昨日のブログで、アイアンはライ角が重要だと書きました。米国メーカーのピンは約50年前から、アイアンの「ライ角」にこだわり、複数のライ角をゴルファーが選択できるようになっています。ちなみに、ピンのアイアンは一部を除いて軟鉄鍛造ではありません。ステンレス鋳造(ロストワックス)で作られていますが、ライ角調整が可能です。ピンのアイアンはカラーコードという独自の方法で、現在は0.75度刻みで12種類のライ角がラインアップされています(以前は1度刻み10種類)。
マルーン 65.25(ライ角が最もアップライト)
シルバー 64.5
ホワイト 63.75
グリーン 63
イエロー 62.25
ブルー 61.5
ブラック 60.75(スタンダードライ角))
レッド 60
パープル 59.25
オレンジ 58.5
ブラウン 57.75
ゴールド 57(ライ角が最もフラット)
G25の場合(CFS)
身長183センチのマーク金井の場合、ピンだとシルバーが適正ライ角。5番アイアンで大体65度前後です。現在使っているアイアン、リンクスのSSアイアン、タイトリストのVG3とも5番で65度に調整して使っています。
さて、このライ角。インパクト時にソール全体がベッタリ地面に着くのが最適ライ角です。アナライズではすでに2000人以上のアマチュアのライ角を診断してますが、2000人の内、適正なライ角のアイアンを使っているゴルファーは半分以下です。アマチュアゴルファーの半数以上は、インパクト時のライ角が合っていないアイアンを使っています。そしてライ角が合っていないことを知らないでいます。
アマチュアの場合、一番多いのはライ角がフラットなアイアンを使っているケースです。こんな感じで、インパクトではソールのヒール側が浮いている場合が多いです。ライ角が合ってないゴルファーの7割近くはアイアンショットを打った時、ソールのヒール側が浮いています。
インパクトでヒールが浮くとどんなデメリットがあるのか?
一般的には、インパクトでヒール側が浮くと(ライ角がフラット過ぎると)、ボールが右に飛ぶと言われています。ゴルフクラブにはロフトがあり、ロフトがあるほどインパクトでヒール側が浮くと、打球面(フェース面)が目標よりも右を向くからです。実際、ロボットでヒール側が浮くアイアンを打つとボールは右に飛び出していきます。
では、実際のゴルファーはどうなのか?
インパクトでヒール側が浮くアイアンを使っている人の場合、狙いよりも右に飛ぶ人もいますが、それと同じぐらい狙いよりも左に飛ぶ人がいます。本来ならば、右に飛ばなくてはならないアイアンを使っているのに、実際は引っかけのミスに悩まされているゴルファーがかなりの数でいます。
なぜ、ゴルファーはロボットと逆の結果になるのか?
それはゴルファーには調整能力があるからです。右に飛ぶアイアンを使っていると、それを調整して真っ直ぐ飛ばそうとします。いわゆる引っかけるような打ち方をすることで、ボールを真っ直ぐ飛ばしているのです。狙いよりも右を向いてアドレスしているのに、ボールは狙いよりも左に飛んでしまうゴルファーがいますよね。これと同じです。右に飛ぶのが分かっていると、ゴルファーは無意識の内にそれを補正してしますのです。
アナライズではライ角診断をやってますが、「アイアンが引っかかる」と悩んでいる人の半数以上はライ角が合ってません。ライ角がアップライト過ぎて左のミスに悩まされている人もいますが、それ以上に、ライ角がフラット過ぎるのに、引っかけに悩まされています。ロボットが打ったことと逆になってしまうのは、ひとえに人間の調整能力なんです。
百聞は一見にしかずです。
もしアイアンが引っかかり気味ならば、ぜひともソールに貼り付けるチェックシートで、ライ角をチェックしてみて下さい。もし、インパクトでヒール側が浮いているならば、右に飛ぶクラブをスイングで調整して左に飛ばすような打ち方になっていると思って間違いないでしょう~。
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PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。
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