今年も残すところ後2日。大掃除も済んで後はお正月を迎えるだけの人も多いでしょう。マーク金井は昨日から地元大阪に滞在。2日が仕事始め。ゴルフの予定はありませんが、天気が良ければ2日か3日に近場でハーフプレーを予定しています。
さて、今日のエントリーは竹林隆光さん語録です。竹林さんはこれまで様々なメディアに登場していますが、クラブ選びについては斬新なアドバイスも多々ありました。そこでマーク金井が大好きな竹林語録をいくつか紹介したいと思います。
竹林語録その1
「バランスなんてインチキですよ」
今でも多くのゴルフクラブにはD0とかD2とかバランス表記されています。また、ゴルファーの多くは自分のクラブ総重量を知らなくても、バランスは知っています。「自分はD1がちょうどいい」なんて思っているゴルファーも少なくありません。しかし、竹林さんもいろんな所でおっしゃってますが、バランス理論はすでに崩壊しています。理由は単純、昔と違って、シャフト重量、グリップ重量のバリエーションが豊富になったからです。
バランス理論が成立していたのは、ドライバーのヘッド素材がパーシモン、シャフトがスチールのまで、グリップの重さもほとんど変わらなかった頃までです。シャフト、グリップの重さが同じであれば、バランス理論は成り立ち、バランスを知ることでヘッドの効き具合、クラブを振った感じを揃えることができました。
しかし、今はシャフトは40g〜80gと倍ぐらい重量が異なります。グリップにおいても軽いのは30g弱、重いのは55gぐらいあります。こうなってしまうとバランス理論は成り立ちません。
軽いヘッドに軽いグリップを装着したD1と、重いヘッドに重いグリップを装着したD1とではまったく振り心地が異なります。また、バランス理論はシャフト重量も影響があるので、40gのシャフトを装着したD1と70gのシャフトを装着したD1とでは振り心地が異なります。竹林さんもおっしゃってますが、今のクラブの振り心地を正しく知るには‥‥
ヘッド重量
シャフト重量
グリップ重量
クラブ総重量
この4つの重量を知ること。竹林さんはヘッド重量と総重量を知ることが大事だとおっしゃってますが、マーク金井はそれにプラスしてシャフトとグリップの重さも重要視しています。なにしろ、今どきのドライバーときたら、この2つを軽くすることで総重量を軽くしたがるモデルが増えてきたからです。
竹林語録その2
「不思議に感じるのは、どれが一番スコアが良くなりますか?という質問がまずないことなんですよ。」
これぞ至極の名言です。この言葉の前に、アマチュアゴルファーに対する質問は「どれが自分に一番合っていますか?」「どれが一番飛びますか?」というのが圧倒的に多いんですねと、竹林さんは語っています。
マーク金井は8年前から神田にスタジオを作り、クラブ診断をのべ1000人以上行っていますが、まったく同じ質問を受けます。スコアを良くするクラブを求めるゴルファーは非常に少なく、自分に合ったクラブを教えてほしいという質問が圧倒的に多いです。竹林さんは、そんなゴルファーに対してこんなアドバイスを送っています。
「どのようなクラブを選んだら一番スコアが良くなり、また、なお一層の上達が期待できるかということが本来、クラブに求めるべき一番大切な本質だと思うのですが、そうした本質を求める人はほとんどいないんです」
(ゴルフクラブの真実より引用)
手前味噌ですが、マーク金井はまさに一番スコアが良くなるクラブしか設計しません。ゴルフは数をいかに減らすかが大事だからです。SSウエッジしかり、SSアイアンしかり、EKBウエッジしかり、ナチュラルパターしかり。スコアが確実に良くなるクラブを作ることにこだわったのも、知らず知らずの内に竹林さんの影響を受けたのかも知れません。
明日はいよいよ大晦日。もちろんブログは休みません。2013年を締めくくるエントリーを書きましょう〜。
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