先週のシニアツアー、ファンケルクラシックの最終日、羽川豊プロが10バーディを奪って8アンダーでフィニッシュ。井戸木鴻樹プロとのプレーオフの末に優勝を果たしました。マーク金井はTV観戦でしたが、羽川プロの怒濤のバーディラッシュ、井戸木プロの本戦最終18番のバンカーショットは「これぞプロ!!」という見応え満点の試合でした。
こんな手に汗握るトーナメント中継(試合)を見たら、すぐにでも練習場に行きたくなるのがゴルファーの性でしょう。このブログを読んでいる人の中にも、日曜日の夜に練習場に足を運んだ人も多いのではないでしょうか?
もちろんマーク金井もゴルフ大好き人間。神田のスタジオで1時間ほど練習しました。ただし、ボールはほとんど打ってません。1時間で15球ほど。金曜日にラウンドしたので練習のテーマはスイングチェック。プロ、アマチュアを問わず、ラウンドするとスイングは大なり小なり乱れててきます。その乱れを修整するためにビデオで動画を撮りながら、練習器具を使ってシャドースイングしたり、練習器具を使ってスポンジボールを打ちました。汗をかきながらボールをたくさん打つよりも、涼しい場所で練習器具を使った方がスイングの乱れを矯正しやすいからです。
では、どんな練習器具を使えば、スイングの乱れを矯正できるのか?
どんな練習器具を使えば、スイングが良くなってくるのか?
アマゾンや樂天で検索すれば100種類以上の練習器具が売られていますが、マーク金井が練習器具でこだわっているポイントは‥‥
重心距離がちゃんとある
シャフトのしなりを感じられる
ゴルフクラブを振っても違和感がない
練習器具にはいくつかのジャンルがありますが、マーク金井はゴルフクラブと同じ要素を満たしていない練習器具は使いません。理由は単純、ゴルフクラブと違う構造のモノを使うと、練習器具を上手く使いこなすスイングは身に付いても、ゴルフクラブを上手く使いこなすスイングが身に付く保証が無いからです。では、ゴルフクラブとは何かというと‥‥
テニスラケットやバットと違って、
ゴルフクラブにはシャフトの軸線上に重心がない(重心距離がある)
シャフトがしなる
ゴルフクラブには独特のバランスがある
要するに、練習器具を振った直後にゴルフクラブを振った時、違和感が出ない練習器具をマーク金井は好んで使います。理由は単純、練習の最終目的はゴルフクラブを振ったにいいスイング(正しいスイング)をしたいからです。筋トレが嫌いなこともあって、マーク金井は体に強い負荷がかかる練習器具も使いません。
では、どんな練習器具がスイングのレベルアップにつながるのか?
アナライズの神田スタジオには10種類以上の練習器具がありますが、マーク金井の使用頻度が高いのはこの4つです。
XLアイアン
テンポマスター
レッスンワン
ゴルフの竪琴
XLアイアンは5年くらい前、片山晋呉プロがゴルフ雑誌で使っているのを見てから導入しました。ヘッドが巨大なアイアンですが、これはフェース面の向きをコントロールするのに非常に役立ちます。正しく計測したわけではありませんが、重心距離は20センチ以上あるでしょう(笑)ヘッドはプラスティック製ですが、なにせヘッドが大きいので体に負担がかかります。なので絶対にフルスイングしません。とにかくゆっくり振ります。スイングの前半部分でフェースがどの向きになっているのか? トップでフェースの向きはどうなっているのか? ダウンやインパクトでフェースがどの方向を向いているのかを、自分の目で確かめ、そしてビデオでもチェックしています。
XLアイアンのメリットは、フェースの向きを目で確かめやすいこと、そして重心距離が及ぼす影響を体でダイレクトに感じ取れます。また、重心距離が長いクラブの場合、テークバックやトップでフェースを開いてしまうと、ダウンデフェースを返そうとしても間に合いません。振り遅れてボールが右に飛び出すことも体感できます。今どきの重心距離が長いクラブを上手く使いこなせない人には、画期的な練習器具でしょう。欠点があるとすれば、ヘッドがあまりにも巨大なこと。練習場で使うのがちょっと恥ずかしい練習器具です。
明日は、テンポマスター、レッスンワン、ゴルフの竪琴についてじっくり説明しましょう。
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PS.マーク金井が設計したリンクスのナチュラルパターのセカンドロットが入荷しました。このパターはロフトが7度。ロフトを多めに設定することで捕まりが良く、そしてハンドファーストに打ちやすくなっています。わずかですが在庫がございます。次の入荷は1ヶ月後ですので、ご注文はお早めに~。