毎週火曜日は週刊発行のゴルフ雑誌が出ます。加えて5日は月刊ゴルフトゥディとEVENの発行日。マーク金井ももちろんゴルフ雑誌は欠かさずチェックしてますが、今回、注目したのが‥‥
週刊ゴルフダイジェストの湯原信光+淵脇常弘コーチの
「ムリ、ムダのないスウィング」
リード(内容紹介)では骨格、週刊、感性が違えばスウィングの作り方も変る。日本人のための「美しい基本」と書かれています。詳しくは週刊GDを読んでいただきたいですが、欧米人と日本人とではゴールは同じでも、やるべきこと、意識すべきことが違うと書かれています。そして、美しい基本の作り方が写真で詳しく紹介されています。
美しい‥‥スウィングにおける美とは一体何でしょう?
湯原プロ、淵脇コーチが伝えいる文脈からはムリ、ムダのない合理的な動きが「美」だということなんでしょう。確かに、その通りで、多くのゴルファーはムリやムダを感じるスイングを間近で見て、「美しい」とは評価しないです。
そして昨日のブログからの続きですが、年寄り臭いスイングは美しいと見なす人はあまり多くありません。松山英樹プロやタイガー・ウッズのような迫力あるスイングの方が「美しい」と評価するでしょう。
とまあかなり強引な前置きになってしまいましたが、今回もスイング年齢について書きます。昨日のブログで、関節が曲がり過ぎたり、関節を曲げるタイミングが悪いとスイングは年寄り臭くなると書きました。対して、トップで左ひじがピンと伸びていたり、フォローで両腕がピンと伸びているスイングはスイング年齢が若く見えると書きました。なぜそう感じるかというと、普段の生活でもお年寄りというのは、関節がピンと伸びていません。歩いている時、お年寄りほどいろんな関節が曲がっていてトボトボ歩いています。対して、若い人ほどいろんな関節が伸びてすスタスタ歩いています。
そして、スイング年齢の違いは歩行の違いと共通項があるのです。
スイング年齢が老けている人の特徴
・スタンスが狭い
・スイング中の左右の重心移動が少ない
・スイング中に重心移動のスピードが遅い
・インパクトで頭が前に突っ込む
スイング年齢が若い人の特徴
・スタンスが狭くない
・スイング中に左右の重心移動が多い
・スイング中に重心移動のスピードが速い
・インパクトで頭が右の残る
我々は日常生活の中で「お年寄りの歩行」と「若者の歩行」というのをしょっちゅう見ています。そして、それらをインプットすることで「お年寄り」と「若者」の違いをジャッジ(判断)しているわけです。ゴルフのことをまったく知らない人がゴルファーのスイングを一瞥(いちべつ)しただけで、スイング年齢の違いをちゃんと言い当てられるのも、「お年寄りはこんなように行動する」というのが分かっているからです。ちなみに、重心移動を大きくしたり、重心移動のスピードを上げるには、ある程度のパワーが必要です。対して、重心移動が少ない、重心移動のスピードを落したスイングはパワーが必要ありません。そしてゴルフのスイングにおいては、例えば、両足をくっつけてスイングすると、それはスイング年齢が高く見えてきます。松山英樹プロのように超ワイドスタンスでスイングすると、スイング年齢が若く見えてきます。ワイドスタンスというのは大股で歩くのと同じなのです。
では、我々アマチュアは年齢に関係なく、スイング年齢が若く見えるように努力すべきなのか?
30歳のゴルファーが60歳の人のようなスイングをしているならば、実年齢よりもスイング年齢がかなり老けているならば、スイング年齢を若返らせる必要があるとマーク金井は思っています。若いのに年寄り臭いスイングをしていても何のメリットもありません。関節の可動域が少ないので、老化現象を加速させることにもなります。60歳のゴルファーも70歳以上の人のようなスイングをしているならば、スイング年齢を10歳以上若返らせた方法いいでしょう。無理のない範囲でスイング年齢を若返らせた方が、飛距離(ヘッドスピード)を効率良くアップできます。ちなみに実年齢よりもスイング年齢が若いならば、それは非常にラッキーなこと。血液年齢、基礎代謝が若いのと同様、その若さを維持するように心がければ良いかと思います。
スイング年齢を若返らせる方法はいくつかありますが、マーク金井は太極拳のようにスローモーションに動くことで、重心が多く動くスイング、関節が伸びるスイングを練習しています。強い負荷をかけるのではなく、無負荷に近い上体(自重)で練習した方が、関節の可動域がアップするし、重心を大きく動かすことができるからです~。
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