マーク金井blog

2014年02月05日ドライバーは最新モデルこそ最良なのか!? その2

昨日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエアでした。ゲストは日本ゴルフ用品協会、専務理事の蓋孝さん。2月14日からはじまるジャパンゴルフフェア2014についてじっくりと話を伺いました。マーク金井はもちろん、ゴルフフェアには毎年欠かさず顔を出していますし、メーカーさんのブースでトークショーもやったりしてます。昨年は本間ゴルフさん、タバタさん、そしてLynxさんのブースで喋りまくりました。今年は日本ゴルフ用品協会のセミナーの講師、そしてLynxさんのブースでトークショーを予定しています。

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用品協会のセミナーは2月14日(金曜日)12時~13時15分、ビックサイト会議棟605号室にて行います。予約はこちらで受け付けてます。

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ご予約いただけないと入れませんので要注意

↑クリック

http://www.japangolffair.com/register/seminar.html

さて、今日も昨日に引き続き、最新モデルと旧モデルの比較についてです。多くのメーカーは1年に1度のサイクルでモデルチェンジし、新商品を出します。モデルチェンジする場合、モデルチェンジをアピールするためには、デザインとカラーリングを新たにしなくてはなりません。また、性能面でも違いがハッキリ出ないと、「何が変わったのか」が、ユーザーにアピールできないからです。新旧比べた時に、見た目はもちろんのこと、打ってみて違いを感じてもらえるように、クラブメーカーはあれこれ考えながら新しいクラブを登場させています。

では、その進化はゴルファーにとって本当にメリットがあるのか?

ドライバーにおいては「飛び」をアピールする宿命を背負っています。モデルチェンジをしたら飛距離が落ちた(飛距離が変わらない)と謳うドライバーは未だかつてお目にかかったことはありません。理由は単純、アマチュアゴルファーがドライバーを買い換える一番の動機は「さらなる飛び」を手に入れたいからです。そして、多くのメーカーは「さらなる飛び」を実現するために、モデルチェンジごとにやることがあります。それが‥‥

クラブの軽量化
シャフトの軟弱化

すべてではありませんが、大ヒットブランドであるゼクシオを含め、多くのクラブはモデルチェンジで、この2つのことをやっています。例えば、ゼクシオの場合、クラブ重量は以下のように変化しています。

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4代目ゼクシオ  291g(グリップ重量42.5g)
5代目ゼクシオ  285g(グリップ重量42.5g)
6代目ゼクシオ  282g(グリップ重量40g)
7代目ゼクシオ  282g(グリップ重量37g)
8代目ゼクシオ  272g (グリップ重量27g)

モデルチェンジごとに(2年ごとに)、少しづつ既存ユーザーに違和感を与えない程度にクラブ、そしてグリップが軽くなっています。4代目以降はすでにシャフト重量が軽いので、シャフトの軽量化はわずかです。ヘッド重量についてはモデルチェンジごとに少しづつ重くなっています。

ゼクシオだけではありません。多くのドライバーは既存ユーザー、買い換えユーザーに感じるか感じない程度でクラブを軽くしています。軽くする主たる理由‥‥

軽い方がヘッドスピードを上げやすく、

ヘッドスピードが上がればボール初速が上がりやすく

ボール初速が上がれば飛距離が伸びやすくなるからです

内田樹さん的に言えば、今のドライバーは「飛距離アップ」の呪いに縛られているとも言えるでしょう。それがクラブの軽量化を加速させています。

そして、見逃してはならないのがターゲットユーザー(対象ユーザー)の高齢化。一昨日、ファイズ3(ブリヂストン)の記者発表がありました。このドライバーはゼクシオのライバルブランドですが、ターゲットユーザーは60歳以上。いわゆる団塊の世代向けに作られています。そうです、ゴルフマーケットの中心は昔も今も「団塊
世代」。体力低下を補うためにモデルチェンジごとにクラブを少しづつ軽くしているのです。言い換えると、団塊世代よりも若いゴルファーの場合、ゼクシオやファイズと使うと、「軽過ぎる」クラブを使う可能性が高くなります。

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シャフトの硬さについては、クラブが軽くなるほど軟らかくなる傾向があります。軽いクラブでシャフトが硬いと重さと硬さのバランスが悪くなって、振りづらいからです。加えて、スイングが不安定な人の場合、軽いクラブで硬いシャフトを使うと、手打ちを誘発したり、ダウンスイングの軌道が不安定になってミート率が悪くなるリスクが増してくるからです。要するに、シャフトの軟弱化はクラブの軽量化によって生まれたわけです。

では、軽いクラブは本当に飛ぶクラブなのか?
旧モデルよりも軽量化された最新ドライバーは旧モデルよりも飛ぶのか?

この点については、明日じっくり説明しましょう~。

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