マーク金井blog

2014年01月13日いまどきの二極化したドライバーは、どこがどう違うのか?

先週の米ツアー、「ソニーオープン イン ハワイ」はジミー・ウォーカーが優勝を果たしました。3連休ということもあってテレビ観戦していた人も多いと思いますが、本日、マーク金井は今年2度目のスキー。なので、今日のブログはゲレンデに向かう直前に書き上げました。

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写真はGDOより転載

いまどきのゴルフクラブ、とくにドライバーは飛ばしの方法論(ロジック)が二極化しつつあります。大事なことなので繰り返しますが、

タイプA「浅重心+重心アングル小(19度以下)」
タイプB「深重心+重心アングル大(24度以上)」

タイプAもタイプBも飛びをアピールしていますが、クラブ性能はまったく違います。料理に例えるならば肉と魚ぐらい違い、同じスイングで両方のクラブを使うと、どちらかはミスショットが出やすくなりますし、飛距離も伸びません。加えて、弾道調整機能が付いている場合でも、タイプAのドライバーはタイプBにはなりませんし、タイプBはタイプAにはならないです。弾道調整機能付きでも、ドライバーは二極化しているどちらかに属しています(どちらにも属さないモノもあります)ゴルファーは自分と相性がいい方をチョイスすればクラブの進化を体感できますが、自分と相性が良くない方をチョイスするとクラブの進化を体感できません。打ちづらくも感じてしまいます。

では、タイプAとタイプBとでは何がどう違うのか?

いくつかポイントがありますが、一番の違いはヘッドの挙動、ボールの捕まり具合でしょう。

タイプA「浅重心+重心アングル小(19度以下)」
タイプB「深重心+重心アングル大(24度以上)」

タイプAはヘッドが返りづらく(捕まりづらく)
タイプBはヘッドが返りやすい(捕まりやすい)

もちろんこれは比較論です。タイプAで真っ直ぐ打てる人にとっては捕まりづらく感じません。打ちやすいので飛距離も出ます。そしてそんな人はタイプBを打つと、「捕まり過ぎて引っかかる」と感じます。逆もしかり、タイプBで真っ直ぐ打てる人にとっては捕まり過ぎると感じません。打ちやすいので飛距離が出ます。そしてそんな人はタイプAを打つと右に右にすっぽ抜けやすくやります。ヘッドの挙動というのは重心距離だけでなく重心深度(重心アングル)というのもかなりの影響を与えるのです。ゴルフクラブをオートバイに例えるならば‥‥

タイプA=ハンドルが左に切れづらく
タイプB=ハンドルが左に切れやすい

という感じです。このため、一般的なジャンル分けとしては‥‥

タイプA=フッカー向け(左のミスを軽減したい人向け)
タイプB=スライサー向け(右へのミスを軽減した人向け)

ということになります。ただし、ハンドルの切れやすさというのは好みもあります。スライサーでもタイプAの方が打ちやすいと感じる人もいれば、フッカーでもタイプBの方打ちやすいと感じる人もいます。何故かというと、ゴルファーはクラブに慣れてしまうと、慣れているクラブの方が打ちやすいと感じるからです。ですので、どちらが適しているかをチェックするには、タイプAとタイプBを実際に打ち比べてみて、どちらの方が飛ぶ(直進性の高い弾道)のか、弾道をコントロールしやすいのかをチェックした方がいいと思います。ヤマハのRMXの兄弟モデル、そしてキャロウェイのビッグバーサの兄弟はタイプの違いハッキリ出ているので、これの兄弟モデルを打ってみると、どちらが打ちやすいのか(曲がりが少ないのか)がかなり正確にジャッジできます。

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ちなみにタイプAはインサイドから下ろさないとヘッドを返しづらく、タイプBはヘッドをアウトサイドから下ろしてもヘッドが返ってくれます。アウトサイド・インのスライサーでも捕まった球が打ちやすいのはタイプBです。

そして、タイプAとタイプBとでは、飛距離に影響する打ち出し角、そしてスピン量にも少なからず影響を与えます。この点については、明日じっくり説明しましょう〜(▼▼)b

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