月刊ゴルフダイジェスト、ワッグル、そしてゴルフクラシック‥‥毎月21日には月刊ゴルフ雑誌が出ますが、今月の注目雑誌はゴルフクラシック。
マーク金井はスペックおたくな人間ですが、そのきっかけを作ってくれたのが何を隠そうゴルフクラシック。同誌は1995年からドライバーの重心位置を計測しています。重心距離、重心深度、重心アングル(重心角)、リアルロフト‥‥これらの具体的な数値をゴルファーに伝えると同時に、ゴルフクラブの目利きも教えてくれています。ちなみに1995年のドライバーヘッドの平均体積は230.2CC、2013年の平均体積は448.3CC。この19年間でドライバーの大きさは約2倍になりました。
今年も98機種のドライバーヘッドの数値が紹介されていますが、マーク金井が注目したのがプロのドライバーセッティング。藤本佳則プロと青山加織プロはシャフトの手元側にベタッと鉛を貼り付けています。これはジャンボ尾崎プロもよくやる重量調整法で、シャフトの手元側に鉛を貼ると‥‥
総重量を重くできる
重くしてもバランスがほとんど変らない
という効果が得られます。総重量を重くするには重いシャフトを装着する方が全体のバランスが良くなりますが、プロや上級者の間では、シャフトの重量バリエーションが増えた今でも、相変わらずシャフトに5~10gほどの鉛をペタペタ貼り付けている人が少なくありません。シャフト交換に比べれば、鉛を貼った方が簡単に重量を微調整できるからでしょう。加えて、シャフトに鉛を貼るのが癖になってしますと、ある種のおまじない的な要素があるのかも知れません。
アナライズではシャフトスタビライザーを販売していますが、これも手元側の重量を重くするためのアイテム。手元側の重量を重くすると。カウンター効果でヘッドが軽く感じるだけでなく、実はダウンスイングにも好影響が出ます。
手元側が重くなると、ダウンで手元が浮きづらくなり、シャフトが寝たり、左手が浮いたりするのを防止できます。クラブをプレーンに沿って振り下ろしやすくなり、チーピンや引っかけを防止できるのです。
シャフトに貼る鉛もしかり。5~10gの鉛をシャフトの手元側に貼ると、貼らない時に比べると手元側の重量が少し増してきます。結果、総重量が増すだけではなく、ダウンスイングで手の軌道を安定させる効果も得られます。青山加織プロも‥‥
最終的な微調整は鉛をはるようにしています。グリップの下にはっているのは総重量を少し重くして、スイングの再現性を高めたかったから。ヘッドのヒール側は、気持ボールをつかまえたかったので自分ではりました。
(ゴルフクラシック 2013年8月号より引用)
鉛の良さは貼りやすさに加え、ハサミでチョキチョキ切れば重さを微調整できます。貼って気に入らなければ剥がせば元に戻せます。かなり原始的でアナログな方法なんですが、ユーザビリティが良くてチューニング効果も期待できる。クラブの重量調整には非常に使い勝手が良く、そしてスイングにも好影響が出るのです。
ゴルフクラブのチューニングで鉛を貼るのは定番中の定番です。しかし何故か、シャフトに貼るためだけに作られた鉛は今までありませんでした。マーク金井はダイワの鉛を長年使ってましたが(これはヘッドだけでなく、シャフトにも貼りやすい)、これは5年以上前に製造中止しています。ダイワにも製造再開をリクエストしましたが、今のところ販売再開の目処は立っていません。
そんなわけでマーク金井が設計監修して作ったのがこれっ!!
ダイワの鉛は非常に馴染みやすいのが特徴ですが、このシャフト専用鉛も素材にこだわって作りました。一般的に流通している圧延の鉛と違い、この鉛は独特な製法で作られています。ダイワの鉛同様、表面がザラザラしていますが、マーク金井はこのザラザラ具合にもこだわって試作を重ねて、市販化しました。
シャフト専用鉛って謳ってますが、もちろんヘッドにも貼れます(笑)。すでにヘビーユーザーからは「ヘッドにも貼りやすい」という声も多数いただいております。
たかが鉛、されど鉛。
クラブがちょっと軽いなと感じているならば、シャフトの手元側にペタッと鉛を貼ってみてはいかがでしょうか? チーピンや引っかけ、ダウンでシャフトが寝るを抑えたいならばシャフトスタビライザーを試してみて下さい。手元側の重量が増すと、スイングの安定感が増すのをきっと体感できるでしょう~(▼▼)b
PS.シャフト専用鉛は大手ゴルフショップで購入できます。もちろん、アナライズでも販売中~。シャフトスタビライザーもこちらから購入できます~。