一昨日はソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア日。ゲストはゴルフダイジェストオンラインの向井康子さんと宮田卓磨さん。メディア部門の担当者に来ていただき、ゴルフ業界におけるインターネットの役割、そして昨日発表された
HOTLIST2014のことについて色々と話を伺いました。
HOTLISTは今年で3回目。マーク金井は最初から特別審査員としてお手伝いしています。元々は米国ゴルフダイジェストがレコード大賞みたいな感じで、すぐれたゴルフクラブに対して金賞とか銀賞をつけていました。それと同じく、日本でも年度のごとのゴルフクラブに対して審査員が評価し、金賞とか銀賞をつけています。もちろん、同じ名前ですから日本のHOTLISTは米国ゴルフダイジェストからお墨付きをもらっています。ちなみに、ちょっと面白いのですが、日本の出版社、ゴルフ雑誌の老舗であるゴルフダイジェスト社と米国のゴルフダイジェスト社は、同じ会社ではありません。社名が同じなだけです。昔はあったみたいですが、今は記事の輸出入もまったくないです。現状では、
米国ゴルフダイジェスト≠日本のゴルフダイジェスト
米国のゴルフダイジェストとゴルフダイジェストオンラインは提携関係
日本のゴルフダイジェストとゴルフダイジェストオンラインは提携関係
社名が同じなので勘違いしている人がすくなからずいますが、これがゴルフダイジェストにまつわる提携関係です。ゴルフダイジェストオンライン(以下、GDO)は日本のゴルフダイジェスト社と提携関係があるだけでなく、HOTLIST、そして米国ゴルフダイジェストの記事(コンテンツ)を定期的にアップしています。
さて、今日のエントリーはゴルフメーカー、そしてゴルファーの関心事であるHOTLIST2014について。
昨日の午前11時に受賞クラブが発表されました。審査方法は米国ゴルフダイジェストと同じと思っていたのですが、実は、審査方法は全然違うそうです。向井編集長によると、日本は日本独自の方法で厳正な審査をすればいいとのことです。同じHOTLISTでも、米国と日本では審査方法は異なります。
ドライバー、FW、UT、アイアン、ウエッジ、パター。それぞれのジャンルで数多くのクラブがエントリーしており、総数で274モデル。審査員、そして特別審査員のマーク金井も274モデルを同じ条件下で試打し、それぞれの審査員が1本づつクラブに対して評価を下しています。受賞クラブに関しては、「誰かが強い発言をして」独断的に選ばれることは絶対ありません。審査委員長はもちろんいますが、国会運営同様、合議的な方法(いわゆる多数決)で受賞クラブが選ばれています。マーク金井が高評価を下したクラブが、必ずしも受賞したわけではありません。
では、多数決は本当に正しいのか?
これは我々審査員が下すことではなく、ユーザーであるゴルファーが下す判断だとマーク金井は思っています。審査員が合議で決めたクラブが賞に値するクラブだと思っていても、ユーザーがダメ出ししてしまえばその格付けは意味をなさないからです。
これはゴルフクラブに限りません。レコード(CD)大賞しかり、カー・オブ・ザ・イヤーしかり。レッスン・オブ・ザ・イヤーしかり。アカデミー賞しかり‥‥賞と名が付くもののすべてにおいて、信憑性が問われることが多いですが、信憑性があるかどうかは主催者側ではなく、受け取る側の人間によって委ねられているような気がします。昨日のラジオでも向井編集長はそうおっしゃってました。
今年も受賞クラブを見ていくと、メーカー側に偏りが少なからずあります。たくさん受賞しているメーカーもあれば、あまり受賞できていないメーカーもあったりします。そして、売れ行きランキングが高いクラブでも受賞していないクラブもあれば、
受賞しているのに売れ行きランキングがそれほど高くないクラブもあったりします。
このことから分かるように‥‥
売れ行きが高いクラブ≠審査員の評価が高いクラブ
ということが導きだされます。ここからはマーク金井の私感ですが、受賞しているクラブの多くは、性能だけでなく、クラブのキャラクターがハッキリしているクラブが目立ちます。そして、マーケットインで作られたクラブよりもプロダクトアウトで作られたクラブの方が、審査員は高評価を下しているように感じました。
HOTLIST2014が発表されれば、すでにHOTLIST2015が始まります。クラブメーカーは大変だと思いますが、ゴルフクラブがどんな風に進化するのか、どんな風に様変わりするのか興味津々です〜。
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