マーク金井blog

2013年07月13日電子書籍と紙の本は共存共栄できるのか!?

3月下旬から毎日欠かすことなく更新しているこのブログ。自社サイトでの更新は今回が100回目ぐらいでしょう。毎週火曜日、マグマグから発行している有料メルマガも軽く100回を超えています。「よくもまぁ、毎日書くことがありますよね~」なんて言われたりもしますが、何故か今のところネタに困ることはありません。クラブやシャフトはひっきりなしに新製品が出ますし、ゴルフ場にもひっきりなし行けば、ネタがごろごろ転がっているからです。

そしてマーク金井が精力的に力を注いでいるのが電子書籍。すでにマイコミから9冊発刊してますが、それ以外にも書きたいネタがざっと思いついただけでこれぐらいあります。例えば‥‥

ヘッドスピード40m/s人のためのボール選び
ヘッドスピード45m/s以上の人のためのボール選び
なぜゴルファーは打てない3Wをバッグに入れるのか?
ハーフ50を切るためのクラブセッティング
常識として知っておきたいゴルフシューズ選び方
常識として知っておきたいゴルフクラブの選び方
常識として知っておきたいゴルフクラブのカタログの読み方
常識として知っておきたいゴルフ雑誌の読み方
常識として知っておきたいレッスン書の読み方
常識として知って置きたい長尺ドライバーの打ち方
シングルになれる人、シングルになれない人はここが違う
常識として知っておきたい3パットを減せるパターの選び方

「なんだ、ゴルフ雑誌の特集記事みたいなタイトルばかりじゃないか~」と突っ込みを入れられそうですが、まさしくその通りです。マーク金井が電書(電子書籍)を出す時にこだわっているのは、紙の本では絶対やれない(やっても売れない)、超ニッチなテーマ。そして価格です。WEBコンサルで有名な永江一石さんも自身のブログで書いらっしゃいますが、

http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=4606

出版社の馬鹿経営陣は、「電子版の価格を下げたら紙の本が売れなくなって困る」ということで下げないわけだが、全く逆です。一気に中古と競合する価格まで下げればいいのだ。↑のように中古は送料がかかるから、それを計算に入れて価格にすれば、それほど安くしなくてもいいわけだ。

同等で無くて少し高いくらいでも、マーケットプレイスでは到着に数日はかかるから、すぐに読みたい人は電子版を買ってくれる。中古本の価格がさらに下がって利幅がなくなれば、せどりの皆さんは転職せざるを得ない。電子版だって売り上げは出版社に入る。印税だって著者に入る。
永江さんのブログから引用)

将来は分かりませんが、現在の所は値段がモノを言います。マーク金井が出す電子書籍は150円前後ですが、これでもまだ少し高いかなぁと思っています。理想は100~120円前後。マグドナルドのコーヒーや自販機で変えるコーラの値段ぐらいにならば手軽に変えるし、万が一、買った電書がハズレ(買った人にとって)であってもそれほど後悔しないで済むからです。加えて、電書は専用リーダーは必要ありません。タブレットやスマホがあれば簡単にダウンロードして読めます。マーク金井もキンドルのリーダーを2台も所有してますが、今やタンスの肥やし‥‥電書はiPhone5かサムソンのギャラクシーノートⅡで読んでいます。

キンドル
そして紙の本と違って電書はボリューム制限がありません。紙だと50ページだと1冊になりませんが、電書だと全然大丈夫。と言うか手軽さ、読みやすさを考えると紙の本の3分の1ぐらいのボリュームが適正な感じがします。そして、テーマをとことん絞り込む。
広く浅くではなくて、
狭く深く。

読者の興味があるテーマについて、ピンポイントでじっくり深く掘り下げていく。例えば、マーク金井「ロケットボールズ完全打ちこなし術」なんて電書を出しましたが、これなどは紙の本では到底出せません。ボリューム的に難しいし、何よりも読者が絞られ過ぎてしまうからです。でも電書ならば、紙の本と違い書店流通させる部数必要がないし、印刷コストもかかりません。紙の本の10分の1以下の部数でも十分に採算が取れるのです。

もうひとつ電書の魅力はマーケットリサーチできること。紙の本ならば出してみないと売れるか売れないかは分かりません。このため出版社の多くは、部数が見込める著名な著者の本を出したがる傾向があります。テーマについても、まったく新しいテーマの本は出しづらい。過去実績がないジャンルは部数が読めない(読みづらい)からです。他方、電書でしたら初版リスクが少ないために、新しい著者、未知の分野のジャンルの本も出せます。そして、電書で売れたら‥‥紙の本を出すというステップが踏めます。深夜放送でヒットしたTV番組をゴールデン番組に移行するのと同じことができます。

とまあ前置きが長くなりましたが、マーク金井はゴルフ関連では初めて電書から紙の本を出します。タイトルは『一生役立つゴルフ超上達法』(マイナビ)。電子書籍をまとめただけでなく、紙の本では写真を100点以上追加しました~。写真と文章の二段構えの構成にすることで、紙の本ならではのメリットを生かせたかと思っています。

7/31から8/2までには書店に並ぶでしょう!!

7/31から8/2までには書店に並ぶでしょう!!

電子書籍から紙の本。これが「紙の本と電子書籍の共存共栄」そして電子書籍普及につながるのではないでしょうか。

PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクシンを会得できるからです~。


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