アナライズからのお知らせです 1年半にわたってお世話になった アナライズ楽天市場店は10月末を持って閉店致します。今後は11月1日にリニューアルして新しくなったアナライズショップが物販していきます。オープニングに合せて、僕のブログを読んでくれている人が、ええ!と驚くオープニング限定商品を驚きの価格でご用意致します~。
昨日の日本シリーズ第3戦は樂天が5点を先取して巨人に勝ちました。これで樂天2勝、巨人が1勝。予想通り面白い展開になってきました。マーク金井も生で観たくてウズウズしています。神田と水道橋は目と鼻の先。チケットが手に入れば今日か明日、東京ドームに行くつもりです。
さて、今日はクラブセッティングについてお話ししましょう。昨日発売の週刊ゴルフダイジェストに‥‥
もし10本でゴルフするなら何入れる?
という活版の特集がありました。日本最古のコース、神戸ゴルフ倶楽部では、専用のキャディバッグに自分のクラブを詰め替えてプレーします。この時、クラブの本数は10本以内というのがローカルルール。それをもじって企画されています。マーク金井もちょびっと顔を出していますが、本数は9本です。内訳は‥‥
ドライバー
5w(ロフト19度)
UT(ロフト21度)
7番アイアン
9番アイアン
PW
SW
パター
3Wとかロングアイアンは入っていません。理由は単純、打てないクラブを無理して打つとミスが出るし、フルショットできない距離があることで距離感を磨くことができるからです。本当はドライバー、7番、SW、パター、この4本で回りたいのですが、これだと72で回る腕がないからプラスして9本になっています。
クラブ設計家の松尾好員さんも、本数を減らすとゴルフが楽しめるとおっしゃってますが、まさにその通りです。ちなみにマーク金井の場合は、千葉市民や赤羽GCのように担いで回れるコースでは9本以上バッグに入れません。14本なんて重くて担げません。クラブは1本でも少ない方が楽だからです。そして何より、プレータイムの短縮につながります(笑)
アマチュアの中にはクラブの本数が多い方がスコアが良くなると思っている人がいますが、これは足し算の発想です。そして、クラブの本数を減らしてプレーするのは引き算の発想です。どちらにもメリット、デメリットがありますが、
引き算をお勧めしたいのには理由があります。それは、ゴルフとは‥‥
折り合いが付かないゲーム
なことが分かってくるかれです。折り合いと言われてもピンとこない人も多いと思いますが、例えば、アイアンが7番と9番しかなかったとしましょう。こんな時、セカンドで8番の距離が残ったら‥‥フルショットできるクラブがありません。こんな時が、折り合いが付かない状態。そして、折り合いが付かない時は、いろんな選択肢が出てきます。例えば、マーク金井だと
7番で普通に打ってグリーン奥のエッジに運ぶ
9番で普通に打ってグリーン手前の花道に運ぶ
7番でスライスを打って距離を落して乗せる
9番でフックを打って距離を出して乗せる
7番で軽く打って距離を合せる
9番で強く打ってグリーンに届かせる
6つの方法を頭に思い浮かべます。そして、コースの状況、ボールのライを考慮してそのひとつを選択します。折り合いの付かない中(ぴったりのクラブが打てない状況下)で、一番成功する確率が高い方法を直感に基づき瞬時に選択するわけです。
ゴルフは考えるスポーツとも言われますが、考えるためには選択肢の数を増やすことが求められます。そして、どれを選択するのがクレバーなのかが求められます。クラブの本数が多い時よりもクラブの本数が少ない時の方が、考える能力「ゴルフ脳」を鍛えられるのです。
クラブの本数が減るとスコアが悪くなると考えてしまう人の場合、自分はいかにフルショットしか練習していないのかも分かってきます。こういう人はアプローチの距離感を磨く練習もあまりしていません。
ゴルフが上手くなる方法はいくつもありますが、色んなクラブで距離をコントロールできるようになると、確実にゴルフが上手くなります。例えば、100ヤードの距離を打つとしましょう。ドライバーからウエッジまで、すべてのクラブできっちり100ヤード打てるようになれば、折り合いがつなかない状況はかなり減ってきます。そして、ゴルフゲームで本当に大切なのは何んなのか、見えてくるでしょう。