マーク金井blog

2013年08月29日今主流になりつつある可変式ドライバーの本当のメリットとは‥‥

東京ドームで今年最後となる巨人、阪神3連線戦。昨日の第2戦もマーク金井は三塁側から応援してきました。好打が噛み合わず阪神が連敗。巨人のマジックが点灯してしまいました。しかし、今夜も三塁側から応援に行きます。

満塁の好機にヒットが出なかった‥‥

満塁の好機にヒットが出なかった‥‥

この3日間は野球観戦三昧ですが、昼間はドライバーの試打三昧でした。テーラーメイドから新登場するSLDRプロギアのニューegg、フジクラ新スピーダーヨネックスの新シャフト、そしてヨネックスのツートンドライバーの冬用シャフト、キャロウェイのレガシーブラック‥‥次から次へと試打しまくっています。その一方で、マーク金井は自分のエースクラブはほとんど変えません。現在のエースドライバーはタイトリストのVG3(2代目)とグローレ。ドライバーをしょっちゅう衝動買いしてますが、この2本は不動のエースドライバーです。

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そして、最近はVG3よりもグローレを使う頻度が少し増えてきました。

では、なぜマーク金井はアスリート向けではなくて、アベレージ、シニア向けのドライバー、VG3とグローレをを好んで使うのか?

実はVG3とグローレは同じ所で作られたクラブです。メーカーは違いますが兄弟モデルのようなもの。加えて重心特性が非常に似ています。VG3、グローレとも重心距離は約41ミリ。長めの重心距離で重心アングルが大きめ。見た目は全然違いますが中味は同じ。併用しても違和感がないので、この2本が不動のエースです。最近グローレを使う機会が増えた理由‥‥それは‥‥

これです。

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ご存じのようにグローレはシャフト脱着式のカチャカチャドライバー。弾道調整機能が付いてますが、マーク金井が惚れたのはリシャフトが簡単なこと。普通のドライバーだとリシャフトするには‥‥

ヒートガンを使ってシャフトを抜く
ネック部分の清掃
フェース向きを調整しながらシャフトを仮止め
ヘッドスペックを計測
フェース向き、リアルロフトを調整しながらシャフトを接着
接着剤を乾燥
グリップを装着

どんなに急いでもリシャフトするには丸一日かかります。そして元に戻すのにも同じだけの手間がかかる。対して、カチャカチャ式ならば‥‥

シャフトにスリーブを装着
グリップを装着

たったこれだけ。比べるまでもありませんが、カチャカチャ式ドライバーというのはリシャフトに手間と時間がかかりません。加えて、同じヘッドで色々なシャフトを試すことができます。シャフトの特性を正確に吟味できるメリットもあるんです。ヨネックスiイーゾーンは夏用と冬用シャフトをラインアップしていますが、これなんかはまさにカチャカチャ式のメリットを生かした商品構成です。そしてシャフトの脱着が簡単なことはショップにおいてもメリットだらけ。通常のヘッドだとユーザーはクラブを持ち込み、お店に預け、再び引き取るという手間がかかります。対して、カチャカチャ式ならば、クラブ名さえ分かれば、即座にシャフトを組み立てられます。ユーザーは購入したシャフトをネジ止めするだけ。リシャフトの概念が変りました。ただし今の所、ほとんどのメーカーはスリーブ(シャフトに装着する治具)を販売してません。ショップはアフターマーケット用のスリーブを使うことになります。いろんな事情があるかとは思いますが、メーカー側がスリーブ販売することをマーク金井は切に願っています。

そして、カチャカチャ式のメリットはフェース角を自分で調整できるところ。

最近のカチャカチャ式はロフト可変を謳ってますが、シャフトの装着角度を変えることでロフトを変えた場合、ロフトの変化に応じてフェース向きも変ってきます。例えば、

ロフトを増やす=フェース向きがフックになる
ロフトを減らす=フェース向きがオープンになる

マーク金井がグローレを使う場合、すべてロフトを減らす方向に調整しています。グローレの場合、デフォルト(ノーマルポジション)だとフックフェースだからです。グローレだけに限らず、ほとんどのカチャカチャ式ドライバーはデフォルトでフェース向きがスクエアになっていません。テーラーの場合だと、R1や今話題のSLDRはデフォルトがオープンフェース。なので、この2モデルはロフトを増やす(フェースをクローズ)方向に調整した方が打ちやすくなってきます。

カチャカチャ式はリシャフトユーザーにとって夢のようなクラブですが、デフォルト(ノーマルポジション)での数値を把握していないと、クラブの性能を引き出せません。自分にぴったりのドライバーを手に入れたいならば、ぜひとも専門のショップでヘッドのスペックを計測をして下さい。もちろんアナライズの神田スタジオでもヘッド計測は承っております~。

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PS.マーク金井が設計したリンクスのSSアイアン。ゴルフクラシック10月号(只今発売中)、ではアマチュアのお助けクラブと高い評価をいただきました。見た目は独特ですが、打てばやさしさが実感できます。ナイスショットが3発続けば、見た目の違和感は吹っ飛びます~。ユーティリティよりもやさしい4番、5番は1本売りもしてます~。


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