一昨日は六甲国際パブリック、昨日はサンテレビのゴルフ番組「熱血!! ゴルフ塾」の番組収録でジャパンビレッジをラウンドしてきました。どちらも天気にめぐまれ、カンカン照りの中でのプレー。1ホール歩いただけで汗びっしょりになりました(笑)
両日ともアマチュアゴルファーとプレーしたのですが、強く印象に残ったのがナイスショットの概念。マーク金井がナイスショットと思ったショットと、アマチュアゴルファーが思ったナイスショットとがまったく違いました。具体的に違いを挙げると
アマチュアのナイスショット(ハンデ20~30)
・きっちり芯で捕えること
・いい当たりで距離がちゃんと出ること
・綺麗な弾道で真っ直ぐ飛ぶこと
・ボールが綺麗に空中に上がってくれること
マーク金井のナイスショット
・フェアウェイにボールを運べること
・平坦なライにボールを運ぶこと
・前後の距離感が合っていること
・飛ばなくてもいいから真っ直ぐ前に進むこと
・結果オーライでいい場所にボールを運べること
両者のコメントを「ははあ、なるほど~」と違いを具体的に挙げられる人は、ゴルフというゲームをかなり理解していますし、スコアメイクにも長けています。対して、何が違うのか今ひとつピンとこない人はスコアメイクに苦労しがちです。練習場シングルになってしまう恐れもあります。
では、アマチュアのナイスショットとマーク金井のナイスショットはどこがどうちがうのか?
結論から先に言いましょう。アマチュアのナイスショットというのは練習場で打ったナイスショットなんです。練習場で芯を喰った当たりでボールが気持ち良く飛ぶと「ナイスショット」だとジャッジしますよね。それと同様、コースに出た時も練習場で打ったナイスショットと同じショットが打てると「内ショット」したと思っています。そして、ナイスショットしてボールがラフまで飛んでもあまり気になりませんし、ドライバーが飛んで傾斜地に止まっても気分を害しません。ショートホールで飛びすぎてグリーンオーバーしたり、バックスピンでグリーンエッジまで戻っても気分良くしています。言い換えると、アマチュアの多くは、手応えが良くて飛距離がちゃんと出て、真っ直ぐ飛んだら、そのショットに合格点を付けるのです。このため、飛びすぎてOBを打ってた時でも「飛び過ぎた」と入って満悦している人もいたりします。
対して、マーク金井が言うナイスショットというのは、良いスコアが出るショットが打てた時、やさしいショットが打てる場所にボールを運べた時、それがナイスショットと評価し、合格点を付けています。例えば、ハーフトップしてグリーンに乗ったとしましょう。こういう場合、アマチュアの人ほど「今のは当たりが薄い」とか言ってボヤいています。中には「オンしたことが申し訳ない」なんて自分を卑下する人もいますが、マーク金井にはこんな思考はまったくありません。ナイスショットして奥のバンカーに打ち込むのに比べたら、ハーフトップしてグリーンに乗ったことの方が、はるかにナイスショットだと心底思っています。わざわざ心底と書いたのにも理由があって、結果に対して100%喜び、そして次のショットにつなげていきます。マーク金井はプロセスではなく結果に対して、ショットの良否をジャッジし、それを基準にしてプレーしているのです。そして、マーク金井は普通のアマチュアとは比べものにならないくらい結果オーライが多いのです。
では、なぜマーク金井は結果オーライが多いのか?
結果オーライを打つと「日頃の行いが良いから」なんて言う人がいますが、マーク金井は決して日頃の行いが良いわけではありません。ゴルフ場に落ちているゴミはちゃんと拾いますが、それ以外は普通の人と同じか、普通の人以下でしょう。だけど、ゴルフ場に出ると普通のアマチュアゴルファーの2倍以上、結果オーライが出ます。
おーっと、原稿締切りの催促の電話が入りました。この続きは明日じっくり書きましょう~。
(▼▼)b
PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。