今週は男子がつるやオープン、女子がフジサンケイレディス。このブログがアップされる頃ぐらいから優勝争いが白熱してきます。男子ツアーが開催されている山の原はベントの高速グリーン。TVで観ていてもボールの転がりがスムーズです。対して女子ツアーが開催されている川奈は目がきつい高麗グリーン。こちらは順目、逆目で転がりがガラッと変わりますし、しっかり打たないとカップ際で急ブレーキがかかります。男女を問わず高麗グリーンのトーナメントはほとんどありません。強気なパッティングができるかどうかが、勝負の分かれ目になるでしょう。
そんなわけで、今日のエントリーは高麗グリーンのパッティングについて。
マーク金井は実は高麗グリーンが大好きです。昨年12月あたりから河川敷コースでのプレーがめっきり増えましたが、河川敷といえば高麗グリーン。整備されたベントグリーンに比べると、高麗は表面が凸凹してるので、短いパットも油断できません。しっかり打たないと1メートルでもショートしたり、しっかり打たないと、芝目に影響されてカップインの確率が下がります。
では、どうすれば高麗グリーンで強気のパットが打てるのか?
強い転がりを得るには、重いヘッドで普通にストロークする方法と、軽めのヘッドでパチンと強く打つ方法がありますが、高麗グリーンに適しているのは後者です。重いヘッドというのは反発力が高い反面、操作性が悪いからです。軽いヘッドの方が操作性がいいので手首を使ってパチンと打ちやすいし、ストロークのスピードも上げやすいからです。対して、重いヘッドというのは手首を固定してゆったり動かすのに適しています。重い方がショートのミスが出づらいイメージがありますが、芝目の強いグリーンで強気のパットを打つには、軽めのヘッドの方が優位性があるのです。今どきのパターはバランスがE0ぐらいあったりしますが、高麗グリーンならばバランスがD4以下の方がいいでしょう。
手首を使ってパチンと打つには、重心が深いネオマレット系のパターよりも重心が浅いパターの方が優位性があります。かつてお金がどんどん入るということからT字型パターは「キャッシュイン型」とかと呼ばれてましたが、30~40年前くらいは米ツアーでも、キャッシュイン型パターを使っている選手がいました。ジョニー・ミラー、コーリー・ペイビンらはキャッシュイン型を愛用してました。
現在はキャッシュイン型はかなり減りましたが、トウバランスのパターはキャッシュイン型同様、重心が浅く、操作性が高いです。高麗グリーンを苦手にしているのならば一度試してみる価値があると思います。
ちなみに、高麗グリーンは手首を使ってパチンと打つ方がいいと言われてますが、それにはグリップは太いよりも細い方が適しています。細いグリップの方がフィンガー気味に握れて、手首を使いやすくなるからです。
そして、高麗グリーンを攻略する上で欠かせない要素がパターのロフト角。ロフトが少ない方が転がりが良いと思われがちですが、それが通用するのが超高速ベントと、パターマットだけです。高麗グリーンの場合、ロフトが少ないと直進性の良いパットが打ちづらくなります。理由は単純、ロフトが少ないと打ち出し直後に芝目の影響を強く受けてしまい、まっすぐ転がりづらくなるからです。特に逆目の場合、ロフトが少ないパターだと芝の影響をモロに受けてしまいます。
対して、ロフト角が多くなると(5~8度)、打ち出し直後に少しだけキャリーが出ます。キャリーが出てくれると、芝の上をボールが滑りやすくなる分だけ芝目の影響を受けません。結果、直進性のいいパットが打ちやすくなってきます。たかがロフトと思うかもしれませんが、高麗グリーンでのショートパットはロフトが多い方が、カップインの確率が上がります。
高麗グリーンはベントグリーンに比べると、芝が強いために転がりは決して良くありません。転がっている途中で跳ねたりもしますが、いいパットを打てばちゃんと入ります。ベントグリーンに比べると、インパクトがしっかりしていないとカップから外れやすくなります。そういう意味では、高麗でいいパッティングができていると、高麗でしっかりヒットする感覚が養われると、ベントグリーンでも通用するとマーク金井は思っています。
ゴルフは「心の格闘技」と言われたりしますが、パットがもっともメンタルの要素が大きい格闘技です。高麗グリーンが苦手ならば、打ち方もさることながら、グリーンに適した道具(パター)を使ってみてはいかがでしょうか~。
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