マーク金井blog

2013年11月11日短尺アイアンの2代目「スーパーシャット君」がついに完成!!

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先週は毎日のようにゴルフ場で新しいクラブを試打しまくったマーク金井ですが、夜の時間帯は原稿執筆とパソコンの引っ越し作業に時間を取られまくってました。Windows8搭載のレッツノートと、Retinaディスプレイ搭載のMacBookProを買いました。毎度のことながらパソコンは初期設定、そしてソフトのインストールに時間が半端なくかかります。今回もMacBookProの方は、OSがアップデートされたことで(ソフトが対応してなくて)予想以上に手間取りました。

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ゴルフクラブに比べると、パソコンは新しくなるとその違いを実感できます。Windows8は使い勝手が劇的に変わりましたし、新しいMacBookProのディスプレイは劇的に綺麗になりました。アナログと地デジぐらい見栄えガラッと変わりました。Retinaを一度観てしまうと、もう古いMacBookProの画面に戻れません(笑)

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そして、ガラッと変わった言えば、マーク金井が練習で使っている短尺アイアンもガラッと仕様変更しました。これまでのレッスンワンではなくて、スーパーシャット君という練習用の短尺クラブを使っています。

さて、このスーパーシャット君

長さや重さは旧モデルと同じですが、ヘッド形状をガラッと変えています。マーク金井が設計でこだわったのが重心距離です。

レッスンワン(旧モデル)     重心距離 約36ミリ
スーパーシャット君(新モデル)  重心距離 約50ミリ

レッスンワンはマッスルバック形状ということもあって重心距離は短めでした。対して、スーパーシャット君はわざと重心距離を長く設計しています。理由は単純、今どきのドライバー、アイアンの多くは重心距離が40ミリ以上あります。長重心距離のクラブを上手く使いこなすために、スーパーシャット君はわざと市販クラブよりも重心距離を長くしているのです。

そして、スーパーシャット君はバックフェースに仕掛けを作りました。バックスフェースの中央は円形になっていますが、ここにボールが乗っけられるようにデザインしました。テークバックでフェースをシャットに使う感覚を養うためです。

先週発売の週刊ゴルフダイジェストや週刊パーゴルフで、レッドベターはフェースをシャットに使うことをレッスンしていましたが、これは今どきのクラブ(重心距離が長いクラブ)に適したものです。重心距離が短いクラブはテークバックでフェースを開き、フェースの開閉を利用して打つのに適していますが、重心距離が長いクラブではこの打ち方は適していません。重心距離が40ミリを超えてくると、テークバックでフェースを開いてしまうとフェースが開いたままインパクトを迎えたり、振り遅れやすくなるのです。クラブ設計家の竹林隆光さんも重心距離が変われば、スイング理論も変わるとおっしゃってます。

もちろんマーク金井も、スイング理論はクラブありきだと思っています。練習クラブもしかり。重心距離の長さをしっかり感じることができる練習クラブを使った方が、今どきのクラブに適したスイングを身に付けられます。

テークバックでフェースが開いてしまう人の場合、フェースをシャットに使う感覚というのはものすごく違和感があります。それを解消するためには、こんな感じで‥‥

テークバックでフェースが地面を向けるぐらいことをやって下さい。シャフトが地面と平行の時には、バックフェースにボールが乗っかるぐらいでちょうどいいのです。そして、テークバックの後半ではフェースひっくり返し、フェースを空に向ける。宮里藍ちゃんのようなトップが理想的です。

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昔はシャットに上げると「引っかかる」と言われてました。確かに、重心距離が短いクラブでシャットに上げると捕まり過ぎて、引っかかりやすくなるのは事実です。しかし重心距離が長いクラブでは、シャットに上げた方がフェースの向きをコントロールしやすく、ショットの方向も安定してきます。そして何より捕まりのいい球がやさしく打てます。

今どきのクラブが何故か上手く使えない。
やさしいと評判のクラブを使っているのに方向性が安定しない。
アイアンを替えたらやたらと右にスッポ抜ける。
デカヘッドのドライバーだとコスリ球を打ってしまう。

この手のミスに悩まされている人の80%以上は、テークバックでフェースが開いています。シャットフェースとは逆のオープンフェースのトップになっていると思って間違いありません。今どきのクラブは慣性モーメントが大きくてミスに強いですが、重心距離が長いのが特徴です。今どきのクラブは、テークバックでフェースを開くと途端に扱いづらくなることを、ぜひとも覚えておいて下さい~。

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