マーク金井blog

2005年09月20日ファイアーソールは6年経っても現役バリバリ!!

昨日の全日空オープン、プレーオフを制して優勝した深堀圭一郎プロはナイキ契約プロ。にもかかわらず、長年愛用している3Wはこれっ!!

img20050919

テーラーメイドのファイアーソール・ストロング3(ロフト13度)!!!自分が使っているFWがテレビで大写しされた時は、「ボクも使ってまっせ~」とテレビに向かって1人突っ込みしちゃいました。

さて、このファイアーソール。6年前の発売当初からツアープロの間では「飛ぶFW」として人気がありましたが、実際、今どきのFWと比較しても飛び性能はピ・カ・イ・チ。深堀プロも今野プロのドライバーとほぼ互角の飛距離を稼いでましたが、その理由は重心位置にあります。

スイートスポット位置の高さは何と21ミリ!!

いきなり21ミリと言われてもピンとこないかも知れませんが、これはボールの直径と同じ高さ。このため、ティアップして打つとトップしない限りスイートスポットよりも上で球を捕らえることができ、ドライバーで打ったみたいな低スピン弾道がオートマチックに打てます。

img20050919_3

低めのティアップでもスピン量は2500回転前後。無風で飛ばせるだけでなく、アゲンスト風でも飛距離ロスが少ない。なので、ボクはアゲンストで飛距離を確実に稼ぎたい時はドライバーではなくファイアーソールを手にします。ドライバーよりも絶対的な重心位置が低いため、確実にフェース上側で球を捕らえることができるからです。

ちなみに、Vスチールをはじめ今どきのFWはここまで低重心に設計されてません。低重心すぎると、ヘッドスピードが遅い人が使った場合、ボールを上げるのに必要なスピンがかからないからです。メーカー側もそれを心得ており、テーラメイドに限らず、モデルチェンジごとにスイートスポットの高さは上がっています。例えば、今、中古市場で人気があるVスチールにしても重心はやや高めで、スイートスポット高は25.5ミリ。たかが数ミリの違いと思うかも知れませんが、同じロフトで打ち比べるとスピン量は500~1000回転ぐらい変わります。

もうひとつの特徴はフェースプログレッションが小さいこと。

img20050919_1

一般的なFWと比べるとフェース面が出っ張ってないので、インパクトでフェースが上向きになりにくく(打ち出しが高くなりすぎず)、ティショットで使っても吹き上がる心配がないのです。

それでいて、シャローフェースなので上がりづらい不安もありません(実測、30ミリ強)

img20050919_2

重心距離も32ミリとFWの中ではやや長めで、フェースの向きは約1度オープン。キャロウェイのスチールヘッドなどに比べると、引っかかりづらく大型ドライバーも相性が◎。

インパクト音が「カポーン」と貧弱な点、ネックが太くて特殊なセルが必要な点はちょっと不満ですが、6年前でもまったく賞味期限が切れてません。と言うよりは、ティショット用の3Wを探している人にとっては理想のFW。音が今イチなので売っぱらおうとしたこともありましたが、ホント手放さなくて良かった、良かった。

おーっと、11時30分になってしまった~。

シャフトについては明日カキコしまっす。

んじゃ。


カテゴリー GDOブログ アーカイブ

コメントは受け付けていません。