マーク金井blog

2013年05月18日アマゾンの電子書籍ベストセラーの1位と2位になって分かったこと

5月16日にAmazonのKindleから電子書籍、「ロケットボールズ完全使いこなし術」(マイナビ)を出しましたが、同じにとんでもない電子書籍が出版大手の講談社から出ました。これがこれっ!!

mornig

 

社長島耕作、ジャイアントキリング、グラゼニ‥‥などが連載されている週刊モーニングは雑誌だと1冊330円。それが電子版だと月500円で読めてしまうのです。一部読めない漫画もあったりしますが、この値段の安さは素晴らしい!! ビバ、電子書籍!!!講談社は電子書籍に対して積極的なアプローチをしていますが、これには同業他社も驚かされたはずです。対応機種はiPhoneやiPadなどのiOS端末になりますが、電子書籍大好き人間のマーク金井は、来週からiPadで週刊モーニングを読むことになるでしょう。

Dモーニングについて詳しく書いてます!

Dモーニングについて詳しく書いてます!

http://www.excite.co.jp/News/reviewapp/20130517/E1368721383037.html?_p=1
さて、さきほどAmazonのKindleベストセラーランキング見ましたら、「ロケットボールズ完全使いこなし術」が2位になっておりました。これはひとえに皆さんのおかげです。これから1位を目指したいと思いますが、実は、最初に出した「一生役立つゴルフ練習法」の第1巻は8週刊ほどスポーツ部門で1位に輝きました。なので、今回はキンドルKindleベストセラーでランクインしてどんなことがわかったのか、まとめてみました。参考まで。

1 紙の本ほど儲かりません

部数もさることながら定価が500mlのペットボトルぐらいなので、著者印税もたかが知れています。電子書籍で印税生活を送るためにはホリエモンの本とか、村上春樹の小説ぐらい売れてくれないと無理です(笑)
2 ゴルファーのデジタルリテラシーが高くない

知り合いのゴルファーから「どうやったら電子書籍が買えるの?」何人にものゴルファーに聞かれました。iPhoneやiPad、アンドロイドスマホを持っている人でさえ、キンドルのアプリが入っていない人の方が予想外に多く、そしてAmazonのID、iTuneのIDを持っていない人の多さにも驚かされました。都内以外のエリアでは、iPhoneやスマホを所有している人の数がガクンと少なくなる(都内の半分以下)ことも確認できました。
3 なぜかレビューが少ない

他のジャンルに比べると、ゴルフ関連の電子書籍にはレビューが少ないです。特にマーク金井の電子書籍は売れ行きランキングが上位にあるにも関わらず、レビューが極端に少ない。サイレントマジョリティが多いです。著者としては苦言、悪口でもいいから、もう少しレビューが欲しいところです(笑)

4 取材の打診は増えてません

マーク金井はすでに紙媒体に出まくっていることもあるんでしょうが、電子書籍を出す前も出した後も、取材の打診数はまったく変わっていません。紙媒体の編集部の人達は忙しくて電子書籍を読む暇がないのかもしれません。インタビュー依頼も講演依頼も今のところ‥‥です(笑)
5 Amazonで本がどれぐらい売れているかが分かった

2位と1位はたったひとつしか順位が違いませんが、実は1位にならなきゃ分からないことがあります。1位になると、Amazonで本がどれぐらい売れているかが実数で分かります。契約上、具体的な数字を申し上げられませんが、電子書籍で1位になるための部数が分かったことは大収穫。ちなみに、「一生役立つゴルフ練習法」は紙の本を含めても瞬間的にトップ3に入ったことがあります。このおかげで紙の本でもAmazonでベストセラーの売れ行きが具体的に知ることができました。スポーツ部門というマイナーなジャンルとはいえ、Amazonの販売力を具体的に知り得たことは、なによりもの大収穫です。
電子書籍はまだまだこれからのマーケットですが、ゴルファーに電子書籍を普及させるにはコンテンツを充実させるのと同じぐらい、デジタルリテラシーを上げていくことが必要不可欠でしょう。

フィルムカメラがデジカメに変わったように‥‥
紙の書籍も電子書籍にガラッと変わるのか否か?
過去の歴史を振り返れば、自ずと結果は明らかになるでしょう~。
んじゃ(▼▼)b


カテゴリー メディア(電子書籍)

コメントは受け付けていません。