マーク金井blog

2013年11月07日新作ドライバー30モデルを一気に試打してみて分かったこと‥‥

一昨日、そして昨日は千葉県のゴルフ場で新作クラブをこれでもかってぐらい試打してきました。これから発売される雑誌の企画で試打したので1本1本についてはレポートできませんが、いろんな発見がありました。

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まずはモデルチェンジのサイクル。クラブメーカーによってサイクルは異なりますが、多いのは1年サイクル。少ないのは2年サイクルです。代表的なモデルで言うと、ダンロップのゼクシオは2年に1度のモデルチェンジですが、ライバルモデルとなるグローブライドのオノフやヤマハのインプレスは1年サイクルでドライバーを登場させてきます(アイアンは2年に1度のサイクルです)。そして、ホンマは昨年全面的にモデル構成を変えたこともあり、現時点では新製品がリリースされていません。

このため、ゴルフ雑誌の新作クラブ試打特集とかになると、今年のホンマはエントリーが0になってしまいます。モデルチェンジは1年に1度が良いのか、2年に1度が良いかのは意見が分かれますが、ことメディア対策を考えると、1年に1度、モデルチェンジした方が雑誌での露出が増えて販売に有利に働きます。もちろん、1年に1度にもデメリットがあります。開発期間が短いために、前作を上回るクラブを作るのが時間的に短くなります。

さて、このクラブのモデルチェンジ。2014年モデルのドライバーを見ると見事なぐらい二極化しています。アスリート向けは昔も今も大きく変わりませんが、アマチュア向け(アベレージ向け)に関しては、団塊世代を強く意識したドライバーと、若い世代も考慮したドライバーとに分けることができます。ただし、クラブメーカーのカタログやインターネットでのサイトでは、その線引きが曖昧です。そこで今日は、マーク金井流のドライバーの目利き(対象ユーザーの見極め方)について書きます。

まず、団塊世代向けドライバーについては‥‥

クラブ重量が非常に軽い(290g以下)
クラブヘッドも軽め(190g未満)
グリップが軽い(40g以下)
シャフトが軟らかい
高級感がある仕上げ
価格が高め(定価7万円以上)

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団塊の世代向けドライバーは総重量280gを切ることが珍しくない

対して、若い世代も考慮したドライバーは‥‥

クラブ重量がそれほど軽くない(300g以上)
クラブヘッドは重め(198g以上)
グリップが軽くない(45g以上)
カジュアルでシンプルなデザイン
価格がリーズナブル(定価5万円以下)

これまでクラブはヘッドスピードでジャンル分けされることが多かったですが、2014年モデルを見ると、ヘッドスピードが遅め(40m/s前後)でも、60歳以上の人向けのモデルと、30~50歳の人向けモデルとに分けることができます。言い換えると、これからドライバーを購入する時は、自分の年齢にマッチしたモデルを購入することが大事です。団塊世代で体力にある程度自身があれば若い人向けのドライバーを使っても大丈夫ですが、若い人が団塊世代向けのドライバーに手を出すのは避けて下さい。必要以上に軽いクラブを使ってしまうと、手打ちを助長したり、体をしっかり使ったスイングを身に付けづらくなります。飛ぶと評判のドライバーでも軽過ぎるクラブは、万人向けではないのです。

クラブ重量、ヘッド重量、グリップ重量の目安としては、
(長さ45インチの場合)

20~35歳    305g以上  198g以上  50g前後

35~45歳    300g以上  195g以上  45g以上

45~55歳    295g以上  193g以上  40g以上

55~65歳    290g以上  190g以上  40g以上

65歳以上     290g以下  190g以下  40g前後

これぐらいを基準にしてドライバーを選ぶと、自分の年齢にちょうど良いドライバーを見つけることができます。もちろん体力に自信があれば自分の世代よりも一つ上でも全然構いません。体力に自信がない人の場合は、自分の世代よりも一つ下でも大丈夫です。

ドライバーに限りませんが、クラブの重さ、ヘッドの重さ、グリップの重さ、そしてシャフトの重さはスイングに少なからず影響を与えます。ドライバーは飛ばしたいクラブの代表格ですが、軽過ぎるクラブは安易に手を出さない方がいいでしょう。次回は、ドライバーの重さと長さと振り心地の関係について書きます~。

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