マーク金井blog

2014年01月19日ゴルフシューズは軽い方がいいのか? それとも重めの方がいいのか?

一昨日の撮影で右手親指を負傷してしまいました。単なるひび割れとたかをくくっていたら‥‥指先がぱっくりと深く傷になってしまい、ボールを打つと血が出てしまいます。クラブを握るのもままならないし、無理に打つと傷口が広がります。昨日はゴルフ雑誌の撮影を2本こなしましたが、どちらも室内だったので傷口が広がらないですみました(笑)。

しばらくの間はゴルフクラブを握るのを控えているマーク金井ですが、控える気配がまったくないのがスキー熱。道具もレンタルでは物足りなくなったので、33年ぶりに板とブーツ、そしてストックをスキー、スノボのメッカ、神保町で購入しました。板は身長よりも−10〜15センチぐらいが目安だと言うので170センチにしました。ブーツは28センチです。ストックは「身長×0.68」というのが目安だと言うので125cmが適正でしたが、売って無かったので120センチを買いました。購入するのに半日ぐらいかかりましたが、一番大変だったのがブーツ(靴)選びです。大きいサイズが少なかったこともありますが、メーカーによってラスト(木型)がかなり異なります。

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マーク金井は足幅が狭くて、甲が非常に低い。ペタンとした足なので、幅広、甲高なブーツ(靴)は合いません。細みでタイトなブーツ(靴)でないとフィットしません。お店の人はラングを勧めてくれましたが、色々履いた結果、サロモンにしました。モデルによっても異なると思いますが‥‥

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ラング=バックルで足をギュッと締め付けてくれる
サロモン=インナーが足を包み込み、靴全体でホールドしてくれる

ラングの方が軽かったのですが、サロモンのホールド感が気に入ってサロモンにしました。ホールド感が滑っている時に快適だし、軽く感じると思ったからです。

さて、今日のエントリーはゴルフシューズの適正重量についてです。ゴルフクラブ同様、ゴルフシューズも「進化=軽量化」という流れがあります。昔は革底の重いシューズが人気ありましたが、今は、そんなに重いゴルフ靴を履いているゴルファーはほとんどいません。プロも重いゴルフシューズを履く人が減りつつあります。例えば、タイガー・ウッズが履いているシューズは

TW14 約460g(片足)

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アディダス契約のプロが多数履いているアディゼロに至っては、

アディゼロツアー 約300g(片足)

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写真はアディゼロの最新作

と超軽量です。ちなみに革底で鉄の鋲がついた昔の高級ゴルフシューズの重量は‥‥600gを超えている場合も珍しくありませんでした。

600gと300g

昔は軽いゴルフシューズは疲れる、革底の重いシューズの方がゴルフに向いているというのが常識でしたし、プロや上級者は当たり前のように革底の天然皮革の思い靴を履いてプレーしていました。しかし現在では、重い靴を礼賛するプロは少数派です。アディゼロを履いているツアープロもいることを考えると、ゴルフクラブ以上にゴルフシューズは‥‥

軽さ=高性能

というベクトルができつつあります。実際、アディゼロが売れたことで他のシューズメーカーも軽さをアピールするゴルフシューズをラインアップに加えつつあります。

では、ゴルフシューズは軽ければ疲れなくて本当にいいのか?

ここからはマーク金井の独断と偏見ですが、軽さよりもマーク金井がこだわっているのは靴底の追従性です。かつて革底の重い靴が支持されていた頃というのは、軽い靴は軽いだけの靴でした。昔の軽い靴は革底の靴に比べると靴底の追従性が悪かった。要するに履き心地が今ひとつ。それが「軽い靴は疲れる」という評価につながったのではないでしょうか? 言い換えると、靴を選ぶ優先順位の1番は今でも靴底の追従性。2番はフィット感(足型)、そして3番目に軽さを考慮すればよいと思います。

フィット感>軽さ
追従性>軽さ

でしょう。もちろん、軽くてフィット感が良く、追従性が良い靴はめちゃくちゃ魅力的なのは言うまでもありません。これぞ理想のゴルフシューズになるでしょう。

フィット感、靴底の追従性というのは靴自体で決まりますが、最近、とんでもない経験をしました。靴紐を変えると、フィット感、靴底の追従性がガラッと変わるんです。「結ばない靴ひも」‥‥

キャタピラン

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これをゴルフシューズに装着したら、フィット感(履き心地)、靴底の追従性が劇的に良くなりました。伸び縮みする靴ひもなんですが、これを装着すると靴が劇的に変わります。ゴルフ雑誌で一緒に仕事する高梨さんがFBで「TW13を履いた時のように包まれた感じになる」と言ってましたが、まさにその通り。「なんだこりゃ」ってほど靴の性能がアップします。そして、靴が軽くなるのです。理由はもちろんあって、シューズが折れ曲がった時、キャタピランを付けているとカカトが浮きません。足裏と靴底が一体になってくれるからなんです。

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マーク金井は近々ゴルフシューズを市販しますが、アナライズで販売するゴルフシューズにはこの「キャタピラン」をオプションではなくて標準装備させたいと思っています〜。

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