マーク金井blog

2013年12月18日男子ツアーの試合数減に歯止めをかける特効薬とは!?

昨日は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフの発売日。どちらも誌面上での発売日は12月31日と大晦日になってます(大抵の雑誌は実際の発売日よりも1〜2週間遅い日時が表記されます)。

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特集は、冬に関するテーマが多いですが、マーク金井が注目したのは週刊GDのこのモノクロ活版ページ企画!!

緊急キャンペーン第三弾!!
男子プロ、改造計画

有識者、そしてゴルフが好きな作家がそれぞれ意見を述べてます。男子ツアーを活性化させるための方法について書かれてますが、安部譲二先生は‥‥

「芸人みたいに試合のチケットを参加プロのひとり何枚という風にノルマを課して販売させる。選手たちも危機感を持って必死になるはず。それぐらいの荒療治が必要‥‥」(週刊ゴルフダイジェスト12月31日号より引用)

マーク金井はFB、Twitterで来年からプロトーナメントを開催すると公言してますが、その試合の骨子のひとつに、プロにチケットを手売りしてもらうという項目が入っています。安部先生はこれを荒療治とおっしゃってますが、荒療治でも何でもないです。演劇やボクシングの世界では、役者や選手がチケットを売るのは当たり前。プロというのはいいパフォーマンスを見せることも大事ですが、それと同じぐらい「何人、お客様を呼べるか」が大事です。芝居の世界に関して言えば、上手くてもお客様が呼べない役者は仕事があまり回ってきませんが、あまり上手くなくてもお客様をたくさん呼べる役者は仕事がたくさん回ってきます。興業(イベント)という意味では、演劇もゴルフも同じだとマーク金井は思っています。お客様をたくさん呼べるプロゴルファーこそが、
本当のプロゴルファーです。

かつてのジャンボ尾崎プロ、石川遼プロ、そして松山英樹プロがチケット勝って下さいとアナウンスすれば、確実にチケットがさばけます。彼らからチケットを買いたいというファンもたくさんいるからです。。ジャンボさんは還暦を過ぎていますが、本人が直接チケット販売するとアナウンスすれば、数百枚はあっという間に売れるでしょう。残酷なようですが、ゴルフがどんなに上手くてもチケットが売れない(ファンが少ない)プロというのは、プロとしての商品価値が高いとはいえません。プロスポーツはお金を払ってくれて見てくれるファンがいてこそ、成り立つスポーツだからです。

さて今日エントリーは、まさに男子ツアーの活性化についてです。昨日、マーク金井有料ブログで自ら主宰する男子プロトーナメントの内容についてアナウンスしました。週刊ゴルフダイジェストでは賞金総額2億円のトーナメントがあってもいいが、5000万円があってもいいと書いてありました。しかし、マーク金井が主宰するトーナメントは賞金総額50万円。優勝30万円です。

トーナメントは1日競技で9ホール。
出場選手はプロ20名、アマ10名。
ギャラリーは定員100名。

電子書籍の世界ではニッチなコンテンツをマイクロコンテンツと呼んでますが、マーク金井がやろうとしているのはまさにマイクロトーナメントです。ギャラリーを最大で100名、選手を30名に絞っているのには理由があって、この規模ならば、ゴルフ場は通常営業できます。ギャラリー用駐車場も必要ありませんし、ギャラリー用仮設トイレ、ギャラリープラザも必要ありません。ギャリーはゴルフ場の駐車場に車を止めることができ、クラブハウス内のトイレ、レストランが利用できます。そうです、試合の規模を小さくするだけで運営経費は限りなくゼロに減らせるのです。ちなみに、選手(プロ)は従業員用の駐車場に車を止めてもらいます。お客様は神様ではありませんが、お客様(ギャラリー)に不便な思いをさせないかことがファンサービスだとマーク金井は考えています。

9ホール回って優勝して30万円。高くはないですが、安くもないと思います。そして何より、どんな世界であれプロは人の前でプレーしてこそプロとしての存在が確立されると思います。賞金の多い少ないは関係ありません。人前でプレーすることを多くのプロ、試合の経験を積みたくても積めないプロに経験してもらいたいと思っています。

ゴルフは18ホール、試合は4日間と決めつけている人が少なくありませんが、そんなことはありません。水泳に短水路があるように、ゴルフだって9ホールで試合できます。マーク金井は2年前からハーフコース振興協会を主宰してますが、9ホールならばプレー時間は約2時間。観戦時間が短い方が、ギャラリーにとっても試合が見やすくなります。サッカー、野球がそうであるように、スポーツ観戦でちょうどいいのは2時間ぐらい。それを考えば試合も9ホールがちょうどいいです。

試合ではクラブの本数制限をかけます。現在ルールでクラブは14本までと決められていますが、9ホールの試合ではプロは7本、アマチュアは9本という縛りを入れます。クラブの本数を減らすことでプロの技を見ることができます。加えて、試合ではキャディは付けません。現在、日本、欧米ではセルフプレーが当たり前。アマチュアがセルフで回っているのならば、プロにもセルフで回ってもらいます。使うクラブが7本だけ、そしてハーフだけならば自分でバッグを担いでも疲れません。ジュニアや学生の試合みたいですが、これがゴルフの原点。セルフなんて嫌だというプロはエントリーしなくて結構です。セルフでも試合に出たいというプロに出てもらいます。

プロはエントリーフィーは無料です。JGTOの試合では予選会、試合とも参加料を徴収していますが、この9ホール競技(マイクロトーナメント)ではエントリーフィーはゼロです。ただし、縛りがあります。演劇で役者はチケットを自分で売ります。この9ホール競技も同じで、参加するプロにはチケットを自分で売ってもらいます。チケットを売ることで、いかにギャラリーを呼ぶことが大変なのか身をもって経験してもらいたいからです。ツアーではギャラリーサービスをしなさいと選手に指導しているそうですが、9ホールトーナメントではそんなことは一切言いません。自分でチケットを売れば、そんなことを言わなくてもギャラリーを大切にするからです。

大手企業のスポンサードに身を委ねたままでは、男子ツアーの未来は明るくならないと思います。しかし、小演劇のような独立採算のマイクロトーナメント

ならば今の時代でも十分に試合を成立されられます。そして何より、プロの一人一人がAKB48のようにファンを獲得する努力を継続的に続ければ、ゴルフトーナメントを盛り上げられると信じています。

AKB48は最初から有名だったわけではありません。最初は秋葉原のドンキホーテ内にあるすごく小さいステージからスタートしたと聞いています。ゴルフを愛するファンを増やすのに魔法はありません。プロゴルファーの一人一人が、自分を応援してくれるフォロワー(ファン)を地道に作っていく。それがプロの活躍の場を広げる何よりもの打開策でしょう〜。

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秋葉原のドン・キホーテにはAKB48の劇場がある。ここから彼女たちはスタートした

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