千葉県には現在160近くのゴルフ場があります。これは全国3位。ちなみに1位は北海道、2位は兵庫県です。
160近くあるゴルフ場の中から、一昨日マーク金井がプレーしたのは米原ゴルフ倶楽部。超私的なゴルフ場調査の後編、コースインプレッションです。
7番 342yパー4
クラブハウスに向かって打つ真っ直ぐでフラットなホール。フェアウェイの左サイドには巨大な池、右サイドにはバンカー。グリーンは横に長く、奥は砲台形状。距離は短いが引っかけ癖のある人にはプレッシャーが強くかかる。マーク金井はティショットをUTで打ち、残り130ヤードをPWで3メートルに2オン。池とバンカーの配置がとにかく絶妙なホール。
8番 162yパー3
ティからグリーンまで両サイドは巨大な池。グリーン周りはぐるっとバンカーが囲んでいる。グリーンは大きいが、とにかく視覚的なプレッシャーがかかるホール。逃げ場がまったくなさそうだが、池越えではない。案外と結果オーライも期待できるホールだ。マーク金井は7番アイアンでピン奥8メートルにワンオン。グリーンは奥から下り傾斜で速い。
9番 357yパー4
ここも視覚的なプレッシャーがかかるホール。右ドッグレッグで右サイドは巨大な池、左サイドにはバンカー9つ縦に並んでいる。池を嫌がるとバンカーが待ち構える。そしてグリーンは3段グリーン。ピンと違う段に乗せてしまうと、パットの距離感が非常に難しい。白ティからだとキャリーで260ヤード飛ばせると右の池をショートカットしてグリーンそばまで運べる。7~9番はテレビのトーナメント放映を意識したレイアウトで、恐らく、トーナメントが開催されれば、アウトとインを入れ替えて使いそうな感じがする。
アウト総評
9ホール中、5ホールが池絡み。パー5は距離が短いのでバーディも狙えるが、ミスを取り換えそうとすると大叩きも出やすい。上がり3ホールは典型的なアメリカンスタイル。景色が素晴らしいだけでなく戦略性も非常に高い。
11番 523yパー5
ティショットは豪快な打ち下ろし。300ヤード地点ぐらいから右サイドに巨大な池。ティショットが成功すれば2オン可能だが、左右がコーラの瓶のようにキュッと絞り込まれている。セカンドをどう打てば良いのか迷った時点で、設計家の罠に嵌ってしまう難ホールだ。
13番 339yパー4
左ドッグレッグのブランドホール。セカンドから強い打ち上げ。ティからグリーンまでバンカーがひとつもないが、グリーンは縦長で強い砲台。左右に外すと砲台グリーンに向かってのアプローチとなり、かなり上手く打たないと寄せワンが難しい。特にピンが手前に切られると難易度がグッと増してくる。
16番 376yパー4
右ドッグレッグのブランドホール。左サイドにフェアウェイバンカーあるので右サイドをショートカットしたくなる。グリーン手前左側の池は、グリーンエッジまで食い込んでいるので景色は美しいが、プレーヤーはその景色を楽しめないホールだ。グリーンは池に向かって傾斜しているので奥からは非常に速い。奥からアプローチやパットを打つ時は、「あっ、ショートした」ってぐらいの感じでもオーバーしやすい。
18番 506yパー5
かるい左ドッグレッグで、フェアウェイからグリーンに至るまで左サイドには大きな池が待ち受ける。右サイドから遠回りして3オン狙いするルートと、2回池越えを狙うルートと2つある。アマチュアへの配慮だと思うが、グリーンの近くにくると池の淵には「お助け用ネット」が張ってある。グリーンは縦長で正確な距離感が求められる。ここもオーバーすると下り傾斜で細心の注意が求められる。
インの総評
アウトに比べるとブラインドやドッグレッグホールが多い。1ホール、1ホール、個性的なレイアウトがなされているのでいろんなショットが楽しめる。クラブハウスは接待コース的な色合いが強いが、コース自体はシニアや女子トーナメントが開催できる戦略的なレイアウトである。
まとめ
このエリアには戦略性の高いコースが沢山ある。近くの鶴舞は松とバンカーで戦略性を高めているが、ここ米原は池とバンカーで戦略性を高めている。2つとして同じようなホールがないので何度もプレーしたくなるコースだ。プレー料金も平日はリーズナブル。プレー後に割引き券が配布され、7月下旬から8月は8500円(セルフプレー、昼食付)。食事付でアンダー1万円はかなりコスパが高いでしょう~。