ブリヂストンの新製品、ツアーステージGRドライバーが売れに売れています。
11月の販売店ランキング1位に輝いてますし、ショップでも品切れしている所が続出。中古ショップにもほとんど出回っていません。マーク金井は発売直後、インターネットラジオ、ソレトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア中、ゲスト出演していただいたブリヂストンさんからサプライズでモニター提供してもらい、それ以降GRがエースドライバーになっています。
国内メーカーのドライバーがエースになったのは約10年ぶりのことで、すでに
赤羽GC、イーグルポイント、塩原CC、馬頭GC、大利根CC、そしてチェリーヒルズで使っています。もちろん、シャフトはアナライズのW65のイエローバージョン。
スペックは‥‥
長さ 45.5インチ
総重量 318.7g
バランス D3
振動数 242cpm
長さは純正シャフトと同じですが、重さは約10g重め。これはシャフトが純正よりも10g重いからです。W65は元々、FW用に設計したのですが、あまりにも振りやすい(タイミングが取りやすい)、ミート率が良くなるのでドライバー用としても使えるようにしました。
さて、今日のエントリーはシャフトがゴルファーに及ぼす影響についてです。
シャフトメーカー、そしてクラブメーカーの多くは‥‥
シャフトはエンジン
シャフトでヘッドスピードが上がる
飛ぶシャフトで飛距離アップ
と謳っている場合が多々ありますが、シャフト自体にヘッドスピードを上げる効果、飛距離アップにつながる要素というのはほとんどありません。スイングロボットで試打すると、シャフトで飛距離が変わることがほとんどないです。
唯一、シャフトで飛距離に影響が出るとすれば重量です。スイングロボットで打った場合、重いシャフトよりも軽いシャフトの方がヘッドスピードが上がって、飛距離が伸びます。理由は単純、ロボットはモーターによってクラブを振ります。同じ出力で動いた場合、シャフトが軽い方がモーターに対して負荷が軽減されるため、その分だけヘッドスピードが上がるのです。
シャフト自体にはエンジンの要素はありません。しかしながら、ことゴルファー(人間)がクラブを振った場合、シャフトが飛距離、方向性に及ぼす影響は有形無形でかなりあります。マーク金井の場合、シャフトで飛距離が10ヤード以上は軽く変わってきます。
では、なぜシャフトが変わると飛びが変わるのか?
シャフトで切り返しのタイミング、インパクトのタイミングが大きく異なるからです。タイミング良く振れるシャフトを手にすれば効率良くボールにエネルギーを伝えられます。対して、タイミング良く振れない(タイミングが取りづらい)シャフトを振れば、振り遅れたり、手打ちになったり、ミート率が悪くなったりして、エネルギーロスが発生します。そうなれば、いくらヘッドの性能が良くてもボールを遠くに飛ばせないし、方向性も不安定になるのです。
では、ゴルファーはどんなシャフトを使えばヘッドの性能を100%引き出せるのか?
シャフト選びは短期的な視点と、長期的な視点があります。まず、短期的な選択肢は、1発目の結果が非常に大事。新しいシャフトを試打した時、タイミングが取りやすいと感じ、打点位置がフェースセンターにきていれば‥‥そのゴルファーにとって試打したシャフトは合っています。ヘッドの性能を100%引き出せます。逆に言うと、1発目でタイミングが取りづらいと感じたり、芯を大きく外れてしまうシャフトは、そのゴルファーに合っていません。ヘッドの性能を100%引き出すことも難しくなるでしょう。何発も打たないと芯に当たらないシャフトと言うのは、タイミングが取りづらいシャフトだと思って間違いありません。
タイミングに影響する要素というのは‥‥
重さ
硬さ
調子(キックポイント)
トルク
しなり戻りのスピード
剛性分布
素材
これらがゴルファーに有形無形の影響を与えます。
ちなみに1発目に芯を喰ったからと言って、それがゴルファーにとって100点満点のシャフトになるとは限りません。長期的な視点でシャフト選ぶ場合は、もうひとつ別の視点が必要になります。次回は、長期的な視点でシャフトを選ぶコツについて説明しましょう〜。
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マーク金井スペックで作っちゃいましたが現在ヘッドの入荷待ちで、売り切れとなっております。来週早々に販売再開する予定です
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