昨日は、日本最古のゴルフ場、「神戸ゴルフ俱楽部」でプレーしてきました。六甲山の山頂付近に18ホールが配された典型的な山岳コースにも関わらず、ここは乗用カートもありませんし、キャディさんが使つ電動手押しカートもありません。
プレーヤーは皆、歩きでのプレー。キャディさんは専用のキャディバッグを一人で4つ担いで回ります。ちなみに、神戸ゴルフ俱楽部はクラブの本数制限があり、最大10本までとなっています。マーク金井はというと普段は7本ですが、今回は6番アイアンと60度のロブウエッジを追加して、9本で回ってきました。
山頂付近ということもあって天候がめまぐるしく変わりやすいのですが、この日は朝から晴れて、ホールアウトするまで気温も下がりませんでした。半袖でちょうど良いという恵まれた天候の中、18ホールをプレー。今回もボールをひとつも無くさないこと、そしてダボを叩かないという目標を立てて1番ティに上がり、なんとかこの目標をクリアできました。
神戸ゴルフ俱楽部は自然の地形を最大限に生かしてホールがレイアウトされており、フラットなホールは17番のパー3ぐらい。ここを除くと打ち上げ、打ち下ろしの連続。加えて、ドッグレッグホールやブラインドホールがとにかく多く、例えば、名物11番パー3は、ティグラウンドの前方は小高い丘(というよりは小さな山)、ピン位置はおろか、グリーンがどこにあるのかも確認できません。
丘の頂上には避雷針のようなポールが立っており、それを目印にしてショットを打つことになります。16番のセカンドもしかりで、2打目地点からグリーンはまったく見えません。グリーン後方にある的を目安にショットを打たなくてはなりません。これでもかってぐらいブラインドになっています。
こう書いてしまうと、神戸ゴルフ俱楽部はトリッキーでアンフェアだと思うかも知れませんが、まさしくその通りです。ティグランドからグリーンを見渡せるフェアはホールに慣れたゴルファーにとってはストレスが溜るかと思いますが、実は、自然の地形を生かしながら本場のリンクスのレイアウトを上手くトレースしているのです。
本場リンクスで名コースと呼ばれるコースほど、ドッグレッグやブラインドホールが必ず配されています。誤解を恐れずに言うと、リンクスの醍醐味にはドッグレッグとブラインドホールにあるのです。
超私的には、日本で最もスコットランドやアイルランドのリンクスと同じ体験が出来るコースは神戸ゴルフ俱楽部ではないかと思います。その次は根室ゴルフ俱楽部、そして小樽ゴルフ俱楽部の銭函コースです。根室は本場リンクスに負けないぐらい強い風を体験できますし、子樽の銭函はリンクスの原点である海岸線に近い牧草地の雰囲気を味わえます。
そして、神戸ゴルフ俱楽部のもうひとつの魅力は、ゲーム性が高いレイアウトにあります。世界を代表するコース設計家、R・トレントジョーンズは「ゴルフは野外でするチェスゲーム」と表現してますが、まさしくそれをリアルに体験できるのが神戸ゴルフ俱楽部なのです。
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