マーク金井blog

2013年05月25日ダウンスイングで右手を上手く使うコツとは‥‥

今週は月刊ゴルフ雑誌の発売ウイーク。月刊ゴルフダイジェストワッグルゴルフクラシック、そしてビジョン72が発売されました。マーク金井は月刊GDビジョン72で連載記事を書いてますが、この4冊の中でボリューム満点なのが月刊GD。ページ数が多いのもさることながら、1ページあたりの内容も非常に濃いです。米国のゴルフダイジェストと比較したら、3倍以上の写真がテキスト(文章)が盛り込まれてます。月刊GDのF編集長の曰く、「立ち読みが絶対できないボリューム」というのが、この雑誌のポリシーなんだそうです。
そんな月刊GDですが、特集で一番目を引いたのが‥‥

写真 (21)
アイアンは「右手で打つ」が大正解!
男子ツアーでエージシュートの62を出したジャンボさんを始め、多くのプロが右手の使い方について、非常に詳しくアドバイス&レッスンしています。そして、ツアープロが右手1本でスイングしている写真を多数掲載していますが、その中でも、役立つのが芹沢信雄プロのアドバイス!!
宮本のスイングを見て下さい。フォローにかけて常に右手が左手より上の状態がキープされています。実はこれがボールを正しくダウンブローで捕まえるための、大事な動き。アマチュアの方は手の力が強すぎて、左手が上になる傾向が強いんです。それではクラブを立てて下ろすのは難しく、いろんなミスが出やすくなるでしょうね(月刊ゴルフダイジェスト7月号から引用)

今週は今どきのクラブ(長重心距離のクラブ)を上手く使いこなす方法について説明していますが、昔のクラブも今のクラブも変わらない基本はあります。

それが、上記の右手を上に使うということ。右手を上に使わないと、「右手で打つ」ことはできません。そして、芹沢プロの説明に付け加えるならば、右手を上に使わないと、クラブはプレーン(シャフトプレーン)沿って下ろすことが極めて難しくなるのです。
では、どうすれば右手を上に使っていけるのか?
残念なことに今月発売の月刊GDには右手を上に使うためのレッスンがほとんど紹介されていませんでした。来月に持ち越すためにわざと紹介していないのかも知れませんが、そこはお節介なマーク金井。右手を上に使っていくための方法をいくつかお教えしましょう。まずひとつめの練習法(ドリル)はこれっ。

そうです。ゴルフの竪琴です。ゴルフクラブは左右の手をくっつけて握るために、スイング中、「右手を上、左手を下」という感覚が非常につかみづらい。でも、ゴルフの竪琴ならば、両手を離して握るだけでなく、3次元的に「右手が上、左手が下」になっています。スイング中も左右の手の位置関係が視覚的にチェックできるメリットがあるので、感覚の誤解を防止できます。

このゴルフの竪琴でハーフスイングを行うと、右手を上にキープする感覚が短時間でつかめます。そして、右手を上に使う感覚が分かってくれば、右手1本でスイングすると‥‥ますます右手を上手く使う感覚が養える。言い換えると、右手を上に使う感覚がない人がツアープロの真似をして、右手だけでシャドースイングをすると‥‥ますます迷路に入る危険性が高くなるのです。

マーク金井はスイングの良否をジャッジする時、「自転車に乗れている、自転車に乗れていない」と表現していますが、自転車が乗れている人は「右手が上、左手が下」になっています。対して、自転車に乗れていない人は「左手が上、右手が下」になっています。
左右の手の位置関係、いわゆるハンドアクションはゴルフスイングに絶対欠かせない要素です。このハンドアクションを間違っている限り、いくら身体をしっかり使ってスイングしようと思っても、永遠に手打ちから抜け出せないでしょう。

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