千葉県には現在160近くのゴルフ場がありますが、そんな中から今回マーク金井がプレーしたのはムーンレイクGC 市原コース。ムーンレイクという名前のゴルフ場は茂原にもあって、場所を間違えるゴルファーがたまにいるそうです。どちらもPGMの系列コースですが、この2つのゴルフ場はかなり離れています。クルマで30分以上かかりますので、間違えてしまうと遅刻は免れません(笑)
後編はじっくりコース紹介していきましょう。オープン当初はTPCという名前がついていました。その名前の通りコースはUSPGA TOURが設計。フルバックからだとコースレートは73.3とかなりタフです。
5番135yパー3
やや打ち下ろしのショートホール。ティグランドのすぐ前から左は谷のようにえぐれていてOB。右サイドは手前が林で、奥は広くなってセーフティゾーンがちゃんとある。グリーンの右サイドは凹んでいてグラスバンカーみたいな感じだ。グリーンは巨大でアンジュレ-ションも強い。10メートル以上のロングパットを残すと難しいラインが残る。
7番352yパー4
S字にうねったミドル。ティショットは右ドッグレッグで、セカンドからは軽い左ドッグレッグ。フェアウェイがタイトでプレッシャーが強くかかるホール。白ティからだと220ヤード以上飛ぶクラブを使うと狙い所が非常に狭くなる。ちょっとでも左に打つと突き抜けてOBになるからだ。グリーン回りも左サイドはOBが迫っている。ティショット、セカンドとも正確な方向性が求められ、アウトで一番難しいホール。
8番346yパー4
7番同様、ここもホールの幅が狭く感じるホール。軽く左にドッグレッグしているのでショートカットを狙いたくなるが、少しでも左に曲げると即、OB。グリーン回りもセーフティゾーンが狭く、なおかつグリーンは縦長。距離は短いがティショット、セカンドともかなり正確なショットが求められるホール。グリーン奥もOBなので、ティショットをミスした時は手前に刻むぐらいの方が確実にスコアメイクできる。
9番452yパー5
左ドッグレッグで打ち上げのロング。ティショットはコースなりにドローが打てると2オンが狙えるサービスロング。ただしティショットを引っかけてしまうと即OB。8番で2メートルのバーディパットを外したマーク金井。ティショットでドローを目論むも力んで引っかけてOB。打ち直しでフェアウェイをキープして何とかボギーでホールアウト。グリーン右手前のバンカー群に打ち込むと3オンが難しい。3打目は打ち上げでグリーンは砲台。セカンド以降はフェアウェイ左サイドから攻めるとパー、バーディを狙いやすい。
11番134yパー3
軽い打ち下ろしのパー3。左サイドに巨大な貯水池があるが、これは気にならないハザード。左右が吹き抜けているホールなので風の計算が難しい。グリーンは縦長で巨大。アンジュレ-ションも強い。ピンが奥の場合、気合いをが入ってパンチが入ると奥のバンカーに入りやすいホール。
13番383yパー4
打ち下ろしで池越えのミドル。ムーンレイク市原の名物ホール。ティからはホール全体が見渡せ、その奥にはクラブハウス。フェアウェイの左サイドにはクリークが流れ、セカンドは池越え、そしてバンカー越え。グリーンは縦長でピンが奥にあると距離的にもタフなホールだ。ティショット、セカンドともいい球を打たないとパーオンが難しい。白ティからだとドライバーよりも3Wや5Wで刻んだ方がフェアウェイキープしやすい。ティショットを右のラフに打ち込んだマーク金井。残り175ヤード、フライヤーを計算に入れて7番でピン横3メートルに2オン。1パットでバーディを奪取。
14番511yパー5
13番から折り返す右ドッグレッグのロング。ティショットは左サイドが広めだが、大きく曲げるとOB。右サイドは1ペナ。マーク金井は安全に左サイドを狙ったにもかかわらず引っかけてOB。セカンドからは真っ直ぐだが右サイドはずっと谷になっていて1ペナ。グリーンは縦長だが斜めに配されている。ピンが手前だと奥行きがないので距離感が合わせづらい。OB後、5打目を1メートルにつけたマーク金井、なんとか1パットで沈めてボギーでホールアウト。
16番337yパー4
緩やかに左ドッグレッグしているミドル。左サイドはネットが張ってあって、それを越えるとOB。加えてフェアウェイバンカーも左サイドに配されている。右サイドは広くてノリ面もあるのだが、なぜか左サイドをショートカットしたくホール。グリーンは縦長で巨大。段もあるのでロングパットは距離感がつかみづらい。
18番407yパー4
ティーショットが池越えのミドル。白ティからでも407ヤードあってタフだ。左右が1ペナで、白ティからだと右を狙うと突き抜ける怖さがある。ビビらないで左バンカー超えを狙うとフェアウェイキープできる。セカンドは軽い打ち下ろし。右サイドには池とバンカーが配され、レイアウトが美しいホール。グリーンは強い受けグリーン。奥からのアプローチとパットはボールが止まらないので距離感がつかみづらく、寄せワンが取りづらくなる。
コースの総評
TPCという名前の割には和風なレイアウト。コースはアウトは距離が短めでタイトなホールが多い。ドライバーが曲がる人には大叩きしやすいホールが多いが、反面、ティショットを上手くフェアウェイキープできるといいスコアを出しやすい。インはアウトに比べると距離が長めでホールの幅も広め。インはロングヒッターに有利なホールが多く、ティショットで飛距離を稼げるいいスコアを出せる。乗用カートにはGPS機能が付いていて便利。初めてプレーする人でも「どこに打てばいいの?」って迷わずにプレーできる。乗用カートは自走式でスピードが出るのでスイスイ回れる。隣ホールと隣接しているところが多く、隣のホールに打ち込んだ場合、黄色と黒の縞杭のところはワンペナで自分のホールにドロップ(最後にボールが横切ったところから2クラブレングスにドロップ)。杭がないところは、そのまま隣のホールから打てる。
練習場にはバンカーと芝から打てるアプローチ練習場があって、スタート前にいいウオーミングアップができる。レストラン、ロッカーはカジュアルな雰囲気で、接待よりもプレーを純粋に楽しみたい人向けか。コースのメンテナンスについては全組セルフなこともあって、フェアウェイはディボット跡が多めなのがちょっと気になった。プレー料金は平日はかなりリーズナブル。7月だと曜日によっては7000円台でプレーできる。夏場のこの時期、ナイターの最終スタートは19時。19時スタートで18ホールプレーできるのはgood~。
(▼▼)b
PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。