーストなインパクトを迎えてしまうとフェースが開き、右にプッシュアウトしたり、シャンクのミスが出やすくなります。そして、これらのミスが出てしまうと、本能的にフェースを返したくなって、右手を使ってフェース操作が入ります。結果、ハンドファーストな状態ではなくハンドレートな状態でインパクトを迎えることになってしまうのです。
このブログでも何度も書いてますが、ハンドファーストなインパクトを迎えるためには、
絶対に求められる形(動き)が2つあります。
・ダウンスイングで「右手が上、左手が下」になっている
・ダウンスイング後半で左手甲が斜め下を向いている
松山選手のスイングを見ても、右手が上な状態がキープされていますし、左手甲が斜め下を向いています。この二つがちゃんとできているから、ハンドファーストなインパクトでもフェースがスクエアな状態を保っているのです。
マーク金井はゴルフの竪琴を使って練習していますが、竪琴のように右手と左手が離れた状態でスイングすると、
・ダウンスイングで「右手が上、左手が下」になっている
・ダウンスイング後半で左手甲が斜め下を向いている
かどうかを正確にチェックできます。竪琴を使って間違ったハンドファーストの形を作るとフェースが大きく開きます。竪琴を使ってスイングすることで、フェースを開かないでインパクトを迎える感覚を養っているのです。アナライズの女子社員はまったくのビギナー、初心者ですが、最初から竪琴を使ってスイングしているので、最初からハンドファーストなインパクトの形でボールが打てるようになっています。
アイアンが飛ばないと悩んでいるのであれば、ハンドファーストなインパクトを意識するだけでなく、ダウンスイングでの両手の位置関係、そして左手甲の向きをチェックして下さい。この2つの正しいポジション(形)をマスターすれば、誰でも松山選手のようなハンドファーストなインパクトを作れますし、ハンドファーストなインパクトになってくれば、勝手にアイアンの飛距離は伸びてくるでしょう~。
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