昨日は雪の影響で多くのゴルフ場がクローズを余儀なくされました。関東エリアも夜半に雪が少し積もりましたが、関西エリアのゴルフ場はかなり雪が降ったみたいです。FBで観たのですが、兵庫県や奈良県のコースでは至る所でフェアウェイが真っ白になっていました。
雪景色をみるとスキーをしたくなるマーク金井ですが、この時期は毎日のようにドライバーを試打しています。ジャパンゴルフフェアが2月に開催されることもあって、新製品が多数出ているからです。先週は取材&撮影が4本入り、今週も3本入っています。あかぎれか悪化からの右手親指の怪我が少し気になりますが、幸いなことに今週はすべて神田でスタジオ撮影〜。地下室内スタジオでの試打なので(寒くないので)大助かりです〜(笑)
この新製品の試打ですがドライバーの場合、大体送られてくるのがロフト9.5度前後。10.5度を送ってくるメーカーはほとんどありません。シャフトも大抵はSが送られてきます。マーク金井が試打するのが分かっているからでしょう。クラブによっては10.5度のRを打ちたい時もありますが、そういったスペックが届くことは希(まれ)なことです。
さて、今日のエントリーはドライバーの最適ロフトについてです。ご存じのようにほとんどのドライバーは同じヘッドでロフトを選ぶことができます。一般的には‥‥
9.5度
10.5度
この2つが鉄板ラインアップで、これに加えて‥‥
8.5度
11〜11.5度
が追加されている場合があります。例えば、ヤマハのインプレスRMX02だと、
ヤマハRMX02(2014年モデル)
9.5度
10.5度
(11.5度)
の3つがラインアップ。11.5度をわざわざ括弧の中に入れたのは、11.5度は標準スペックではなく特別注文品だから。これとは逆に、オノフタイプDは、
オノフタイプD(2014年モデル)
(9度)
10度
11度
の3つがラインアップ。オノフタイプDの場合、9度が特別注文品です。RMX02とオノフタイプDはどちらも、アベレージゴルファーを意識したドライバーですが、ロフトのラインアップに対する考え方は正反対です。ちなみに、最近、「ロフトは多い方がいい」と大々的にアピールしているテーラーメイドも日本仕様に関してはロフトのラインアップがユニークです。SLDRの場合、日本仕様と米国仕様で異なり、
SLDR(日本仕様)
8度
9.5度
10.5度
SLDR(米国仕様、フェアウェイゴルフで購入の場合)
9度
10.5度
12度
(14度)
なぜか米国仕様の方がロフトが多い設定になっています。加えて、米国では14度も市販される予定があるそうです。SLDRはロフト調整機能も付いてますが、それにしても、8度が日本仕様だけにあるのはちょっと不思議な感じがします。
他メーカーにおいても、米国では12度以上のロフトをラインアップしているモデルが結構あります。対して、日本で市販されるドライバー、国内メーカー、外ブラの日本仕様とも12度以上をラインアップしているモデルは非常に少ないです。
昔も今も、日本のマーケットでは市販ドライバーは10.5度がロフトの最大値という傾向が強くあります。多いロフトを積極的にラインアップするメーカーはありません。対して、米国マーケットでは昔も今も、11度以上もごくごく普通にラインアップされています。米国人ゴルファーの方が総じてパワーがあるにも関わらず、米国の方がロフトが寝た(多い)ドライバーをチョイスしやすくなっているのです。
では、なぜ日本ではロフトが寝た(多い)ドライバーをメーカーが作りたがらないのか?
これには大きな理由が二つあります。
その理由については明日、じっくり説明しましょう〜。
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マーク金井セレクションクラブコーナー出来ました
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