8月末のGDOダブルス全国大会に出場した際、帰りに高岡市(冨山)にある地クラブメーカー、カムイプロの本社を訪ねました。で、その時に見つけたのがこれっ。
中条社長自ら設計された「重心距離ゼロ」のドライバー!!!何でも「重心距離が飛距離に及ぼす影響を知りたくて」作ったとのこと。
「ボール打てるんですか?」と聞いてみたら、
「もちろん、ロボットテストもやりました」(ニコニコしながら答える中条社長)
重心距離が普通のドライバーと比較すると、重心距離ゼロのドライバーは飛距離が少し落ちてしまうそうです。
今まで数え切れないドライバーを試打してきましたが、重心距離がゼロに近いドライバーを打った経験はゼロっす。「打たずにいられなく」なってちゃっかり借りてきちゃいました。
スペックは長さが45インチで、総重量は285.3グラム。
ヘッド、シャフトともかなり軽めで、素振りしてみるとヘッドがついていない感じ‥‥
シャフトだけ振っているような錯覚に陥り、テークバックやトップでフェースの向きはまったく感じる取ることはできません。
で、アキュベクターを使って弾道計測してみると‥‥
クラブが軽いこともあってヘッドスピードはいつも同じか、若干早めになりましたが(大体47~48m/s)、飛距離はいつもより10ヤード弱ダウ~ン!! 人間試打マシーンもロボット並の精度があるのにホッとしましたが、それよりも気になったのがスイングのしづらさ。
一般には、重心距離が短いほどヘッドを返しやすい。返しやすいからスライサーでも捕まった球が打ちやすいと言われてます。でも、重心距離がゼロに近いと、フェースの向きをまったく感じ取れません。結果、フェースは返りやすいし、開きやすくなる。ハンドリングがシャープ過ぎるクルマと同じで、ちょっとした動きでフェースは閉じたり、開いたりするからです。
で、この試打でボクが分かったのは、ゴルファーにはスライサー、フッカーを問わず「適正重心距離」があるっていうこと。
おーっと、時計を見たら午後11時50分。うわーっ、まだ写真を貼り付けていない‥‥ふぅー何とか間に合った。
この続きは明日。