フェアウェイウッドで一番飛ぶクラブと言えば‥‥誰もが即座に3W(スプーン)と応えるでしょう。FWの中で一番数字が小さいから飛ぶクラブというのが常識になっているみたいで、実際にFWの売れ行きを調べてみても3Wが一番売れるFWだそうです(大手ゴルフショップの店員さん調べ)
さて、この3W。
市販クラブの大半はロフトが15度設定。30年以上前から3Wは15度というのが定番で、ハードヒッター用として13~14度の3Wが市販されています。対して16~17度の3Wは非常に少ない。ドライバーのロフトは11度とか12度を出しているモデルでさえ、16度以上の3Wをラインアップしているのは非常に希です。ドライバーはロフトが選べるのに対して、3Wはロフトが選べないのが現実です。
しかし6月15日のブログでも書きましたが、今どきの3Wは重心が浅いので、ロフトが15度だとスピン不足でボールが上がり切りません。実際、プロでも昔は13度の3Wを使っていた選手が15度に増やしたりしてます。
今年の全米オープンを制したJ・ローズですら、
3Wのロフトは16.5度です。
今どきの3Wは低重心なのに加え、ボールも昔に比べるとスピンがかかりません。クラブもボールもスピンがかかりづらくなっているから、3Wではロフトを増やす必要があるのです。
17度の3Wは超レアなクラブですが、マーク金井が一押ししているのはこれっ!!!!
テーラーメイド 初代ロケットボールズの3HL
SYB(サイブ) W422Vの3W
どちらもロフトは17度。どちらもヘッドは大ぶりで見た目の安心感があります。体積はどちらも200CC弱。昔のドライバーぐらいの大きさなので、460CCドライバーと相性がよろしい。もちろん、クラブは実際に打ってみないと性能が分からないので、アナライズのW65を装着してコースに持ち込んで試打してみました。
初代ロケットボールズ 3HL
15度の3Wに比べると、アドレスするとフェース面がしっかり見える。ボールが上がるイメージが出るので、スイングに余計な細工が入らない。5Wに比べると投影面積が大きく、ミスに対する強さも感じる。15度に比べると明らかに球が上がり、ロケットボールズの5Wと同じぐらい球が上がる。重心が浅いので高く上がるわりにはスピンが少なめ。ヘッドが少し返りづらいので、引っかけのミスが出づらいFW。15度よりも確実にキャリーが稼げる。
W422V
ソールデザインはシンプル~17度はロフトが多いのでヘッドの大きな4Wという感じ。ロケットボールズに比べるとスピンが少し多くなって、より高い弾道が打ちやすい。加えて、ロケットボールズよりもヘッドが返りやすくドローが打ちやすい。ヘッドスピードが40m/s前後でも、ちゃんとボールが上がってくれる数少ない3W。ヘッドスピードを45m/s以上に上げて打つとちょっとボールが上がり過ぎるが、ハードヒッター用に上がり過ぎる人に対しては14度、16度の3Wが用意されている。
どちらも明らかに15度の3Wよりもボールが上がりやすく、そしてミスにも強く仕上がっています。そして60g台の重めのシャフトを装着することで、スイングの安定感が増してインパクトの再現性が高い3Wとして仕上がっています。
60g台というと重いと感じるかも知れませんが、安定感を求めるならばヘッドスピードに関係なく、FWには少し重たいシャフトを装着した方が手打ちを軽減できるからです。
PS.
W422(ロフト17度)にW65のシャフトを装着したアナライズスペシャルの3W 価格3万9800円にてご提供致します~。詳しくはこちらをどうぞ~。