ー昨日は六本木ヒルズの隣、グランドハイアットホテルにて松山英樹プロの契約記者発表がありました。健康サポートメーカー「ファイテン」が松山プロとアドバイザリー契約を結び、そのお披露目会に顔を出してきました。東北福祉大学出身、元阪神タイガースの金本知憲さんが仲介役となったそうです。石川遼プロはコラントッテと契約しているわけですから、若手トップ2が健康サポート器具を首や手首などに装着しながらプレーすることになります。マーク金井も、記者発表のお土産でいただいたシリコーン素材のブレスレッドをとりあえず装着してます。
さて、今回はコンピュータ弾道計測器についてお話しましょう。神田のアナライズには現在、3台の弾道計測器があります。
初代ベクター
フライトビジョン
ユピテル
そして、ゴルフショップやクラブメーカーの試打ルームには、様々な弾道計測器が完備されています。
クラブメーカー系では
サイエンスアイ(ブリヂストン)
デジタルインパクトワールド(ダンロップ)
レッドアイ(PRGR)
マットシステム(テーラーメイド)
CPAS(キャロウェイ)
nFlight(PING)
他ではヤマハやミズノ、マルマン、フジクラもオリジナルの弾道計測器を使って飛距離計測、フィッティングを行っています。
弾道計測器メーカー系では
トラックマン
フライトスコープ
アチーバー
GC2
そしてゴルフ量販店のゴルフ5では、オリジナルの弾道計測器を用いて飛距離計測、クラブフッティングを行っています。
ざっと数えただけで10以上の弾道計測器があるわけです。マーク金井も仕事柄、ほぼすべての計測器で試打したことがありますが、数値(飛距離、ボール初速、スピン量、打ち出し角、その他)の出方というのは、計測器によって多少変わってきます。飛距離が出やすい(出ににく)モノもあれば、ボール初速が出やすい(出にくい)モノもあります。スピン量についても多く(少なく)出るモノがあります。
では、どれが一番正確な弾道計測器なのか?
この手の質問をアマチュアの人からよく受けますが、正直に言うと分かりません。飛んでいるボールのスピード、角度、スピン量というのを可視化できないからです。飛距離の精度についてはある程度分かりますが、それ以外はブラックボックスだからです。
では、どんな風に使えば弾道計測器は役に立つのか?
一番のポイントは、自分の使う弾道計測器をひとつに絞ることです。よく聞くのが「キャロウェイで打ったら○○○ヤード飛んだのに、ブリヂストンで打ったら○○○ヤードしか飛ばなかった‥‥」。これをやると迷路に入ります。弾道計測とうのは相対値を調べるモノだからです。マーク金井は神田で試打する時、フライトビジョン、そしてユピテルを2台同時使用してます。そして10年くらい続けているGDOの試打インプレッション「マーク金井の打たずにいられない」でも、毎回、同じ計測器を用います。理由は単純、計測器をひとつにして数値の差を見れば、試打したクラブがボール初速が出やすい(出にくい)のか、ボールが上がりやすい(上がりづらい)のか、スピン量が多い(少ない)のか、飛ぶか(飛ばない)のかが分かるからです。
そして、マーク金井は実測で飛距離をチェックする時は、9ホールの千葉市民ゴルフ場でチェックしてます。同じフィールドでテストした方が、クラブの飛びの違いを正確にチェックできるからです。
ゴルフもホームコースがあった方が飛距離を正確調べられるのと同様、弾道計測器もホーム計測器というのをひとつ持って下さい。いつも同じ計測器を使っていれば、クラブの性能をかなり客観的に調べることが出来ますし、クラブを買い換える時にもかなり役立ちますよ~。
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