昨日はソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の公開放送日。ゲストはピンジャパンの社長である、ジョン・K・ソルハイムでした。ラジオですが公開番組なので新発売のS55を持ってきていただきました。このアイアン、マーク金井も試打しました。見た目はマッスルバック並にシャープな形状ですが、バンスがしっかり付いているので見た目よりミスに強いです。ハンドファーストに打
ちたくなるアイアンなので、衝動買いしそうです。
PING S55
番組収録後、いつものように神田に戻ってPCを立ち上げ執筆作業しようとしてたら、思わぬニュースが飛び込んできました。米国の大手ゴルフ量販店のひとつである
エドウィン・ワッツが倒産
大手メーカーが多額の債権を抱えているとの噂も出ています。米国ゴルフ用品市場不況はかなり深刻のようだとは聞いてましたが、まさかまさかの大ニュース。マーク金井はオーランド(フロリダ州)に出張した時は、必ずエドウィン・ワッツに立ち寄ってクラブやシューズを衝動買いしてただけに‥‥すごく残念です。
さて、この大手ゴルフショップの倒産劇。ネットでクラブを購入するゴルファーが増えたことも起因していると思われますが、ゴルフジャーナリストのトム河北さんによると‥‥相対的に米国のゴルファー人口が減って売上が減退しているのが要因のようです。ゴルファーが減れば、当然のことながらクラブの売れ行きがダウンするのは避けられません。米国のゴルフ小売業は日本ほど値引き競争がな
いのに倒産するということは、ゴルファー自体が相当数減っているのでしょう。
では、国内のゴルフショップはどうなのか?
国内もゴルファーが増えたというニュースは耳に入ってきません。日本は少子高齢化がどんどん進んでいますし、2015年問題が間近に迫ってきています。日本国内の場合、アマチュアのゴルファーのメインターゲットは団塊世代。その団塊世代が2015年になると、65歳を越えてきます。65歳を越えてくるとゴルフから引退する人が相当数いることが予想されことから‥‥2015年問題と
いうキーワードが生まれました。現在は2013年ですから、後2年もすればゴルフクラブの売れ行きがかなり落ち込むことが予想されます。誰がどう考えても、これから先、ゴルフクラブの売れ行きが右肩上がりになることは予想しづらいです。国内のゴルフショップも生き残れるところと、そうでないところに二極化されてくるでしょう。
では、どこが生き残るのか?
大手メーカー品をもの凄く安く売るお店は間違いなく生き残るでしょう。同じ買うならば1円でも安く買いたいもの。資本力があって大量に売りさばく力があるお店は、ゴルファーが減っても商売が成り立つと思います。そして、もうひとつは、オリジナリティに溢れた商品を展開できるお店も生き残れるでしょう。ゴルフクラブは大量生産品ですが、耐久消費財ではありません。趣味性の高いプロダ
クト(商品)でもあるからです。現状でも、例えばスコッティ・キャメロンのパターは値引きをあまりしなくても売れています。コンセプトがハッキリしてて、ゴルファーと信頼を築けるプロダクトを販売するセレクトショップは、ゴルファーが減ったとしても生き残っていけるでしょう。
今日のテーマはポジティブなものではありませんが、ゴルフは他のスポーツに比べると高年齢でも楽しめます。マーク金井はすでに55歳になりましたが、未だにドライバーの飛距離は落ちていません。クラブの進化を享受しているからです。また、ゴルフは18ホールをプレーするものと考えるのではなくて、9ホールでプレーするものと考えれば‥‥2015年問題をいい意味で先送りできるでしょう。9ホールならばプレー後の疲労も半分。体への負担が軽減されるので70歳を過ぎてもプレーを楽しめると思います。
マーク金井は数年前に日本ハーフコース振興協会というのを作りましたが、ゴルフは9ホールでも十分楽しいです。そして、9ホールプレーというのはゴルフの新規参入障壁を軽減させることにもつながります。老若男女問わず、9ホールプレーを手軽に楽しむ人が増えてくれば、少子高齢化でもゴルファー人口を増やせる可能性がありますし、それはまたゴルフクラブの売り上げダウンに歯止めをか
ける要素になると思います~。
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